電気とモーターの力により、従来の自転車よりも楽に漕げる電動アシスト自転車。現在、日本国内での電動アシスト自転車は大手3社(ヤマハ・パナソニック・ブリヂストン)は、ドライブユニットと車体を製造。シマノ・ボッシュはドライブユニットのみの製造で他社に供給している。大手自転車会社が電動アシスト自転車に参入している中、新興の自転車会社が電動アシスト自転車市場に参入する例もある。ここで問題になるのがサポート体制の問題。電動アシスト自転車はドライブユニットやバッテリーなどが故障した場合、メーカーに問い合わせる必要がある。大手自転車会社ならサポートは期待できるが、新興ブランドだと不安に感じる人もいるだろう。

出典:http://taskal.laox.co.jp/product/

 

今回取り上げるのはラオックスサイクルの電動アシスト自転車「Taskal」。低価格を売りにした電動アシスト自転車で、かつてはサイクルモードで大々的に出展していた。しかし、有名ブランド品と比べると力がない、バッテリーが発火、回収を行う、アシスト力が道路交通法で定められた規定値を超えている問題が発生。2015年からは新モデルの発表も無かった。

そんな中、神田無線電気のWebサイトを見ると、2019 年 9 月末日で電動アシスト自転車 Taskal シリーズのメンテナンス業務を終了すると発表した。

参考(PDF):電動アシスト自転車 Taskal シリーズに関するお知らせ

発煙、発火の可能性がある BC 型、BT 型のバッテリーの交換や、アシスト力過大によるプログラムの交換は行うが、既に一部の部品の入手が困難な状況のため在庫がなくなり次第、順次メンテナンス終了するとのこと。

2012年からスタートし2019年で終了と、僅か6年間で修理が難しくなった。2014年には実質的に休止状態のため、生産中止から僅か4年間で修理困難になったと読み取れる。一方、大手自転車会社はどうなのか。ヤマハに関しては個人ユーザーがパーツリストを見ることができる。また、パナソニックは生産終了後8年まで部品サポートするとWebサイトに書いてある。

参考:パナソニック|保証について

新興ブランドは電動アシスト自転車業界の参入が厳しい?

電動アシスト自転車は従来の自転車よりも参入するのが難しい。一番厄介なのが、ドライブユニットやバッテリー関係のサポート体制だ。一般ユーザーが容易に修理できないドライブユニットやバッテリーは、会社のサポートを受ける必要がある。電動アシスト自転車選びでは、既にドライブユニットのブランドや形式で選ぶ時代となったが、サポート時に不安感がある新興ブランドは難しいだろう。1流ブランドのドライブユニットを搭載したE-Bikeの登場や、パナソニック・SWなど有名ブランドの低価格モデルの登場により、新興ブランドは部品サポートに関して明文化しないといけないだろう。