マンスリーアーカイブ 1月, 2020

世界初の電動アシスト自転車を作ったヤマハ発動機が第8回技術経営・イノベーション大賞 経済産業大臣賞受賞

ヤマハ発動機株式会社は、1月27日、「電動アシスト自転車の発明と上市」について、一般社団法人“科学技術と経済の会”が主催する「第8回技術経営・イノベーション大賞」の「経済産業大臣賞」を受賞したと発表した。 表彰式は2月21日に行われる。 2012年に設立され、今回で8回目となる「技術経営・イノベーション大賞」は、経済の発展、社会の変革、競争力の向上、福祉の向上、SDGsへの貢献等、世の中を変革する優れたイノベーション事例を表彰する。イノベーションの内容や実践プロセスを広く紹介し、次世代の経営者や技術者の方々のさらなるイノベーションの推進に役立ててもらうことで、日本経済の発展、社会の変革、グローバル競争力の向上等に貢献することを目的としている。 受賞理由は、世界で初めて電動アシスト自転車を発売し、自転車業界に新たなカテゴリーを築いた点に加え、その後の機能進化、価格バリエーション等を経て、買い物や子育て、通勤・通学、レジャー利用などへ拡がりを見せた点、またシェアリング事業との親和性も高く、当初掲げた社会貢献や社会課題の改善に寄与した点が評価された。 1993年にヤマハ発動機が世界新商品として発売した「ヤマハ PAS」は、世界に市場を広げた電動アシスト自転車の第一歩。「人々の利便性向上を通じた社会貢献」「地球環境問題とエネルギー事情の改善」「交通問題への改善」への寄与を目指し、自転車に乗れる方なら誰もが快適に乗れる新しい乗り物として開発された。その開発は、それまで世の中に無かった新しいモビリティを生み出すモノづくりへのこだわり、公道で自転車区分として走行出来るための準備等、様々な失敗と苦労の連続がありながら「お客様のために」という開発者魂により、それらを乗り越え発売に至った。 ヤマハ発動機株式会社 SPV事業部長 村田和弘のコメント 「1993年に世界初の製品として発売して以降、多くのお客様から支持をいただいた結果、このたびの受賞となったことについて誇りに感じております。また、お客様をはじめ関係の方々に深くお礼申し上げます。今回の受賞に恥じぬよう、イノベーションを通じた社会貢献に引き続き取り組んで参りたいと考えております。」 ヤマハ発動機:www.yamaha-motor.co.jp

伊豆大島でロードバイクやクロスバイク等がレンタルできるレンタサイクル一覧

東京から南に約120kmの場所にある伊豆大島。高速ジェット船で最短1時間45分で行くことができ、伊豆諸島の中では気軽に観光が楽しめることでも有名だ。日本唯一の砂漠「裏砂漠」や、三原山のトレッキングやダイビング等、様々なアクティビティがあり、サイクリングも楽しめる。伊豆大島のレンタサイクルは、マウンテンバイクが多いが、電動アシスト自転車を用意している所があり、伊豆諸島の中ではレンタサイクルが豊富だ。レンタサイクルは日時や時間、注意事項は季節などにより違うため、実際にレンタルを行う場合は公式サイトで確認してほしい。 レンタサイクルらんぶる 伊豆大島内では、たくさんのレンタサイクルを取り扱っている。メインは街乗り用マウンテンバイクだが、クロスバイクやロードバイクもレンタルできる。レンタサイクルだけでなく、50CCや125CCクラス のレンタルスクーターも取り扱っている。 http://ranburu.sakura.ne.jp/ 場所:東京都大島町元町 車種:ブリヂストンサイクルのロードバイク・クロスバイク・マウンテンバイク。その他にママチャリやジュニアマウンテンバイクもある。 料金:シティサイクルは1日1,500円。マウンテンバイクは1日2,000円。その他のプランあり みよし土産店 伊豆大島内にある土産店のレンタサイクル。車種はマウンテンバイクとママチャリの2種類。また、オプションで三原山や大島温泉ホテルからスタートするプランも用意している。 http://miyoshi-miyage.com/menu2.html 場所:東京都大島町元町 車種:マウンテンバイク その他にママチャリもある 料金:1日2,000円 その他のプランあり 戸井商店 低価格帯のクロスバイクが1泊2日で2,000円で借りることが可能。その他にも、デイトナポタリングバイクブランドや、リアチャイルドシート付きの電動アシスト自転車も用意。また、三原山山頂からスタートできるプランも実施している。 https://rentalcycletoi.amebaownd.com 場所:東京都大島町元町1-2-2 車種:クロスバイク、電動アシスト自転車(デイトナポタリングバイク、リアチャイルドシート付き電動アシスト自転車) 料金:1日2,000円(クロスバイク)/3,000円(電動アシスト自転車) その他のプランあり Volcanic Island izuoshima 持ち込みの自転車を屋内に保管できるゲストハウス。レンタサイクルも用意されており、1日3,000円でスポーツタイプの電動アシスト自転車がレンタルできる。 https://www.volcanic-island.tokyo/ 場所:東京都大島町元町2丁目2番2号 車種:電動アシスト自転車、その他にもママチャリも用意 料金:1日3,000円(電動アシスト自転車) 関連記事 https://www.cyclorider.com/archives/23019 https://www.cyclorider.com/archives/26434 https://www.cyclorider.com/archives/31406

