マンスリーアーカイブ 3月, 2018

グラベルロードでマウンテンバイクコースを走ることはできるのか?ストック状態での性能を確かめる

流行のグラベルロードの一番の特徴と言えば、ロードバイクながら砂利道も走れる所だろう。今回、自分がSpecialized Diverge E5を選んだのも、舗装路も砂利道もオールマイティに走れる自転車を作りたいと思ったのもある。 ここで疑問に思うのは、グラベルロードでマウンテンバイクコースを走ることができるのかということだ。 タイヤを交換すれば長野にある富士見パノラマリゾートの初級ダウンヒルコース(Cコース)は走れると語っていた人もいる。ただ、一般的には富士見パノラマリゾートのダウンヒルコースは、難易度が低い初級コースでも、前後サスペンションを装着したダウンヒル競技専用のダウンヒルマウンテンバイクや、前後サスペンションを装着しダウンヒルバイクよりは自走ができるフリーライドバイクが推奨されている。 下り重視のダウンヒルコースの走行に不向きなクロスカントリーマウンテンバイクで、ダウンヒルコースを走るのはチャレンジャーと言われるらしく、砂利道走行がメインのグラベルロードでダウンヒルを行うのは無謀ギリギリに近いと思う。ただ、グラベルロードやシクロクロスで富士見パノラマリゾートのダウンヒルコースを下った人はいるらしいので、やれないというわけではないようだ。 今回は、国営アルプスあづみの公園(大川・松前地区)にあるマウンテンバイクパークで、安心して走ることができるグラベルロードを作るのを目標にしたい。そんなわけで取り敢えず、ストック状態のグラベルロード(Specialized Diverge E5)をマウンテンバイクパークを走行した場合、問題になると思われる部分は以下の通りだ。 舗装路重視のスリックタイヤは要交換 Diverge E5に標準装備されているスリックタイヤ(700×30C)は舗装路走行を重視していて、多少の砂利道はおまけで走れるレベルのタイヤだ。舗装路がほとんどの一般公道を走るのならこのようなタイヤで大丈夫だが、砂利道をメインで走るのならノブがある太いグラベル用のタイヤに交換するのがベストだろう。 ブレーキがかけにくいハンドル・乗車ポジション ブレーキの効きに関しては、従来のロードバイクと比較すると急ブレーキでタイヤがロックするぐらい良く効く。ただ、ドロップハンドルのブレーキレバーは抑えが効きにくく、強力な制動力を求めるには、ドロップハンドルの下部分を握らないといけないため、砂利道の下りでは不安定な走りしかできない問題がある。 MTBコースも楽しめるグラベルロードを作るには、どういうチューンナップを行えばいいか MTBコースを楽しむグラベルロードを作るには、現状の課題は 太めのグラベル用タイヤ アップライトな姿勢でも下ハンドルを握ることが可能なドロップハンドル が必要だ。上記の問題を解決するための部品を注文したので、オフロードも楽しめるグラベルロードを作る予定だ。

ファットタイヤのロードバイクという新発想のロードプラスバイク Surly Midnight Special

非競技用のスポーツサイクルやフレーム、自転車部品を長年製造しているSURLY。2018年2月に新車種として登場したMidnight Specialは、650B×47Cという太いタイヤを装着したロードプラスバイクとして、自転車ファンから注目を集めた。 出典:http://ride2rock.jp/products/103086/ Surly Midnight Specialで一番面白いのは、Midnight Specialは、嘗て存在したSURLYのロードバイク「Pacer」の後継モデルということだろう。 Surly Pacer. #surlybikes #surlypacer #bluelug_kamiuma #builtbybluelug BLUE LUG Kamiuma Bike Shopさん(@bluelug_kamiuma)がシェアした投稿 - 7月 16, 2016 at 6:01午後 PDT Surly Pacerは、近年のロードバイクではあまり見ない泥除け、小型の前荷台を装着できる非競技用ロードバイクとして知られていた。装着できるタイヤ幅は32ミリまでと、競技用ロードバイクよりも幅が広いタイヤを装着することができた。 Pacerの後継車であるMidnight Specialは、650Bホイール、700Cホイールの両方のホイールの装着が可能。650Bの場合は60mm、700Cの場合は42mm幅のタイヤが装着出来るとのことだ。 一般的にロードバイクと言えば、成人男性の親指よりも細いタイヤを装着しているのが普通だ。しかし、クロスバイク並、もしくはそれよりも太いタイヤが装着できるMidnight Specialをロードバイク「Pacer」の後継車とは思えないのが普通の考えだが、Surlyはこのように考えているらしい。 「荒れた舗装の上をまるでピザカッターのように細いタイヤを履いたバイクに乗って走るなんていやだよね。ロードバイクだってタイヤをちょっと太くすれば、ダメージを受けた舗装路だって気持ちよく走れるようになるし、トラクションが増して登り坂も楽になる。だからロードプラスっていう選択をしたんだ。もちろん、十分なタイヤクリアランスを確保しておけば、細いタイヤに交換するのは自由。でも逆はできないからね。ロードバイクであっても、日がな一日、楽しく乗りたいじゃん。それがSURLYらしさなのかもね」 SURLY MIDNIGHT SPECIALという選択 | BLOG | モトクロスインターナショナルから引用 流行のグラベルロードでは無く、あえてロードプラスバイクと名乗るSurly Midnight Specialは、完成車(税込み¥278,640)とフレーム・フォークセット(税込み¥118,800)で発売中だ。 MIDNIGHT SPECIAL | PRODUCTS | モトクロスインターナショナル MIDNIGHT SPECIAL | PRODUCTS | モトクロスインターナショナル

