水曜日, 9月 23, 2020
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BESV TRS2 AM生活 Vol.3 フルサスE-MTBの舗装路ライドは快適か?【E-Bike生活】

フルサスペンションE-MTB「BESV TRS2 AM」のロングインプレッション企画「BESV TRS2 AM生活」3回目。今回はフルサスペンションE-MTBの舗装路性能を評価する。

フルサスペンションE-MTBのインプレッションと言えば、オフロード走行のみ評価する事が多いが、非競技者向けの「シクロライダー」では、一般公道での走行感も重要だと考えている。マウンテンバイクと言えば専用コースや、トレイルのみを走るイメージがある。

しかし、マウンテンバイク専用コースを走るのは一部の趣味人が行っているのが実情で、トレイルや林道を走るにしても入り口まで行くには舗装路を走る事が殆どだ。いくらオフロード走行が楽しくても、舗装路が快適に走行できないと、トレイルや林道の入り口にたどり着く前に嫌になったり、力尽きてしまう。また、E-MTBをレジャーとして多目的に楽しめるため、舗装路走行の評価は重要だ。

BESV TRS2 AMの舗装路巡航速度は?

フルサスE-MTB「BESV TRS2 AM」を舗装路平地での巡航速度は、アシストに頼った走り方を行うのなら時速23キロ付近だろう。一般的な人力クロスバイクならそのぐらいのスピードは簡単に出るので、不満に思うかもしれないが、筆者が乗った限りでは、大きな不満は感じなかった。

一番の理由は、舗装路の平地だけでなく、発進や上り等、総合的に見ると遅くない事。発進時は筋肉が非常に疲れる過負荷な所がなく、向かい風でもアシストの恩恵を受け一定の速度で走行できる。そして上り坂は時速18キロで上れるため、ストレスを感じにくいのもあるだろう。

車体性能が高いBESV TRS2 AM

BESV TRS2 AMはフルサスペンションE-MTBながら、舗装路で本気で漕げばアシストオフの速度(日本の法律では時速24km以上)でも進む。健脚な人なら時速25キロ以上の巡航や、瞬間で時速30キロを出すぐらいならできる。これが普通のオンロード用E-Bikeならわかるが、ダウンヒルMTB用タイヤ「MAXXIS MINION DH2」27.5×2.6インチを装着したフルサスペンションE-MTBなのを考えたら驚異的だ。

Tern Vektron(Bosch Japan所有車、未発売カラー)

BESV PSA1

筆者は様々なE-Bikeに試乗した事があるが、アシスト外加速に関しては、Tern VektronやBESV PSA1よりもBESV TRS2 AMのほうが速く走れると感じた。BESV TRS2 AMの車体重量は23.3キロと、Tern Vektron(19.8キロ)やBESV PSA1(19.6キロ)よりも重く、ダウンヒル用MTBタイヤを装着したフルサスペンションE-MTBと、遅くなる理由しかないが、それでも2車よりもアシスト外加速が速いのは、発進時は強力なトルクで発進を手助けするだけでなく、車体自体の設計が良くできているのもあるだろう。因みに、車体設計の良さはアシストOFFでの走行でも生かされており、BESV TRS2 AMなら舗装路平地走行の場合、発進は遅いが時速23キロ巡航は可能だ。

舗装路走行に不満があったらタイヤを交換しよう

しかし、いくら舗装路走行が悪くないと言っても、E-クロスバイク等と比較してしまうと見劣りしてしまう人もいるだろう。舗装路を軽快に走りたい場合、タイヤ交換をオススメする。舗装路走行のみを楽しみたい、オンロード用スリックタイヤに交換するのが一番だが、BESV TRS2 AMに使われているセミファットサイズのタイヤはオフロード用が殆どで、オンロード用スリックタイヤのラインナップが非常に少ない。筆者が知る限りではシュワルベ スーパーモト エックス(27.5×2.8インチ)ぐらいだ。

シュワルベ スーパーモトX


BESV TRS2 AMの舗装路走行に関しては、普通のサイクリングレベルで楽しむのなら特に問題は無い。筆者なら舗装路の100キロ超のロングライド等を行うのなら、標準装備のダウンヒル用タイヤを外して、抵抗が少ないマウンテンバイク用タイヤに交換するだろう。

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文:松本健多朗

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