椿本チエイン、誰でも気軽に乗れる多目的電動アシスト自転車「多目的e-Cargo」開発へ着手

大阪市北区に本社を置く株式会社椿本チエインは4月24日、「誰もが気軽に乗れる多目的電動自転車」をコンセプトとする電動アシスト3輪自転車「多目的e-Cargo」の開発に着手しました。同社は、2023年5月12日と13日に開催される「Bicycle E-Mobility City-Expo 2023」で、同自転車のプロトタイプを公開予定です。

株式会社椿本チエインは、1917年にチェーンメーカーとして創業し、搬送システム、モビリティ、モーションコントロールなどの事業を拡大しています。今日では、「動かす」ことに関わるモノづくり企業として、多種多様な機械部品や自動車部品を手掛けるとともに、それらを組み合わせた自動化システムの開発にも取り組んでいます。

同社は世界シェアナンバーワンの産業用チェーンや自動車エンジン用タイミングチェーンシステムを代表とする技術力を誇ります。また、幅広い業界の課題解決に応えるソリューション提供力も同社の大きな強みです。

椿本チエインは、長期ビジョン2030で「人にやさしい社会の実現」「安心・安全な生活基盤の構築」「地球にやさしい社会の創造」を目指しており、新商品や新事業の開発に力を入れています。「多目的e-Cargo」は、その取り組みの一つで、モビリティ事業の次世代柱商品と位置づけています。

同社の強みとして、「安心・安全」を実現するオリジナルの安全機構(開発中)を搭載した電動3輪自転車が挙げられます。また、用途に応じたパーソナライゼーションや、多彩なオプションパーツも用意されています。さらに、同社が創業以来培ったチェーン技術を活用した自転車用高耐久チェーンも開発しています。

また、折りたたみ電動バイク「タタメルバイク」を中心に展開する株式会社ICOMAと協力し、乗り心地の良いスタイリッシュなデザインを採用しています。

椿本チエインは、自動車エンジン用タイミングチェーンシステムの供給で半世紀以上の実績があります。この分野で培った品質・技術力や量産システム、コア技術を活用し、「安心・安全」と「パーソナライズ」を実現する同社独自の商品を提供していきます。

今後、2024年度の市場投入を目指し、展示会での意見を参考に改良を加えながら、商品開発を加速していく予定です。

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