デイリーアーカイブ Sep 27, 2026
シクロライダーの源流
レーサースタイルのコピーでもなく、クラシックスタイルのコピーでもない公道スタイルを追求しているシクロライダーは他の自転車情報メディアと比べると非常に異色だ。細かい部分でシクロライダーの影響を与えている所があるのではと思う部分があるが、シクロライダーの独特の考えはシクロライダーの源流が関係している。
シクロライダーの源流は某Y氏と某S氏の2人だと思っている。某Y氏と某S氏はシクロライダーの運営に参加しているわけではないが、シクロライダーの思想に強い影響を与えている。
某Y氏と某S氏の両方に言えるのは「自転車専門」ではないということ。某Y氏と某S氏の2人は、冬山登山やクライミングの経験があり自転車は旅の道具という考えで接している。世の中では道具という考えは軽視されているが、某Y氏と某S氏は自転車よりも遥かにシビアな冬山登山という別世界を見ている。某Y氏が登山全盛期の時は、どんなに高価な靴でも自分に合っていなかったら数万円の靴でもタダであげるといったことをしていた。その一方、安くても使える物なら購入したり、使用するのに不安があった場合躊躇なく捨てる、耐久性を犠牲にしても一発勝負のために削って自分に合わせるようにする等、様々な事を行っていたようだ。
因みに、某S氏の自転車はかつてはブリヂストン・ユーラシアスポルティフやランドナーに乗り、今ではフェルトのカーボンロードバイクに乗っている。某S氏はチョモランマ登頂等8000m峰三座をする等の登山のキャリアがあるが、昔は東京~山口まで自転車で走る、中津川林道の下りをランドナーに乗りジープを抜かして行く等を行っていたようだ。今でも1日400キロを走る等を行うなど自転車のほうがキャリアは長いとのこと。某Y氏は、元冬山のアルパインクライミングやソロクライミングを行っており、ヒマラヤの某山(具体的に書くと特定されるため書かない)を登った経歴もある。ウメザワ・ランドナーの元オーナーの某I氏も登山家だったりする。
今の自転車メディアで、冬山登山家でユーラシアスポルティフで旅をした自転車乗りや元冬山登山家の自転車乗りは恐らくいないので、冬山登山家の影響を受けた自転車情報サイトはシクロライダーぐらいだと思う。シクロライダーを読む時、他と違う部分があった場合シクロライダーの源流を思い出して読んで欲しい。
夜間走行を長時間する時アウターワイヤーの色は黒系統の色が良い理由
自転車で夜間走行を長時間行う場合、性能が高いライトを点灯させて走らないといけない。そんな自転車のライトは自動車やオートバイのライトと違うのは、ライトを装着する場所が自由だと言うことだ。自転車のライトは、装着する場所によってアウターワイヤーにライトが当たる場合がある。
アウターワイヤーにライトが当たると反射するが、アウターワイヤーの色によって反射しやすい色と反射しにくい色がある。光が反射しやすい色の場合、点灯しているとずっと光が反射して目がつかれてしまうとのこと。反射しにくい色は黒等の光を吸収する色。一方、白やシルバーなどは光が反射しやすい。アウターワイヤーが反射してずっと夜間走ると目が疲れてしまうという意見がある。写真のESCAPE RXWはエビホーン化を行いワイヤー交換しているが、夜間走行での目の疲れを少なくするために、アウターワイヤーの色は光が反射しにくい色を選んでいる。
アウターワイヤーには様々な色の物があり、カスタムやチューンナップを行う部品の1つでもあるが、このような考えでアウターワイヤーを選ぶのも良いだろう。
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アップハンドル・スポーツバイクは流行するか?
