マンスリーアーカイブ 3月, 2016

初めてファットバイクで雪道を走った人の「初めてのファットバイク雪道走行ガイド」

八ヶ岳サイクリングでファットバイクでの雪上ライドをやってきました。初ファットバイクで初雪上走行は多くの収穫があり、もっと早くに行けばよかったと思っている。今回は、初めてファットバイクで雪道を走った人の「初めてのファットバイク雪道走行ガイド」をまとめてみました。 暖かい日は意外と走りにくい 今回走った時は暖かく、晴れている時に上っていると汗が出てしまうほどだった。そんな暖かい日だと雪が溶けていくのか滑りやすく、上り坂で止まり発進しようとするとスリップして発進しない場面もあった。ガイドの人によると、寒い日だとドライのようにグリップするということで走りやすいようだ。 走りやすい場所と走りにくい場所がある 上の写真を見ると走れそうなラインが非常に多く見えるが、実は走りやすいラインと走りにくいラインがある。走りにくいラインだと滑りやすく手に伝わるのがわかる。写真のような上り坂でも、ライン選びの面白さを体験することが出来る。 滑らないように力を出して走る難しさ タイヤが太いファットバイクでも滑る場面はある。このような場合タイヤを滑らないようにして走らせるのがベストだと思うが、これがなかなか上手くいかなく難しい。ペダリングの練習にはうってつけかもしれない。 見えないギャップの存在 下り坂を走ると、平らな雪道でも小さなギャップがあり、スピードを出さなくてもギャップをいなすコントロールを楽しむことができる。逆に何にも考えないで突っ走ると、見えないギャップに驚くだろう。また、ちょっとした雪の轍を通るのも意外と難しく、コントロール力が身につくことができる。 滑っても逆ハンドルで立て直せるグリップ性能の高さ 雪道では夏タイヤを装着した自動車よりも遥かに安心できるグリップ力があるファットバイク。ファットバイクで一番凄いと思ったのは、太いタイヤによるグリップ力だ。 初めてファットバイクに乗った時の場所は、少し傾斜がある上り坂で、地面はシャーベット状で普通の靴だと滑りそうな場面だった。夏タイヤを装着した自動車では絶対上れない場面を、恐る恐る漕ぐと何とも無いように発進しファットバイクの虜となった。さらにファットバイクに乗って驚いたのが、ツアーで雪道の下り坂を走行中に前輪が滑る場面で感覚的に逆ハンドルで立て直した場面。これはオフロードオートバイや自動車で見る、逆ハンドル(カウンターステア)だが、前輪が滑ったら殆どは即転倒に繋がる自転車の世界で、素人が容易に雪道で逆ハンドルを切って立て直せるという凄いグリップ性能を持っている。 ファットバイクの雪上走行は一度は絶対体験するべきだろう ファットバイクで雪道を走るのは、ロードバイクやクロスバイクで舗装路を走ったり、マウンテンバイクでオフロードを走るのと比べると遥かに異次元の感覚だ。簡単に書くと、自分の力で行くアドベンチャーと、乗り物をコントロールする楽しさを両方体験でき、その楽しさも太いタイヤで懐が深く初心者でも楽しむことが出来る。 個人的に気になるのは、通常の荒れた未舗装路ではファットバイクは、どんな挙動をするのかということ。太いタイヤは荒れた未舗装路でも前輪が滑ったら立て直せるようなグリップ性能があるのだろうか。恐らく自分はファットバイクの自転車ツアーはもう一度行くことになるだろう。 KONA コナ WO ウォー 2016【26x4.8】ファットバイク MTB マウンテンバイク 自転車 ★【送料無料】【レビューを書いて防犯登録無料】【ワイヤーロックプレゼント】 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング ヤフオク!

スマートコントロールブレーキの評判の悪さをまとめてみた

ブリヂストンサイクルの一部の電動アシスト自転車に採用されている前ブレーキに、スマートコントロールブレーキというのがある。従来のキャリパーブレーキよりも制動力があるのが特徴だが、このスマートコントロールブレーキは評判が悪く、まとめてみることにした。   可動部の多さ スマートコントロールブレーキは、通常のシティサイクルに採用されているキャリパーブレーキや、Hydee2に採用されているVブレーキと比べると可動部分が多い。キャリパーブレーキよりも制動力やコントロール性を上げ、Vブレーキで発生する片効きを解消するためだと思われるが、可動部分が多いということはそれだけ不具合が多くなるということだ。可動部分が多くても設計や精度が良ければ不安は少ないが、実際の所は設計や精度の問題で不具合が発生している。 樹脂パーツの問題点 スマートコントロールブレーキには、白い樹脂パーツ(スライダ?)がブレーキの機構として採用されているが、重要な部品なのに問題点が多発している。 この樹脂パーツが無いと、上手くパンタグラフを拡げる事が出来ないのに、ブレーキの圧迫で樹脂パーツが変形する、パーツとのかみ合わせの精度が悪く変な位置にハマる問題がある。またプラスチックカバーがブレーキの可動領域に干渉する事例もあるようだ。 機構的な問題でブレーキの稼働が制限される スマートコントロールブレーキは、パンタグラフ機構によって制動力が上がるのを売りとしているが、パンタグラフ機構によりブレーキアームの可動域が制限されるため、ブレーキシューが使いきれないという問題があるとのこと。   現時点ではスマートコントロールは駄目ブレーキか スマートコントロールブレーキには、重要な機構部分に樹脂部分を採用しているが、自転車のブレーキに、機構的に重要な部分で樹脂部品を採用している事例は殆ど見ない。そもそも力が加わって変形してしまう部分に樹脂部分を採用しているのは変だと思う。スマートコントロールブレーキは不具合報告があまりにも多く、現時点ではスマートコントロールブレーキ搭載車は手を出さないのが無難だろう。 参考 http://kamikawa-cycle.com/blog/1298 http://monoooki.net/2015/10/repair-a-smart-control-brake-for-bikke/ http://cs-shinwa.sblo.jp/article/113700356.html http://cs-shinwa.sblo.jp/article/173546226.html http://blog.goo.ne.jp/bsbishop/e/b641d3f49e1a32bb02e169dba94e44bb

車体の耐久性を犠牲にしない軽量化 工具を軽量化して走行性能アップ

自転車の走りをアップさせる方法の一つに軽量化がある。エンジンの出力を上げないで走りを良くするには一番で、自動車やオートバイの世界でも軽量化は重要となっている。 走りだけでなく保管や輪行などを行う場合も軽さは効くため、自転車にとっての軽量化は一大テーマとなっており、耐久性を犠牲にしても軽さを重視した自転車や部品がある。 軽い自転車や軽い部品の装着は耐久性を削るため、やりたくない人もいるが、実は自転車の耐久性を削らないで軽くする方法がある。 それは工具を軽くするということ。工具を軽くするというのは自転車メディアでは殆ど言われないが、走っているユーザーだと工具を軽くする考えを持っている人は少なくない。 自転車でツーリングを行う際、工具を持っていくのは当たり前だ。自動車ですらスペアタイヤやパンク修理道具が入っていて、自転車で長時間走るのならトラブルに対処するのなら、工具は必ず持っていく。 その工具は金属製で嵩張るため意外と重い。バックに入れると肩にずっしりくるのが分かり、自転車のボトルケージやサドルバッグに装着すると、車体の重さにつながる。 工具を軽くする方法で一番簡単なのは、使わない工具を持って行かないこと。この方法は各人の経験で決定するため自分で考えて行うのが一番だろう。自分の場合は持っていかない工具が無いため、軽い工具を選ぶのに注目していきたい。