火曜日, 1月 19, 2021
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2021年モデル最新版 10万円以下のマウンテンバイクまとめ

マウンテンバイクは、山の中にあるトレイルなど、オフロードを走行するための自転車。太いタイヤと頑丈な車体が特徴だ。ロードバイクやクロスバイクは、舗装路のライディングがメインなのに対し、マウンテンバイクはオフロード走行ができる強度を持っているので、車体は重いが、太いタイヤで荒れた道でも自由気ままに走れるのも一つだ。 そんなマウンテンバイクには、下り坂の専用コースを走るダウンヒルや、上り下りがある道を走行するクロスカントリーなど様々なモデルがあり、価格も5万円以下のモデルから100万円を超えるモデルまで、様々なマウンテンバイクがある。 今回は、マウンテンバイクの中でも10万円以下のエントリークラスのモデルを紹介しよう。 (随時更新) 高価なマウンテンバイクと安価なマウンテンバイクの大きな違い マウンテンバイクの価格帯は安いモデルでは5万円台から用意されているのがあるが、オフロード走行を行う場合、一般的に10万円以上のモデルを薦められる事が多い。 実際、10万円以下のマウンテンバイクでも、5~6万円台のマウンテンバイクと、8~9万円台のマウンテンバイクと比較した場合、高価な8~9万円台のマウンテンバイクのほうが、オフロード走行に適している。 例えば、車体設計はオフロード走行でも、走行中に車体がブレないように各部の剛性を上げ、サスペンションは内部にダンパーを搭載し、荒れた場所でも車体が跳ねにくくしている。ブレーキもワイヤー引きの機械式ディスクブレーキではなく、軽い力で高い制動力を持つ油圧式ディスクブレーキを搭載するなど、オフロード走行に適した装備を搭載している。 10万円以下のマウンテンバイクを購入する場合、本格的な林道を走る、予算にゆとりがあるのなら、油圧式ディスクブレーキを搭載したマウンテンバイクがオススメだ。 10万円以下のマウンテンバイクの特徴 マウンテンバイクには、ダウンヒルやオールマウンテン、クロスカントリーなど、様々な種類があるが、ここで紹介している10万円以下のマウンテンバイクの大半が、ハードテールのクロスカントリー向けモデルに近いマウンテンバイクだ。 クロスカントリー(XC)とは、上り下りを含む山道の走行に特化したMTB。高価格帯のレース用モデルになると前傾姿勢が強くなり、安定性より俊敏性を重視したMTBが多いが、10万円以下のエントリーMTBでは、レースモデルよりも安定性を重視しているのが一般的だ。また、街乗りやサイクリングでも楽しめるように、荷台が装着可能なモデルが殆ど。 フレームの素材はアルミニウムがメイン。フレームにサスペンションを装着しないハードテールがほとんどだ。 街乗り向けマウンテンバイク 一時期、マウンテンバイクで街乗りを行うブームがあり、一時期は標準装備でスリックタイヤを装着した街乗りマウンテンバイクが売られていた時代もあった。ここで紹介するモデルは、街乗りや舗装路でのサイクリングがメインでちょっとした砂利道を走りたい人にオススメだ。 GIANT SNAP GIANT SNAPはアルミフレームの街乗り向けマウンテンバイク。シティライドなどの普段使いに便利なアルミ製キックスタンドや極太のスリックタイヤを装着し、マウンテンバイクスタイルで街乗りを気軽に楽しみたい人に向いている。 車体はALUXX-Gradeアルミフレームと SR SUNTOUR XCT、80mmトラベルフロントフォークの組み合わせ。コンポーネントはシマノ Tourneyで、クランクはProwheel 42/32/22T、スプロケットはシマノ CS-HG200-7 11-32T 7速。ブレーキはVブレーキ。タイヤはKenda、26x2.1インチ。価格は4万9000円。 GIANT GT PALOMAR   GTのエントリー向けマウンテンバイク「PALOMAR」は街乗り重視のマウンテンバイク。現代のマウンテンバイクでは使われなくなったVブレーキは、街乗りでは必要十分の性能を持っている。車体は6061-T6アルミフレームとAll Terra CH-565、80mmトラベルフロントフォークの組み合わせ。コンポーネントはシマノ Tourneyで、クランクはProwheel 42/34/24T、スプロケットはシマノ CS-HG200-7 11-32T 7速。ブレーキはVブレーキ。タイヤはKenda、27.5 x 2.25インチ。価格は4万2800円。 GT アグレッサーリジッド 「アグレッサーリジッド」はトリプルトライアングルフレームそのままに、フロントサスペンションが無い日本オリジナルのリジッドフォーク仕様のモデル。フロントフォークとフレームにはダボ穴が用意されており、キャリアやフェンダーなどのオプションパーツが取付可能。街乗りや舗装路でのサイクリングがメインでちょっとした砂利道を走行したい人向け。 車体は6061-T6アルミフレームとアルミリジッドフロントフォークの組み合わせ。コンポーネントはシマノ Tourneyで、クランクはProwheel 42/34/24T、スプロケットはシマノ CS-HG200-7...