2016年では、公道仕様ロードバイクと原付の衰退を偶々的中してしまったが、2017年はどういう物が流行するかと考えたら、アップハンドル・スポーツバイクが流行する可能性はあるのではないかと思う。
GIANT Escape RX4はGIZAプロムナードハンドルローライズ+TOGSを装着し、1日300キロ走り、Escape RX3はVenoメトロポイントハンドルバーを装着して、ブルホーンバーでは体験できなかったダートでも安定したハンドリングとハンドル位置に満足している。
最終的にRX3/RX4にこのようなハンドルを装着したのは、手首を拗じらないでハンドルを握ることができるのと、グリップを握る前後方向に自由があるので、その日の体調や気分、道路条件に容易に快適で安全に走ることができるため装着している。
日本ではアップハンドルをスポーツバイクに装着するのは馴染みがないが、ヨーロッパのトレッキングバイク/ライトツーリングバイクでは、ドロップハンドルが絶滅状態なのに対しアップハンドルを採用している。自転車部品ブランドのSATORIのサイトを見ると、様々なハンドルがあるのがわかる。
http://www.satoribike.com/pro.php?m=l&f=2&cid=8
日本では行うことができないが、セミオーダーメイドKOGA SIGNATUREでは、ツーリングモデルのセミオーダーを行うことが出来る。ハンドルバーを選択する時、フラットバーやマルチポジションバーに混じって、アップタイプのトレッキングハンドルのKOGA THE BIRD/KOGA TOURINGがあり、英語でTouring Handlebarと明確に書いてある。
https://www.koga.com/en/koga-signature
最近ではSURLY Troll/OGRE/ECRのようにオフロードツーリングモデルにアップタイプのハンドルみたいなベントしたハンドルを装着する自転車や、マウンテンバイクでオフロードツーリングをするのにアップハンドルを装着する例もある。
http://ja.surlybikes.com/bikes/ogre
アップハンドルだけでなく、アップハンドル専用モデル「Rivendell Clemsmith Jr」が日本にも輸入されている。輸入元のBLUE LUGのサイトを見ているとそれなりに売れているみたいで、在庫処分セールを行う可能性は無い雰囲気だ。
https://www.cyclorider.com/archives/16307
アップハンドルの種類
ここでは単純にアップハンドルと言っているが、アップハンドルと言っても様々なのがあり、アップハンドル専用の古典的な自転車に採用されていたクラシックタイプ、ヨーロッパで多く見られるトレッキングバイクタイプ、アメリカのMTBツーリングで見るダートツーリングタイプが存在する。
注目すべきなのはアメリカ系ダートツーリングタイプ。SURLYのMOLOCO BARのように、ダウンヒルポジションやGPSなどを装着する部分が組み合わさったマウンテンバイク用アップハンドルが存在している。Velo OrangeのCasey's Crazy Barや、Jones BikeのH-Barsもダートツーリングタイプに入るだろう。
http://ja.surlybikes.com/parts/handlebars/moloko_bar
http://www.jonesbikes.com/h-bars/
https://store.bluelug.com/velo-orange-casey-s-crazy-bar-silver.html
アップハンドルの選び方はドロップハンドルやフラットハンドルと比べると非常に難しい理由
フラットバーやドロップハンドルでは、選び方が確立されていて形状もだいたい同じなのに対して、アップハンドルは非競技用部品のため多様な考えで作られている。そのため様々な形状が存在している。自分が気にするのはだいたいこんな感じ。
ハンドル幅
ライズ(どれだけハンドル位置が上がるか)
スィープ角度(どれだけハンドルが絞られるのか)
ステム装着位置とブレーキレバーの位置
グリップ装着位置の長さ
従来のドロップハンドルやフラットハンドルには無い数値が登場し、従来のスポーツ自転車のポジション設定の感覚が通用しない。自分は日東B302AA、GIZAプロムナードハンドルローライズ、Veno メトロポイントハンドルバーの3つを使ったことがあるが、ハンドルを交換すると走りが激変し同じハンドリングにならない。日東B302AAだと、ステム長を短くしないとハンドリングが安定せず、ステムを短くしてもやや神経質になる。GIZAは落ち着いたハンドリングにマウンテンバイク風味の操作性を持っている。Venoはハンドリングは非常に落ち着いているが、ライズが非常に少なくアップライト感は無いといった感じだった。(装着車種はGIANT Escape RX)
また、同じハンドルでも別のジャンルの自転車に装着するとハンドリングが変わる。かつてBianchi Lupo(シクロクロス車)にBeam プロムナードハンドルを装着したら、ハンドリングが過敏で扱いにくかったのに対し、メリダのカラハリ570(26インチMTB)に装着したらハンドリングが安定した。
世界的な例や日本でのショップでの改造を見る限りでは、アップハンドル・スポーツバイクの需要はあるだろう。ただ安易にハンドルを交換しただけではマトモに走れないので、色々な情報や実践を行い開拓しないといけないのが最大の問題だ。

