マンスリーアーカイブ 5月, 2018

ブリヂストンサイクルのパンクしない自転車が革命的な理由を解説

空気が入っているタイヤで絶対問題になるのがパンクだろう。通勤や通学途中でパンクすると遅刻などの問題がある厄介なトラブルだ。パンク対策として、パンクしにくいタイヤや瞬間パンク修理キット、チューブの中に入れるパンク防止剤など様々なパンク対策用品がある。しかし、タイヤの中に空気が入っている構造を採用しているため、これらのパンク対策用品はあくまでもパンクしにくくするための物で、完全にパンクを防止する物ではない。 パンクしにくくする自転車が沢山存在するのに対して、パンクしない自転車がそれほど見ないのには理由がある。パンクしない自転車の殆どはタイヤの中に空気が入っているわけではない。タイヤの中に特殊な樹脂を入れた物や、特殊ポリマーを採用しタイヤとチューブを一体にした物など様々な構造のパンクしないタイヤがあるが、このようなタイヤで問題になるのが、乗り心地が非常に硬く、ペダルを漕ぐのを止めるとすぐに止まってしまうほど転がり抵抗が悪いことだろう。そのため、日本ではパンクしないタイヤは大手自転車ブランドでは発売されておらず、スポーツサイクルの世界では、スペシャライズド・アリバイのみパンクしないタイヤを採用しているだけにとどまっている。 ブリヂストンサイクルのパンクしない自転車が革命的な理由 パンクしないタイヤ=碌でもない物という考えが一般的になっている中、2017年にブリヂストンサイクルはパンクしないタイヤを開発し2019年には実用化すると発表した。パンクしないタイヤを装備した自転車は各地のサイクルイベントで試乗が可能で、2018年5月にサイクルドリームフェスタでパンクしない自転車を試乗した。 ブリヂストンサイクルのパンクしない自転車の一番の特徴はタイヤだろう。従来のパンクしないタイヤは既存の車輪でも使えるように設計されているが、ブリヂストンのパンクしないタイヤはパンクしないタイヤ専用に設計された車輪となっている。このタイヤはブリヂストンタイヤのエアフリーコンセプトの技術を応用したもの。タイヤ側面に張り巡らせた特殊形状スポークが荷重を支える設計となっているのが特徴だ。 このタイヤが革命的なのは、従来のパンクしないタイヤには無かったしなやかな乗り心地が実現されていること。従来のパンクしないタイヤは空気の代わりにゲルや特殊ポリマーが入っているため柔軟性がなく、舗装の荒さがわかるほど乗り心地が悪かったが、ブリヂストンサイクルのパンクしないタイヤは特殊形状スポークがしなるため、通常のタイヤに非常に近い乗り心地を実現している。 ブリヂストンサイクルのパンクしないタイヤの欠点は、通常の自転車には簡単に装着することができないこと。今回試乗したパンクしないタイヤを装着した自転車はベガス(写真上)という自転車だが、パンクしないタイヤの構造上、前ブレーキの構造が違う設計となっている。 ブリヂストンサイクルのパンクしないタイヤは2019年には実用化されるとのことだが、個人ユーザー向けに市販化されるのかは不明だ。最近流行しているシェアサイクルに採用される可能性もあるだろう。

