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スズキの電アシ風折りたたみ電動モペッド「e-PO」 中小企業の電動モペッドを駆逐するか?

東京ビッグサイトで開催されたジャパンモビリティショー2023において、スズキブースが新しい乗り物「e-PO」を披露したことが注目を集めていた。このe-POは、パナソニックサイクルテック株式会社の電動アシスト自転車「オフタイム」をベースに、スズキ独自の電動アシスト制御を施した電動モペッドだ。

e-POは、無免許で運転できる電動アシスト自転車とは違い、免許が必要な第1種原動機付き自転車扱いとなる。そのため、ペダルのみの走行に加えて、電動アシスト走行とフル電動走行モードを備えている。

電動アシスト状態でも、e-POは法律で定められた電動アシスト自転車のアシスト速度である時速24キロの制限を超えてもアシスト機能がオフにならない。この件に関して開発者に伺った所、開発テストなどを行ってくうちに電動アシストの良さを見直したため、従来の電動アシスト自転車のようにアシスト機能を備えたとのこと。アシスト比率は無免許で運転できる電動アシスト自転車のように最大2倍+アシスト比率低減とは違い、3倍のアシスト比率を採用しているようだ。

e-POにはスズキの電動アシスト自転車「ラブ」やパナソニックの電動アシスト自転車と共通のバッテリーが使用されており、16Ahの大容量バッテリーが装着されている。安全性の面では、ベースモデルのオフタイムが備えるVブレーキからディスクブレーキや前照灯の変更を実施。但し、車体に関してはベースのオフタイムとは全く変わっていない。

大手企業の乗り物は通常の法律で定められている基準よりも厳しい独自基準が存在していることがあり、自転車ベースの電動原付はそのような独自規格を満たさないのではと思ったが、ブレーキなどの小変更を行うだけで問題ないというのは、元の車体が頑丈だということだろう。そのため、オフタイム同様、折り畳みが可能なため、車のトランクに積んで移動することができる。

世界的に電動モペッドは電動アシスト自転車(Eバイク)と比較すると非常にマイナーな乗り物で、このような乗り物を作るメーカーは中小企業が多い中、世界的大手企業のスズキがコンセプトモデルながら発表するのが面白い。

日本では様々な中小企業が電動モペッドを販売しているが、大手企業で大規模な販路があり、開発能力があるスズキが電動モペッドに参入したら、ライバルを踏み潰すだろう。

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ヤマハ発動機 PAS CITY-SP5の2024年モデルを発表 新型小型バッテリー搭載

ヤマハ発動機株式会社は2023年11月14日、通学や通勤に適した27型電動アシスト自転車「PAS CITY-SP5(パス シティ エスピーファイブ)」の2024年モデルを、12月15日に発売すると発表しました。このモデルは通勤を重視した構成が特徴で、27型リムと太めのタイヤの組み合わせ、内装5段変速などを装備しています。

重要な進化点として、新型の大容量バッテリーと充電器が導入されています。バッテリーは、従来モデルと比較して、容量が0.4Ah増加しながらも、重量は450g軽減し、サイズも約20%小型化されました。また、持ち運びを容易にするためのハンドル部分のデザイン変更、脱着の容易さを考慮した左右非対称デザイン、高級感あるレーザー刻印ロゴなどが採用されています。

充電器についても、サイズが約40%縮小され、インテリアに馴染むシンプルなデザインが採用されています。これにより、狭いスペースでも充電が可能で、使用しない時の収納も容易になりました。

新しいカラーリングには、「マットネイビー(ツヤ消し)」、「ミラーシルバー」に加えて、新たに「バーガンディ」が加わりました。これらの色合いは、大人っぽい印象と上質感を演出しています。PAS CITY-SP5の価格は152,900円(税込み)です。

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ヤマハ発動機 PAS RIN/Amiの2024年モデルが登場 新型小型バッテリーを搭載

ヤマハ発動機株式会社は2023年11月15日、通学向け電動アシスト自転車「PAS RIN(パス リン)」と「PAS Ami(パス アミ)」の2024年モデルを、来年の1月31日に発売すると発表しました。

PAS Ami
PAS RIN

「PAS RIN」は、”シンプルでかっこいい通学車”をコンセプトに、ストレート基調のフレーム採用などによるスポーティーでユニセックスなデザインを取り入れた電動アシスト自転車。2024年モデルのカラーリングは、どんなファッションとも合わせやすくカジュアルな印象を与える「ホワイトオレ」と、落ち着いた印象の「マットネイビー」を新たに設定。

「PAS Ami」は、”かわいいと実用性を両立した通学車”をコンセプトに、便利な装備や機能、ナチュラルで女性らしい外観デザインを取り入れたモデルです。2024年モデルのカラーリングは、ナチュラルな印象を与える「グロスミスティグリーン」を新たに設定しました。

これらのモデルは、高回転ペダリング時でも快適な乗り心地を提供する「アシストフィーリング」と、自動でアシスト力を調整する「スマートパワーモード」を特徴としています。特に注目すべきは、新型の大容量バッテリー(15.8Ah)と充電器の採用です。これにより、製品はよりコンパクトで使いやすく進化しています。また、長距離の通学にも適しており、大型バスケットやサークル錠の装備も特筆すべき点です。サークル錠は、狭い駐輪場でも容易に鍵の施錠・開錠が可能です。

