高齢者の移動問題解決の一歩!? 電動アシスト付き4輪自転車『遊歩リベルタ』登場 セリオから

株式会社セリオは、10月1日より、自社で開発・製造した電動アシスト付き4輪自転車『遊歩リベルタ』のレンタルとリースのサービスを開始すると発表しました。

近年、高齢ドライバーによる交通事故が社会問題となり、多くの高齢者が免許の返納を考えている人が増えていますが、核家族化や地方の公共交通機関の衰退などの問題が重なり、代わりの移動手段が容易には見つからない状況が続いています。同社はこのような背景を受け遊歩リベルタを開発したとのこと。

『遊歩リベルタ』は、従来の2輪自転車の運転が困難になった方々の身体状況や気持ちに配慮して、車体構造を一から見直した4輪電動アシスト自転車。こぎ出し・停止が安全に行えるよう、4輪で自立する設計を採用することで、足を接地させてバランスを取る必要が無いという利点があります。

さらに、ゆったりと安楽な後傾姿勢で乗車できるよう、漕ぎやすさと足付きの良さを両立するためにペダルとサドルを斜めに配置し、サドルには背もたれも装着。荷物はハンドル操作が妨げられないように車体に装着された前かごと後ろかごを装着。加えて、跨ぎやすい低床フレームと低重心の構造により、高齢者の移動問題解決になる可能性が高いモビリティとなっています。

遊歩リベルタのサイズは、全長1,585mm、全幅590mm、サドル高は670mm(前後調整範囲60mm)、重量は40.5kgとなっています。前カゴは8kg(29L)の積載性能を持ち、後カゴは18kg(29L)の積載性能があります。走行可能距離は42km(オートモード)です。

遊歩リベルタは、当初はセリオが直営する「モビリティショップ」の17店舗での限定販売となります。レンタルは、ショートクプランで1月あたり20,900円(税込、以下同)。リースは6ヵ月プランが18,700円、12ヵ月プランは16,500円です。これらの価格には、納車、引上げ、訪問点検、賠償責任保険などのサービス料が含まれています。また、希望小売価格は437,800円で、販売開始は来春以降となる予定です。

サービス提供開始エリアは、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、静岡県、大阪府、奈良県、兵庫県、岡山県、広島県、愛媛県となっていますが、一部サービス提供ができない地域も存在します。

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