ボッシュから軽量Eバイク用モーター「パフォーマンスラインSX」登場 日本仕様も用意

ボッシュは6月28日、新型Eバイク用ドライブユニット「Performance Line SX」を発表。日本市場に投入するとのことです。

パフォーマンスラインSXは、ボッシュ初の軽量Eバイク用ドライブユニット。高出力で軽量という 2 つの特徴を併せ持っているおり、ボッシュ製ドライブユニットのなかでも最も体積に対するパワー重量比が高いと謳っています。モーターの定格出力は250W、最大出力は600W、最大トルクは55Nm。参考としてSpecialized SL1.2が定格出力250W、最大出力320W、最大トルク50Nm。TQ HPR50が定格出力250W、最大出力300W、最大トルク50Nm、FAZUA Ride60が定格出力250W、最大出力450W、最大トルク55Nm。他社のEバイク用モーターと比較して高出力という特徴を持っています。

また、パフォーマンスラインCXスマートシステムと同じく、パフォーマンスラインSXもスマートシステムを搭載しています。

バッテリーは新型のCompactTube 400。フレームのダウンチューブに統合されたこのバッテリーは、Bosch eBike商品ラインナップの中で最も軽量で、重量は2kgで、容量は400Whです。

新たに登場した小型コントロールユニット Mini Remote Dropbarは、アヘッドステムの左横のドロップバーステアリング (直径 31.8 mm) に固定が可能。

ドライブユニットは、ケイデンスが高まれば高まるほどライダーをサポートする特徴を持っています。また、新しいアシストモード「SPRINT(スプリント)」も開発され、高速状態に迅速に到達し、それを維持するのを助けるとのことです。

重量はモーターのみで2キロ、Performance Line SX、CompactTube 400、Mini Remote、System
Controller の組み合わせの場合4キロです。

Bosch eBike Systems の経営責任者クラウス・フライシャーは以下のようにコメントしています。

「ほぼすべての自転車カテゴリーが電動化された今、これからはひとつひとつのカテゴリー
がさらに多様化していくことが考えられます。新しい「 Performance Line SX」では、主にスポーツ志向の強いライダーをターゲットにしています。スピーディかつ自然な流れに乗った走行体験を求める彼らにとって、軽量性は非常に重要なポイントです。
また、私たちの目標は、Bosch ならではのクォリティ、走行性能、信頼性を、敏捷な軽量自転
車でも実現することであり、「Performance Line SX」では、最先端の eBike 設計と最大限の走
る楽しみを理想的な形で組み合わせることが可能となっています」

パフォーマンスラインSX 搭載の新登場モデルは、2023 年秋より欧州地域で市販開始の予定です。
日本国内でのパフォーマンスラインSX 搭載Eバイクの市販も予定されているようです。

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