サイクルベースあさひから登場した女性用ロードバイク プレシジョンディエナR

自転車業界は、新たな顧客を獲得するためか、女性用スポーツサイクルに力を入れている所が増えている。色々な自転車ブランドからは女性用モデルが登場しており、台湾のGIANTは女性専用ブランド「LIV」を発足させているほどだ。 今回、注目したいのは自転車チェーン店「サイクルベースあさひ」のスポーツサイクル。サイクルベースあさひのスポーツサイクル「プレシジョン」シリーズには、女性用として「プレシジョンディエナ」シリーズがあり、その中でもロードバイクのプレシジョンディエナRは、男女兼用モデルのプレシジョンRと比較すると、色々な所が違うようだ。 女性用ロードバイクは、通常の男女兼用のロードバイクと比較すると様々な所が変わっている。今回はサイクルベースあさひのロードバイク「プレシジョンR」と「プレシジョンディエナR」の両方を比較してみる。 小柄な人でも乗れる車体となっているプレシジョンディエナR 女性用ロードバイクのプレシジョンディエナRは、小柄な人でも違和感なく乗れるような設計や部品チョイスとなっている。フレームは通常のプレシジョンRと比較すると、小柄な人でも乗れるコンパクトなフレームデザインを採用している。男女兼用ロードバイクのプレシジョンRは、3種類のフレームサイズがあり、450㎜(158cm〜)、510㎜(166㎝〜)、540㎜(176㎝〜)の3種類のフレームサイズがあるのに対して、女性用ロードバイクのプレシジョンディエナRのフレームサイズは、395㎜(150cm〜)、430㎜(160cm〜)の2種類で、プレシジョンRよりも小柄な人が乗れるサイズとなっている。 部品チョイスも女性を意識しているプレシジョンディエナR 女性用ロードバイクのプレシジョンディエナRは、フレームだけでなく、装着されている部品も女性を重視した部品チョイスとなっている。サドルは女性用を採用し、ハンドルは小柄な人の肩幅を意識して通常よりも狭い380ミリ幅のハンドルをチョイスしている。クランクのギアの歯数も、大きい歯数を通常のロードバイクよりも小さい46Tと低めのギア比を採用している。これは意図的にギア比を軽くしており、一般公道の常用速度でも軽く走れるようにしたのだと思う。ブレーキは同価格のプレシジョンRよりも1ランク上のブレーキ「Shimano Claris」を採用している。7万円のロードバイクでシマノ製のキャリパーブレーキを採用しているのは珍しい。 かつて、有名ブランドのエントリーロードバイクは、プレシジョンディエナRと同じ価格で購入できたが物価高騰により買えなくなり、プレシジョンRやプレシジョンディエナRのように、7万円以下で購入できるロードバイクは貴重な存在だ。 プレシジョンディエナR-J レディースモデル ロードバイク posted with カエレバ 楽天市場で見る Amazonで見る Yahooショッピングで見る プレシジョンR-J ロードバイク ビギナーにおすすめ posted with カエレバ 楽天市場で見る Amazonで見る Yahooショッピングで見る