マンスリーアーカイブ 2月, 2020

B.B.BASEがE-Bikeの乗車を歓迎! B.B.BASEにE-Bikeを載せてサイクリングを楽しもう!

両国から銚子等、房総半島に行くサイクルトレイン「B.B.BASE」。車内には自転車を立てかけるサイクルラックが用意されており、ロードバイクやクロスバイク、一部小径車の積載が可能で簡単に自転車を停められる事が可能な事で知られている。 その一方、サイクルラックに積載できない自転車も存在する。特に、欧州を中心に注目されているE-Bikeは、ほとんどの車種が、バッテリーとモーターの関係で、車体重量が重くB.B.BASEのサイクルラックに積載できない。 だが、実は、B.B.BASEでは、E-Bikeを含めたサイクルラックに搭載できない自転車(規格外自転車)の乗車も可能なことをご承知だろうか。今回は、シクロライダーがE-BikeとB.B.BASEで楽しむサイクリングについて、写真を交えてお伝えする。 B.B.BASEとE-Bikeの組み合わせは、どれだけ面白い? B.B.BASEが発車する両国駅。普段使われていない3番線から出発。階段がなくスムーズに3番線へ入場できるため、E-Bikeでも安心だ。 B.B.BASEは6両編成で99人の乗員と99台の自転車を載せる事ができる。1両あたり19~20人の座席(4号車はフリースペースで定員0人)のため、ボックスシートながらゆったりとした座席となっている。通常の特急列車が1両あたり50人ほどの乗員が乗るため、B.B.BASEが、どれだけゆったりしているかわかるだろう。 B.B.BASEの車内には、自転車を立て掛けるためのラックが用意されているが、多くのE-Bikeは車体重量の関係で積載できない。そこで、E-Bikeはラックに積載するのではなく、車両端にある空きスペースに置く方法で積載する。この方式はラックに積載するよりは少し時間がかかるが、車種に固定されないので、様々なE-Bikeを載せることが可能だ。当日はB.B.BASEクルーに相談し、スムーズに乗車することができた。 今回、乗車したB.B.BASE佐原は、水郷の町として有名な香取市の「佐原駅」に止まる。ここは利根川サイクリングロードに近く、平地が多いエリアだ。平地でも向かい風などの問題があるが、E-Bikeは従来のクロスバイクよりも楽に走ることができるため、気軽に観光地を巡りたい人にオススメだ。 佐原エリアで有名なのが「香取神宮」。全国に約400社ほどある香取神社の総本山で、勝運・交通・災難除けなどのご利益があると言われている。地震を鎮めるとされる霊石「要石(かなめいし)」があり、関東屈指のパワースポットとも呼ばれている。お参りを終えたら降りて甘味処で休憩したり、お土産を買うこともできる。佐原駅から歩いて約50分近くと遠いため、観光で回るにはE-Bikeがオススメだ。 香取神宮:https://katori-jingu.or.jp/ “北総の小江戸”や”水郷の町”と称された「佐原の町並み」も注目だ。歴史的建造物が今でも残っているだけでなく、昔からの家業を引き継ぎ、今も営業を続けている商家が多いのも特徴。江戸時代に、日本を測量し、初めて実測による日本地図を完成させた「伊能忠敬」がかつて住んでいた事もあり、「伊能忠敬旧宅」や「伊能忠敬記念館」など、自転車で散策するのも良いだろう。 香取市役所 佐原の町並み:https://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/machinami/index.html E-Bikeで房総半島はもっと面白くなる 誰でも気軽にサイクリングが楽しめるE-Bike。そのE-BikeにB.B.BASEを組み合わせる事で、誰でも気軽に房総半島のサイクリングが楽しめるという新しい魅力が生まれた。今回は、佐原エリアでE-Bikeサイクリングを行ったが、佐原エリアだけでなく、銚子エリアや内房エリア、外房エリアでもE-Bikeを持ち込んでのサイクリングが可能。シクロライダーでもE-BikeとB.B.BASEを組み合わせた特集を行う予定だ。 B.B.BASE:https://www.jreast.co.jp/chiba/bbbase/ 東日本旅客鉃道株式会社千葉支社:https://www.jreast.co.jp/chiba ※規格外自転車の持ち込みについては、当日クルーにご相談ください。 【E-Bike提供】 CycleTrip:https://cycletrip.jp/ja/ ZuttoRide Sharing株式会社:https://zuttoridesharing.jp/ 文:松本健多朗

