LOOK ROVER45 ロードバイクの「LOOK」とCIXIがコラボしたチェーンレスのスピードEバイク

ロードバイクで有名なLOOKと、マイクロモビリティのCIXIは共同で「LOOK ROVER 45」の開発を行った。

両社がコラボレーションしたLOOK ROVER 45の一番の特徴は、PERS(ペダリングエネルギー回生システム)。これは、チェーンやベルトドライブ、トライブシャフトなど、クランクと後輪を機械的に接続しなくても機能する機構で、ライダーが生成した電力は、ボトムブラケットで電力に変換されてモーターに電力を供給し、推進力を生成する。これにより変速やチェーンメンテナンスの心配をすることなく、反応的で直感的なスピードコントロールを可能にするシステム。ライダーは自分のケイデンスを設定したり、システムを「ロック」したり、アクティブパイロット・アプリを使ってデジタルキーを誰かと共有することもできる。

CIXIは、元々は高速道路で時速120キロを出すことができるマイクロモビリティ「VIGOZ」を開発していたが、LOOK Cycleとの協力により、その技術をEバイクにも適用しているとのこと。

CIXIとLOOK Cycleの共同プロジェクトは、1年半に及ぶ緻密な研究と開発を実施。ROVER 45は、最高アシスト速度が時速45キロ(欧州市場では免許が必要なS-pedelec扱い)、バッテリー容量は700Wh。車体は、3Dメタルプリント技術を使用している。

1年半にわたる開発では、LOOKは豊富なリソースと専門知識を提供。特にS-Pedelecバイクに特化したフレームデザインで、CIXIの革新的なPERSテクノロジーを補完し強化した。両社の専門家チームは、緊密な協力の下で、それぞれの長所を最大限に活かすことに焦点を当てました。CIXIのチェーンレス・ペダリング技術は、自転車の走行性能を大幅に高めるもので、それをLOOKの卓越したバイクデザインと融合させることで、高性能かつ統一感のある製品が生まれたと謳っている。

日本国内では2023年8月28日時点では、PERS(ペダリングエネルギー回生システム)を採用した電動アシスト自転車は認可されておらず、最大アシスト速度の関係もあり、日本での扱いは原動機付自転車扱いになると思われる。日本での発売は不明。

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