マンスリーアーカイブ 3月, 2017

泥除けとマッドフラップは汚れを人間だけでなく自転車も守ってくれる理由

スポーツ自転車の世界では、あまり注目されない部品の一つに泥除けがある。泥除けは人間の服の汚れを付きにくくするために装着するのが一般的で、主に旧来的なツーリング自転車や街乗り自転車に装着されているのが多い。 スポーツ自転車では泥除けを装着できるモデルと装着できないモデルがわかれている。泥除けが装着できるモデルは、非競技用のクロスバイクなどのモデルが多く、泥除けが装着できないモデルは競技用のロードバイクやマウンテンバイクとわかれている。泥除けが装着できない競技用自転車でも装着できる泥除けはあるが、簡易的な泥除けなので期待はできない。 この泥除けは普通は汚れから人間を守る物だと思うのが普通だが、人間だけでなく自転車も守ってくれるようだ。 http://ameblo.jp/ordina-m3/entry-12254006395.html http://ameblo.jp/ordina-m3/entry-12254568841.html 上記のブログではOrdina M3にフル泥除けを装着している。その泥除けにさらにマッドフラップを装着しているが、マッドフラップのおかげで雪の降る中の濡れた路面を走ってもボトムブラケット付近はほとんど汚れがなかったとのこと。 自転車を趣味にしている人からすればボトムブラケットは交換は必要だが面倒な部品なのはわかると思う。ボトムブラケットは汚れが入りやすく、その汚れで漕いでいる時に音が鳴って耐えなれない事がある。自分もこの問題は何回もありメインマシンであるGIANT Escape RX4のボトムブラケットは1年目で純正からシマノ製に交換している。 フル泥除けとマッドフラップを装着してボトムブラケットに汚れがつかないのなら、ボトムブラケットに入る汚れが非常に少なくなるというのを意味している。 ボトムブラケットを長く使いたいのならフル泥除けにマッドフラップのセットを装着するのが良いはわかったが、問題は輪行などが面倒ということ。輪行を行う場合、泥除けの脱着というのは非常にやっかいで、脱着問題を解決しないと普及しないだろう。

サイクルベースあさひのファットロングテールバイク 88CYCLEのカスタムをまとめてみた

サイクルベースあさひのロングテールバイク「88Cycle」は、ファットバイクのスタイルと、オートバイのトラッカーカスタムと、ロングテールバイクの実用性をかけ合わせたスタイルだ。そのため、従来のスポーツ自転車の層では無い人達からも注目を浴びている。88Cycleについて調べてみたら、面白いカスタムを見つけたのでまとめてみた。 キャリアレス 88サイクルのキャリア外してみた(´・ω・`) #88cycle #88サイクル #ファットバイク #ロングテールバイク #パパチャリ #ファットタイヤ アネトンさん(@aneton78)がシェアした投稿 - 2017 2月 3 4:26午前 PST 88Cycleは子供乗せを装着できるキャリアを標準装備しているが、このキャリアを外すだけでカスタム感が出る。キャリアを外すとロングテールスタイルの後輪タイヤの太さが強調されて、スカスカ感が出る。キャリアを外しただけで、かつて流行したオートバイのトラッカーカスタムに通じる雰囲気を作ることが可能だ。 By midorisyu - originally posted to Flickr as motorbike.jpg, CC 表示 2.0, Link 純正オプションパーツ装着 純正フレームバッグとフロントバッグ(キャリアに付けたけど)装備 #88cycle #自転車#88サイクル 秋山 優花里さん(@bando_black_cat)がシェアした投稿 - 2017 1月 30 2:53午後 PST 88Cycleには純正オプションとして、リアラックやフレームバッグが存在する。どちらもオプションの値段としてはいい値段がして、例えばリアラックは8,000円以上するようだ。リアラックはファッション性重視のようだが、車体デザインとマッチしていてカスタム感と使いやすさが同時に上がるオプションとなっている。 88(ハチハチ) パパチャリ用 サイクルアルミコンテナ ピックアップカゴ posted with カエレバ 楽天市場で調べる Amazonで調べる Yahooショッピングで調べる プラスチックコンテナカゴカスタム * * パパチャリ完成😋🚲 * #88サイクル #パパチャリ #bicycle #清見田陸軍基地正式装備品 #サイクルベースあさひ akihiro tanaka(たなやん)さん(@akitn521)がシェアした投稿 -...

