尾瀬の新たな楽しみ方を提案!JTBが片品村にe-bikeを寄贈し、サステナブルな観光ルート開発を推進

株式会社JTBは、一般社団法人片品村観光協会に対して、2023年6月2日にEバイクの寄贈式とセレモニーを開催した。これは、2021年9月に締結した地域創生に関する「連携協定」の一環であり、新型コロナウイルスの終息後に予想される観光需要の拡大に対応するための新たな観光コンテンツや観光ルートの開発、そして尾瀬国立公園の自然資源の保全を推進するためのものである。

群馬県北東部に位置する片品村は、日本百名山の至仏山や日光白根山など2,000m級の山々に囲まれ、高山植物や湿原で多くのハイカーを魅了する「尾瀬国立公園」や「日光国立公園」に隣接している。また、2022年4月に「尾瀬国立公園」が全国で7番目のゼロカーボンパークに認定された。これらの事実は、観光振興に向けて、環境を考慮した観光開発が求められることを示している。

JTBと片品村は、地域の活性化に向けて共同で取り組んできた。その過程で、村民や新たに事業を始める予定の事業者から、かつて「天上の楽園」と称され、尾瀬の中心地であった「アヤメ平」を、持続可能な観光地として再生させたいという意見が寄せられた。これを受けて、JTBはアヤメ平への新規観光ルートの開発に、寄贈したEバイクを活用することを提案した。

JTBの常務執行役員でツーリズム事業本部副本部長の檜垣克己氏は、「今回寄贈させていただくEバイクを活用していただくことが、来訪者に尾瀬の新しい楽しみ方を提供することに繋がり、同時に自然環境保護とサステナブルツーリズムの推進につながると考えています。引き続き我々の専門分野である『旅』のチカラとこれまでのノウハウを活かしながら、地域課題の解決と経済の活性化に向けて取り組んでまいります」とコメントした。

一方、片品村観光協会長の梅澤 志洋氏は、「この度、繁忙期でも訪れる人が少ない尾瀬「アヤメ平」を舞台として、アクティビティ感覚あふれる移動手段を活用し、楽しく快適に入山する新たな体験コンテンツを開発するにあたり、JTBより片品村観光協会へe-bikeを寄贈いただきました。今後も両者の取組をより一層強化するとともに、国内外からの誘客による地域活性化及び観光誘客の促進、魅力ある地域づくりを努めてまいりたいと思います」と述べている。

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