マウンテンバイクに採用していたマスタッシュハンドル

いま試しているハンドルにマスタッシュハンドルがある。口髭の意味を持つマスタッシュハンドルは、普通に見ればロードバイク用のハンドルに見える。日東は二種類のマスタッシュハンドルをラインナップしていて、B307AAはハンドルの取り付け径が、フラットハンドル用の25.4mmを採用している。

形状的にはロードバイク用の26.0mmを採用するのが普通に感じるが、フラットハンドル用なのが不思議だと思っていたら、どうやらマウンテンバイクにマスタッシュハンドルを採用したものがあったとのこと。

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http://www.sheldonbrown.com/bridgestone/から引用

ブリヂストンのマウンテンバイクに、マスタッシュハンドルが採用された時代があり、それもレーシング用のモデルに採用されたようだ。調べてみると理由は以下のような理由とのことだ。

日東が作ったマスタッシュバーというハンドルがあります。もともとはマウンテンバイクの24時間耐久レースのために開発されました。低速で原野をばんばん走るレースです。長くなるとポジションを可変しないといけない。ノーマルのマウンテンバイクのハンドルでは腰に来ます。いくら角をつけても可変度が少ない。そこで、腰に来る負荷を減らすために斬新なハンドルをつくりました。

当然、未舗装ですから、ドロップの前傾姿勢は不要。下りで80キロも出るはずはないですから。それよりも安定性。さらに乗車姿勢を可変できること。アイデアはアメリカの世界チャンピオンから出ました。それで何度も優勝したので、ブリジストンがハンドルも含めて完成車にして輸出。もう10年近く前(編集注 文公開時は2002年)にです。

http://www.freeml.com/travelcycling/262から引用。形状やロードバイク用のブレーキレバーを使用しないといけなかったりするのを見ると、砂利道も走れるグラベルロードバイクに合っているように感じるが、ブレーキ性能の向上や補助ブレーキレバーの登場で、砂利道ではどちらが有利か気になる所で、乗りながらどの位違うか考えている所だ。

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