ロードバイク・グラベルロード・クロスバイクの違いを徹底解説

スポーツ自転車を購入する際、悩むのが、ロードバイクか、クロスバイクか、グラベルロードのどれにするか悩む事だろう。このような悩みは良くあり、どんな風に乗りたいのか、どのような場面で乗りたいのか等、選ぶ方法は様々だ。今回はロードバイク、クロスバイク、グラベルロードの違いを理解して、自分に合ったのを選ぼう。 ハンドルの違い ロードバイクやグラベルロード、クロスバイクの写真をぱっと見て、簡単に違いがわかるのがハンドルだろう。ロードバイクやグラベルロードはドロップハンドル、クロスバイクはフラットハンドルを採用しているのが一般的だ。 ロードバイクに使われているドロップハンドルは、舗装路での高速走行がメインのハンドル。握り方は、ブラケットポジション、上ハンドル、下ハンドルの3種類があり、一般的には、ブレーキレバー上部を握るブラケットポジションがメイン。ドロップハンドルの特徴的な部分である、下ハンドルと言われている円弧部分を握ると前傾姿勢が強くなり、腕と脚の筋力を引き出し空気抵抗を抑える事が出来る。 グラベルロードもロードバイクと同じくドロップハンドルが使われているが、デザインが違う。一般的にグラベルロードのドロップハンドルはロードバイクよりも幅が広く、物によってはやや上がったハンドルを採用していることが多い。これは砂利道での安定性を上げるためだが、副次的にロードバイクのドロップハンドルよりも扱いやすいのも特徴だ。 クロスバイクに使われているフラットハンドルは、だれでも簡単に運転でき扱いやすいのが特徴。車体が抑えやすいため、オフロードを走るマウンテンバイク(MTB)でも採用されている。欠点は、長時間握っていると手首が疲れやすいという欠点がある。バーエンドバーやトレッキングハンドルなど、様々な部品があるので、フラットハンドルの欠点は改善可能だ。 https://www.cyclorider.com/archives/2179 ブレーキの違い 自転車を止める時に重要なのがブレーキ。一般的にロードバイクには「キャリパーブレーキ」、グラベルロードには「ディスクブレーキ」、クロスバイクには「Vブレーキ」が装備されている。近年では、ロードバイクやクロスバイクにもディスクブレーキが装備されている事が多いが、ここでは、キャリパーブレーキ、Vブレーキ、ディスクブレーキの違いについて、簡単に紹介しよう。 主にロードバイクに使われているキャリパーブレーキは、左右独立したブレーキアーチが、交差する形で軸に固定されているブレーキ。軽量で細かいスピードコントロールがしやすい利点がある一方で、絶対的な制動力はVブレーキやディスクブレーキに劣る。 クロスバイクに使われているVブレーキは、マウンテンバイクで使われていた事もあるほど強い制動力に、シンプルな構造な特徴だ。但し、殆どのVブレーキは、一部例外を除きドロップハンドルのブレーキレバーには対応していない。 グラベルロードだけでなく、ロードバイクやクロスバイクにも採用されつつあるのがディスクブレーキ。ホイール中心部にあるローターをブレーキパッドで挟み込んでブレーキをかける仕組みで、リムが傷まない、軽い力でブレーキがかかる利点がある。また、油圧式の場合は、握力が無い人でも強い力でブレーキが作動するため初心者にもお薦めだろう。欠点は部品点数が多いため、従来のキャリパーブレーキやVブレーキよりも高価だ。 タイヤの違い ロードバイク、グラベルロード、クロスバイクは、タイヤの太さも異なる。一般的に舗装路を中心に走行する場合は、タイヤの幅が23ミリから28ミリまでの細めのタイヤを、舗装路や段差や多少荒れている道を走る場合は28ミリから35ミリまでのタイヤ幅、砂利道を走行する場合は35ミリから42ミリまでの太めのタイヤを装着している事が多い。また、ロードバイク、グラベルロード、クロスバイクのタイヤの太さは「〇〇(数字)C」と言う表記で表す事が一般的だ。 ロードバイクに装着されるタイヤは23ミリから28ミリと細めのタイヤが多い。これは、地面との抵抗が少ない事やタイヤの重量が軽く、高速走行に向いているため。その一方で、タイヤの幅が狭いため乗り心地が悪く、多少の段差や空気圧に注意して走行する必要がある。 グラベルロードは、砂利道を走行するため太いタイヤを装着していることが多い。主なタイヤ幅は35ミリから42ミリが一般的だ。また、最初から砂利道を走行するために小さいブロックがついたタイヤを装着している事もある。太いタイヤが装着できる設計のため、ホイールが対応していれば、細いタイヤを装着して舗装路を軽快に走行できる。 クロスバイクのタイヤ幅は、28ミリから35ミリまでが一般的。クロスバイクと言っても多種多様なモデルがあり、ロードバイクのように舗装路での走行感を重視したのは28ミリから32ミリ幅、乗り心地や多少の砂利道を重視したのは32ミリから38ミリ幅のタイヤを装着することが多い。 車体の違い ロードバイク、グラベルロード、クロスバイクの一番の違いが車体設計だ。 ロードバイクは、舗装路の高速走行に特化したスポーツ自転車。重い荷物が積載できず、オフロード走行ができない軽量で華奢な車体に、空気抵抗を重視し、ハンドル位置が低い前傾姿勢で乗車するのも、全ては舗装路の高速走行に特化しているため。舗装路走行では圧倒的な速さを実現している。その一方で、細いタイヤのおかげで乗り心地は悪く、直進安定性が悪い、慣れていない人には辛い前傾姿勢という欠点もある。 グラベルロードは、ロードバイクに砂利道走行の性能を備えたスポーツ自転車。砂利道での走行性能を持たしたため、ロードバイクよりも前傾姿勢が緩く、軽いギアが付いているため、ロードバイクよりも汎用性が高いのが特徴。ロードバイクのような舗装路走行での圧倒的な速さは無いが、荷台の装着ができるモデルも用意されており、サイクリング等幅広い使い方ができる。 クロスバイクは、ロードバイクやグラベルロードよりも起き上がった乗車姿勢にフラットハンドルを装着し、気軽に楽しめるスポーツ自転車。起き上がった乗車姿勢やフラットハンドルは、スポーツ自転車初心者でも運転しやすく、とっつきやすいのが特徴。荷台やスタンドも装着できるモデルが殆どなので、サイクリングだけでなく日常的な使い方も対応できる。 価格の違い ロードバイク、グラベルロード、クロスバイクの3タイプのスポーツ自転車の中で、高価なのがロードバイクとグラベルロード。軽量なパーツやフレームを使うため、10万円以下で購入できるエントリーモデルは少ない。 https://www.cyclorider.com/archives/16130 一方クロスバイクは、生産数が多いフラットハンドル用部品を使うため、比較的低価格で購入できる。5万円以下の有名ブランドのクロスバイクもあり、下手なよくわからないブランドの激安ロードバイクを購入するのなら、有名ブランドのクロスバイクを購入したほうが楽しい自転車生活を送れるだろう。 https://www.cyclorider.com/archives/35763 スポーツ向けのロードバイク、スポーティなサイクリングやツーリングはグラベルロード、街乗りやサイクリングで幅広く使えるクロスバイク ロードバイクがお薦めな人は「ロードバイクに乗りたい」という明確な意思がある人や、舗装路の高速走行を重視したい人。直進安定性や汎用性を犠牲にした一方で、シャープなハンドリングや軽快な舗装路での走行感は、レースだけでなくロングライドイベントで楽しむ人も少なくない。 グラベルロードがお薦めな人は、従来のロードバイクよりも幅広い楽しみ方をしたい人。太いタイヤとロードバイク風の走行感のおかげで、荒れた舗装路や砂利道も安心して走行できるため、サイクリングやツーリングではロードバイクよりも安心感が高い。 クロスバイクがお薦めな人は、手頃にスポーツ自転車を楽しみたい場合や街乗りも軽快に走りたい人向け。ロードバイクやグラベルロードよりも起き上がった乗車姿勢にフラットハンドルのおかげで、使い勝手が良く、価格もロードバイクやグラベルロードよりも安価なので、初心者が最初に乗るスポーツ自転車としてピッタリだ。

2020年度最新版 5万円以下のサイクリング用クロスバイク4選

サイクリングから通勤・通学まで汎用的にこなせるクロスバイクは初心者が手軽にスポーツサイクルを楽しむ自転車としてはピッタリの自転車だ。 クロスバイクに限らずスポーツ自転車を購入するときは、予算は多ければ多いほど選択肢が広がる。クロスバイクの場合、最低でも6万円は欲しい所だ。しかし、選べる数は少ないながら5万円以下でも、サイクリングができるクロスバイクを選ぶ事ができる。よくわからない3万円以下の変なクロスバイクを買うのなら、ここで紹介したクロスバイクを選んだほうが遥かに良い。 今回は、5万円以下で購入できるサイクリング用クロスバイクを紹介する。選定基準は、ある程度の距離を走行し、気晴らしなどサイクリングをメインで使うクロスバイクだ。選考基準は、多くの自転車店で購入でき、サイクリング用自転車の基準(前後車輪は簡単に脱着できる、靴のようにサイズを選ぶことができる、詳しい諸元表が公開されており知識がある人でも選定対象になる等)に合ったクロスバイクをピックアップ。価格は注記が無い限り税抜きとなる。 サイクルベースあさひ プレシジョンスポーツ:44,800円(税込) 全国に展開する自転車店「サイクルベースあさひ」のプライベートブランドで有名なクロスバイクがプレシジョンスポーツ。2019年10月にモデルチェンジを実施し、スポーク数の少ないフロントホイールや、軽量なタイヤなど軽さを重視することで、従来モデルより約1.0kgの軽い11.4kg(※フレームサイズ470mm。サイドスタンド約0.4kgを含めている)を実現した。ホイールの取り外しは六角レンチで脱着を行うスキュワーナットを採用。価格は税込みで44,800円と、税込み5万円以下で購入可能な貴重なクロスバイクだ。 フレーム:6061アルミフレーム フロントフォーク:アルミフォーク ギア:前 Shimano FC-TX801/後SHIMANO 8S 11-32T メインコンポーネント:Shimano Tourney TX ブレーキ:アルミ Vブレーキ タイヤ:700x28C 付属品:サイドスタンド https://www.cyclorider.com/archives/32654 Khodaa-Bloom Rail700A:48,000円 Khodaa-Bloom Rail700Aは自転車専門店で購入できるクロスバイクでは貴重な4万円台のクロスバイクの1つ。フレームはRAIL全シリーズにロードバイクと同じ「EAST-L」アルミパイプを使用している。 箇所によって 3 段階の厚みを使い分ける「トリプルバテッド加工」を施しており、フレーム重量は1,350gを実現した。 Rail700Aは、乗りやすさを追求したモデルで、タイヤはロードバイクよりも太い32ミリ幅タイヤを採用。また、ラフに使っても安心して使えるようにスポーク数が多い頑丈なホイール、乗り心地を重視した厚めのサドルを装着している。また、通常は購入する必要があるサイドスタンド・フロントライトがついてくる。 フレーム:AL6011 EAST-Lアルミフレーム フロントフォーク:アルミフォーク 1-1/8インチ...

