電動アシスト自転車 S1-Kはどういう自転車? 試乗した感想やスペックまとめ

電動アシスト自転車ブームにより多くの会社から電動アシスト自転車が登場している。2018年5月5日(土・祝)東京都で行われたサイクルドリームフェスタ2018では発表前の電動アシスト自転車S1-Kという電動アシスト自転車が展示されており試乗が可能だった。S1-Kという電動アシスト自転車は、Life Bikeが販売・サポートを行い、2018年夏に向けて販売準備を行っているとのこと。今回、サイクルドリームフェスタ2018で試乗した時の感想などをまとめてみた。

S1-Kのスペック

S1-Kのスペックは、2018年5月8日現在正式に公開されていないが、話を伺ったのをまとめてみた。シートチューブを無くしたフレームは6061アルミを採用し、フロントにはサスペンションを装備。前輪は取り外し可能なクイックリリース式となっている。後輪はインホイールモーターを採用したシングルスピードタイプだ。

S1-Kは中国の製造会社の電動自転車に部品の変更など独自のアレンジを行っていると語っていた。主な変更点はアシストセッティングを日本向けにアレンジし型式認定の取得を行うとのこと。車輪はアルミとマグネシウムとの合金で、バッテリーはLG製を採用。ハンドルは手前にベントしたアップハンドルでサドルは大きくて柔らかい街乗り向けサドルとなっている。元の電動自転車はスポーティなフラットハンドルに、スポーツサイクル用のサドルを採用していたが、乗りやすくするために変更したようだ。希望価格は18万円台で、2018年夏に販売予定とのこと。

S1-Kに実際に試乗した感想

サイクルドリームフェスタ2018では、S1-Kに試乗することができたため、試乗コースを2週ほど回って試乗してみた。発進時はアシストに多少ラグがあり比較的フラットトルクで走るタイプのアシストユニットとなっている。ヤマハやパナソニックの一般車用アシストユニットは発進時のトルクが大きくアシストのON・OFFが明確にわかるタイプとなっており、好みが分かれるだろう。踏み込み時の感触は特に問題は無い。

乗り心地は意外と良い。一般的に小径車は乗り心地は硬く、さらに通常の自転車に採用されているスポークではなく、スポークと比較して剛性が高いアルミマグネシウム合金ホイールを装備しているため乗り心地は硬いと思ったが、厚めの大型サドルにフロントサスペンションを搭載しているためか、段差通過時の硬さは感じられなかった。

因みに参考品として折り畳み自転車バージョンも試乗が可能だった。折り畳みバージョンは現時点では日本向けの改良を行っていないため販売はしないとのこと。試乗すると、販売予定のS1Kよりもアシストのラグは大きすぎる問題がある。特に低速で再加速しようとしたときのアシストは2秒ほど遅れてアシストがかかり、アシストのパワーも少ないため、このままの状態では発売は難しいだろう。

S1Kの価格は18万円台とのこと、面白いデザインとコンパクトな車体を売りにして信頼性とアフターサービスがあれば、ニッチ層に向けてそれなりに売れるのではないかと思う。

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