マンスリーアーカイブ 11月, 2017

ルノーウルトラライト7の後輪スポークが折れて車輪交換に

14インチ折りたたみ自転車「ルノーウルトラライト7」を購入する時、気になったのが後輪スポーク。フリー側のスポークがクロスしているのに対して、反フリー側のスポークがクロスしていないため、折れる可能性があると危惧していたが、その危惧は当たり購入して3ヶ月で折れた。 ウルトラライト7のスポーク折れは、Amazonのレビューやブログで多く見つかり、平均体重の人ですら1ヶ月未満で折れるほどで、体が大きい自分が乗って3ヶ月で折れたのは比較的マトモな事例のようだ。 http://inudaisho.hatenablog.com/entry/2017/09/17/092423 ネットで検索した所、メーカー側が対策品として左右両方ともクロス組の後輪に交換している事例があるらしい。また、サイクルモード2017のウルトラライト7を見ると、左右両方ともクロス組となっている後輪が装着されたモデルもあったので、今後のモデルは左右両方ともスポークがクロスされたウルトラライト7が売られると思う。 自分は楽天のメーカー直営の通販サイトで購入したため、メールでこの件について訪ねたら対策品仕様の後輪を無償で送ってもらうこととなった。 対策品に交換することでスポークが折れにくくなると思うが、14インチという超小径ホイールは通常の車輪と比較してスポークが折れやすいのは間違いない。今後は交換用スポークを入手したり、太いタイヤに交換して振動を抑えてスポークの負荷を抑えるようなカスタムを行う予定だ。

サイクルベースあさひ体制初のルイガノ2018年モデルで気になった部分をまとめてみた

輸入代理店がサイクルベースあさひに変更することで注目されたルイガノだが、2018年モデルが公開されたようだ。 http://www.louisgarneausports.com/ ルイガノブランドは、カジュアル層向けのスポーツサイクルや電動アシスト自転車を中心にラインナップしていて、レーシングモデルはガノーブランドに住み分けを行うと思われる。今回はルイガノ公式サイトを見て気になった点を取り上げてみた。 ルイガノブランドのロードバイクは完全消滅 ルイガノ公式サイトを見た限りでは、かつて存在したドロップハンドルのロードバイクは完全に消滅しているようだ。フラットハンドルロードバイクは存在するが、トップチューブが長くドロップハンドル装着を想定していない。ロードバイクブームで街乗りでロードバイクを買う層もある現代で、あえてロードバイクを消滅されたのは興味深い。 ローマ字1文字と数字だけの車名はわかりにくい かつてのルイガノは、TRシリーズやCASPARシリーズ、FIVEやSIX、MVシリーズといった名前があり、これらの名称が長く続いていたがサイクルベースあさひ体制になってから、ローマ字1文字と数字の組み合わせという名前になった。自動車で言うのならBMWや海外のマツダなどの名称に似ているが、予想以上にわかりにくい。特にわかりにくいのがXシリーズで、27.5インチのX7.0と20インチミニベロのX8.0とX8.1があり、Xとは何なのか疑問に思ってしまう。 http://www.louisgarneausports.com/lgs-x7.0.html http://www.louisgarneausports.com/lgs-x8.1.html 既に定着している名前をあえて変えない事例を挙げるとEscape R3がある。Escape R3はEscape Rシリーズの最廉価版だったが、Escape R3が良く売れたため、Escape RXシリーズに移行してもEscape R3の名前が残っている。本来ならEscape R3しかないためEscape Rだけで良いはずだが、Escape R3が定着しているためR3の名前を残したのだと思う。 https://www.giant.co.jp/giant18/bike_select.php?c_code=CA01&f_code=FD03&s_code=SR11  

電動アシストMTB「Panasonic XM1」のライバル(YPJ-XC・SHIMANO STEPS E8080)を紹介

日本初の本格電動アシストマウンテンバイク「Panasonic XM1」は、30万円以上と125ccのオートバイ並の価格ながら、発売1カ月で年間企画台数200台の受注を達成した。YPJ-R・YPJ-Cといった本格電動アシストスポーツバイクがヒットして、日本でも本格電動アシストスポーツバイクが増えつつある。 http://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/10/jn171002-5/jn171002-5.html Panasonic XM1がヒットすることで、他社からも本格電動アシストスポーツバイクが登場するだろう。今回はサイクルモード2017でXM1のライバルになると思われる電動アシストスポーツバイクを取り上げてみたい。 PW-Xユニットを搭載したヤマハ・YPJ-XCはXM1をライバルにしている サイクルモードや東京モーターショーで登場した、ヤマハの電動アシストマウンテンバイクがYPJ-XC。アシストユニットは、今までは海外版でしか採用されていなかったPW-XというPWシリーズの上級ユニットを装備しているようだ。 サイクルモードでヤマハの人と話したら、ヤマハはPanasonic XM1を購入して研究して、YPJ-XCはXM1よりもよく登れる自転車にしていると言っていた。これはPWユニットを搭載したYPJ-R・YPJ-Cにように、小型バッテリー+ローパワーで滑らかなアシストとは違うかもしれない。 http://cycloassist.com/archives/1095 ユニット提供で攻めるSHIMANO STEPS E8080 サイクルモードでBESVの電動アシストマウンテンバイクに試乗してみた。BESVの電動アシストマウンテンバイクには、SHIMANO STEPS E8080が搭載されていて、XM1のように高ケイデンスで回してもアシストがかかるタイプで、XM1のライバルになるだろう。ここで注目したいのは、SHIMANO STEPSは1流の電動アシストユニットでは電動アシストユニットのみを供給するということだ。 もし、自分が買い物用等で電動アシスト自転車を買うのなら、信頼と実績があるPanasonicとYAMAHAのユニットを搭載した電動アシスト自転車に乗るだろう。注目すべき所はPanasonicとYAMAHAは日本では電動アシストユニット供給と自社ブランドの電動アシスト自転車販売を同時に行っていることだろう。これは本家の電動アシスト自転車を優先して、他社に最新ユニットを卸さない可能性があるためだ。現実にYPJのPWユニットは、日本国内では2017年11月現在他社には提供していない。他ブランドでは2016年にパナソニックユニットを搭載したBikke Polarは、パナソニックの電動アシスト自転車には既に搭載されていた最新ユニットではなく、旧式バッテリー用の型落ちユニットが搭載された事例がある。 http://cs-shinwa.sblo.jp/article/177695633.html STEPS E8080を提供するシマノは、自転車の製造を行っていないため多くの会社にユニットを卸して利益を得る必要がある。これは多くの会社にXM1クラスのアシストユニットを提供する可能性があるため、良質な本格電動アシストスポーツバイクが多く登場し市場が活性化するだろう。 Bosch Active Line PlusはXM1のライバルにならない ヨーロッパでは電動アシストユニットで有名なBoschが日本に参入した。アシストユニットはActive Line Plusという比較的低価格のユニットで、日本国内では20~30万円クラスの電動アシストスポーツバイクに搭載されるようだ。 Bosch Active Line Plusの電動アシスト自転車に乗った感想は、中国のBAFANG社んおアシストユニットに近いが、アシストオフ時にコクンとしたショックが発生する。アシストの感覚もXM1のように高ケイデンスでもアシストがかかる物ではない。日本市場ではBoschユニットを搭載した電動アシストスポーツバイクは、TREK Verve+が約20万円で購入できるが、他の電動アシストスポーツバイクは30万円クラスになるようだ。XM1が約33万円なのを考えると格下のBoschユニットを搭載した電動アシストスポーツバイクに30万円は払えない。 http://cycloassist.com/archives/1250