ルノーウルトラライト7の全て 評判からライバルまで解説

14インチ折りたたみ自転車のルノーウルトラライト7は、実売価格5万円台で重量7.4kg(ペダル、スタンドを除く)を達成した折りたたみ自転車として知られている。ウルトラライト7の登場により14インチ折りたたみ自転車が活性化している。今回は自分が所有しているウルトラライト7のインプレッションからライバル車の紹介まで書いていく。 ウルトラライト7のような14インチ折りたたみ自転車はどのような使い方が適しているか ウルトラライト7等の14インチ折りたたみ自転車は近距離限定で歩きよりも速く移動したい人向けの折りたたみ自転車だ。この手の折りたたみ自転車は車体が軽いので、成人男性なら比較的気軽に持ち運びでき、折り畳み時の車体サイズも小さいため電車輪行でも邪魔になりにくい。 20インチ折りたたみ自転車と14インチ折りたたみ自転車の使い方は大きく違う。20インチ折りたたみ自転車は「自転車をメインに使う旅行で使うための自転車」で、14インチ折りたたみ自転車は「自転車をサブに使う旅行で持っていく自転車」ぐらいの違いがある。 筆者がウルトラライト7を購入してから、フリー切符を買ってウルトラライト7を持っていってふらっと旅行を行うようになった。仮に自転車が邪魔になっても中型コインロッカーに入れることが可能なため(折りたたみサイズ等は要確認)コインロッカーに入れて、徒歩での旅行もできるだろう。 https://www.cyclorider.com/archives/18669 また、この手の14インチ折りたたみ自転車はコンパクトに折り畳むことができるので車載も容易だ。中型コインロッカーに入れることができる折りたたみサイズなので、荷室が小さいコンパクトカーやスポーツカーにも積むことができる。 例を挙げると、軽自動車+αの車体サイズでリアエンジン・リアドライブのため後部荷室の床面が高いルノートゥインゴの後席を折りたたまなくても2台積めたり、ポルシェ911の前トランクに搭載できる。ある意味自転車版モトコンポと言えるだろう。 ルノー・ウルトラライト7の利点と欠点 ウルトラライト7の利点は、車体重量7.4kgと軽量な所だ。公称重量7.4kgはペダル・スタンドを除いた重量だが、持った限りでは非常に軽いため嘘ではないだろう。ここまで軽いと、気軽に輪行できるので旅行で、なんとなく自転車を持っていくこともできる。折りたたみサイズも小さいので電車輪行から路線バス輪行、車載、コインロッカーに入れるなど歩行+αの使い方をするには非常に役に立つ自転車だ。 ギアは比較的大きいギアを装着しているので平地では予想よりもスイスイ走ることができ、ママチャリよりも速いスピードを出せる。また、14インチ折りたたみ自転車の割に漕ぐのをやめた時の空走時のスピードの維持が長く感じる。これは車体重量が軽いのと車輪のハブにシールドベアリングを採用しているためか、舗装が綺麗な道ではよく走るように感じる。上り坂は車体が軽いためか予想よりも上れる。ただ長い坂道でのんびり走れるのは難しいため、平地重視のルートを選ぶべきだ。 ウルトラライト7と低価格版のライト8は、14インチ折りたたみ自転車としてはホイールベースが長いため、比較的身長が高い人でも乗りやすく、安定性がこの手のクラスでは比較的良いと言われている。 欠点は段差の通過。14インチと車輪が小さく段差に乗り上げにくいため、小さい段差でも躊躇してしまう場面が多い。普通の大径車輪の自転車のように通過したら転倒する恐れがあるため段差の通過には注意が必要だ。 ハンドルポストは上下調整可能で幅広い乗車姿勢がとれそうだが、安定して走ることができるポジションは、スポーツサイクルのようにハンドルとサドルの落差が平行ぐらいのポジションしかない。これはチェーンステー長が非常に短くママチャリのようにアップライトな姿勢で乗ると、後輪に荷重がかかりすぎるためだと思われる。 車輪に採用されているスポークは前輪はアルミニウム後輪はステンレスを採用しているとのことで、スポークは13番と通常のスポークよりも太い。そのためニップル回しが入らない場合があるため、ニップル回しを買うときは注意が必要。 ウルトラライト7に装着されているシートポストは、軽量で車体重量の軽さに一役買っているが、シートポストの長さがあまり長くないため、身長が高い人はシートポストの交換が必要になる。 ウルトラライトのシートポストは溝が入っているが車体に装着されている溝付シムを外せば、34.0mm径のシートポストを装着できるが34.0mmのシートポストは少ない。DAHONやTernに採用されている33.9mmのシートポストはラインナップが多いのでシムを入れて使うのが一般的だが、33.9mm用シムを探すのが難しい。 カスタムに関しては特殊な部品を多く採用しているため、日本国内の正規輸入部品では上手くカスタムできない可能性がある。この手の14インチ折りたたみ自転車は、中国市場で人気らしく、中国の通販サイトでは専用の部品が沢山あるため、海外通販を使用して部品を調達しないといけない。 ライト8とウルトラライト7ならどちらを買うべきか ルノーウルトラライト7には低価格版のライト8というモデルがある。ライト8はウルトラライト7と比較すると、重量1kg重い、溝なしシートポストを採用している、フロントギア46T、リアギアは11Tとウルトラライト7よりも軽めのギア(ウルトラライト7はフロント47T、リア10T)を採用している、カラーリングが3種類と豊富、という特徴がある。ライト8はAL-FDB140と名前に書いてあるが、DAHON OEM時代のFIAT AL-FDB140とは違うようだ。 ライト8を買う時に注意すべき所は車体重量1kgの違い。自分は最初、ライト8を買おうと思ったがライト8とウルトラライト7を持ち上げて見て、1kgの違いに驚いてウルトラライト7を購入した。 ウルトラライト7は多段変速化できるのか? ウルトラライト7を多段化を行う場合、中国で販売されているBYA412(DAHON DOVE)用の外装3段変速用キットを搭載する方法が知られている。この方法は中国の通販サイトから購入するのが一般的で敷居が高い。 また、ウルトラライト7を購入して外装3段変速化するよりも、多段変速仕様の14インチ折りたたみ自転車を買うのが一番安い方法だ。2019年6月現在、14インチ折りたたみ自転車の多段仕様キットの入手は難しいので、3段変速仕様の自転車を購入するのがベストだ。   ブロンプトンとルノーウルトラライト7を比較する。 中型コインロッカーに入れることができる折りたたみ自転車として知られているルノーウルトラライト7。同じように中型コインロッカーにギリギリ入れることができる折りたたみ自転車にブロンプトンがある。 ブロンプトンの利点は、ルノーウルトラライト7よりも車輪径が大きい16インチを採用し、複雑な折りたたみ機構を採用していることだ。車輪径が大きく複雑な折りたたみ機構を採用するおかげで、高身長でも普通に乗車することができる。 ブロンプトンがルノーウルトラライト7に劣っている所は、車体重量が11kgを越える(スチール製部品を多用してこの重量で抑えることができるのは本当は凄いが)、ウルトラライト7よりも車輪径が大きいため発進時はウルトラライト7と比較すると普通の自転車に感じる所だ。 筆者はかつて、ブロンプトンを購入しようと思って試乗に行った時、外側変速仕様のブロンプトンS2に試乗した。この時、ウルトラライト7のようにネズミみたいなダッシュ感が無く、ウルトラライト7の感覚を期待して肩透かしを感じた。これは、車体重量と車輪径、ギア比が関係しているのだと思う。 ブロンプトンは折り畳みのシティコミューターでコミューターとしての性能は非常に高い。その一方、完成度を限界まで高くするために専用部品を採用したため高価だ。ルノーウルトラライト7はコストを抑えながら小さく折り畳むようにするため、車輪径を小さくした。これにより、段差の安定性やスポークの強度、乗車姿勢に欠点はあるが、車体価格が安価であることと、軽い車体と14インチの超小径車輪のおかげでネズミのようなスポーティな走りを得ることができた。ウルトラライト7とブロンプトンは折り畳みサイズは近いが、車体のコンセプトは違うので競合車種にはならないだろう。 後継モデル「ルノー・ウルトラライト7F」とはどんな自転車か? ウルトラライト7の後継モデル「ウルトラライト7F」は、鍛造フロントフォークを採用し、見た目の質感を向上させた。また前後ホイールは六角レンチで脱着できる構造にしたため、パンク修理が簡単にできるようになった。購入するのなら後継モデルのウルトラライト7Fが良いだろう。 総評:合う人には合うが合わない人には合わない自転車 ルノー・ウルトラライト7に限らず14インチ折りたたみ自転車は、大径車と比較すると走りに癖があり、合う人には合うが合わない人には合わない自転車だ。ネット上ではウルトラライト7をやたら持ち上げるメディアがあるが、そのような記事を見たら無知だと思っていいだろう。14インチ特有の段差の弱さや不安定さは誰にでも薦めることができる自転車ではないからだ。自分は20インチのTern Link N8や20インチ小径車のASAMA BETAを持っているが、14インチのウルトラライト7はこれらの小径車の代替品にはならず、減車する気は無い。 一方、ウルトラライト7のような折りたたみ自転車が合ったら非常に気に入るだろう。「自転車をサブに使う旅行で持っていく自転車」では、これほど頼もしい自転車は無く行動範囲が大きく広がるからだ。購入するときはできるだけ試乗して走行特性を理解して購入するのを薦める。 ルノー・ウルトラライト7 14インチ折りたたみ自転車「ルノー・ウルトラライト7」のライバルで思い浮かぶのは、本家DAHON DOVE/DAHON DOVE PLUSだが、DAHON以外にもウルトラライト7のライバルは存在する。ウルトラライト7の兄弟車のルノー・ライトシリーズのライバルだろう。ここでは10万円以下で購入できる14インチ折りたたみ自転車を紹介したい。 ルノー・ライトシリーズ(14インチモデル) ルノー・ライトシリーズには、20インチモデル、16インチモデル、14インチモデルと様々なモデルがラインナップされているが、一番ラインナップが多いのが14インチモデルだろう。実売価格3万円台で購入が可能なライト8から、重量7kgを切るプラチナライト6、外装3段変速を搭載したウルトラライト7トリプルといった様々なモデルが存在する。 ルノー・ライト8 14インチ折りたたみ自転車の中では、3万円台で購入できるのがライト8。本体重量は8.3㎏と、ウルトラライト7よりも重いが、一般的な折りたたみ自転車と比較すると軽量だ。手軽に超小径折りたたみ自転車ライフを楽しみたい人に向いている。 ルノー・ウルトラライト7 TRIPLE ウルトラライトシリーズでは貴重な外装3段変速を搭載したモデル。多段仕様のキットは入手が難しいため、変速機付きモデルを購入したほうが良いだろう。 ルノー・ウルトラライト7 NEXT ルノー・ウルトラライト7Fに、リアサスペンションを搭載したモデル。ウルトラライト7Fよりもホイールベースを長くしたため、直進安定性が向上している。タイヤは14×1.35と細い軽量タイヤを装備したことで、車体重量は7.5㎏と軽くなった。 ルノー・プラチナライト6 ウルトラライト7よりも軽い折りたたみ自転車が欲しい人向けのモデルがルノー・プラチナライト6。ルノー・ウルトラライト7よりも軽量なフレームやタイヤ、ステムを採用することで、車体重量6.8㎏を達成した。 ルノー・ミラクルライト6 プラチナライト6に、高級感がある特殊塗装に超軽量パーツを装備したモデル。車体重量は6.7㎏とプラチナライト6よりも軽くなった。 DAHON DAHON DOVE(2019年モデルは廃盤) 折りたたみ自転車総合ブランドで知られているDAHON。DAHONの中でも14インチ折りたたみ自転車のDOVEは特殊な折りたたみ自転車で、元は中国市場向けの折りたたみ自転車とのことだ。中国市場では相当ヒットしているらしく、中国の通販サイトではDOVEの型式名「BYA412」と検索すると数々のBYA412の専用部品が登場する。ルノー・ウルトラライト7は、DAHONとは関係無いとのことだが、設計や折りたたみヒンジのデザイン等を見ると、BYA412シリーズの類似品と言っても良いだろう。 現在、日本国内でもDAHON DOVEを購入することができる。DOVEはウルトラライト7よりもハンドル~サドル間が短く、折りたたみサイズもウルトラライト7よりもコンパクトになる。フレームにはフロントラックが装着できる台座があるので、実用性を重視する人ならウルトラライト7よりもDOVEが良いだろう。 https://www.cyclorider.com/archives/16991 DAHON DOVE PLUS Dahon Doveシリーズの中でも軽量仕様なのがDOVE PLUS。タイヤはDOVEよりも細い1.35インチを採用し、軽量化を行うことによってアルミフレームながら6.97kgを達成。DOVEには装着されている上下調節可能ステムや、フロントラック装着用台座は無い。ウルトラライト7よりも軽量なモデルが欲しいのならDOVE PLUSを選ぶべきだろう。 DAHON DOVE i3 14インチ折りたたみ自転車では珍しい内装3段変速搭載モデル。停車時でも変速でき、衝撃に強くメンテナンスフリーが売りの内装変速機を搭載している。欠点は重量で、車体重量9.5㎏と少し重い所だろう。 DAHON K3 https://www.cyclorider.com/archives/22248  