16インチ超軽量折りたたみ自転車 RENAULT MAGNESIUM8とDAHON Curve D7を比較する

超軽量折りたたみ自転車を売りにしているRENAULT LIGHTシリーズ。新しく登場したRENAULT MAGNESIUM 8は、16インチ変速機付き折りたたみ自転車で重量は僅か8.2キロと軽量なのが特徴だ。今回はRENAULT MAGNESIUM 8の紹介と、ライバルであるDAGON CURVE D7の比較を行いたい。 RENAULT MAGNESIUM8の解説 RENAULT MAGNESIUM8のフレーム素材はマグネシウムを採用。かつてマグネシウム素材を採用した自転車といえば、メリダのレース用自転車やピナレロ・ドグマで有名だった。かつては高価なフレーム素材で知られていたマグネシウムが、今では7万円の折りたたみ自転車に採用されているのは不思議な感覚だ。 ブレーキはブランド名不明のVブレーキ。ギア比は前は47T、後ろは11-28Tの7速スプロケットを採用しているらしいが、型番がTZ21のためボスフリーではないのか?もしかしたら14-28Tの可能性がある。16インチを車輪が小さく、多くの20インチ小径車よりも軽いギア比となっている。タイヤは16×1.75インチでタイヤのブランド名は不明。 RENAULT MAGNESIUM8とDAHON CURVE D7を比較する RENAULT LIGHTシリーズのライバルと言えばDAHONだろう。14インチ折りたたみ自転車のRENAULT ULTRA LIGHT7はDAHON DOVEよりもよく出来た所が多かった。ULTRA LIGHT 7は軽量な車体重量、高級感がある部品、身長が高い人でもポジションが出る利点があり、DAHON DOVEではなくULTRA LIGHTを選ぶ人がいてもおかしくはなかった。 https://www.cyclorider.com/archives/16991 RENAULT MAGNESIUM8のライバルはDAHON CURVE D7だろう。DAHON CURVE D7の車体重量は11.6kg。MAGNESIUM8の8.2kgと比較すると重い。しかしCURVE D7はMAGNESIUM 8と比較すると有利な点がある。 CURVE D7のフレームにはリアキャリアの取り付けやボトルケージが取り付け可能な台座がある。ヘッド周りには、ハンドルの動きに左右されないフロントキャリアが取り付けられるブラケットがある。このような台座は折りたたみ自転車をシティコミューターとして使うには重要な部分だ。 スタンドもMAGNESIUM 8はちゃちなサイドスタンドなのに対してCURVE D7はセンタースタンドを装着している。因みにMAGNESIUM 8はセンタースタンド装着のための台座がないため、CURVE D7のようにセンタースタンドの装着はできない。 CURVE D7の折りたたみサイズはW73×H60×D34cmとなっており、MAGNESIUM8よりも折りたたみ時の長さが3cm長い。これはハンドル~サドル間の長さがCURVE D7のほうが長いということだろう。身長が高い人ならハンドル~サドル間はある程度長いほうが良い。身長183cmの自分がCURVE D7に乗った時、多少前傾姿勢になったが窮屈な乗車姿勢ではなかった。身長がある程度高い人ならCURVE D7のほうが良いのではないかと思う。 折りたたみヒンジはMAGNESIUM 8はDAHON ROUTEなどに採用されている標準的なタイプなのに対して、CURVE D7はV-Clampテクノロジーというシステムを採用している。DAHONによると軽い力でレバーのロックがかかるとのことで、20万円を超えるDAHONのハイエンドモデルでも採用されているシステムだ。ハンドルを装着するレバーもCURVE D7のほうが大きくて操作が行いやすい。このレバー部分の違いは日常的に折りたたみを行う人ほど気になるだろう。 ギア比はMAGNESIUM 8は前は47T、後ろは12-28Tの7速スプロケットなのに対して、CURVE D7は前は52T、後ろは11-28Tの7速スプロケットと高速仕様となっている。ただ、16インチ折りたたみ自転車は20インチよりも段差の通過に弱いので、MAGNESIUM 8が不利だとは思わない。 https://www.cyclorider.com/archives/16824 RENAULT MAGNESIUM 8は軽さばかりクローズアップされていで持ち上げられているが、個人的には見ている部分が浅いとしか言えない。DAHON CURVE D7と比較すると日常的な使い方はCURVE D7のほうが有利な所が多い。このような部分は人によっては軽さよりも重要な場合があるからだ。 個人的には、徹底的に軽さを重視したいのならMAGNESIUM...