年間アーカイブ 2016
マウンテンバイクとグラベルロードを足したNEW ROAD cannondale SLATE
Cannondale SLATEはロードバイクのジャンルに入っているが、従来のロードバイクやシクロクロス等に入らないNEW ROADというジャンルに入っている異質なロードバイクだ。
フレームは6069アルミフレームでシマノの電動変速機Di2に対応。タイヤは27.5インチのMTB系のためマウンテンバイクに見えるが、全体的なスタイリングは前三角形が、MTBみたいにコンパクトではなく跨ぎにくい形や、チェーンステーの短さを見るとMTBではなくロードバイクの考えで作られている。
フロントフォークはサスペンションフォークだが、キャノンデールが得意とする片持ちサスペンションのレフティ。レフティもSLATE専用で稼働量は30ミリと少なく基本は舗装路用に近い。因みにクロスバイク用のサスペンションは50ミリが多くSLATEに装着されているレフティが、舗装路用にこだわっているのかがわかるだろう。
ブレーキはシマノ・R505油圧ディスクブレーキでロードバイク用のディスクブレーキを採用している。
ギア比はSLATE 105の場合、クランクはCannondale Si, BB30a, FSA rings, 52/36。リアスプロケットはShimano 105 5800, 11-28, 11-speedと全体的に高めのギア比となっている。
車輪は650B、所謂27.5インチマウンテンバイクで採用されているタイプ。タイヤはCannondale Slate Folding TRS tubeless, 650x42c, by Panaracer。タイヤ幅は太いが標準装備のタイヤでフレームとの隙間が少ないため、これ以上タイヤを太くすることは出来ないだろう。
Cannondale SLATEのユーザーインプレッションで見えてくるもの
Cannondale Slateは一番安いモデルで39万円する高価なモデルだが、乗っている人のブログを発見した。写真を見るとチェーンステー周辺のタイヤとフレームの隙間が非常に少なく、マウンテンバイクのように泥づまり等には想定していなく、ツーリング車のように泥除けを装着することは考えていないと思われる。
ユーザーインプレッションを見ると、舗装路は長い登り以外はなかなか軽快で、下りや舗装が荒い所はタイヤが太いからか安心感が多いとのこと。砂利道等の未舗装路はシクロクロスとは違い安定感は高いが、濡れた箇所は滑りやすくスリリングな走りを楽しめるようだ。
SLATEの車体やユーザーインプレッションを見ると、SLATEは普通の人が走れる道の走りを楽しむためのスポーツ自転車だと思えば良いかもしれない。ロードバイクは綺麗な舗装路を走るのに向いていて、マウンテンバイクは山道を走るのに特化しているが、殆どの道にある公道や砂利道はロードバイクでは段差や荒れた舗装路、砂利道に弱く、マウンテンバイクでは舗装路の走りは弱い。Cannondale SLATEはロードバイクやマウンテンバイクが有利な場面は弱いが、段差や荒れた舗装路、砂利道はロードバイクよりも強く、舗装路の走りはマウンテンバイクよりも速く走れ、総合的にはしることが できる。
既存のグラベルロードとは違う発想のSLATEは、グラベルロードとは違う考えで作られているように見える。面白い自転車だと思うが、高価で専用部品が多く、安くチューンアップするのは難しく費用対効果よりも独自性を重視して買う自転車だろう。
参考
Cannondale SLATE(公式サイト)
Cannondale SLATE:地の果てでなんか遊んでる人ブログ。:So-net blog
SLATEに合わせるタイヤとか規格とか:地の果てでなんか遊んでる人ブログ。:So-net blog
レーシングロードバイクとエンデュランスロードバイクの違い Khodaa Bloom Farnaシリーズ編
ロードバイクの世界では様々なジャンルに分かれている。一番わかりにくいのがレーシングロードバイクとエンデュランスロードバイクの2ちで、レーシングロードバイクは競技用のロードバイクなのに対して、エンデュランスロードバイクは、レーシング用ロードバイクよりも長距離を快適に走れるロードバイクとなっている。