ロードバイクとクロスバイクは何が違う? 簡単に解説

クロスバイクを購入するとき、最初からロードバイクを買ったほうが安いという話をよく聞く。しかしロードバイクとクロスバイクは全く違う自転車で、想定されている使い方も違うので、単純な比較はできない。そこで、今回はロードバイクとクロスバイクを比較して、何が違うのか簡単に解説する。 前傾姿勢で高速走行に特化したのがロードバイク 一般的なロードバイクは独特な形を採用したドロップハンドルを装着している。ドロップハンドルの利点は、上半身の力がかかりやすいためスピードが出しやすい事だ。特に低い位置を握ると深い前傾姿勢となり、上半身と腕の筋肉を最大限に使う事ができるので、より速い速度で走行できる。一方でブレーキレバーは、てこの支点と力点が近いため、ブレーキをかけるときは強く握らないといけない。タイヤも細くて軽量なタイヤを装備することで、高速走行が楽しめる。その一方で空気圧の細かいな管理が必要だ。 しかし、一番大きな違いはフレーム≒車体設計だ。ロードバイクは俊敏な走りを実現した一方で、汎用性を潰している。乗車姿勢は前傾気味の姿勢を取るモデルがほとんど。前傾姿勢にすることで空気抵抗が低くなり上半身の力を使うため、速く走れるのだ。その一方、視野が狭くなり後ろを向くのが難しく、前傾姿勢に慣れないと体が痛くなるだろう。 前輪と後輪の中心軸の距離「ホイールベース」が短いのも特徴だ。ホイールベースが短いと俊敏に曲がることができる一方、直進安定感が低い欠点もある。直進安定性が低い自転車は、発進時や低速走行で不安定になりやすい。荷台や泥除けをつけるのなら、ロードバイクは不利だ。競技用ロードバイクは荷台や泥除けを取り付ける台座や隙間が殆どない。また、積載重量も僅か数kgしか積載できないのもあるため、キャンプツーリングは非常に難しいと思ったほうが良い。 https://www.cyclorider.com/archives/18768 高速走行ではなく、軽快さと汎用性に特化したクロスバイク クロスバイクとロードバイクの違いでわかりやすいのがフラットハンドルだろう。フラットハンドルは、ハンドリングやブレーキなどが非常に扱いやすく、スポーツ自転車初心者でも簡単に運転できる。ただし、フラットハンドルは手首が疲れやすいため、長時間の運転は難しい。フラットハンドルで長時間走行するのならトレッキングハンドルや https://www.cyclorider.com/archives/19603 https://www.cyclorider.com/archives/14510 また、タイヤ幅もロードバイクより太いタイヤを装備している。舗装路ではロードバイクよりも俊敏に走行できないが、多少荒れた道でも走行できる。しかし、一番大きな違いはロードバイクと同じくフレーム≒車体設計だ。クロスバイクは、ロードバイクの俊敏な走りには敵わないが、スポーツ自転車の軽快さと汎用性を重視している。 乗車姿勢はロードバイクよりはアップライトな姿勢を採用している。ハンドルとサドルの高さを同じにすることで、比較的楽な姿勢で運転できる。ロードバイクよりも空気抵抗が上がるため、超高速走行は難しい。しかし、視野が広くなり、前傾姿勢に慣れない初心者でも安心して走行できるだろう。 前輪と後輪の中心軸の距離「ホイールベース」はロードバイクよりも長い。ホイールベースが長いと、直進安定感が高いという大きな利点がある。直進安定性が高い自転車は、発進時や低速走行でも安定しやすく、リラックスして運転できる。自動車でいうのならハンドルに適度な「遊び」があるようなものだ。 クロスバイクは荷台や泥除けが装着できるため、汎用性もある。クロスバイクは荷台や泥除けを装着する台座があり、隙間もあるため装着しやすい。また、積載重量も15kg以上のモデルが多く、重い荷物も積めるためキャンプツーリングも行えるだろう。 競技やスポーツ走行、極限化のロングライドを行うのならロードバイク、サイクリングや街乗りならクロスバイク 競技や日頃から飛ばすような高速走行限定なら競技用ロードバイクが良い。逆に公道走行やサイクリングレベルならクロスバイクのような車体設計のほうが良いだろう。また、ロードバイクのスタイルでも街乗りを楽しみたいのなら、砂利道も走れるロードバイク「グラベルロード」にするのも1つだ。 しかし、このような比較を行っても、実際に乗らないとわからないだろう。百聞は一見にしかずと言われるように、購入する前に試乗やレンタサイクルで試してみるのをオススメする。 https://www.cyclorider.com/archives/23019 https://www.cyclorider.com/archives/26434