走行性能と折りたたみを両立した「大径ホイール折りたたみ自転車」を解説

小さく折り畳めることで、一般的な自転車よりも持ち運びがしやすい折り畳み自転車。多くの折り畳み自転車は、折り畳みサイズを小さくするために小径ホイールを採用しているが、一部では24インチや26インチといった、大径ホイールを採用した折り畳み自転車がある。利点は小径ホイールよりも段差に強く、安定して運転できる事。欠点は折り畳みサイズが大きい事だ。 そんな大径ホイール折り畳み自転車はマイナーな存在だ。折り畳み自転車の世界は、コンパクトに折りたたんで使うのを重視する傾向がある。また、一般的なスポーツ自転車は車輪を外して袋に入れる輪行ができるため、大径ホイール折り畳み自転車の需要が少ないのもあるだろう。そんな状況でも日本で売られているモデルを紹介する。 24インチ横折れタイプ Tern・Node C8 20インチ折り畳み自転車「Tern Link」シリーズをそのまま大きくしたようなモデルがTern Node C8。泥除けを装備した街乗り仕様の折り畳み自転車だ。一般的な大径ホイール折り畳み自転車とは違い、ハンドルポストも折れるため、比較的コンパクトに折りたためる。大径ホイールでもできるだけコンパクトに折り畳みたい人に向いている。 FBL jointアルミフレーム/スチールフォーク Vブレーキ 46T(前)Shimano, CS-HG31, 11-34T,8-speed(後ろ) Schwalbe Impac Big Pac, 507, 24×2.00 F/V(タイヤ) 折り畳みサイズ:W86×H84×D39cm 重量:14.0kg 26インチ横折れタイプ Dahon・Espresso D24 武田産業・シナネンサイクルが取り扱っているDahon Espresso D24は、日本で売られているDahonの中で唯一の大径ホイール折り畳み自転車。ZOOM製フロントサスペンションを採用しマウンテンバイク風味をもたせている。D4DSTEM搭載し、折り畳み時には奥行きを極限までフラットにすることを実現。 XA...

気軽に楽しく乗れる「アップライト・スポーツバイク」とはどういう自転車?

スポーツ自転車の世界では、前傾姿勢で乗るようなタイプが殆どとなっている。これは多くのクロスバイクも比較的前傾姿勢で乗るようなスタイルを採用している。このようなスポーツ自転車をシティサイクルみたいなアップライトなポジションで乗ろうとすると、後輪に荷重がかかりすぎて後ろ車輪やタイヤに極端にかかってしまう問題がある。 前傾姿勢になれない人にとっては、アップライトに乗ることができるスポーツ自転車は欲しいと思うし、個人的には一番注目しているジャンルだったりする。一部ではアップライトに乗れるスポーツ自転車の提案を行っている所がある。 サイクルモード2015で日東ブースに展示してあったRivendell  Cheviotは、サイクルモードの中でも3本の指に入るぐらい注目した自転車だ。 フレーム形状はミキストフレームとなっているが、SOMA Buenavistaなど、多くのミキストフレームを採用したスポーツ自転車とは違うのが、ホイールベースが長く非常にゆったりとしたスタイリングとなっていること。恐らくアップライトに乗車しても後輪に極端な荷重がかからず、人間を中心に乗れるようにするのと、ハンドルが手前に来るアップハンドルを採用してもOKになるように、ハンドル~サドル間を長くとっているためだと思う。SOMA Buena vistaはドロップハンドルやアップハンドルもできるように、前傾姿勢とアップライトの中間を取ったようなスタイルなのに対して、Rivendell Chevotはアップライトで乗るのを割り切ったようなスタイルとなっている。 ジオメトリ表でもSoma Buena vistaとRivendell Cheviotは大きく違い、似たサイズを比べてみるとBuena Vista(サイズ54)はトップチューブ長555mm、チェーンステイ長450mmなのに対し、Cheviotはトップチューブ長595mm、チェーンステイ長500mmと、従来のスポーツ自転車として見てはいけないのが分かると思う。 紙上で見たレベルのスペックでは、シマノ・Clarisを採用していて普通のマニアは目をむけないが、その辺ではあまり見ない前ギアが非常に小さい2枚のギアに、金属製のチェーンガードやBrooksの幅が広いバネ付サドルなど見るところはたくさんある。 アップライトでも楽に走行できる理由とは   View this post on Instagram   One of my favorite things to do, is ride my bike...

