レンタカーが無くても楽しめる 沖縄観光コンベンションビューローがクルマを使わない観光を提案

沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は3月1日、沖縄の観光業界に新たな魅力をもたらす取り組みを強化することを発表しました。レンタカーだけでなく、公共交通を利用した移動手段についての情報発信を行うことで、沖縄の持続可能な観光地形成に取り組んでいるOCVBは、旅行牽引世代であるZ世代をターゲットに、新たな沖縄旅行の楽しみ方や魅力発見につなげるプロモーションを展開しています。

沖縄県は、観光客の62.1%がレンタカーを利用しているというイメージが定着しており、今後の旅行牽引世代であるZ世代やミレニアル世代の運転免許取得率が低いため、レンタカー観光だけに頼ることができないという課題があります。

そこで、OCVBは沖縄県の二次交通課題を明らかにするため、首都圏/阪神圏のZ世代を対象に調査を実施し、旅先での運転へのハードルと意識、沖縄旅行時の移動手段に関する意識・実態を聴取しました。調査結果によれば、Z世代のうち、44.4%は自動車の運転免許を持っていないため、沖縄旅行意向が低い傾向にあります。しかし、運転免許の有無や運転に対する抵抗感に関わらず、7割以上の方が今後3年以内に沖縄県へ旅行に行きたいと回答し、8割以上の方が公共交通を利用したいと回答しました。この結果から、沖縄県への来訪意欲の高さ、公共交通を利用した沖縄旅行への関心・ニーズの高さがあることが分かりました。

OCVBは、この調査結果を踏まえて、新たな沖縄旅行の楽しみ方や魅力発見につなげるプロモーションを展開しています。具体的には、沖縄観光情報WEBサイト『おきなわ物語』内の特集ページ「レンタカーだけじゃない!おきなわ旅の楽しみ方」を通して、公共交通を利用した沖縄旅の魅力を訴求するとともに、本県への誘客促進を目指します。

また、プロモーション動画及びお役立ち動画の制作も行い、車以外の移動手段を活用した、新たな沖縄旅の楽しみ方を想起できるプロモーション動画に加え、各交通手段の特徴や那覇空港から乗り場までのアクセス方法などをわかりやすく解説しているお役立ち動画を制作しました。

OCVBのプロモーション活動は、持続可能な観光地形成やSDGsへの貢献につながることを目指しています。レンタカーだけでなく、公共交通を利用した移動手段についての情報発信を継続的に行い、多様な移動手段を組み合わせた沖縄観光の楽しみ方や公共交通を使ったモデルコースの拡充など、新たな沖縄旅行の魅力の情報発信を強化していく予定です。

 

今後もOCVBは、沖縄の魅力を伝えるプロモーション活動を継続し、沖縄県への訪問者数の増加、持続可能な観光地の実現、そして地域経済の発展に貢献していくことを目指しています。

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