マンスリーアーカイブ 6月, 2019

アレンスポーツ チャイルドトレーラー AS-2の先行販売キャンペーンが開始

株式会社アドベンチャーエイドは2019年8月発売開始予定の「アレンスポーツ チャイルドトレーラー AS-2」の先行販売キャンペーンをクラウドファンディングサイト「Makuake」で、2019年6月21日に開始した。 https://www.youtube.com/watch?v=-qiOd9nviIo ヨーロッパやアメリカで普及しているチャイルドトレーラーは、万が一自転車が転倒しても、自転車と一緒に子供が放り出されない構造となっている。サイクルトレーラーは2名まで乗車可能。座席には5点固定式ハーネスと足元部分にもセーフティバーを装備した。 また、付属されているコンバージョンキットを使うことで、簡単にベビーカーに替えることが可能。子供を乗せてのランニング、ベビランもできるとのこと。 クラウドファンディングサイトMakuakeでは7月29日まで日本での販売開始を記念しキャンペーンを実施中。 https://www.makuake.com/project/adventure/

低価格で買えるファットクルーザーバイク Bronx4.0を解説

激安ファットバイクは多く存在するが日本で元祖と言えるのはBronxだろう。最初のBronxはスチールフレームの26インチファットのシングルスピード車だったが、今では小径ファットモデルや多段変速のアルミフレームモデルがある。 多種多様なBronxがある中、元祖BronxはBronx4.0という名前で今でもラインナップされている。Bronx4.0で注目する部分としては、従来のモデルに採用されていたWANDA製タイヤから、VEE Tire VEE 8に変更している所だ。最初に装着されていたWANDAブランドのタイヤは公称重量で1本2930gなのに対し、VEETIRE Vee 8の公称重量は1本1850gと大幅に軽量化された。前後タイヤを装着した場合の両タイヤの重量差は2160gと大きな違いがある。 かつてサイクルモードで、VEE Tire VEE 8が装着されたBronx4.0に試乗したことがあるが、WANDAタイヤ装着時代のBronxよりも走行性能が向上した。WANDAタイヤ装着時代のBronxはサイクルモードの試乗コースの流れに乗れない、コーナーを曲がろうとしても車体が倒れず、さらに曲がろうとするとハンドルが15度ほど勝手に切れるという代物だったが、VEE Tire VEE 8を装着したBronx4.0はコーナーを自然に曲がることができ、WANDAタイヤにあった全域で走らなくて嫌になるレベルというのが無く、立ち漕ぎで漕いでスピードを出せばサイクルモードの試乗コースの流れに乗ることができるレベルとなっている。Momentum iJump Rocker3-Hよりは加速は落ちるが、WANDAタイヤ時代のBronxよりは良い。 ブレーキは前は機械式ディスクで後ろはコースタブレーキで足を逆回転で漕ぐとブレーキがかかる方式。街乗りだと慣れればコースターブレーキは使えると思うが、ちょっと元気な走りをすると難しい。コースターブレーキを効かせない状態でペダルを止めて、空走状態で走っても、無意識に逆回転にすることがあり、コースターブレーキが作動するため、スポーティな走りをするには使いにくい。こういうユーザーは外装変速機付き、前後ディスクブレーキモデルのBronx 4.0DDを買えばいいと思うかもしれないが、写真のような明るいカラーリングのモデルが少ない。 激安ファットバイク業界は、MANHATTAN・ATB-200という、オフロードライドも可能な激安ファットバイクがあるため(かつてはKHS 4Seasonの激安版のBluePoint X7、軽量で舗装路の走りは本物のエントリーMTBに近いぐらいの走りをするMomentum iJump Rocker3-Hがあったがどちらも販売終了)、このようなファットバイクルック車の存在は微妙な物となっている。VEE Tire VEE 8を装着し走りが良くなったBronx4.0は、スポーツ自転車としてのファットバイクではなく、低価格で購入できるストリートクルーザーとして見ると、自転車店で売られている・カラーが豊富で楽しむことができる・低価格・目立つ・ファットバイクのようにちょっとした雪遊びもできる・昔みたいな劣悪な走行性能は無い利点があり、街乗り用のクルーザーとして割り切った使い方で購入するのをお勧めする。 https://www.bronx-cycles.com