価格はPAS RINが148,500円(税込み、以下同)PAS Amiが152,900円です。

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ヤマハ発動機 電動アシスト自転車「PAS Withシリーズ」2024年モデル発表 小型バッテリーと充電器を採用

ヤマハ発動機株式会社は11月14日、日々のお買い物や通勤に適した電動アシスト自転車「PAS With(パス ウィズ)」と「PAS With DX(パス ウィズ デラックス)」の2024年モデルを12月15日に発売すると発表しました。

これらのモデルは、登坂時の高回転ペダリングでも快適な乗り心地を提供し、スマートパワーモードによってアシスト力が全自動で制御されるなど、乗り心地の良さが特徴です。新モデルではこれらの快適機能を維持しつつ、よりコンパクトで使いやすい新型バッテリーと充電器を採用しており、バッテリーは従来の12.3Ahから15.8Ahへと約30%の容量アップを実現しました。これにより、充電頻度を減らすことが可能になりました。

新しいバッテリーと充電器は、「日常に馴染む」をコンセプトにデザインされています。新型バッテリーは、容量が増加しながらも450g軽量化され、約20%小型化しており、持ち運びやすい形状と左右非対称のデザインによって車体や充電器への取り付けや取り外しがスムーズになりました。また、レーザー刻印されたロゴによって高級感を演出しています。新型急速充電器は、サイズが約40%縮小され、立てて置けば接地面積を半分以下に抑えることができるため、使わない時もスペースを取らずに収納が可能です。

「PAS With」は、シリーズ内で最も軽量なスタンダードモデルで、カラーリングには新たに「マットスモーキーブルー」「シャンパンシルバー」(26型のみ)、「コーラルレッド」が追加され、さらに洗練されたデザインを実現しました。一方、「PAS With DX」は、よりファッション性に富んだモデルで、「籐風ナチュラルバスケット」や「クラシカルテリーサドル」など、細部にわたるこだわりが見られます。2024年モデルでは、「ブリックレッド」と「マスタードイエロー」(26型のみ)の新色がラインナップに加わりました。

「PAS With」は、26型の場合全長が1,880mm、24型では1,785mmとなっており、全幅は560mm。サドルの高さは26型で750mmから895mm、24型で725mmから870mmの範囲で調整でき、タイヤのサイズは26型が26×1 1/2WO、24型が24×1 1/2WOで、タイヤの幅は約3.9cmとなっています。適応身長の目安は26型が146cm以上、24型が142cm以上です。車体の重さは26型が26.8kg、24型が26.1kgとなっております。

一充電走行距離は強モードで62km、スマートパワーモードで68km、オートエコモードプラスでは100km。モーターはミッドマウントタイプで定格出力は240Wです。変速方式はリヤハブ内装3段式を採用しています。電池の種類はリチウムイオンで、電圧/容量は25.2V/15.8Ahで、充電時間は約4.5時間です。

PAS Withの価格は140,800円(税込)からです。

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PAS With – 電動自転車 | ヤマハ発動機 (yamaha-motor.co.jp)

ヤマハ発動機 新型電動アシスト自転車「PAS Cheer」発表 小型バッテリーと新型充電器を採用


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2023年11月14日に、ヤマハ発動機株式会社は、日常生活に適した電動アシスト自転車「PAS Cheer(パス チア)」の2024年モデルを12月15日に発売することを発表しました。この自転車は、特に初めて電動アシスト自転車を利用する方を対象に、日常使いに必要な機能を備えつつ、コストパフォーマンスに優れています。

主な特徴として、内装3段変速、大型バスケット、そして低床U型フレームを採用。2024年モデルでは、従来の「ノーブルネイビー」「カカオ」に加えて、新たに「マットピュアシルバー」と「スモークイエロー」という上質でカジュアルな印象のカラーが追加されています。これらの新色は26型のみの提供となります。

さらに、この新モデルでは、コンパクトで使いやすい新型の充電器が採用されています。この充電器は、従来モデルと比較してサイズが約40%小さくなっており、玄関など狭いスペースでも充電可能です。また、使用しない時は立てて置くことができ、接地面積を通常時の半分以下に抑えることで、収納に便利です。新充電器のデザインはシンプルでコンパクトであり、インテリアにも馴染むように設計されています。

PAS Cheerは、26インチモデルの場合全長が1,880mm、全幅が580mmであり、24インチモデルは全長が1,775mmとなっています。サドルの高さは26インチモデルで740mmから885mm、24インチモデルで720mmから870mmの範囲で調整可能です。両モデルともにタイヤサイズは幅広の1 3/8 WOを採用し、安定した乗り心地を提供します。車体重量は26.1kgです。

走行可能距離は、強モードで35km、より省エネルギーなオートエコモードプラスでは最大57km。アシストの力強さを表す表示は星4つ。モーターは出力240Wのモーターを搭載しており、後輪ハブは内装3段変速となっています。電池は25.5V/8.9Ahのリチウムイオン電池を使用し、約2.5時間でフル充電が可能。価格はオープン価格です。