オールドMTBスタイルの街乗りスポーツ自転車「ThirdBikes SURFSIDE」

自転車会社のホダカは2月12日、スポーツバイクブランド「THIRDBIKES (サードバイクス)」から、オールドマウンテンバイクスタイルの「SURFSIDE (サーフサイド)」を発売したと発表した。 THIRDBIKESは「ファン」「イージー」「セーフティー」を考えたスポーツ自転車ブランド。SURFSIDEは、海沿いの道をゆったりと流して走る様子をイメージした街乗りスポーツ自転車。往年の26インチマウンテンバイクをモチーフに現代のトレンドに合うようアレンジ。乗った時の前傾姿勢を控えめにしてゆったりとした姿勢を取れる設計と、お尻が痛くなりにくいバネつきサドル、荒れた道や段差が気になりにくい幅広タイヤを採用した。 また、ライト、ベル、リフレクター、スタンドが標準装備なので、購入してすぐに乗り出すことが可能だ。フレーム、フロントフォークはスチール、変速は外装6段変速、価格は29,900円(税抜)。 本格的なアップライトスポーツバイクとの違いは? 26インチの太めのタイヤを装着したアップライトスポーツバイクと言えば「Rivendell ClemSmith Jr」が有名だ。Rivendellはカリフォルニア州サンフランシスコ郊外に工房を構える自転車会社。非競技者向けの自転車を製造しており、他ブランドではあまり見られないアップライトスポーツバイクを製造している事でも知られている。 29,900円の「ThirdBikes SURFSIDE」と、218,000円「Rivendell ClemSmith Jr」では、設計から部品、質感まで何もかも違う。設計に関しては「Thirdbikes SURFSIDE」は、本格的なアップライトスポーツバイクと比べると、トップチューブ長が短い。トップチューブ長が短いとフラットハンドル等のバックスイープ(手前に曲がった角度)が無いハンドルを装着するのは合っている。その一方、本格的なアップライトスポーツバイクに使われている、手前に曲がったハンドルを装着すると、ハンドルとサドル間が短くなりすぎてしまう。SURFSIDEとClem Smith Jrは似て非なるものだろう。 SURFSIDEは30,000円以下の街乗りクルーザーと見れば妥当なレベル。サスペンション等が装備されていないお陰で、スチール製フレームを採用しても車体重量は13.9kgを実現。サスペンションを装着したMTBルック車だと、17kgとママチャリ並に重いのもあるので、本格的なスポーツ自転車が欲しいなど多くを求めなければ悪くない選択肢の1つだろう。 THIRDBIKES:https://thirdbikes.com/ Rivendell:https://bluelug.com/contents/rivendell/

プロロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」が増田成幸選手ロードレース日本代表へ向けて、クラウドファンディングを開始

宇都宮ブリッツェンを運営するサイクルスポーツマネジメント(以下、宇都宮ブリッツェン)は、2月12日、パルコのクラウドファンディングサイトBOOSTERで、選手強化の資金を募集するためのプロジェクトを2月14日から開始すると発表した。 宇都宮ブリッツェンは、日本でロードレースの認知が高くなかった2008年に旗揚げしたサイクルロードレースチーム。当時、自転車関連事業者による企業型チームが多い中、日本初の地域密着型プロロードレースチームとして登場した。活動開始時のビジョンは、ジャパンカップ開催の地でもあるこの宇都宮から日本一を目指すこと、より多くの人にロードレースの魅力を知り、日本でもメジャースポーツとして認知されることの2つを目標にしていた。 宇都宮ブリッツェンが国内トップレベルと言えるチームに成長した現在、“世界に認められるチームになること”を新たなビジョンになった。2020年はチームキャプテンの増田成幸選手を世界の舞台に送り出すべく、国内外の選考対象レースへの参戦とそれに向けた強化費を支援するため、クラウドファンディングを行う。 パルコは2015年~2017年にわたりロードレースを題材にしたアニメ「弱虫ペダル」とのタイアップキャンペーンで話題を集め、また宇都宮PARCOでは2014年~2018年にかけジャパンカップとコラボレーションを実施。宇都宮ブリッツェン含めたチームとのイベントを数多く開催し、ロードレースの応援を行っている。 ■増田成幸選手プロフィール 1983年生。仙台市出身。宇都宮ブリッツェンキャプテン。大学在学中よりロードレース選手として活動開始。2017年4月にバセドウ病の闘病を経て同年9月に復帰。直近の戦績は2019年日本選手権タイムトライアル優勝、ツール・ド・おきなわ優勝。 ■クラウドファンディング概要 プロジェクト名:宇都宮ブリッツェン・増田成幸を世界へ!「フェニックス プロジェクト」 URL:https://camp-fire.jp/projects/view/229788 目標金額:5,000,000円 募集期間:2020年2月14日(金)~2020年4月5日(日) リターン(返礼品):増田成幸選手、鈴木譲選手使用のロードバイク実車、チームカー同乗&トレーニング帯同権ほか全10種類。また全ての支援者の方にチームからのサンクスレターをお届けします。