マンスリーアーカイブ 3月, 2016

ファットバイクの普及で見えた冬山登山的なリスク

ファットバイクが素晴らしいのは、雪の上を走れるという従来の自転車ではできなかったことを行えることだろう。これは実際に乗らないとわからないことで、雪の上を普通に自転車で走ることがこれだけ面白いとは思わなかった。 このようなファットバイクは比較的多くの会社から登場しており、10万円台前半で購入できる安価な有名ブランド品も登場してきた。 そんなファットバイクだが、ファットバイクが普及していくにつれて新たなリスクも出てきたようだ。 ファットバイクの普及で今までとは違う危険性が出てきました。 | Dimension mtbproshop ファットバイクで雪道を走るということは、普通の人では危険な場所を走ることになる。上記のサイトでは、ファットバイクで下手に標高が高い所を走ると、普通の寒さ対策では対応できず、自転車も相応の対策が必要とのことだ。標高が高い雪がある寒い場所で走ると、油圧ディスクブレーキやシフトワイヤー、ビンディングペダルが凍るという、普通の自転車生活では想像できないことが発生するとのことだ。 このような場所を走るには冬山登山的な知識は必要だろうが、冬山登山を行っている自転車乗りが少ない。自分の周りでは某Y氏やFeltロードバイクに乗る某S氏、ウメザワを譲ってもらった某I氏が冬山登山経験者だが、普通なら知り合いに冬山登山経験者を探すのは非常に難しい。 今後ファットバイクで雪上走行を薦める所は増えるだろうが、下手に雪上走行を煽って、雪崩に巻き込まれる、雪庇で滑落、凍死等の問題が発生する可能性は否定出来ないだろう。

折りたたんで細くなる自転車カゴ yepp-cargoシリーズ

Yepp Cargo to the trains from FietsAwards on Vimeo. 自転車のカゴは大きくなると、駐輪がしにくいという問題がある。そのような問題を解決したのがyepp-cargoシリーズ。このカゴの特徴は折りたたむと細くなることだが、通常の自転車カゴでは見れないモダンなデザインにも注目だろう。 yepp-cargoには3種類あり、プラスチック製のboxx、は防水の織物とターポリンを使用したflexx、合成樹脂を採用したcosmoの三種類ある。 気になるのは日本で売られている自転車に装着できるのかということ。動画の自転車には縦長の前キャリアに装着しているが、このようなキャリアは日本では見ない。購入する場合は情報を調べてから購入したほうがいいだろう。 Yepp(イエップ) CARGO boxx(カーゴ ボックス) 折り畳み式フロントキャリアバスケット BLACK 40101 ブラック posted with カエレバ Yepp(イエップ) Amazon 楽天市場 Yahooショッピング ヤフオク! Yepp(イエップ) CARGO flexx(カーゴ フレックス) 折り畳み式フロントキャリアバスケット OCEAN 40307 オーシャン posted with カエレバ Yepp(イエップ) Amazon 楽天市場 Yahooショッピング ヤフオク! Yepp(イエップ) CARGO cosmo(カーゴ コスモ) 折り畳み式フロントキャリアバスケット PURPLE 40201 パープル posted with カエレバ Yepp(イエップ) Amazon 楽天市場 Yahooショッピング ヤフオク!

マウンテンバイクとグラベルロードを足したNEW ROAD cannondale SLATE

Cannondale SLATEはロードバイクのジャンルに入っているが、従来のロードバイクやシクロクロス等に入らないNEW ROADというジャンルに入っている異質なロードバイクだ。 フレームは6069アルミフレームでシマノの電動変速機Di2に対応。タイヤは27.5インチのMTB系のためマウンテンバイクに見えるが、全体的なスタイリングは前三角形が、MTBみたいにコンパクトではなく跨ぎにくい形や、チェーンステーの短さを見るとMTBではなくロードバイクの考えで作られている。 フロントフォークはサスペンションフォークだが、キャノンデールが得意とする片持ちサスペンションのレフティ。レフティもSLATE専用で稼働量は30ミリと少なく基本は舗装路用に近い。因みにクロスバイク用のサスペンションは50ミリが多くSLATEに装着されているレフティが、舗装路用にこだわっているのかがわかるだろう。 ブレーキはシマノ・R505油圧ディスクブレーキでロードバイク用のディスクブレーキを採用している。 ギア比はSLATE 105の場合、クランクはCannondale Si, BB30a, FSA rings, 52/36。リアスプロケットはShimano 105 5800, 11-28, 11-speedと全体的に高めのギア比となっている。 車輪は650B、所謂27.5インチマウンテンバイクで採用されているタイプ。タイヤはCannondale Slate Folding TRS tubeless, 650x42c, by Panaracer。タイヤ幅は太いが標準装備のタイヤでフレームとの隙間が少ないため、これ以上タイヤを太くすることは出来ないだろう。 Cannondale SLATEのユーザーインプレッションで見えてくるもの Cannondale Slateは一番安いモデルで39万円する高価なモデルだが、乗っている人のブログを発見した。写真を見るとチェーンステー周辺のタイヤとフレームの隙間が非常に少なく、マウンテンバイクのように泥づまり等には想定していなく、ツーリング車のように泥除けを装着することは考えていないと思われる。 ユーザーインプレッションを見ると、舗装路は長い登り以外はなかなか軽快で、下りや舗装が荒い所はタイヤが太いからか安心感が多いとのこと。砂利道等の未舗装路はシクロクロスとは違い安定感は高いが、濡れた箇所は滑りやすくスリリングな走りを楽しめるようだ。 SLATEの車体やユーザーインプレッションを見ると、SLATEは普通の人が走れる道の走りを楽しむためのスポーツ自転車だと思えば良いかもしれない。ロードバイクは綺麗な舗装路を走るのに向いていて、マウンテンバイクは山道を走るのに特化しているが、殆どの道にある公道や砂利道はロードバイクでは段差や荒れた舗装路、砂利道に弱く、マウンテンバイクでは舗装路の走りは弱い。Cannondale SLATEはロードバイクやマウンテンバイクが有利な場面は弱いが、段差や荒れた舗装路、砂利道はロードバイクよりも強く、舗装路の走りはマウンテンバイクよりも速く走れ、総合的にはしることが できる。 既存のグラベルロードとは違う発想のSLATEは、グラベルロードとは違う考えで作られているように見える。面白い自転車だと思うが、高価で専用部品が多く、安くチューンアップするのは難しく費用対効果よりも独自性を重視して買う自転車だろう。 参考 Cannondale SLATE(公式サイト) Cannondale SLATE:地の果てでなんか遊んでる人ブログ。:So-net blog SLATEに合わせるタイヤとか規格とか:地の果てでなんか遊んでる人ブログ。:So-net blog