BoschのE-MTB用ドライブユニット「Performance Line CX」が日本投入決定

2009年に誕生したBosch eBike Systemsっは、ヨーロッパで人気のE-Bike用ドライブユニットを製造していることで有名だ。約70以上の世界有数の自転車完成車ブランドにドライブユニットを提供しているだけでなく、自転車用ABSシステム「Bosch eBike ABS」、Bluetooth通信やスマートフォンアプリケーション対応のコンパクトカラーディスプレイ「Kiox」、今年発売予定のスマートフォンをディスプレイとして使用可能な「SmartphoneHub」、eMTBに特化したドライブユニット「Performance Line CX」を展開している。 Bosch eBike Systemsは2020年にAutomotive Electronics事業部傘下を離れ、Boschグループ内の新事業部として独立する。これにより、さらなる市場へのニーズに対し素早く対応することができ、更に良い製品を提供することが可能となった。 Bosch eBike SystemsからE-MTB等のスポーツタイプのE-Bike用ドライブユニット「Performance Line CX」がフルモデルチェンジし、世界同時発売となる。このドライブユニットは欧州でeMTBという新しいカテゴリーを生み出し、爆発的なブームをリードし続けるドライブユニットとのこと。開発コンセプトは「Uphill flow(坂を駆け上がる楽しみ)」で、これを実現する為に専用開発されたドライブユニットは、マグネシウム材の使用と内部機構の新設計により25%の軽量化、48%の小型化を達成。それだけでなく、内臓されているの複数センサーにより最大出力トルク75Nmを発揮する。 また、コンパクトなドライブユニットになったことで、フレームの設計自由度が広がることにより、最新のMTB用フレームのトレンドである「短いチェーンステイ長(ペダル軸からリアホイール軸間距離)」を達成した。 また、Performace Line CXにはeMTB用途に特化したアシストモード「eMTBモード」を搭載。eMTBモードではライダーの踏み込み力に応じた最適なアシスト力が瞬時に提供される為、狭い箇所でのターンや滑りやすい斜面を駆け上る等の技量を要する場面で、一般的なeMTBで生じやすいライダーの予期せぬモーターアシスト挙動が排除された溢れるモーターパワーを意のままに操る異次元のライディング体験「Uphill flow」を提供するとのことだ。 そして、「Performance Line CX」を搭載した複数のeMTBモデルがTREKとSCOTTに搭載される。SCOTTは2020年より国内eBike市場に初参入する。最新モデル詳細に関しては、両社の発表を待つ必要がある。 2020年モデルPerformance Line CX(ドライブユニット)スペック ・最大出力トルク:75Nm ・体積:1.2L (-48% 前モデル比)*1 ・重量:2.9Kg(-25% 前モデル比) *1 ・Qファクター(ペダル間距離):175mm ・eMTBモード搭載 また、新たにディスプレイ「Purion」と、内蔵バッテリー「PowerTube400」も登場した。 Purion(ディズプレイ) 「親指で全てをコントロールする」というコンセプトの下開発された、普段使いの街乗りからeMTBまで、幅広いライダーから支持を得るディスプレイとスイッチ一体型のコンパクトディスプレイ。既に発売中のIntuviaディスプレイ同様にMirco-USBポートを備え、スマートフォン等の充電や販売店様向けBosch eBike専用故障診断ソフトが使用可能。 PowerTube400(バッテリー) PowerTube400(電池容量約400wh)は、既に発売済みの自転車フレーム内に収納可能なバッテリーPowerTube500の派生モデルとして、新しく日本市場に登場。 http://www.bosch-ebike.jp/jp/ 関連記事 https://www.cyclorider.com/archives/34473 https://www.cyclorider.com/archives/36463 https://www.cyclorider.com/archives/35063