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電動アシスト自転車 PAS/YPJ | ヤマハ発動機 (yamaha-motor.co.jp)

自転車用チェーンで有名なKMCが電動アシスト自転車用モーターブランド「Kynamic」を設立

台湾の大手チェーンメーカーであるKMCが、電動アシスト自転車用モーターシステム市場に「Kynamic」というブランドで参入することが発表されました。

KMCは46年間にわたり自転車およびオートバイのチェーンに精通してきた台湾企業で知られていますが、台湾は自転車製造業と電子工業の中心地に位置しており、このような製品を提供するのに絶好の立地条件を備えています。また、オランダに設置された物流ハブが、KMC Kynamicの電動自転車モーターシステムや部品、両ブランドと自転車店のための保証の流通を管理する役割を果たすようです。

KMC Kynamicは2021年5月に設立されたとされ、新型コロナウイルス感染症による電動自転車需要のピークで開発を行ったかもしれません。

現在明らかになっていることは、ミッドモーターシステムと後輪ハブモーターの2種類を用意し、すべてのKMC Kynamic電動自転車システムは、EN15194:2017、ISO13849-1、UN38.3などの関連基準を満たしているとされています。

グラベルロード向けに対応する後輪ハブモーターには、KMC Kynamicは250Wの定格出力、36Vの定格電圧、最大40Nmのトルクで、トルクセンサーが搭載され、最大10速カセットとの互換性があります。

「SUV」対応を売りにするミッドモーターについては、200Wの定格出力、36Vの定格電圧、最大65Nmのトルクが特徴です。4つのアシストモードが提供され、LCDディスプレイを通じてライダーに洞察を提供します。また「E-city Comfort」のミッドモーターは250Wの定格出力を持ちます。

対応するバッテリーはセミインチューブデザインで、容量は497Wh。公称101kmのエコモードでの航続距離があります。2Aの充電器では7時間の充電時間が必要で、4Aの充電器ではその半分の時間で充電が完了するとのこと。

KMC Kynamicの日本での展開は不明です。

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Main Page – Kynamic (kynamic-ebike.com)

BESV JAPAN、電動アシスト自転車の「Votani(ヴォターニ)」の30日間返品保証キャンペーンを実施

東京都渋谷区に本社を構える株式会社BESV JAPANは、Votaniブランドの折り畳みモデル「F3」と26インチ内装5段変速モデル「Q5」を対象に、顧客が電動アシスト自転車の魅力を実際に体験できるよう、特別なキャンペーンを実施することを発表しました。

顧客の購入に対する不安を軽減し、エコで健康的なライフスタイルを推奨するこのキャンペーンでは、購入後30日以内であれば返品が可能という「30日間返品保証」を提供する一方、継続して利用する顧客には「1万円キャッシュバック」の選択肢を用意しています。キャンペーンは2023年11月11日から12月10日までとなっており、専用ページからの申し込みが必要です。

キャンペーンを通じて、電動アシスト自転車がもたらす新しい移動手段としての利便性や、従来の移動では出会うことのなかった風景との出会いを、顧客に実感してもらう機会を提供しています。返品を希望する場合には、5,500円の手数料を差し引いた金額が返金されますが、ヘルメットやバスケットなどのアクセサリー、防犯登録費用、自転車保険の費用は返金対象外です。

「F3」は「シンプル&スタイリッシュ」をコンセプトに、人気のH3モデルを踏襲しつつ、折りたたむことができる利便性を備えています。フレームとハンドルの二箇所が折り畳めるため、狭いスペースでの保管や自動車への積載が容易になります。オートアシストモードを含むBESVのテクノロジーが活かされており、折り畳み電動アシスト自転車としての高いコストパフォーマンスを実現しています。販売価格は208,000円(税込)で、カラーはライトグレイとライトオリーブの2色展開、重量は20.8kgとなっています。また、充電時間は3.5時間で、内装3段変速が特徴です。

一方の「Q5」は「イージー&ユージュアル」をテーマに、新型の大容量バッテリーとシマノの内装5段変速を採用しており、使いやすさと走行性を兼ね備えています。26インチタイヤと長めのホイールベースにより、直進安定性に優れた設計となっており、スポーティな走りも楽しめます。オートアシストモードやオートライト、サークル錠などの標準装備に加え、フロントバスケットやリアキャリア、両立スタンドといったオプションも用意されています。価格は228,000円(税込)で、メタリックグレイとライトブルーメタリックの2色が選べます。重量は23.1kgとなっており、充電時間は2.5時間です。

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スペシャライズドからエンデューロE-MTB「Kenevo SL2」が登場

スペシャライズドは11月8日、オールマウンテンスタイルのライドに最適化された新しい電動マウンテンバイク、Kenevo SL2を発表しました。

Kenevo SL 2の車体は、6種類のジオメトリーの設定が可能なFact 11rカーボンフレームを採用。6種類のセッティングからハンドリング特性を変更し、ライダーのスタイルや走る地形とマッチさせましょう。ヘッドアングルは62.5、63.5、そして64.5度に、BBハイトは上下に6mm変えられます。また、6つのバーと6つのピボットを駆使して高い安定性と反応性のあるハンドリングを目指している6バーサスペンションを搭載。重心を低く中心に配置することで、ライダーは安定しつつも、トレイルでの敏捷な乗り心地を実現できます。