なぜ、マウンテンバイクルック車は選んではいけないのか解説する

スポーツ自転車の世界では「ルック車」と呼ばれる物がある。これは見た目は高価なスポーツ自転車に見えるが、値段が安く、実際に走らせると走りが重く機能がない自転車の事を指している。2019年現在、ロードバイクやクロスバイクもルック車があるが、ロードバイクブーム前は、ルック車と言えばマウンテンバイクルック車の事を指すのが一般的だった。 ルック車に関しては、日本国外のほうが多種多様な物がある。例えば、アメリカのウォルマートでは、399ドルでカーボンフレームのマウンテンバイクルック車が買えるようだ。高価なレース用自転車に使われているカーボンフレームを採用しているが、部品の形状が安っぽく、剛性が必要なフロントフォークブレースが溶接なのを見れば、ルック車だとわかるだろう。 https://www.youtube.com/watch?v=m5KX8EVuYs8 そんなマウンテンバイクルック車だが、どのくらいの性能があるか気になる人もいるだろう。殆どのマウンテンバイクルック車はオフロード走行はできないと書いてあるが、本当にオフロード走行できないのだろうか。 海外では、マウンテンバイクルック車でトレイルを走ってみた動画をあげる人がいる。 https://www.youtube.com/watch?v=5S78kVm7RtY https://www.youtube.com/watch?v=1A6bKUCcDW0 マウンテンバイクルック車でトレイルを走行した動画を見ると、無事に走行できたルック車は少なく、以下のトラブルをよく見る。 衝撃に耐えられずハンドルステムがずれて曲がる。 ブレーキをかけた状態で、ハンドルを左右に振るとフロントフォークが捻れる。 ブレーキが効かない。 フロントサスペンションが壊れる。 どれも、有名ブランドのエントリーマウンテンバイクどころか、グラベルロードでも発生しないだろう。 マウンテンバイクルック車は買わないほうが良い理由 オフロード走行できないマウンテンバイクルック車は、ホームセンター等を中心に売られているが買わないほうが無難だ。例えば、マウンテンバイクルック車は改造しようと考えても、時代に取り残された部品規格を使っているので、改造できない。写真のブリヂストン・Ordina M3(現クロスファイアー)みたいなのは例外で、改造するのは大変だ。 仮に無理やり改造しても割に合わない。オフロード走行の衝撃に耐えられずハンドルステムがずれて曲がったり、ブレーキをかけた状態で、ハンドルを左右に振るとフロントフォークが捻れる等、一般的な公道走行すら対応していないような作りだけでなく、見てくれだけを重視した物が多い。 (参考サイト) 2年間乗ったFINISS MTBをいじってみた:https://mystaranbike.hatenablog.jp/entries/2016/12/03 FINISS/SHINEWOOD MTB修理完了:https://mystaranbike.hatenablog.jp/entry/20161225/p1 オフロード走行ができないマウンテンバイクルック車を購入するのなら、クロスバイクルック車を買ったほうが良い。同じルック車でもクロスバイクルック車のほうが車体が軽く、細いタイヤが装備されているので軽快に走行できる。または、もう少しお金を出して本物のマウンテンバイクやクロスバイクを買うべきだろう。  

グラベルロードバイクのジャンルを分けてみる

砂利道も走れるロードバイクと言われている「グラベルロード」。グラベルロードには様々な物があり、グラベルロードと一括りにすると自分に合った物が買えない問題がある。そこで、今回はグラベルロードをざっくりと分けてみることにした。   エンデュランスロードの発展形 https://vimeo.com/176708018 舗装路を高速走行するためのロードバイクには様々な種類がある。前傾姿勢がキツく高速走行重視のレース用ロードバイクだけでなく、乗車姿勢を少しだけ緩くしタイヤを少し太くすることで、楽に長距離走行できるのを特徴としたエンデュランスロードバイクがある。 一部の会社ではエンデュランスロードバイクの発展型として、グラベルロード化を行うブランドが登場した。例えば、FELTのグラベルロード「VRシリーズ」は、かつて存在したエンデュランスロードバイク「Zシリーズ」の後継モデルとして登場した。Zシリーズは、前傾姿勢が緩い乗車姿勢に細いタイヤを装備し、エンデュランスロードバイクと言える物だった。これがVRシリーズになると、クロスバイク並の太さ(35ミリ幅相当)のタイヤを入れることができ、アクセサリーを装着するための台座を装備するなど、実用性も重視している。 このようなエンデュランスロードバイク発展型は、現在流行しているグラベルロードと比較すると、太いタイヤが装備できない。一方、細いタイヤが装着できるように細いリムを採用している。例えばGT GRADEは23ミリ~35ミリ幅のタイヤが装着可能なのを売りにしている。筆者のSpeciaized Diverge E5は「主流のグラベルロード」で、30~42ミリまでのタイヤが装着可能だ。その一方、ロードバイク並の細いタイヤは装備できない。ロードバイク発展形のグラベルロードは細いタイヤをメインに装着し、舗装路重視でロードバイク風味を求める人に向いているだろう。 FELT VRシリーズ GT GRADEシリーズ GIANT ANYROADシリーズ 主流のグラベルロード 現在主流のグラベルロードは、40ミリ幅以上と太いタイヤが装備できるフレームとなっている。また、一部のグラベルロードでは、27.5インチ(650B)用マウンテンバイク用車輪を装備して、MTB並みの太いタイヤを装着するロードプラス規格に対応したモデルもある。 ロードバイク風の軽量なフレームを採用したモデルが多く、ロードバイクに似たデザインの物が多い。筆者もこのタイプのグラベルロード(Specialized Diverge E5)を所有している。ただ、乗った感じはロードバイクとは違い、直進安定性が高く、前傾姿勢もロードバイクと比べると緩い。また、太いタイヤを履くためにリム幅を太くしているため、ロードバイク並にタイヤを細くするのは難しい。(仮に行うのならホイール交換が必要になる。) 砂利道も走れるほどの太いタイヤが入り、ロードバイク風のスポーティなデザインを採用している。多くのブランドが参入しており、様々なモデルを選ぶことができる。 Specialized Divergeシリーズ FELT BROAMシリーズ Cannondale Topstoneシリーズ Jamis Renegadeシリーズ FUJI JARIシリーズ アドベンチャーツーリングタイプ https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=RW_mZVJ1Xr4 グラベルロードスタイルよりも低速走行向けにし、より荒れた道を走れたり、沢山の荷物が積めるグラベルロード。頑丈なフレームやホイール、マウンテンバイクに近いほど太いタイヤなどグラベルロードよりもハードな使用を想定している。前傾姿勢は緩いモデルが多く、ツーリング用自転車の印象が強い。マウンテンバイクで旅行していた人のための代替にも使えるだろう。 Specialized AWOLシリーズ ...

自転車は自分に合っていることが一番の理由とは?初心者は何を選べばいいか?

