マンスリーアーカイブ 4月, 2019

札幌のシェアサイクル「ポロクル」が2019年営業開始、 複合経路検索サービス「mixway」で連携・対応再開も

経路検索サービス「駅すぱあと」を提供する株式会社ヴァル研究所は2019年4月26日(金)より、札幌市で提供されているシェアサイクル「ポロクル」の2019年シーズンの営業開始する。これにともない、シェアサイクルと公共交通の複合経路検索サービス「mixway(ミクスウェイ)」での連携・対応を再開する。 シェアサイクルは、街中に設置された貸出・返却場所(ポート)にある共用の自転車を、必要な時に利用できる移動手段。2018年6月に閣議決定された「自転車活用推進計画」にも盛り込まれており、全国各地で導入が進んでいる。 それらシェアサイクルの中でも「ポロクル」は、特定非営利活動法人が運営するシェアサイクルサービス。札幌市内中心部に約40ヵ所以上のポート、350台の自転車が設置し、利用者は累計3万人を突破している。2019年シーズンより、株式会社NTTドコモのシェアサイクルシステムを導入し、電動アシスト自転車の採用、予約機能の追加など新たなサービスを展開する。 また、ヴァル研究所では2018年5月より、シェアサイクルと公共交通の複合経路検索サービス「mixway」において、札幌市のシェアサイクル「ポロクル」と連携し、鉄道やバスと「ポロクル」を組み合わせた経路検索や、リアルタイム情報(貸出・返却可能台数)の提供を行っていた。「ポロクル」の冬期の営業休止により「mixway」での連携・対応も休止していたが、「ポロクル」の2019年シーズンの営業開始にともない、2019年4月26日(金)より再開する。   「mixway」は、鉄道やバスなどの公共交通とシェアサイクルを組み合わせた「経路検索」や、ポートの位置やリアルタイムな空き状況などがわかる「リアルタイムポートマップ」を利用できるスマートフォン向けWebサイト。公共交通の経路検索サービス「駅すぱあと」をベースに、シェサイクルを組み込んだ“複合経路検索サービス”として提供を行っている。 ポロクルの内容 利用料金 <個人向けサービス> ・1回会員:150円/1回(1回60分以内、超過料は100円/30分) ・月額会員:1,800円/月(1回60分以内、超過料は100円/30分) ・1日パス(観光案内所・ホテルなど):1,500円 ・1日パス(コンビニエンスストア):1,300円※法人向けサービスなど詳しくはポロクル公式サイトよりご確認いただけます。 https://porocle.jp/price/ 営業期間 2019年4月26日(金)~10月31日(木) 営業時間 貸出 7:00~21:30 返却 7:00~22:00 提供エリア 札幌市内中心部(約40ポート) 公式サイト https://porocle.jp/ Mixwayの内容 サービスURL https://mixway.ekispert.net/ 連携・対応サービス ・ポロクル(https://porocle.jp/) ・ドコモ・バイクシェア(https://docomo-cycle.jp/) ・PiPPA(https://pippa.co.jp/)