他にも、ショックのコンプレッション側に新たに追加されたテンションリンクは、レバレッジレシオとアクスル軌道の独立した調整を可能にし、これによりスプリングとダンパーの性能が飛躍的に向上しました。アクスル軌道はわずかに後方に設定されており、これが障害物への衝突時にホイールを後方へ逃がすことで、衝撃をスムーズに吸収します。ペダリング時にはアンチスクワット特性を発揮し、効率的な走行を支えます。

さらに、Kenevo SL 2のレバレッジレシオ設計は、小さな凹凸を正確に捉え、ミッドストロークではしっかり踏ん張り、大きな衝撃があった際には、フルストロークで柔軟に対応する能力を持っています。このため、ライダーはモーターから供給される力をロスなく路面に伝え、高速走行でも安定したパフォーマンスを享受することができます。

モーターはLevo SL2やCreo 2に先行して搭載されていたSpecialized SL 1.2 モーターで、最大出力320W、最大トルク50Nm、急な坂も楽に登ることができ、320Whの内蔵バッテリーにより最長5時間のライドが楽しめます。さらに160Whのレンジエクステンダーを追加することで、7時間半の走行が可能になります。

車体に装着されたMasterMind TCU(Turbo Control Unit)は、ライド情報を表示し、アシストレベルをリアルタイムで調整でき、無線でのアップデート対応に加えて、Specializedアプリと連携し、アシストパワーのカスタマイズや航続距離の調節、盗難防止のためのシステムロックなど、さまざまな機能が提供されます。

同シリーズの最上位モデル「S-Works Turbo Kenevo SL 2」は、1,815,000円(税込)という価格で提供されており、S2およびS3のサイズ展開があります。カラーバリエーションは、GLOSS BLACK LIQUID METAL / BRUSHED LIQUID METAL / BLACK BRUSHED CHROMEと、GLOSS RUSTED RED / REDWOOD / WHITE MOUNTAINSの2色があります。

一方で、やや手が届きやすいモデル「Turbo Kenevo SL 2 Expert」は、1,353,000円(税込)で提供され、S2からS4までの3つのサイズが用意されています。このモデルにはGLOSS OBSIDIAN / METALLIC OBSIDIAN / TAUPEの1色のカラーバリエーションがあります。

シリーズ中でもっともお求めやすい「Turbo Kenevo SL 2 Comp」は、1,100,000円(税込)で、S3サイズのみの展開です。カラーはGLOSS DOVE GREY / SMOKEとなっており、シンプルかつ洗練された外観をしています。

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Made for riders, by riders. | Specialized.com | Specialized.com

ロータスから400万円する電動ロードバイク「タイプ136」を発表 エアロダイナミクスを追求した高級Eバイク

ロータスは11月1日、電動ロードバイク「タイプ136」を発表しました。

ロータスは1948年の創業以来、今年で75周年を迎える高性能車ブランド。特に2シーター・スポーツカーの世界で名前が知られています。

ロータス136のフレームは、イタリア製のハンドメイドの軽量カーボンファイバーフレームに、翼型フォークやV字型ハンドルバー、アーチ型チェーンステーを採用しているという特徴があります。これはイギリスのトラックサイクリングチームのメダル獲得にも貢献したホープ/ロータスのトラックバイクの影響を受けています。

タイプ136の車体重量は9.8kgという軽さを実現。バッテリーは、水筒のような形状のバッテリーはボタン一つでフレームから取り外せる仕組みを備えています。

このバイクに搭載されるワット・アシスト・プロ・モーター・システムは、火星着陸船プロジェクトに起源を持っているとのこと。重量は僅か1.2キロと市場で最軽量のEバイク用モーターシステムとして謳っています。また、モーター自体の重量はわずか300gで、コンパクトさは自転車のフレームにシームレスに統合されます。

限定生産のタイプ136は、ロータスの伝統を受け継ぎ136台のみが製造され、それぞれがシリアルナンバーを持ち、モータースポーツを象徴するカラーリングが施されます。スタンダードモデルは2024年の春に発売される予定です。

ロータス・グループCEOの馮青峰は次のようにコメントしています 「ロータス・タイプ136は、私たちのハイパフォーマンス・ジャーニーの次の章として発表できることを誇りに思います。過去75年間、ロータスはロードとサーキットで革新の限界を絶え間なく押し広げてきました。タイプ136は、私たちがそうし続けていることを示しています。Eletre、Emeya、Evijaとともに発表されることで、ロータスに何を期待するかという世界的な認識がさらに広がるでしょう」

6度のオリンピックチャンピオンは、現在ロータスのブランドアンバサダーを務めているクリス・ボードマンは、タイプ136のワールドプレミアでこう語りました。 「このバイクは、ロータスのパイオニア的な努力と、長年にわたるバイクのアイコニックな地位を物語る、信じられないようなバイクだ」

ファーストエディションの価格は定価20,000ポンド(約25,000ユーロ、日本円で約400万円)。日本での発売は不明です。

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Lotus Type 136 – Track Inspired Performance Road Bike. Electrified | Lotus Cars United Kingdom

Turing Machine Alpha 高性能AIを搭載する自動運転のコンセプトカー 自動運転の課題は?