自転車を選ぶ時、車体の素材や部品のグレードなどカタログスペックに注目するのが一般的だ。しかし、筆者は部品のグレードや車体の素材よりも自分に合っていることが一番重要だと考えている。 かつて、筆者は四国の自転車ビルダー「ウメザワ」のランドナーを所有していた。ほぼ新品で貰った自転車で、クラシックパーツがついたランドナーだった。そのようなランドナーを持つ事は、人によっては羨ましいと思う人もいるが、筆者の場合、最終的にはレンタサイクルとして提供する事になった。 手放した理由はいくつかある。本格的にメインマシンにするには部品換装が大掛かりになる等の問題があった。しかし、一番の理由は車体サイズが合っていないこと。最初のオーナーと筆者では身長10cmほどの差があり、部品交換だけでポジションを出すことができなかった。つまり合っていなかったのだ。 合っていないのは自転車だけでなく部品に対しても言える。ウメザワ・ランドナーを提供した時、シビエのライトや、ブルックス・プロフェッショナル(革サドル)、3Tのハンドル、シマノ600のチェーンリング等の予備部品なども提供した。このようなクラシックパーツをネットオークションで転売する人もいると思うが、筆者はそんなことは考えていなく、むしろ収まるべき所に収まって良かったと思っている。部品を提供したのは、自分のライフスタイルに合っていなかったのもある。高価な自転車や、希少な部品が付いた自転車でも、乗り手に合っていなければ意味が無いのだ。 自分に合った自転車を探すのが一番難しい理由 自転車で選びで重要なのは、部品グレードでも車体の素材でも無く、自分に合っている自転車なのは分かるだろう。自分に合っていない自転車に乗るのは苦痛で、長時間走りたくない。 しかし、自分に合っている自転車を探すのが一番難しい。その理由は、自分に合っている自転車というのは、抽象的で知識と経験が無いとわからないからだ。 一番簡単なのは、実際に自転車を購入や試乗を行うこと。特に試乗は出来るだけ行ったほうが良い。実際に体験しないとわからない事が多いのだ。また、試乗する自転車は、出来るだけ車種を広げたほうが新しい知識や発見を得ることが出来る。興味が無い自転車でも時間が許す限り乗った方が良い。 しかし、実際に試乗した自転車を購入しても、乗っていくにつれて合わない所が出てくる。そんな時は知識と経験、理論を駆使してPDCAサイクルを回して、部品交換を行うのがベストだ。 初心者が自分に合った自転車を見つける方法とは? これから自転車趣味を始める初心者が自分に合った自転車を探すのは難しい。実際に運転するとイメージも違うことは多くあるからだ。 一番良いのは試乗会で、様々なスポーツ自転車に乗ってみること。できれば公道での使用した試乗会で実際に乗って試すのが一番だ。試乗会が無い場合は、レンタサイクルで乗るのも良いだろう。 一番難しいのはメディアからの情報だけで選ぶこと。これは情報の取捨選択と正誤判断が難しいためだ。 一番良い例が70年代の第1次バイクブーム。筆者はオートバイの免許は持っていないが、第1次バイクブームの当事者から話を聞き、国会図書館からオートバイ雑誌の中古車広告から個人売買欄、サーキット族問題を書いた教育関連の雑誌記事をコピーして調べて書いた。 https://www.cyclorider.com/archives/10266 調べていて感じたのは、殆どのオートバイメディアは第一次バイクブームを理解していないこと。これは現在のメディア側の発信者の殆どの世代が第二次バイクブーム世代というのもある。第一次バイクブームのように親が子供に大型オートバイを買い与え、大型オートバイで通学した世代を理解できないため、想像するのが難しいのもあるだろう。これに関しては、試乗した感覚とメディアの情報を比較するのが良い。 初心者がスポーツ自転車を行う場合、筆者なら2つの案を出す。 1つ目は、汎用性が高いモデルを選ぶこと。上の写真のグラベルロードのように、ママチャリよりも太いタイヤを履くことができ砂利道もこなせる自転車が流行している。利点は荷台などを付けて様々な事を試せることができ、自転車趣味が変わってもある程度潰しが効く。グラベルロードやクロスバイクなど汎用性が高い自転車は、汎用性を犠牲にしたレース用自転車と比較すると、レースなど特化した場面では不利だ。しかし、サイクリングなど非競技的な使い方なら汎用性が高い自転車のほうが良い。 汎用性が高い自転車の特徴は、太いタイヤが履け、荷台や泥除けが装着でき、軽いギアがあることだ。 2つ目は複数台持てる環境や、合わなかったら乗り換えるのを前提として買うこと。 競技用自転車など、1つの機能に特化した自転車の場合は、いくら部品換装しても設計の問題に当たってしまう。例えば、競技用自転車は荷物を積むのは想定していない。 https://www.cyclorider.com/archives/18276 そのため、競技用自転車に荷台やバッグを取り付けても、本来の使い方から外れるので使いにくい。このような場合、無理に改造するよりも、新たに自転車を購入したほうがベストだ。 この二つの例は掛け合わせても良い。例えば、汎用性が高いクロスバイクを買い、その後にロードバイクを増車したり、競技用ロードバイクを買ったが、普段乗りにクロスバイクや折りたたみ自転車を買うのもアリだ。

量販店向け自転車と専門店向け自転車の大きな違いとは?

安売りスーパーに行くと、ペヨングソースやきそばというカップ焼きそばを見るだろう。ペヤングソースやきそばよりも安いのでコピー商品に見えるが、ペヤング・ペヨング両方とも製造元はまるか食品だ。ペヤングソースやきそばを製造するまるか食品が、低価格のペヨングを製造する狙いは、ペヤングソース焼きそばの安売りを防止して、ブランドイメージを落とさず、最終的にはペヤングの購入につなげていく戦略とのことだ。 売り切れ続出…ペヤングの「偽物風」ペヨング販売、密かな狙いは?「共食い」の危険も(Business Journal) 自転車の場合はどうなのか? 自転車には量販店向け自転車と専門店向け自転車の2種類がある。基本的に量販店向け自転車は価格を抑えるために、細部の部品の品質を落としている。有名なのがブリヂストン・アルベルトライトという量販店向け自転車。通常のアルベルトよりも部品の品質を落としており、多くの自転車店から批判されている。 https://www.cyclorider.com/archives/11934 量販店や安売り店のスポーツサイクルは、ルック車とも言われている。ルック車とはスポーツサイクル風のデザインを採用した1~2万円台の激安自転車だ。この手のルック車の問題は重い・進まない・直すのが大変なこと。舗装路しか走れないクロスバイクなのに重量13~15kg(オフロード走行できる6万円クラスのマウンテンバイクは13~14Kg)と重く、加速は5万円の折り畳み自転車にも負ける。直すにしても、価格を抑えるためにグリス(潤滑油)が少なかったり、変な部品を採用しているため、整備に時間がかかる。 https://www.cyclorider.com/archives/18451 https://www.cyclorider.com/archives/11270 専門店向け自転車を量販店に卸さない理由 電動アシスト自転車では、量販店にも卸しているブランドでも自転車専門店向けの特別仕様がある。パナソニックサイクルテックは、自転車専門店向け電動アシスト自転車「ビビPX」がある。これは、カタログに載っていない知る人ぞ知るお買い得モデルだ。 セオサイクルのブログ(2017年) スポーツサイクルの場合、本格的なモデルを製造するブランドの殆どは、自転車専門店にしか卸さない。これは技術面とブランド面の両方が考えられる。とある自転車ブランドは、量販店向けと専門店向けにラインナップを分けており、専門店向けのモデルはコストパフォーマンスが高いため、量販店向けでも専門店向けモデルを卸してほしいとの要望がある。しかし、専門店向けモデルを卸す場合はレース用自転車や部品を整備できる能力が必要で、さらに誓約書が必要だと語っていた。 ブランド面に関しては、安売り防止によるブランドイメージ向上が考えられる。近年、スポーツサイクルの世界では販売店を絞り、安売り防止を行ってブランドイメージを重視する動きがある。これは、自転車専門店向けの自転車の欠点とも言える部分で、身近な店舗で購入できなくなりつつある。      