この違いがどれだけ違うのか実際に乗らないとわからない。今回、ワイズロード東大和の試乗イベントでレーシングロードバイクとエンデュランスロードバイクの2台を試乗することができたのでまとめてみた。
Khodaa Bloom Farna 700-105の解説
Khodaa-BloomのロードバイクではエントリーモデルのFarna 700シリーズは、低価格ながら装備が充実しているのが特徴。フレームはEAST-L6011アルミ素材を採用し、パイプ内部を三段階に細かく薄くするトリプルバテッド加工を採用し、溶接部分を滑らかにしているスムーズウェルディング加工を行っている。
フレームの設計はロードバイクの中では前傾姿勢になりにくく、直進安定性を重視している設計のエンデュランスロードバイクタイプだ。
部品は殆どの部分でシマノ105を採用し、ホイールはシマノ105よりも一ランク上のアルテグラを採用しているなど、16万円で買えるロードバイクとしては贅沢な部品構成となっている。
フレーム:AL6011 EAST-Lアルミフレーム
フロントフォーク:カーボン 1-1/8 ~ 1-1/4
ブレーキ:SHIMANO 105 BR-5800
クランク:SHIMANO FC-5800-L 50/34T
スプロケット:SHIMANO CS-5800 11-28T 11速
タイヤ:MAXXIS 700×25C
ホイール:SHIMANO WH-6800 ULTEGRA
Khodaa-Bloom Farna SL-ULTEGRAの解説
Farna 700よりもレース志向のロードバイクがFarna SL。ジャンルはFarna 700シリーズとは違い、レーシングロードバイクとなっている。
Farna SLのフレームは、素材にEAST SL6011Aトリプルバテッドアルミ素材を採用。Farna700よりも軽量な素材を採用しているようだ。車体設計は前傾姿勢ぎみでリアセンターが短いレーシングロードバイクで、直進安定性よりもクイックな走りを重視しているようだ。
コンポネートはアルテグラ。ホイールとタイヤはFarna700と同じアルテグラホイールとMAXXISタイヤを採用している。
フレーム:AL6011 EAST-SLアルミフレーム
フロントフォーク:フルカーボン 1-1/8 ~ 1-1/4
ブレーキ:SHIMANO ULTEGRA BR-6800
クランク:SHIMANO FC-6800 52/36T
スプロケット:SHIMANO CS-5800 11-28T 11速
タイヤ:MAXXIS 700×25C
ホイール:SHIMANO WH-6800 ULTEGRA
発進や加速はFarna SLのほうが良い
Farna700-105とFarna SLは、同じシマノのアルテグラホイールにMaxxisのタイヤを採用しているので、走りの違いはフレームの違いだと分かるレベルになっている。
ギア比はFarna SLのほうが重いはずなのに、同じギア比の場合、Farna SLはFarna700よりも軽く発進する。レースみたいに俊敏性を求める人はFarna SLが良いだろう。
乗車姿勢はFarna700-105の方が前傾姿勢は緩い
前傾姿勢が緩いFarna700は、乗車姿勢がFarna SLより楽で乗りやすい。前傾姿勢での疲労の蓄積は700のほうが少なく、普通の人がロードバイクでサイクリングするのなら700が良いだろう。
直進安定性・乗り心地が良いのはFarna 700
直進安定性が高いのは700。レーシング仕様のSLよりも安定感が高くて、乗りやすく運転に集中できる。また、乗り心地も700が良い。サドルはFarna SLよりもやや厚めだが(それでも薄いほうだ)リア三角部分が乗り心地が良いようにした設計となっている効果があるのか、路面からの突き上げはFarna 700のほうが良い。もっともクロスバイクと比べたらクロスバイクのほうが良い。
レーシングロードバイクとエンデュランスロードバイクの違いは大きい
レーシングロードバイクとエンデュランスロードバイクと分かれているロードバイクの世界だが、レーシングロードバイクとエンデュランスロードバイクでは大きな違いがある。レースを行わない人がロードバイクを買うのなら、経験者や乗りこなす楽しみ等の明確な理由がある人を除いて、普通ならレーシング仕様ではなく、エンデュランス仕様のロードバイクを選ぶのが無難だろう。