【自転車漫画】幻のバスラーメンを求めて岩手へ【ぶらり輪行女子】

一般的に旅行と言えば、有名な観光地や絶景スポットに訪れるのが一般的だが、旅慣れた人の場合は一般的な観光地ではなく、その地域にしかない独特な場所や物等に訪れる人もいる。例えば自分の場合は、2018年4月には一般には乗ることができない豊田トライクに乗るためだけに伊豆下田に行ったが、これもその地域にしかない独特な物に興味を持って旅行に行ったともいえると思う。 日本のモビリティを変える3輪電動アシスト自転車 豊田トライクを評価する【E-bikeインプレッション】 | シクロライダー 自転車漫画のWebサイト「#チャリと来た。」の運営を行っており、Twitterで漫画を公開しているさえこ(@rinkosaeco)さんの場合は、旅行の目的の1つとして今では殆ど見ることができないバスラーメンを求めて旅行し、バスラーメンの旅行の内容を漫画にまとめてTwitterで公開している。今回は、漫画「幻のバスラーメンを求めて」を簡単に紹介したい。 最初にバスラーメンとはどういう物かと言うと、一般的には使われなくなったバスをラーメン店の店舗として利用する事。バスラーメンは全国にあるらしいが、地域に偏りがあり関東・西日本や四国の一部の地域で見ることができたとのこと。 (参考サイト)80s岩手県のバス“その頃” 廃車体は生きている そんなバスラーメンも2000年代になると、バスの老朽化により閉店や撤去が行われており姿を消しつつあるらしい。 漫画「幻のバスラーメンを求めて」では、作者が子供の頃に見かけたバスラーメンをふと思い出し、バスラーメンについて調べていくにつれて、とある場所で今でもバスラーメンを行っているのを発見し、バスラーメンを見に行くだけで旅行を行うことに。 バスラーメンがある場所は岩手県釜石市。バスラーメンの中でも廃車を利用した店舗型ではなく、移動販売車として使われている珍しいバスラーメン。旅行出発前日に事前に問い合わせたら予定した日は休業だったなど、ごたごたがありながらも一路釜石へ向かうことに。因みに、作者は釜石市はかつて行ったことがあるらしくぶらり輪行女子 ~折畳み自転車+電車で色んな所へおでかけ♪~内にある三陸鉄道とBRTと自転車でゆく!! さんりく縦断輪行の旅では、2013年の釜石市を見ることができる。 約4年ぶり(2017年)にやってきた岩手県釜石市。釜石にあるバスラーメンとはどういう物なのか?店内はどんな風になっているのか?詳しい内容はTwitterモーメントの幻のバスラーメンを求めてか「#チャリときた」の「幻のバスラーメンを求めて」からどうぞ。 幻のバスラーメンを求めて Twitterモーメント 幻のバスラーメンを求めて(今回一部引用した画像) #チャリときた(作者のWebサイト) さえこ🚴輪行女子(@rinkosaeco)さん | Twitter(作者のTwitter) さえこ🚴輪行女子(@rinkosaeco)さんのTwitterモーメント https://www.cyclorider.com/archives/22387

電気を使わないアシストユニット「FREEPOWER」の可能性を探る

自転車はエンジンを使わないで人力で走ることができる利点があるが、一方で脚力が弱い人には速度が出なかったり上り坂が上れない問題もある。そこで自転車の世界では、脚力が弱い人にも楽に乗れるようにするため様々なアイデアが登場した。そのような脚力が弱い人でも乗れるようにするための一番のアイデアはアシスト機構を搭載したことだろう。 自転車にアシスト機構を搭載した事例は主に3つある。1つ目がエンジンでアシストを行う方法だ。既存の自転車にエンジンを装着してアシストを行う方式で、現在の原動機付自転車の始祖ともいえる物だ。日本ではスーパーカブの登場により、原動機付自転車は日本で一番簡単に乗れるオートバイという扱いになったが、ヨーロッパではペダル付き原動機付自転車(いわゆるモペッド)は、ヘルメット無しや無免許で運転できるモデルがあるなど規制が緩かった。2013年には50CCの原動機付自転車で時速45km/hまで出る原動機付自転車(50cc)は免許が必要になり、かつて存在していたペダル付き原動機付自転車(モペッド)は新車販売する会社は少なくなっている。 ソレックスを快適に走らせるためには…。 プラグやマフラーの清掃等々のメンテナンスも必須だが、それよりも、ソレックスと一体化して呼吸を合わせることが重要である。言わば「ソレックス道」。 その道のりは厳しく、心身の鍛練と日々の精進が求められるのだ…😅🇫🇷 #solex #velosolex #solex5000 #cyclomoteur #moped ami_huitさん(@ami_huit)がシェアした投稿 - 2018年 5月月5日午後3時44分PDT 2つ目が自転車にモーターと電池を搭載した電動アシスト自転車。日本では歩道走行の関係から人力100パーセントに対してのアシスト比率が最大200パーセントと弱いが、海外では人力100パーセントに対してのアシスト比率が300パーセントクラスの物があり、高速域でも高アシストがかかる。ヨーロッパでは車体価格30万円以上の電動アシスト自転車が沢山あり、大手企業が覇権を争っているモビリティの1つとなっている。 Did you know May 14-18 is #BikeToWorkWeek? We're getting the CrossRip+ tuned up for a week full of sweat-free commutes. Comment what bike you'll be riding below! #TrekBikes #RideBontrager #BetterWithBikes #ElectricAssit #ElectricBikes #EBikes #GoOutside #BikeToWork #CrossRip Trek Bicycleさん(@trekbikes)がシェアした投稿...