シクロライダー流クロスバイクの選び方 お薦めモデルも紹介

手軽な価格でスポーツサイクル生活を楽しむことができ、通勤・通学・街乗りも行うことができるスポーツサイクルといえばクロスバイクだろう。 自分が所有している自転車(GIANT Escape RX4・GIANT Escape RX3・Specialized Diverge E5・Tern Link N8・Renault Ultra Light7・ASAMA BETA)の中で、メインマシン・メインセカンドマシンは両方ともクロスバイクのEscape RXを採用している。(セカンドマシンはSpecialized Diverge E5、サードマシンはTern Link N8・Renault UlitaLight7、フォースマシンはASAMA BETA) メインマシン/メインセカンドマシンのEscape RXの主な使い方はサイクリングだ。Escape RXで行った所は、東京都下~直江津~糸魚川・麦草峠・渋峠・奥武蔵グリーンライン・三峯神社・正丸峠・逆川林道・奥多摩周遊道路・鋸山林道・柳沢峠・琵琶湖・しまなみ海道・佐渡・能登半島・やまなみハイウェイ・桜島・佐多岬と様々な場所をサイクリングしている。様々な場所をクロスバイクで旅行した経験を踏まえて、今回はどこよりも実績的なクロスバイクの選び方を解説していきたい。   クロスバイクとはどういう自転車か、クロスバイクの種類を紹介 クロスバイクとは、一般的にロードバイクとマウンテンバイクを掛け合わせた自転車と言われている。舗装路を高速道路するために特化したロードバイクや、オフロードを走るために特化したマウンテンバイクに対し、クロスバイクは非競技用自転車のため明確にジャンルが決められた自転車ではない。 そのためクロスバイクと言っても、ロードバイクのように舗装路を快適に走るモデルから、サスペンションが装着されていて多少の砂利道を走行できるモデルまで様々なモデルが存在する。クロスバイクを購入する時はクロスバイクの特徴を見極めて買うのが良いだろう。 クロスバイクの選び方 クロスバイクの選び方には選び方についてあるサイトが多くあるが、ここでは実践的なクロスバイクの選び方を紹介したい。ちなみに自分がクロスバイクを選ぶ場合は、フレーム(車体設計)・タイヤ/ホイールサイズ、前ギアの段数をメインに見てクロスバイクを購入している。 フレーム(車体設計) 部品交換が容易な自転車でいちばん重要なのは、フレーム(車体設計)だと思う。細かい部品をグレードアップしても基本的な車体設計は変わらないため、自分は自転車を買うときは車体設計を見る。もっとも車体設計を見て選ぶのは非常に難しい。これからクロスバイクを選ぶような普通の人がクロスバイクを見る場合はタイヤを見たほうがいい。 自転車にかぎらず自動車やオートバイなどの乗り物に装着されているタイヤは、その乗り物の使用目的に合った物が装着されていていて、車体設計も装着されているタイヤに合った設計を採用しているためだ。 タイヤを見てクロスバイクを選ぶ 自動車やオートバイや自転車に装着されているタイヤは、基本的にはその車種に合った走行場面に適したタイヤが装備されている。28ミリ幅タイヤを標準装備しているEscape RXに32ミリ幅タイヤを装着すると、車体(フレーム)とタイヤの隙間が少なくなり、車輪を覆う泥除けの装着ができなくなる。 タイヤ幅を見る場合、スペック表でタイヤの欄を見る必要がある。タイヤ欄に700×28Cや、27.5×1.5と書いてあるが、×の左がタイヤの直径で、×の右が700✕28Cだと、700は車輪の直径、28はタイヤの幅となる。700Cや650C、650Bではミリ、26インチや29インチの場合はインチとなる。 http://www.cb-asahi.co.jp/html/size-etrto.html 28C(28ミリ相当)は、ロードバイクよりは太いが一般的なクロスバイクとしては細いタイヤ幅。舗装路を速く走ることを重視しながら、段差や荒れた道を通過するのに最低限のギリギリの太さだ。 32-38ミリは、一般的なクロスバイクに採用されている太さ。一般的なシティサイクルと同じくらいのタイヤ幅で、歩道の段差や砂利道も比較的安心して走ることができる。舗装路も快適に走ることができるが、舗装路を高速で走るには向かない。 38ミリ以上のタイヤの場合、舗装路よりも砂利道や段差、乗り心地を重視した太さだ。この辺りのタイヤ幅を採用したクロスバイクは、ノブがついた砂利道走行用のタイヤを装着しているモデルもある。 因みに、26インチ、27.5インチ、29インチホイールの場合は、タイヤ幅もインチとなっている。参考として1.25インチは約31ミリ。1.75インチは約40ミリとなる。 デメリットを見て選ぶ 自転車選びなど、様々なバイヤーズ・ガイドに書いていないがデメリットを見て選ぶのは非常に重要だ。世の中の殆どの物にはデメリットが無い物は無く、同じようにメリットしかない商品も存在しない。 クルマで例えると、フェラーリみたいなスポーツカースタイルで3列シートを装備しミニバンみたいに車内が広々で車中泊ができ、舗装路ではスポーツセダン並に高速道路や峠を不安なく高速で走れ、SUVのように水たまりがあるオフロードを壊れなく走ることができ、プリウスよりも燃費が良いクルマというのは存在しない。恐らく物理的に不可能だろう。 クロスバイクのジャンル別デメリットを見る場合、自分が使用するシチュエーションを想像して、どのような場面が嫌なのか想像したほうがいいだろう。ただ、このような場面は簡単に想像できないと思うので、スポーツ自転車があるレンタサイクル・自転車ツアー で実際にクロスバイクに乗って体験したり、自転車イベントや自転車店で試乗を行うのも良いだろう。 GIANT ESCAPE...
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2021年モデル最新版 10万円以下のロードバイクまとめ ディスクロード等もピックアップ

(2020年12月2日更新)ロードバイクと言えば何十万円もするモデルや、100万円クラスの非常に高価なモデルが少なくない。そんなロードバイクの世界でも、10万円以下のロードバイクもエントリークラスの価格帯が用意されている。自転車ブランドのロードバイクなら、安価なロードバイクでも楽しく走れるだろう。 今回は10万円以下のロードバイクをピックアップ。また、参考として10万円にプラスアルファで購入できるロードバイクも紹介する。10万円に少し加えると、最新のトレンドを採用したモデルを選ぶ事ができるので、可能であれば予算は増やしたほうが良いだろう。価格は追記が無い限り税抜き表示。 2021年モデルの10万円以下のロードバイクの傾向 2021年モデルでは、10万円プラスアルファや10万円以下で購入できるロードバイクでも、ディスクブレーキ仕様が増えてきた。高価格帯のロードバイクでは定番となっているディスクブレーキロードバイク。2021年モデルでは低価格のエントリーモデルと呼ばれている物でも増えている。 また、時代の流れに合わせて、フレームとタイヤの隙間にゆとりがある車体設計が増えている。これにより、ロードバイクでも28ミリや32ミリ以上の太いタイヤを装着できるモデルが増えている。 ディスクブレーキを採用したロードバイク ハイエンドロードバイクで主流になりつつあるディスクブレーキ付きロードバイク。10万円以下のモデルでもディスクロードが登場している。従来のキャリパーブレーキよりも軽いタッチで効くため、エントリーモデルでも普及するのは時間の問題だ。規格に関しても、殆どのモデルがハイエンドモデルと同じ規格(前後12ミリスルーアクスル、フラットマウントディスクブレーキ)を採用しているのがほとんどだ。   GT ROAD SPORT アメリカの自転車ブランド「GT」と言えば、マウンテンバイクやBMXで有名だがロードバイクもある。GT ROAD SPORTは、GTのアイコンであるシートステイはシートチューブと接触することなくトップチューブに接続されたフローティングデザインのトリプルトライアングルを採用。10万円を切る価格では貴重なディスクロードバイクの1台。 フレームはアルミフレームで、フロントフォークはフルカーボンフォークを採用。コンポーネントはShimano Clarisで、クランクはFSA Tempo、50/34T、スプロケットはSunrace, 11-32 8速。ブレーキはPromax Render R機械式ディスクブレーキ。タイヤはVittoria Zaffiro、700x28c。価格は9万9800円。 出典:GT Bicycles KhodaaBloom FARNA DISC Claris KhodaaBloom FARNA DISC Clarisは8万円台で購入できる貴重なディスクロードバイク。小柄で手足が短めな日本人に合わせたフレーム設計のエンデュランスロードバイク「FARNA」をベースにしたディスクロードバイク。8万円台と低価格ながら、コスト削減しやすいクランクやスプロケットはシマノ製を採用したり、コンチネンタル製のタイヤを装着するなど、低価格ながら細かい所にこだわっている。 フレームはAll-New“EAST-L”Triple butted.SmoothWeldアルミフレームで、フロントフォークはフルカーボンフォークを採用。コンポーネントはShimano Clarisで、クランクはSHIMANO FC-R2000、50/34T、スプロケットはShimano, 11-32 8速。ブレーキはTEKTRO...

