マンスリーアーカイブ 2月, 2019

街乗りロードバイクカスタムはどんな感じ?レンゴクさんのキャノンデールR300

ロードバイクブームにより、レース用ロードバイクでも通勤・通学や街乗りに使うのを見るようになった。一般的にはロードバイクで通勤・通学や街乗りは向かないロードバイクだが、街乗りしやすいようにカスタムを行う人もいる。 今回紹介する自転車は、自転車漫画「サイクル。」の作者でお馴染みのレンゴクさんのキャノンデールR300。最初は盗まれても痛くない通勤自転車がコンセプトだったとのことだが、オークションや中古パーツなど厳選し、こだわり抜いて作ってしまったとのこと。 基本的な構成はロードバイクの特性を元にしつつ、街乗り用に割り切っている。シフターはギブネールの11速バーエンドコントローラーを、Wレバー台座に装備。今のロードバイクにWレバー台座がついているのは少ないため、マネするのならdixnaレバーハンドルマウントなどを使い、ハンドルバーに装着するのがベターだ。 街乗り仕様のためフロントシングル仕様にし、シフトレバーも1段1段変速が決まるインデックスではなく、無段階のフリクションシフトに変更しディレイラーと無理やり同調させているとのこと。ギア関係は 11速用シフター+10速用リアディレイラー+11速用カセットスプロケット→10速化+11速チェーン とカオスで、これをフリクションシフトで強引に動かしている。 ギアは、通勤・街乗りではレースのようなスピードはいらないので、フロントは44T。クランクはSRAMのシングルダイレクトクランク+Wolf Tooth Componentsのチェーンリング44tを装着。リアは最大12Tでトップギアを踏みきれ10速をフルに使えるようだ。クロスバイク並のギア比だが、俊敏なロードバイク用フレームの掛け合わせで、スピードはマックスに届かないけど、気持ちのいいフィーリングで乗れるとのこと。 詳しい内容についてはレンゴクさんのブログからどうぞ。 http://rengokulab.blog.fc2.com/blog-entry-457.html レンゴクさん作者の自転車漫画「サイクル。」はシクロライダーでもまとめています。 https://www.cyclorider.com/archives/23758

全国でSHIMANO STEPS搭載E-Bike試乗イベントが開催

電気とモーターの力でアシストするE-Bike(電動アシストスポーツサイクル)がブームとなっている。様々な企業がE-Bikeに力を入れており、それは大手自転車部品メーカー「シマノ」も例外ではない。「SHIMANO STEPS」E8080シリーズを搭載したE-スポーツバイクが体験できる試乗イベント「SHIMANO STEPS TEST RIDE」を全国各地の自転車販売店で開催する。 「SHIMANO STEPS」E8080 シリーズは、電動アシストスポーツ自転車用ユニットシステムを元に、日本のレギュレーションに最適に設計したもの。筆者が試乗した限りでは、トルクよりも回転を重視し、スポーツライドを重視した走行感が特徴。「SHIMANO STEPS」E8080シリーズ搭載 E-スポーツバイク試乗車は以下の通り。また、会場により試乗車が異なる場合がある。 MIYATA CRUISE(クロスバイク) MIYATA RIDGERUNNER(E-MTB) BESV TRS1(E-MTB) Seraph E-01S(クロスバイク) DAVOS E-600(クロスバイク) MERIDA eBIG.SEVEN 600(E-MTB) LOUIS GARNEAU ASCENT e-sports(ミニベロ) この中でMIYATA CRUISEとRIDGE RUNNERは試乗したことがあるので、気になる人は以下のページを参考にしてほしい。 https://www.cyclorider.com/archives/22142 https://www.cyclorider.com/archives/24764 日時は2019年2月23日~5月26日の3ヶ月間。場所は公式サイトを確認してほしい。 https://set.shimano.co.jp/steps/testride2019/

【自転車漫画】クロスバイクは運転しにくい!?クロスバイクな日々 Part2

リアルな自転車ライフをわかりやすく紹介する只野うささんの自転車漫画「クロスバイクな日々」を解説。今回は、初めてのクロスバイクの運転についての話をまとめました。 自転車用品の使い方も練習:クロスバイクな日々06・納車その3 スポーツ自転車に使われている規格は、一般的な自転車(ママチャリ)と比べると特殊なため、事前に使い方を覚えておいたほうがいい。いい例がタイヤに空気を入れるバルブ。自転車のバルブには、一般車(ママチャリなど)に使われる「英式」、一部スポーツ自転車だけでなく自動車に使われる「米式」、多くのスポーツ自転車に使われる「仏式」の3種類がある。この中でも仏式バルブに関しては空気の入れ方が独特なので、初心者は事前に教えてもらったほうがいいだろう。 車輪の外し方も練習:クロスバイクな日々07・納車その4 一般的なクロスバイクは、工具無しで車輪の着脱が可能なクイックリリースレバーが使われている。この機構は、車輪を外し袋に入れて公共交通機関で運ぶ輪行やタイヤ交換、パンク修理など様々な場面で活躍するため、使い方は覚えたほうがいいだろう。 バッグをつけてもママチャリとは違います:クロスバイクな日々08・納車その5 フロアポンプも購入して帰ろうと思い、フロアポンプが持てないことに気づいた只野うささん。ママチャリにはたくさんの荷物が積める前かごがあるが、クロスバイクは小さい荷物しか入らないフロントバッグなので、フロアポンプが入らなかったとのこと。一般的なスポーツサイクルはカゴや荷台を装着しないとママチャリ並に荷物が積めないので、日常使いをしたい人は注意だ。 クロスバイクは運転が難しい!?:クロスバイクな日々09・1日め-1 クロスバイクを買い、試し乗りをした只野うささん。しかし、ママチャリと違う走りに戸惑ったようだ。なぜこのようになったのだろうか。 ・タイヤが細くて怖い 只野うささんが購入した自転車は恐らく Raleigh RF-Lというクロスバイク。 この自転車のタイヤ幅は28ミリ相当と細いタイヤが使われている。一般的なママチャリが35ミリ相当なのを考えると細い。メーカー側は高速走行の爽快感を重視して細いタイヤを採用したと思われるが、只野うささんにとっては逆効果だったようだ。この場合、一回り太い32ミリ幅相当のタイヤを装着すればいいだろう。 ・微妙に前かがみで手に力が入る スポーツ自転車は、空気抵抗削減や早くペダルを漕げるように前傾姿勢で運転する設計だ。この姿勢に慣れていないと運転しにくいだろう。 この場合、角度調整可能なステムに交換して、ハンドル位置を上げるのも1つ。ただ、ブレーキやワイヤー類の干渉などの問題があるので、装着時は注意したほうがいいだろう。 ・地面が硬い 地面が硬い≒乗り心地が硬いという意味だろう。乗り心地を簡単に向上させるには3つの方法がある。 1つ目は手のひらに均等に力がかかるハンドルグリップに交換すること。 2つ目がサドルのクッションを柔らかめのスポーツタイプにするか、バネ付きのスポーツタイプに交換する。 3つ目が柔らかく乗り心地が良いタイヤか太いタイヤに交換することだ。この3つを行うだけでも乗り心地は大きく向上するだろう。 初めてのクロスバイクは慎重に運転:クロスバイクな日々10・1日め-2 今まで乗ったママチャリとは違い、少し乗っただけで疲労困憊になったとのこと。これに関しては、安全な所で練習して慣れていくしかないだろう。 クロスバイクな日々は作者のWebサイトで見れます。 クロポタNOTE:作者のWebサイト 只野うささん|Twitter:作者のTwitter