後ろのギアを大きくすることで、ロードバイクのギア比を簡単に軽くする方法(シマノ編)

ロードバイクの重いギア比を簡単に軽くする方法で、リアスプロケットが大きいギアを装着する方法がある。この方法の利点は、安価にギア比を軽くできること。

例えばギア比を下げる方法で、トリプルクランク(前3速化)にする方法があるが、この方法では、クランク・フロントディレイラー・リアディレイラー・ボトムブラケット・チェーンを交換するため、何万円もかかるという問題がある。一方、スプロケットを大型化する方法ではリアスプロケット・リアディレイラー・チェーンで済むのでトリプルクランクよりも安価で可能だ。

一般的なコンパクトクランク(50-34T)でリアスプロケット大径化の場合だと、一番軽いギアはクランク:34T、スプロケット:32Tで、1対1に近いくらい軽くすることが可能だ。今回はリアスプロケットが大きいギアを装着して、ロードバイクのギア比を軽くする方法をまとめてみた。

7速以下の場合

7速以下スプロケットの場合、ボスフリータイプとカセットスプロケット(7速のみ)がある。両タイプとも、大型のスプロケットが売られている。

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問題はリアディレイラーで、シマノ公式の7速ロードバイク用リアディレイラー「Tourney A070 RD-A070」では、最大ロースプロケットは28Tなので、大型リアスプロケットの最大ロースプロケット32Tには対応していない。この場合はMTB用リアディレイラーや、シマノ・クラリスのリアディレイラーを使用したほうがいいだろう。

8速の場合

シマノ・クラリスで一番軽いスプロケットは、CS-HG50-8 11-32T

リアディレイラーはRD-2400-GS

9段の場合

シマノ・ソラで一番軽いスプロケットは、CS-HG50-9 11-32T

リアディレイラーはRD-3500-GS

10段の場合

シマノ・ティアグラで一番軽いスプロケットはTIAGRA CS-4600 12-30T

リアディレイラーはRD-4601-GS

11段の場合

シマノ・105で一番軽いスプロケットは、105 CS-5800 11-32T

リアディレイラーはRD-5800-GS

公式でこのギア比を採用しているロードバイク

公式でこのような軽いギア比を採用しているロードバイクは存在する。MERIDA RIDE 80は、前2段のコンパクトクランク(50-34T)、大型のリアスプロケット(11-32T)、GSタイプのリアディレイラー(Shimano Claris GS)を採用している。因みにMerida Ride 80は今回の部品選択の参考にもなっている。

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