【全国版】ロードバイクがレンタルできるレンタサイクル店一覧

  自転車ブームの良い点と言えばレンタサイクルの増加だ。かつて、レンタサイクルと言えばごく一部の観光地にしかなく、レンタルできるのは買い物用自転車しかない状況だった。しかし、現在は様々な所で、軽量で軽く走れるスポーツサイクルがレンタルできる所が増えつつある。また、少なくない所ではロードバイクに乗れるレンタサイクルも登場してきた。今回は、北は北海道から東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄地方にあるロードバイクに乗ることができるレンタサイクルをまとめた。但しレンタサイクルはレンタサイクル会社の都合によって情報が変わる可能性が非常に強いため、ご自身の責任において利用してください。 関連記事 https://www.cyclorider.com/archives/26434 https://www.cyclorider.com/archives/31406 宅配レンタルサービス Power kids オンラインストア ロードバイクの宅配レンタルという珍しいサービスを提供しているPower Kids。ロードバイクはTREK、Cannondale、Scott等の有名ブランドのアルミフレームモデルがメイン。また、これ以外にもジュニアロードバイクもレンタルできる。 https://power-kids.co.jp/rental-bike/ 場所:全国どこへでもレンタル可能 車種: ・ロードバイク:TREK、Cannondale、Scott等 この他にもジュニアロードバイクもレンタル可能。 料金: 5日間レンタル:¥15,000~ 10日間レンタル: ¥25,000~ この他にも長期レンタルもある。 一般的なレンタサイクルよりも特殊なため注意事項はよく読むこと。 北海道 知床 サイクリングサポート Specialized製のスポーツサイクルをレンタルできるのが売りの知床サイクリングサポート。一部地区は配送も可能。レンタサイクルだけでなくサイクリングツアーも行っている。 http://www.shiretokocycling.com/ja/ 場所:〒099-4355b 北海道斜里郡斜里町ウトロ東96 車種: ・ロードバイク:Specialized この他にもクロスバイク、マウンテンバイク、ジュニアMTBもレンタル可能。 料金: 一日(日没まで) :¥6,000 2時間、半日(6時間)プラン、レンタル日時追加プランもあり。 ロードバイクは、安全のためにスポーツサイクリング経験者限定。ウトロ地区内は配送料無料。一部エリアは有料で配送可能。営業期間:夏季4月下旬~11月上旬、冬季2月上旬~3月下旬のため注意。 トコトコサイクリング 北海道 富良野地方にあるトコトコサイクリングは、スタート地点、ゴール地点を自由に決めることが可能。(場所により配達やピックアップなどは有料。)レンタル可能なロードバイクはAnchorやKOGAブランドのロードバイク。3~5名でサイクリングツアーも行っている。 http://www.art-box.co.jp/rental.html 場所:中富良野町内は無料で配送可能 。 車種: ・ロードバイク:KOGA、Anchor この他にも電動アシスト自転車、子供乗せ自転車、マウンテンバイクもレンタル可能。 料金: 一日:¥5,000 レンタル日時追加プランもあり。 花サイクルクラブ 女性のためのロードバイクサイクリングクラブ「花サイクルクラブ」は、サイクリングツアーだけでなく、宅配専門のロードバイクレンタルも行っている。対応エリアは札幌市内中心部。レンタル可能なロードバイクはアンカーの女性向けロードバイクと男性向けロードバイクをラインナップ。 http://www.hana-cycleclub.jp/menu/rental/ 場所:札幌市内中心部を宅配可能。 車種: ・女性向けロードバイク:ブリヂストンアンカー ANCHOR RA5...

ボッシュ最新のE-Bikeユニット「Performance Line CX」を試乗 その実力とは?

日本でも注目されつつある電動アシストスポーツ自転車のE-Bike。日本でもヤマハ・パナソニックなどの大手電動アシスト自転車会社が、E-Bikeを販売しているだけでなく、シマノ等の部品会社がE-Bike用ドライブユニットを供給し、注目を集めている。 そんな中、ヨーロッパで人気のE-Bikeユニットブランド「Bosch」で有名なのが、E-Bike/E-MTB用ドライブユニット「Performance Line CX」だろう。Performance Line CXは、E-MTB等のスポーツタイプのE-Bike用ドライブユニットで、開発コンセプトは「Uphill flow(坂を駆け上がる楽しみ)」で、マグネシウム材の使用と内部機構の新設計により従来モデルより25%の軽量化と48%の小型化を達成。定格出力250W、最大トルク75Nmを発揮し、日本国内で発売されているハイエンドE-Bike用ドライブユニットと同クラスの出力を実現した。 今回、シクロライダーは、11月2~4日に幕張メッセで開催した「サイクルモード2019」内のメディア向け試乗会に参加し、3台のPerformance Line CX搭載E-Bike(Corratec E-POWER X-vert、TREK Alliant+、TREK Powerfly5)の試乗を行った。今回はPerformance Line CXユニットの特性を中心に紹介しよう。 パワー・クイックレスポンス・低ノイズを実現したE-Bikeユニット 現在、日本のE-Bike界でトップクラスのドライブユニットと言えば、シマノ・STEPS E8080、パナソニック・スポーツドライブユニット、ヤマハ・PW-Xの3つだろう。この3つのドライブユニットは、急坂でも力強く進むパワーを持ち、踏んだ時に即座に反応するクイックなレスポンスを持っており、スポーツサイクルの楽しさを増幅してくれる。そして、今回試乗したBosch Performance Line CXも、トップクラスのE-Bikeユニットの1つだ。 SPORTモードやTURBOモードでの発進は自然さを残しながら力強い加速を行う。STEPSのように高ケイデンスで走行するタイプではなく、ケイデンスとトルクを重視したヤマハ等のバランス系に近い。また、アシスト切れが発生する速度(法律では24km/hまで)近くまで、ギリギリアシストを行うようだ。E-Bikeのドライブユニットは、アシスト切れが発生する速度のマージンを多く取るタイプも存在する。特に舗装路走行を行う際、21km/hと早めにアシストが切れるのと、23~24km/hまで限界ギリギリまでアシストが切れるのは、意味が全く違うのだ。 そして、注目なのがアシスト作動時の音だろう。大出力・大トルクを出すハイエンドE-Bike用ドライブユニットは、アシスト時に発するノイズが大きい。しかし、Performance Line CXは、高いノイズを発する「シマノ・STEPS E8080」や、比較的低いノイズを発する「ヤマハ・PW-X」よりも音が小さい。感覚としてはヤマハ・PW-SEと同等か少し音が大きいぐらいだ。ハイエンドE-Bikeユニットの中では静かな部類に入るだろう。 eMTBモードは名前を変えて、全車に標準装備するべき Performance Line CXシリーズの特徴と言えるのがeMTBモードだ。これは、ライダーの踏力の強弱に応じた最適なアシスト力を自動で提供してくれるモードで、従来のE-MTBが苦手とする、滑る斜面や狭いスペースでのターンなどテクニカルな場面でも、意のままにバイクをコントロール可能とのこと。Corratec E-POWER...

E-Bike界のスーパーカー「Bianchi e-SUV」シリーズ【海外モデル】

今まで、自転車の世界に無かったジャンルの1つに「スーパーカー」タイプがある。スーパーカーとは、高い運動性能とひと目を引くデザインを採用した贅沢で高価なスポーツカーの事を指す。自転車の世界でスーパーカーが無いのは、運動性能は実質的には人間が出すものと、ひと目の引くデザインを採用すると、重くなり走行性能を悪くしてしまう問題があるからだ。 そんな中、E-Bike界から、スーパーカーならぬスーパーE-Bikeが登場した。 Bianchiの海外向けE-Bike「e-SUV」は、従来のE-MTBのデザインから外れたスーパーE-Bikeと言えるモデルだ。他のE-Bikeと違うのがデザイン。ダウンチューブの造形を立体的にし、単色でも立体的に魅せるのに成功し、更にフレーム上部にエンブレムを装着した。ダウンチューブにはエアインテークを搭載し、ダウンチューブ内に内蔵されているバッテリーを冷却する効果を持っているようだ。 一番特徴的なのが、Rallyモデル装着されたフレーム一体式のフロントライト。これにより、従来の自転車には無い「顔」をつけるのに成功した。フレームとハンドルの段差をできるだけ無くすために、コラムスペーサーを無くす代わりにオートバイのカウルを意識したヘッドチューブを採用し、統一感を出している。リアスイングアームにもテールライトを装備した。 デザインだけでなくパフォーマンス面も追求しており、フレームはフレーム・リアスイングアームはカーボン製。フロント29インチ、リア27.5インチの異径ホイールを採用しており、FOX製のサスペンションには、MTB用電子制御サスペンションシステム「Live Valve」を搭載。ドライブユニットはシマノのハイエンドE-Bike用ドライブユニット「STEPS E8000」に大容量の720Whバッテリーを装備し、E-MTBの性能を追求している。 Bianchi e-SUVが従来の自転車ではできなかったデザイン性を追求できたのは、E-Bikeなのもある。例えば、内蔵ヘッドライトやテールライトは一般的な自転車なら装飾で、メンテナンス面から見てもただの重りとなるので付けないだろう。(最上級モデルのe-SUV Racerはライト無し)また、細かい調整よりもデザインを追求した所も、ポジション調整を追い込むときに欠点になる。しかし、電動アシストユニットを搭載したE-Bikeなら、多少の装飾で重くなったり、ポジション調整が雑でも電気の力で楽に走ることができるので問題にならない。 e-SUVは現時点では日本市場にやってくるかは不明だ。価格はE-SUV Racerで10.490ユーロ、E-SUV Rallyで9.490ユーロ、E-SUV Adventureで 6.790 euroユーロと、下手な小型オートバイよりも高価だ。しかし、50~250CCのオートバイには、大手ブランドで非常に高価なスーパーモデルの物が無いため、E-Bikeでスーパーモデルが登場できた事だけで、E-Bike市場の深さがわかるだろう。 従来の自転車やE-Bikeにはなかった性能とデザインを両立したスーパーE-BikeのBianchi e-SUV。価格もスーパーだが、e-SUVが成功したら、各社がスーパーE-Bikeを投入する可能性は高い。 https://www.bianchi.com/e-suv/