2023年10月28日から11月5日まで一般公開を行っていた「ジャパンモビリティショー2023」では、大企業だけでなくスタートアップなど様々な自動車会社が車両や部品、技術を展示していた。その中でもピックアップするのがTuringだ。

Turingは「We Overtake Tesla(私達はテスラを超える)」をミッションに、完全⾃動運転EVの量産を⽬指すスタートアップ企業。世界で初めて名人を倒した将棋AI「Ponanza」の開発者である⼭本⼀成と、カーネギーメロン⼤学で自動運転を研究し、Ph.D.を取得した⻘⽊俊介によって2021年に共同創業した企業。

Turingが開発を行っている自動運転技術は、人間のように”目”と”脳”で判断するのを謳っている。

現在、一般ユーザーが購入できる自動運転車の殆どは、運転の主体が人間で自動運転はあくまでも補助扱いのレベル2が殆ど。しかし、補助であっても様々な技術が使われている。例えば、日産プロパイロット2.0は7個のカメラ、5個のレーダー、12個のソナーと3D高精度地図データを使用している。

Turingが開発を行っている自動運転技術の場合は、カメラによる視覚情報を高度なAIが人間のように理解して運転を判断する。これにより一般的な自動運転で問題になっている標識と看板の違いが認識できない問題の解消や、高精度地図データが無い場所での自動運転が期待できるだろう。同社はAI深層学習技術を⽤いた限定領域に留まらない完全自動運転の実現を目指している。完全自動運転は、自動運転レベルで言うレベル5に相当し、どんな場所も自動で移動できる夢物語ような乗り物だが、Turingはその世界を目指しているようだ。

Turingの自動運転システムは、通常の自動運転時は人間で言う小脳相当のレベル2自動運転を使用し、突発的な事が発生した場合は大脳相当にあたる開発中の自動運転技術を使うのを予定している。

カメラによる視覚情報を高度なAIが人間のように理解して運転を判断できるかと疑問に思う人は多いと思うが、Open AIの高機能チャットボット「ChatGPT」では画像を認識する機能が搭載されている。Turingのようにカメラによる視覚情報を高度なAIが人間のように理解して運転する自動運転技術は可能だろう。

ただ、筆者が気になったのが、AIを動かすためのGPU(画像処理装置)がどれほど必要なのか。GPUは画像を描写するために使われているが、近年注目されている生成AIも膨大なデータを瞬時に計算しないといけないので、高性能なGPUが必要となる。Stable Diffusion等の画像生成AIでもデスクトップタイプのゲーミング用PCに使われているGPUが必要だ。

自動運転を行うのなら画像生成AI以上のGPUが必要になるのは明白だ。Turing Machine Alphaに搭載されているGPUに関して伺った所、NVIDIA製のAIやデータ分析に使われているGPUを3個装備しており、これだけで自動車が購入できる価格とのこと。これは、Turingのカメラ+高性能AIの自動運転システムの問題の1つだろう。この問題に関してはNVIDIAが頑張って自動運転に対応できるレベルの高性能で低価格のGPUが作れるかが重要となるだろう。

車体に関しては、日産の電気自動車「リーフ」をベースにしている。車体デザインやフレームはTuringオリジナルだが、ペダルやハンドル、座席位置はリーフと同じ位置にしているとのこと。これは保安基準に通す際、独自の位置にすると保安基準適合を行う際の時間がかかるため、あえてリーフと同じ位置にしているようだ。

Turing Machine Alphaをよく見ると乗車位置が高めだが、低く構えたスポーツカーみたいに見えるのは、フロントガラスが殆ど無く、独自デザインの鋼鉄フレームを露出させ、車体下部をブラック塗装にすることで車体を引き締めているのもあるだろう。

Turing Machine Alphaの市販は不明だが、仮に市販を行う場合は、まずは光岡自動車・ゼロワンの初期モデルのように組立車登録になるだろう。

Turingは2027年に完全自動運転EVの量産を開始し、2030年には完全自動運転EVの10,000台の生産を目標としているとのこと。どのような完全自動運転EVが登場するのか期待したい所だ。

文:松本健多朗

Turing株式会社 (turing-motors.com)

ヤマハ Y-01W AWD 2輪駆動を採用した何でもありのコンセプトEバイク

2023年10月28日から11月5日まで一般公開を行っているイベント「ジャパンモビリティショー2023」(会場:東京ビッグサイト)のヤマハ発動機ブースではコンセプトEバイク「Y-01W AWD」が展示されていた。

Y-01W AWDは、センターモーターと前輪ハブモーターを組み合わせた、両輪駆動のアドベンチャーEバイク。ツインモーターの協調制御、長距離ライドを可能にするツインバッテリーや幅広タイヤ等の採用による走破性で、走れるフィールドの拡大を提案するコンセプトモデルだ。