因みに、自分がFarna SLとFarna 700のどちらかを選べと言われたらFarna700を選ぶだろう。Farna700のほうが乗り心地が比較的良く前傾姿勢も比較的緩く、直進安定性も比較的高いため公道で走るのならFarna700のほうが良いと思うからだ。
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世界を旅するための自転車 GIANT GREAT JOURNEY
GIANTのGREAT JOURNEYと言えば、世界を旅するための旅用自転車として有名だ。かつてのモデルはGIANTのエントリーMTBとフレームを共有化していているが、多くのユーザーから支持され、現行モデルではGREAT JOURNEY専用の車体となっている。
フレームはアルミフレームを採用している。現行モデルではマウンテンバイクの流用から代わり、マウンテンバイクの設計を基本としてトップチューブ長が短い専用設計となっている。フロントフォークはクロモリ製でサスペンションは無い。かつてはサスペンションがついていた。
ハンドルはドロップハンドルを採用。かつてのGREAT JOURNEYはフラットハンドルモデルもあったが今はドロップハンドルモデルのみとなっている。
ブレーキはカンチブレーキを採用している。一般的にカンチブレーキの効きは悪く、世界を旅する人はワイヤー式のディスクブレーキが支持されている。
ギア比は前はクロスバイク用でSHIMANO M361 28/38/48T。スプロケットはSHIMANO HG41 8S 11-32T。MTBに近いくらいは軽いギアが装備されている。
車輪は26インチのマウンテンバイク用を採用。26インチMTBが世界で普及しているため入手しやすく、タイヤも太いため荷物を積んだり荒れた道を走るのに有利で、スピードよりも総合性能を重視する世界を旅する人たちから支持されている。タイヤはMAXXIS OVERDRIVE26×1.75。
標準装備されている部品では前後バニアバッグと荷台が標準装備されている。荷台を見てみると溶接から見てアルミ製のように見える。
GREAT JOURNEYのユーザーの評価
殆どのGREAT JOURNEYのユーザーはコストパフォーマンスの良さが良いと言っている。他の自転車ユーザーと同じく改造も行っている人が殆ど。現行モデルのバニアバッグは防水ではないため、オルトリーブ等の防水タイプに変更が多く、アクセサリーの装着も行っている人が殆どだ。
夫婦自転車世界1週をしている人のブログでは、2009年と2014年のグレードジャーニーを使用している。2014年モデルのグレードジャーニーではハンドルをフラットハンドル化を行い、カンチブレーキをシマノ・DEORE XT Vブレーキに替えて制動力を上げている。2009年モデルのグレードジャーニーでは、ホイール交換、コンパクトVブレーキ化、フロントフォークのリジッドフォーク化を行っている。リジットフォーク化では車体のバランスがおかしくなりいろいろな部分を変更していて、コンパクトVブレーキに変更では、泥除けの装着ができなくなり分割などを行い、泥除けを無理やり装着している。
11万円で日本や世界を旅することが出来るグレードジャーニー。ただ、現行モデルではコントロール性が高いフラットハンドルモデルが無く、クロモリ製フレームの採用やフラットハンドルタイプもあるルイガノのLGS-GMTシリーズのほうが有利な場面もある。ただ、「GIANT・グレードジャーニー」の知名度の高さや今までの実績があるため、まだまだツーリング用自転車として売れていくだろう。
参考
【旅の装備その1】自転車関係 ラッパ吹きながら自転車で日本一周する
ゆーじろーの自転車で日本一周?+α?の旅 【出発前_装備品】その①!自転車関連
旅の相棒 -partner-(初期モデルのグレードジャーニー)
自転車・付属品など | 日本一周100名城
自転車日本一周、使用した装備の評価まとめ。|世界一周メッセンジャーぴでゆき
5年前に日本一周をしたバイクが世界一周へ: NRSのブログ(初期モデルのグレードジャーニー)
世界一周のための自転車 : フィールドテスト | 自転車世界一周

