スノーサイクリングを気軽に楽しむことができるツアー8選 雪国でしか体験できないサイクリングツアーを紹介

サイクリストにとって冬は厳しい季節かもしれませんが、この時期でしか楽しめない「スノーサイクリング」があります。スノーサイクリングとは、雪道を走ることができるファットバイクやマウンテンバイクを使った、冬ならではのサイクリングの楽しみ方です。

東北や北海道などの雪国では、雪上サイクリングのイベントやツアーが人気を集めており、初心者でも気軽に参加できるガイドツアーがあります。多くのガイドツアーでは、乗り方を教えてくれるガイドがいたり、ウェアやギアの貸し出しを行っているところもあります。

スノーサイクリングを行う際は道具が重要。スキーやスノーボードで使用するような暖かく快適なウェアを着用することで、寒さや雪の状況でも快適に走行することができます。場所やイベントによってはウェアのレンタルを行っているところもあるので、参加する前に各イベントのホームページで確認することが大切です。ここでは、気軽にスノーサイクリングを楽しめる場所を紹介します。

サイクリングフロンティア北海道

サイクリングフロンティア北海道は、冬季では札幌近郊のファットバイク・スノーサイクリング半日ツアーを行っています。

JCA認定のプロガイドが案内するこのプライベートツアーでは、スノーサイクリングに加え、人気のアクティビティである氷上釣りも体験できます。氷上釣りでは暖かい釣り小屋とストーブを用意して、美しい冬景色を楽しみながらワカサギを釣ることが可能。休憩時間には、氷上で北海道らしい煮込みジンギスカンうどんやワカサギの天ぷらを味わうことができます。

ツアーにはKHS製のファットバイクをレンタルしており、1名様からプライベートツアーが可能です。札幌中心部からの送迎サービスもあるので、気軽にツアーに参加することができます。

サイクリングフロンティア北海道 | 北海道旅行、北海道観光にサイクリングしませんか!北海道の大自然を自転車(ロードバイク、MTB)で満喫出来ます!冬は雪上サイクリング、スノーシューツアー、ホッケ釣りなど専門のガイドが北海道の満喫方法をご提案します。 (hokkaido-cycling.jp)

知床サイクリング

知床サイクリングでは、スノーサイクリング愛好家のために、様々な冬のガイドツアーを開催しています。ファットバイクと電動アシスト付きマウンテンバイク(eMTB)の両方を用意しています。

そのひとつが「流氷ファットバイクアドベンチャー斜里海岸コース」です。このツアーでは、海岸沿いを走り、サイクリングしながら斜里や生品原生花園周辺の流氷を見ることができます。

他にも、知床スノーサイクリング&象の鼻スノーシューツアーがご用意しています。こちらはウトロから知床自然センターまでeMTBで移動し、そこから象の鼻までスノーシューで歩くツアーです。また、屈斜路湖周辺の森や湖をeMTBでサイクリングする「屈斜路湖スノーサイクリング」も用意されています。屈斜路スノーサイクリングでは、もし湖が凍結していれば、湖上を走ることも可能です。

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釧路湿原ファットバイクツアー

釧路湿原ファットバイクツアーは、日本最大の湿原である釧路湿原近辺をファットバイクで走る、冬のアドベンチャーサイクリングツアーです。

ファットバイクの安定性と機動性を生かし、ほぼ1年中楽しめるこのツアーでは、レンタルファットバイクもあり、専門ガイドがファミリーからベテランライダーまで、あらゆるレベルのライダーに適したコースを案内してくれるとのこと。

このツアーでは、地元ガイドしか知らないプライベートなビュースポットを訪れることができ、混雑を避けて釧路の絶景を体験できるのも魅力のひとつです。スノーツアーでは、アップダウンのある林道や山道を走り、新雪や圧雪の中を走ることができるようです。初心者から経験者まで、参加者のレベルに合わせてコースを設定。さらに、途中でスノーシューに履き替えて、ネイチャートレッキングを楽しむコラボプログラムもあります。

釧路湿原FatBikeガイドツアー (sakura.ne.jp)

BBB Aomori Tour Guide 五所川原スノーサイクリング

五所川原市の飯詰地区では、冬ならではのエキサイティングな体験ができる「スノーサイクリング」を開催しています。アップダウンのない平坦なルートで、交通量も少ないため、初心者でも安心して体験できる雪上サイクリングガイドを用意しています。

ツアーにはファットバイクとスノーシューのレンタルが含まれており、防寒着と最低限の持ち物さえあれば、ツアーを楽しむことができます。ゴール地点の津軽飯詰駅からの帰り道は、奥津軽の冬の名物「ストーブ列車」で帰ることもできます。

青森サイクリング情報総合案内サイト | AOMORI CYCLING – 青森サイクリング – (aomori-cycling.com)

那須岳スノーサイクリングツアー

 

東京方面からアクセスが良いことで知られている栃木県のスキー場「マウントジーンズ那須」では、冬の新しい冒険として、ファットバイクを使ったガイド付きのスノーサイクリングツアーを開催しています。スノーサイクリングのフィールドは、標高1,400mの山頂付近で、ブナの巨木が立ち並ぶ林道と眺望が楽しめる。ゲレンデを下るわけではないので、他のスキーヤーやスノーボーダーと接触する心配はありません。