Y-01W AWDはドロップハンドルを採用しているが、車体設計自体はハードテールマウンテンバイクとなっている。但し、車体に固定されているリアキャリアやハンドル上部に装着したエアロバーを装着しており、グラベルロードやトレッキングバイクの要素をミックスしている。フロントサスペンションはY-00Z MTBと同じくKYB製の倒立フロントフォーク。フォークにはフロントキャリアや4灯式ヘッドライトを装備しており、迫力あるデザインを実現した。

Y-01W AWDの一番の特徴と言えるのがミッドドライブモーターとフロントインホイールモーターを組み合わせた2WD機構だろう。今迄、2WD機構を採用したEバイクは何社か存在したが、多くが前輪と後輪にインホイールモーターを搭載しており、Y-01W AWDのようにミッドモーターとフロントインホイールモーターの組み合わせは珍しい。また、2WD仕様のEバイクは大手のEバイクブランドや部品メーカーは展開しておらず、コンセプトモデルでも大手¥から登場したのは貴重だ。

モーターアシストの前後比率に関しては、基本的には後輪の比率が高いが、急坂や泥濘などの滑りやすい道で後輪のスリップを検知すると前輪のアシスト比率が大きくなるように設計されているとのことだ。また、バッテリーも2個装着したデュアルバッテリーとなっており長距離走行に対応している。

Y-01W AWDの派手なデザインや大手Eバイクメーカーでは見かけない2WDという機構を採用しているのでコンセプトモデルだけで終わるかもしれないが、海外のEバイクでは、自動変速や内蔵ギアボックス、ABS、インフォテイメントシステムが市販車で搭載されているのを見ると、Y-01W AWDのような2WD仕様のEバイクは登場する可能性はあるかもしれない。

文:松本健多朗

ヤマハ Y-00Z MTB 電動パワステや分割式ドライブユニット構造を採用したコンセプトEバイク

2023年10月28日から11月5日まで一般公開を行っているイベント「ジャパンモビリティショー2023」(会場:東京ビッグサイト)のヤマハ発動機ブースではコンセプトEバイク「Y-00Z MTB」が展示されていた。

Y-00Z MTBは「Yamaha Motor Off-Road DNA」をコンセプトに開発したE-MTBの技術提案。分割式ドライブユニット構造と、電動アシスト自転車「PAS」で実績のある磁歪式(じわいしき)トルクセンサーを搭載したEPS(エレクトリック・パワー・ステアリング)の組み合わせで、オフロード走行における優れた操作性と安定性の両立を実現すると謳っている。

Y-00Z MTBの車体はヤマハ YPJ-MT Proの売りである「デュアルツインフレーム」の発展形。車体デザインの特徴としては、段差や岩に後輪が当たっても、リアスイングアームが上方向に動き高速で走ることができるハイピボットを採用。ペダリングに対して余計な負荷が掛かるキックバックという欠点はあるが、Eバイクに関しては大きな問題にはならないだろう。サスペンションはKYB製で前は倒立フロントフォークとオートバイさながらのデザインとなっている

モーターの特徴は、トルクセンサーとモーターを別体化したということ。ハイピボット化による設計との声が多いが、これは設計の自由度が上がるのと、車体に大穴を開けない事による製造品質向上、リアチェーンステーを短くすることによるハンドリング性能向上などの利点がある。モータースペックに関しては公表されていないが、現在発売されているのとは同レベルのスペックを目標としている。変速機はハブ内蔵の内装9段変速。

ハンドルには電動パワーステアリングを搭載。この機構は既にヤマハのオフロードオートバイ「YZ」の試作モデルで搭載されていたのをE-MTB用に改良したもの。路面のギャップなどでハンドルが取られてしまう場面でも、安定して走行できる特性を採用しているとのこと。一般的な乗用車のパワーステアリングとは違いオートバイのステアリングダンパーの発展形に近いだろう。

Eバイク業界ではハイテク装備が注目されており、その中でも優勢なのがボッシュだ。ABSやスマートフォンとの接続機能など様々なハイテク装備がある。ハイテクに関してはヤマハ発動機は遅れているが、Y-00Z MTBを見ると、対ボッシュを見据えているように見えた。

文:松本健多朗

トヨタ ランドホッパー 大企業のトヨタが作る3輪マイクロモビリティは市販化するか

2023年10月28日から11月5日まで一般公開を行っているイベント「ジャパンモビリティショー2023」(会場:東京ビッグサイト)のトヨタブースではランドホッパーが展示されていた。

ランドホッパーは折りたたみタイプの3輪電動パーソナルモビリティ。折りたたみの車体を採用することで、コンパクトカーへの積み込みができる。特定小型原動機付自転車をイメージしており、16歳以上なら誰でも運転できることを想定している。バッテリーはハンドルに装着されているが、これは折りたたみ機構で干渉しないためでもある。

このランドホッパー、市販化を行う噂があるが、筆者が見る限りではその可能性は高いだろう。詳しくない人が見ると派手なコンセプトモデルに見えるが、殆どの部品は市販化が可能なケレン味の無い設計となっている。

特徴的なリーン式の前サスペンションも、形状からしておそらくケイズ技研のシンクロシステムだろう。このシステムはランドウォーカーや豊田トライクに使われていた実績があるので、問題ないだろうお。

