マンスリーアーカイブ 11月, 2016

8インチ小径折りたたみ自転車「Pacifc Carry-me」で300キロを25時間走る鉄人の世界

8インチホイールを装着した超小径自転車で有名な「Pacific Carry-me」は、メーカーサイトを見ると10キロの短距離移動用の自転車のコンセプトで作られたようだ。実際に乗った感じも10キロ程度の短距離以上で使うのは、振動や車輪径の小ささによる不安定さでそれ以上は走りたくないと思った。 ところが、そんなCarry meで300キロを走る人が世の中にはいるようだ。 http://togetter.com/li/1040368 ぼくがキャリミで300走ったときの全装備です pic.twitter.com/StCkYlI726 — ponic@ちちぶにかえりたい (@pppponic) 2016年11月25日 駆動系は完全ノーマルでDHバーを装着したCarry me。コンセプトである走行距離10キロの30倍以上の314km(東京湾→直江津)を約25時間で走破したとのこと。普通のスポーツ自転車でも大変なのに、Carry-meで行うとは凄いとしか言いようがない。 超小径車で超長距離を走る人はパナソニック・トレンクルでもいるが、8インチ折りたたみ自転車で300キロ以上走った例はこれだけなのではないかと思う。

Tech 1 CARACLE-Sが進化した所、実際の走りの感覚をまとめてみた

スーツケースに入る20インチ折りたたみ自転車として知られているTech1 Caracle-S。2016年モデルは2015年モデルとは大幅に変わった部分がある。一番分かりやすいのはリヤサス部分の取り付けを変更しシートアングルを寝かした所。これにより漕ぎやすくなり普通の自転車のように漕ぐことができる。 https://www.cyclorider.com/archives/11258 ハンドルポストも昔のモデルはしなったが、サイクルモード2016で試乗したモデルは自分が触った限りではしならなくなりDAHONやTernの折りたたみ自転車と同程度だと感じた。その他にヘッドチューブにアクセサリー台座を装着したり、後部リンクパーツの一体化など細かな改良を加えているようだ。 Tech One Caracle-SはTernの折りたたみ自転車で言うと、どのくらいのレベルか サイクルモードの試乗コースは通常の舗装路よりも綺麗な路面のため、実際の走行感覚とは異なる。ただ、今回はサイクルテラスの試乗コース(綺麗なアスファルト細い)でTern Link C8とTern Vergeに乗ったので、Caracle-Sがどのくらいのレベルなのか比較することができた。 Tern Verge P10 Tern Link C8 個人的な感覚ではLink C8以上、Link C8からの走りを想像した限りではLink N8と同クラス、Verge P10よりは落ちるといった感覚だった。Link C8の評価が低いのは、KENDA KWESTタイヤが原因だろう。Verge P10の走りの高さは、20インチの中でも車輪径が大きい451規格を採用しているのとシンプルな車体設計なのもあるのかもしれない。 https://www.cyclorider.com/archives/10075

Bluetoothインターコム・カメラを搭載した自転車用ヘルメット SENA スマートサイクリングヘルメット

サイクルモード2016に展示してあった、SENAスマートサイクリングヘルメットは、従来の自転車用ヘルメットには無い機能が多く装備されている。通常の自転車用ヘルメットで付加価値を付けるのなら、デザインや軽量を重視したものが殆どだったがSENA スマートサイクリングヘルメットは電子機器をヘルメットに装着し付加価値を高めている。 https://www.youtube.com/watch?v=Gqe8z13shZ0 SENAスマートサイクリングヘルメットには、Bluetooth4.1技術を採用したインターコムシステムが搭載されている。スマートフォンと接続することが可能で最大4人の人とと同時に話すことが可能とのこと。また音楽や、電話の着信、アプリのデータをスピーカーから聞くことができるようだ。 ヘルメットの前方中央にはカメラがあり動画を撮ることができる。QHD(1440p)、FHD(1080p)の画質で約2時間の録画ができるようだ。 スマートフォンとの連携機能を装備しており、アプリを入れればヘルメットの設定を行うことができる。オプションとして、Bluetooth Handlebar Remoteという、ハンドル装着用のユニットがあり、グローブをはめても、ヘルメットの操作が手元で可能になる。 http://senabluetooth.jp/message/sch.html 予想よりも軽いヘルメット。ただ、破損時の対応は欲しいところ サイクルモードではヘルメットを被ることができたため、被ってみたが、普通の自転車用のヘルメットの感覚で被れた。重量はOGK FM-8と同じぐらいのようで、個人的には重く無いと思った。 気になるのは破損時の対応。Bluetooth機器と一体になっているため、転倒などで破損した時、ヘルメット部分のみ壊れたら、安価に交換できるようにする交換プログラムはあったほうがいいかもしれない。また、ヘルメットのデザインや形状に合わない人のためにBluetooth部分のみ販売するのも良いのでは無いかと思う。