ツアーにはファットバイクのレンタルが含まれています(台数に限りがあります)。受付を済ませ、自転車をレンタルした後、参加者は一人ずつ自転車を持ってゴンドラに乗り込み、山頂でゴンドラから降り、雪上を走るツアーです。ガイドが雪上広場の乗り方を教えるので、初心者でも安心して参加できます。慣れてきたら、ブナの巨木が立ち並ぶ林道へ出ます。天気が良ければ、眼下に那須連山や関東平野の雄大な景色が広がると謳っています。

那須岳スノーサイクリングツアー | Ride Experience – ライドエクスペリエンス (ride-experience.com)

雪ちゃりスノーライド&雪ちゃりナイター

長野県飯山市にある戸狩温泉スキー場では、ファットバイクでスキー場を楽しむアクティビティが2つあります。

1つ目の雪ちゃりスノーライドは、スキー場の白いゲレンデをファットバイクで走るするアクティビティ。全長2,000mの「雪チャリスノーライド」は、リフトに乗って周囲の絶景を楽しむことができます。

ツアーは5名以上、参加者全員が中学生以上であることが条件です。料金にはリフト代、ファットバイクレンタル、ヘルメット、保険が含まれています。スノーライドは、楽しく簡単にゲレンデを体験することができ、体力の心配もありません。

ライディングエリアはペガサスゲレンデ内、滑走回数の目安は半日ツアーで2~3回程度です。参加者はスキーやスノーボードのウェアとスノーブーツの着用をお勧めしますが、お持ちでない方はレンタルショップで借りることができます。

もう1つの雪ちゃりナイターは、夜のゲレンデをファットバイクやMTBなどで下るアクティビティ。ファットバイクやマウンテンバイクを使用し、夜のライトアップされたゲレンデを滑走することで、昼間のスキーとは一味違う体験ができます。照明がゲレンデに影を落とすため、地形の凹凸がわかりやすく、初めての方でも安全に滑走することができるとのこと。参加者はヘッドライトや自転車のライトを持参すると、ライトの届かない森やツリーランのコースも探索できます。

〔告知〕この冬も戸狩温泉スキー場で「雪ちゃりスノーライド&雪ちゃりナイター」2023年シーズン情報。 | cycling nagano

八ヶ岳サイクリング

長野県茅野市にある八ヶ岳サイクリングでは、冬季でファットバイク雪遊びツアーを行っています。このツアーは蓼科、八ヶ岳、富士見高原エリアで行われ、具体的なルートは雪の状態やライダーの技術・体力によって異なります。積雪時に開催し、時間は9:00から14:00まで。昼食は特製ハンバーガーが提供されます。ツアーは1日で、初めての方からベテランライダーまで、あらゆるレベルの方にお楽しみいただけます。

ツアーは1名から参加可能で、料金は1名参加で9,500円、2名参加で8,500円、3名以上参加で7,500円です。料金にはガイドサービス、昼食が含まれます。ファットバイクのレンタルは1台につき別途3,000円、ヘルメットとゲイタースパッツは無料で提供し、グローブは販売します。最寄りの駅、バス停、インターチェンジからの送迎も希望により承るとのことです。

八ヶ岳サイクリング | 八ヶ岳で自転車遊び!スポーツ自転車はレンタルで。ライドに行くならガイドツアー。手ぶらでできるアウトドア。自分らしさを大切に! (yatsugatakecycling.com)

小谷ファットバイクセンター

長野県の小谷ファットバイクセンターでは、プロのガイドが引率する1日1組限定の完全プライベートなスノーファットバイクツアーを開催しています。

ツアーでは2つのライディングエリアが用意されています。”ゲレンデ “と “フォレスト(バックカントリーエリア)”です。5時間コースでは両方のエリアを、2.5時間コースではゲレンデかフォレスト(バックカントリーエリア)のどちらかを選ぶことができます。それぞれのエリアは、ガイドツアーでのみ許可されています。

ゲレンデエリアは、リフトでゲレンデの頂上まで上がるので、体力がなくても大丈夫です。約1km、幅150~300m(季節により異なる)の直線を、主に圧雪された雪面を滑ります。ライダーはゲレンデをまっすぐ走るのではなく、ゲレンデの幅をフルに使って滑ります。ファットバイクは専用のソリに積んで、スノーモービルでゲレンデの上まで運びます。

バックカントリーエリアは、経験豊富なスキーヤーやスノーモービル乗りのためのエリアです。ツアーでは100%自分の体力に頼ってエリア内を移動するため、必要な体力レベルは高くなります。ガイドが雪原に作った幅60cmの道を走りますが、希望者は未圧接エリアを走ることも可能です。ツアーには何度か登り返しがあり、降雪の状況によってはコースがなくなることもあり、その都度作り直すとのことです。

小谷ファットバイクセンター | ファットバイク | 雪 | 雪上ライド | 長野 | 白馬 | 小谷 | 栂池高原スキー場 | 栂池高原 (otarifatbikecenter.com)

冬は自転車を休む人も少なくないと思いますが、スノーサイクリングのように冬でしか体験できないこともあります。もし、興味があるのなら、サイクリングツアーなら専用車も購入せずに済むため一度は体験してみることをお勧めします。

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