特定小型原付と言えば電動キックボードタイプが注目されているが、電動キックボードタイプは重心が高く、車輪が小さいので乗りにくいという問題がある。車体の折りたたみサイズも電動キックボードよりもコンパクトになる。ランドホッパーが高価格帯の電動キックボードと同程度の価格で販売するとなれば、電動キックボードの勝ち目は無いだろう。

文:松本健多朗

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自転車 NAVITIMEが走りたい距離に合わせた サイクリングコースを自動で提案する「周遊ルート」を提供開始

株式会社ナビタイムジャパンは、2023年10月25日(水)に、自転車専用のナビゲーションアプリ『自転車 NAVITIME』で新機能「周遊ルート」の提供を開始すると発表しました。この新機能は、サイクリングを日々楽しむために考案され、地図上で好きなエリアと距離を指定するだけで、自動的に周回コースを作成するものです。

「周遊ルート」は、最大4つのコースを提案し、それぞれのコースの形状、高低差、消費カロリーなどを比較して選ぶことができます。また、「車通りの多い道を避ける」「未舗装の道を避ける」といった選択も可能です。エンジンは同じ道をなるべく通らないように設計されており、それぞれのコースは往路と復路で異なるルートが選ばれるようになっています。距離は3kmから40kmまで、1km単位で指定可能です。

この新機能の背景には、ユーザーから「明確な目的がなくても簡単にコースを作りたい」「自宅周辺で楽しめるコースが知りたい」といった声が多く寄せられていたことがあります。そのため、この「周遊ルート」は、予備知識がなくても簡単にコースを作成でき、毎回新しいコースを楽しむことができるように設計されています。これによって、「新しいルートを探したい」「より長い距離を走りたい」といったニーズにも柔軟に対応できるとされています。

さらに、今後はこの「周遊ルート」に音声案内機能を追加したり、距離指定の上限を引き上げるなど、さまざまな機能拡張が検討されています。現時点での提供はiOS版に限られていますが、Android版にも順次対応が予定されています。

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ホンダもEバイクに参入か ジャパンモビリティショー2023でフルサスE-MTB「Honda e-MTB Concept」を発表

2023年10月28日から11月5日まで一般公開を行っているイベント「ジャパンモビリティショー2023」(会場:東京ビッグサイト)のホンダブースではコンセプトEバイク「Honda e-MTB Concept」が展示されていた。

Honda e-MTB Conceptは、モーターサイクルのFUNとMTBのFUNが融合した新しい乗り味の車両で誰でも野山を自由に楽しめることを目指したと公式サイトで紹介されている。

このEバイクの一番の特徴はフレーム。一般的なアルミフレームのEバイクは鍛造アルミを採用しているが、Honda e-MTB Conceptはダイカストマシンによる力で高速高圧で溶湯を流し込むダイカストアルミフレームを採用している所だろう。この技術はホンダのオンロードタイプのオートバイ「CBR1000RR-R」などに使われている技術を活用している。

ダイカストフレームによるEバイクの製造事例は筆者が知る限りでは少ない。成功例はイタリアのファンティック・イッシモとフランスのマスタッシュ・J(日本未発売)ぐらいだろう。ダイカストフレームを採用したのは、オートバイの技術からの流用だけでなく、近年の環境問題対策やオートバイの製造技術の活用によるサプライチェーンの短縮化もある。因みに、取材時にHonda e-MTB Conceptの担当者に取材するとマスタッシュ・Jは知っていたので、環境問題対策や製造技術の活用によるサプライチェーンの短縮化も考えているだろう。

モーターに関してはドイツ・ブローゼ社を搭載。海外では48V仕様の新型モーター「Brose Drive³」が発表されているが、本車に搭載されているモーターはFANTIC E-MTBなどに使われている従来型の36V仕様車だと思われる。因みにブローゼ製モーター(36V仕様)の特徴は、内部にベルトを採用することで静音性を重視しているのに加えて、最大トルク90Nmという力強いトルクが特徴だ。

ジャパンモビリティショー2023ではヤマハ発動機もEバイクを展示していたが、ヤマハ発動機はあくまでもコンセプトモデルで市販化を行うには時間がかかるといったところだったが、ホンダのE-MTBに関しては部品構成に関しては新規性は無く量産車に見えるほどの作りだろう。

ホンダのEバイクと言えば、後付式モーターを搭載したSmachariが有名だが、Honda e-MTB ConceptとSmachariの開発を行っている部門は違うようだ。

Honda e-MTB Conceptの市販化に関しては不明だ。

文:松本健多朗

折りたたみEバイクで有名な「MATE BIKE」破産の危機に

デンマークの自転車ブランド「MATE BIKE」が厳しい経営状況に陥っていると、海外メディアが報じています。かつて新型コロナウイルスの影響で自転車が注目を集め、一躍有名になったこのブランドですが、近年は物価の高騰によって消費者の需要が減少し、存続が危ぶまれています。