低価格E-MTB Benelli TAGETE27.5インプレ 伊豆大島を回った時に感じたことをまとめる

ヨーロッパを中心に注目されているE-Bike。そんなE-Bikeの中で、主流となりつつあるのがオフロードを気軽に走行できるE-MTBだろう。日本でもミヤタ、ヤマハ、BESVなど様々なブランドがE-MTB業界に参入している。 その中でも、Benelliは、低価格で購入できるE-MTBを製造していることで知られている。今回、紹介する「Benelli TAGETE 27.5」は、2017年に20万円を切る価格で登場したことで有名だ。(現行の2018年モデルの価格は238,000円) 今回、ZuttoRide Sharing株式会社が運営する、宅配レンタサイクルサービス「CycleTrip」(https://cycletrip.jp/ja/)の協力で、BESV PSA1とBenelli TAGETEを伊豆大島で走らせることができた。 取り回しは一般的なE-MTBと同等 Benelli TAGETEを押し歩きした場合の取り回しは、一般的なE-MTBと同等だ。重いバッテリーがダウンチューブに搭載されているため、押し歩きは一般的なママチャリタイプの電動アシスト自転車よりも重く感じるだろう。 ドライブユニット「BAFANG M400」は、どのような味付けか? Benelli TAGETE 27.5に搭載されているドライブユニットは「BAFANG M400」。定格出力は250W、最大トルクは80Nm(BAFANG公式サイトから)。アシスト時に発する音は静かで、パワーとトルクが両立したBosch Active Line風に感じた。ヤマハ・YPJ-R/Cのように最小限までアシストを絞りこんでおらず、常時アシストしてくれるようだ。ただ、ヤマハ・PW-SEと比べると、レースみたいに脚を高回転で回したときのアシストの追従が足りず、低速でヘアピンカーブを曲がる時は、アシストが余分にかかる荒っぽいかかり方が発生する。最大トルクは大手ブランドの本格E-MTBユニット並(Bosch Performance Line CX、シマノ STEPS E8080、ヤマハ PW-X)の力があるが、これらの問題により二番手扱いなのが実情だ。しかし、BAFANG M400搭載車の価格帯が、大手E-Bike用アシストユニット搭載車よりも低価格なので、価格の差と理解すれば良いだろう。 アシストの設定に関しては、BenelliはBAFANGから許可を得て独自にマッピングを行っているとのこと。年式にもより改善を行っており、現行型の2018年モデルは、アシスト力が少なくなる高速域(24km/h超)では、アシストの切れ方継ぎ目の無いセッティングにしている。(サイクルモード2018で試乗) 筆者が今回乗った2017年型は、かつてサイクルモードで試乗した事がある。サイクルモードでは、アシストがかからない24km/h以上のスピードを出すことがあり、このときは高速域のアシストの切れ方がわかりやすく感じた。しかし伊豆大島を走行したときは、そのような場面が無かったので特に気にならなかった。BESV PSA1との比較では、PSA1よりもパワフルに走るため、上り坂や平地はPSA1よりも楽に走行できる。 ※大手E-Bike用アシストユニット…ヤマハ PWシリーズ/Bosch Active Line/シマノ STEPSシリーズ/パナソニック スポーツドライブユニット 大容量バッテリーのおかげで、伊豆大島を楽しめる TAGETE27.5には、11Ah/36Vの大容量バッテリーを搭載している。今回、岡田港→三原山頂上駐車場→大島公園→波浮港→元町港とヒルクライムありのコースを回った。BESV PSA1は、バッテリー残量が不足し、途中で充電することとなったが、Benelli TAGETEは、途中でアシスト力を下げながらもバッテリーの充電なく走行できた。山坂道が多い所を走るのならBESV PSA1よりもBenelli TAGETEが良いだろう。 下り坂では運転しにくい理由は? Benelli TAGETEのバッテリーは、ダウンチューブに搭載されている。これはBenelli TAGETEに限らない問題だが、下り坂でコーナーを曲がる時は車体が寝かしにくいため自転車らしさを感じない。これは、同行したスタッフも同じ意見だった。この特性は同じくダウンチューブにバッテリーを搭載したE-Bike(ミヤタ・クルーズ、ミヤタ・リッジランナー、ヤマハ・YPJ-XC)でも変わらない。 本格E-MTBとBenelli TAGETEとの比較 日本市場には既に本格的なE-MTBが売られている。これらE-MTBとBenelli TAGETEと比較するといくつか気になる所がある。例えばドライブユニット。Benelli TAGETEに搭載されているBAFANG M400ドライブユニットは、本格的なE-MTBに使われているドライブユニットよりも大きい。そのため、他のE-MTBよりもホイールベースやリアチェーンステーが長く、間延びした設計になってしまう。また、ホイールの装着も剛性が高いスルーアクスルではなく、一般的なスポーツ自転車に使われているクイックリリース規格を使っている。筆者はマウンテンバイクには疎いため詳しく書かないが、現代のクロスカントリーMTBで流行の設計とは外れているように見える。今後増えつつある本格的なスポーツ走行を行うユーザーは比較試乗を行ったほうがいいだろう。 低価格でE-MTBを楽しめるのが売りのBenelli TAGETE Benelli TAGETEの一番の特徴は、低価格でE-MTBが楽しめることだろう。スポーツ自転車用のドライブユニットに、油圧ディスクブレーキを装備しており、トレイルライドを楽しむことができる。2019年4月現在、これより安いE-MTBは無い。 また、Benelli TAGETEはマウンテンバイク的な使い方だけでなく、街乗りにも合うだろう。荷台の装着ができ、太いタイヤやサスペンションを生かして街乗りやガイドツアーに使うのも1つだ。気になる所は、ドライブユニットが日本では新興企業のBAFANGだということ。信頼と実績があるパナソニックが20万円前半でE-Bike(XU1)があるため、ブランド力を上げるのが課題だろう。 Benelli TAGETE 27.5のスペック フレーム:BENELLI ALUMINUM 6061アルミ フロントフォーク:SR SUNTOUR SF14-XCR32-27.5 100mm 重量:22.0kg ...

四国一周サイクリング オリジナルグッズをオンラインショップで販売

自転車で四国一周しながら食、景色、文化、出会いを楽しむ四国一周サイクリング『CHALLENGE 1,000kmプロジェクト』では、四国一周にチャレンジするサイクリストに対して、より快適なサイクリングを楽しんでいただくためにグッズ販売を開始した。 オンラインショップでは、これから「CHALLENGE 1,000kmプロジェクト」にエントリーして、四国一周サイクリングにチャレンジする人、「CHALLENGE 1,000kmプロジェクト」にエントリーして、現在四国一周サイクリングにチャレンジ中の人、「CHALLENGE 1,000kmプロジェクト」にエントリーして、すでに四国一周サイクリングを完走した方(チャレンジ終了の方)が利用できる。 オンラインショップでは、「ウインドブレーカー」〈12,960円(税込)・S~XXLサイズ〉、「パンツ(肩ひも付)」〈9,720円(税込)・S~XXLサイズ〉、「キャップ」〈2,700円(税込)・Freeサイズ〉を、ラインナップしている。 公式サイト:https://cycling-island-shikoku.com/