2016年には、インフルエンサーや有名人を巧妙に活用し、ブランドイメージの強化に努めました。しかし、自転車業界全体で物価の高騰という厳しい問題に直面しており、消費者の購買意欲は急速に低下しています。この状況を受けて、同社の取締役会は新社長ヤヌス・クリスチャン・フィエルドボルグの下、破産裁判所に経営再建の許可を申請しています。

bike-euや、Cycling Electricによると、MATE BIKEの負債は1,000万ドル(約7,000万クローネ)に達しており、利益を上げるのが難しい状況にあると報告されています。

新興の電動アシスト自転車、Eバイク企業が破綻に追い込まれる事例に関しては、ヴァンムーフが有名です。

ヴァンムーフはハイテクのEバイクのパイオニアとして知られ、2021年9月には約160億円を調達したこともあって、一時は世界で最も資金を集めたEバイク企業とされていました。しかし、2020年4月に発表した新型Eバイク「S3」と「X3」において、品質に関する問題が発生。保証期間中に多くの修理や交換が必要とされ、特別プラン「Peace of Mind保証」による損失も積み重なり、結果的に破産へと至り、最終的にはマクラーレンラヴォアが買収しました。メイトバイクの今後は注視する必要があります。

ジャパンモビリティショー2023に電動アシスト三輪カーゴバイク「STREEK」が出展

株式会社RIAN CARRYは、今年の10月26日から東京ビッグサイトで開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(旧:東京モーターショー)」において、主催者プログラム「Startup Future Factory」に出展することを公表しました。特に10月29日と30日の2日間には、新しい運送・移動手段として「STREEK」と名付けた電動アシスト三輪自転車を展示する予定です。

同社はSTREEKによるカーゴバイクの多様な活用方法を、会場内の「地域創生コーナー」でビデオと共に紹介するとともに、量産前の試作機を披露する計画です。STREEKは、日本の生活環境に合った普通自転車サイズの三輪車であり、車体中央に大容量のカーゴスペースを備えています。この設計により、通常の自転車で困難だった積載性と安定性を両立させています。

海外の大型カーゴバイクと比較して、STREEKは全長1.9メートル、幅0.6メートル以内のコンパクトなサイズを持ちます。フロント18インチ、リア20インチのタイヤを採用する三輪構造が、安定性を高めています。STREEKは、車体の中央に低く設けた大型カーゴスペースが特長で、積載重量の影響を最小限に抑え、安全な運行を可能にしています。

この出展に対する古富武鹿氏のコメントによれば、「JAPAN MOBILITY SHOWにおいてSTREEKの量産試作機を発表できることを大変誇らしく思います。」と述べ、開発元であるエンビジョン株式会社(本社:神奈川県横浜市)とともに、2016年から量産と販売に向けて取り組んできたと明らかにしました。

古富氏はまた、EUでのカーゴバイクの利用実績から着想を得て、日本のライフスタイルに適した形で再定義したSTREEKに対して、多くの期待と反響が寄せられていること、さらに多様なイベントを通じて新たなモビリティインフラの整備も促進してきたことを語っています。

「今後も、多くの支持者やパートナーの皆様に感謝を申し上げながら、STREEKを新しいライフスタイルの選択肢として世界に向けて発信していきます」と古富氏は締めくくりました。

ロンドン生まれの『The TWEED RUN』でファッションショーが開催

2023年11月18日(土)に岐阜市で開催される『Tweed Run(ツイードラン)』に、名古屋モード学園のファッションデザイン学科、高度専門士コース、およびファッションテクノロジー学科の学生が参加します。このイベントは、瀧定名古屋株式会社様から提供された生地を使用して、学生が創造力を発揮して制作したオリジナル作品を、ファッションショー形式で展示する特別な機会となっています。

Tweed Runは、2009年にロンドンで誕生した自転車とファッションを組み合わせたイベントです。参加者はツイードのアイテムを身に纏い、愛車である自転車に乗って街を走ります。今年は、この国際的に注目を集めるイベントが、ツイードの名産地である尾州エリアにおいて、初めて岐阜市で開催されることとなりました。

当日のイベントは、朝9時15分から始まる「Group ride」でスタートします。参加者はツイードの衣装で着飾り、自転車で岐阜市内を駆け抜けます。途中で観光スポットに立ち寄りながら、地域の歴史や文化に触れ、ゴールを目指します。名古屋モード学園の学生たちもこの部分に参加し、イベントを一層盛り上げる予定です。

続いて13時からは、「Tea party」が開催されます。ライドが終了した後、参加者は自転車を停めて、ベストドレッサー賞の授賞式が行われる会場に移動します。軽食を楽しみつつ、ファッション愛好者や自転車の仲間と交流する貴重な時間が設けられています。

最後に14時からは、名古屋・岐阜にまたがる尾州エリアでの「Fashion show」が予定されています。このエリアは、ツイードの高品質な生地で世界的に名高く、その名声にふさわしいファッションショーが展開されます。名古屋モード学園の学生が制作したオリジナル作品が披露され、尾州地域の繊維産業と学生の創造性が見事に融合した一日となるでしょう。

イベントは9時から15時までで、スタート地点はJR岐阜駅北口前の信長ゆめ広場、ゴールは長良川うかいミュージアムとなっています。アフターパーティーおよびファッションショーは、ゴール地点である長良川うかいミュージアムで13時から開催される予定です。