マンスリーアーカイブ 3月, 2017

パーソナルモビリティは電動アシスト自転車や自転車があるので期待しないほうが良い理由をまとめてみる

http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20161016/p1 ロビイングして最高速25km/h未満のパーソナルモビリティは無免許公道オッケーにしたいという内容だがいろんな部分で突っ込む所が多い。まず、原付は日本独自のガラパゴスの規格という話があるが、シクロライダーを見ている人は、オランダのTOMOSやアメリカホンダのRUCKUS(日本名:ZOOMER)やMETROPOLITAN(日本名:ジョルノ)、アメリカヤマハのZUMA50シリーズ(日本名:BWs)と言った50CCが売られいるのは知っているだろう。特にRUCKUSや旧METROPOLITAN(日本名:クレアスクーピー)は、マニアがカスタムしていることでも知られていて、日本でもアメリカ風に限界まで車高を下げてロングホイールベース化を行う人達がいる。 http://tokyoparts.jp/blog/%E5%AE%8C%E6%88%90%E8%BB%8A%E4%B8%A1%E3%81%94%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%80%90%E3%81%9D%E3%81%AE1%E3%80%91/ 折りたたみ自転車よりも危険な電動モビリティ 真面目な話、原付き業界どうせもう死ぬのが見えたんだし、自転車業界のことなんて気にせずさっさと時速25kmぐらいまでのパーソナルモビリティは(方式や形状、装備を問わず)無免許解禁にすべき。だいたい自転車が治外法権すぎるのである。ギアつきの自転車なら、鍛えてない人でも30km/hは平気で出せるのに無免許ノーヘルOKなのだから。ミラーもなければ尾灯も制動灯もないのに、ね! おっと、別に自転車が憎いわけではない、頑張れば40km/hだって出せてしまう自転車より、25km/h程度に最高速を制限したパーソナルモビリティのほうがより安全なんじゃないの、と。 この記事を書いた人は、どんな乗り物に乗っているのかは知らないけど、自分は20インチ自転車、Tern Link N8とASAMA BETAを2台持ち、試乗会で8インチから24インチの折りたたみ自転車や小径車に乗って、小径車や折りたたみ自転車について学んでいる。第三者からみたら、小径車や折りたたみ自転車についてそこそこの知識はあると思われるので、自転車乗りの視点から電動キックボードのJzoomを見て思ったことを書いていこうと思う。 Jzoomはグレードにもよるが、最高速度は27キロ以上出るようだ。容易に20キロ以上出る乗り物で、振動が大きいソリッドタイヤを採用しているのはどうかと思う。前輪はゴム製、後輪はウレタン樹脂製とのことだが、個人的な意見としては乗り心地などは通常の折りたたみ自転車とは期待できないだろう。段差の通過も8インチサイズのホイールを採用しているため、車輪が小さいため前転する危険がある。 Jzoomの車体はキックスケータースタイルのデザインで、両足できちんと体を支えることができない。最高速度で公道にある大きい段差に通過したら体が吹っ飛ぶ可能性がある。自転車で言うのなら、8インチの折りたたみ自転車のPacific Carry meでサドルに座らず体を浮かし、片足を離して時速30キロを出すようなことで、自分はJzoomには乗りたくない。そもそも時速30キロ近く出る乗り物で1920年初期のスクーターのデザインまで退化しないといけないのかがわからないし、むしろ1920年代に存在した立ち乗りスクーターのAutopedのほうがマトモに見える。 https://en.m.wikipedia.org/wiki/Scooter_(motorcycle) https://en.m.wikipedia.org/wiki/Autoped 世の中の売られているパーソナルモビリティと言われる物の殆どは車輪が小さすぎるのにスピードが出たり、電気が切れたら自立できないなど、実際の公道では扱うには危ない物が殆どだ。 頑張れば40km/hだって出せてしまう自転車より、25km/h程度に最高速を制限したパーソナルモビリティのほうがより安全なんじゃないのという意見は、恐らくモビリティに興味がなく趣味レベルできちんと何かしらのモビリティに向き合ったことがないと思われても仕方ない。 現時点でのパーソナルモビリティは一部の移動用しか居場所は無い パーソナルモビリティは技術面では見るべき所が多くあり、注目すべき乗り物なのは間違いないが、現在の電動パーソナルモビリティは、遊園地の乗り物のような物で公道を走るには非常に厳しいと思う。安いのは基本コンセプトがおかしく、マトモなものですら段差の通過など公道走行を行うことができるのか不安なものが殆どに見えるからだ。 法律の問題やセンサーやバッテリーを使う問題もあるため値段も高く普及させるには一苦労だろう。 パーソナルモビリティを普及させるのなら、一部地域限定や室内施設の移動用か、高齢者向けぐらいしか居場所はないと思う。高齢者向けにしても、安全性が低く見えるため現時点では従来型の電動カートで十分に見える。 自転車と比較すると、漕ぐ必要がない利点があるが、価格が高く、安定性や実用性が低く、折りたたみ自転車よりも危険な特性を考えると普及は難しい。本当に街中で使える有望な乗り物なら、電動アシスト自転車のように法律改正が簡単にできるのではないかと思う。

Bromptonにバネ入りフィンガークランプを入れるとステムやフレームが壊れる問題をまとめてみた

Bromptonのカスタムパーツの一つにバネ入りヒンジクランプというのがある。ヒンジクランプにバネを入れることで、Bromptonの折りたたみを楽にすることができるとのこと。 http://minivelo-road.jp/easy-hinge-clamp-for-brompton 純正のヒンジクランプにバネを入れて似たようなことをする人もいるようだ。 http://hitoriblog.com/?p=18339 しかしバネ入りヒンジクランプを入れることで、ヒンジが閉まらなくなり部品が壊れる事例があるようだ。 http://bicitermini.com/b/2014/05/03/9121/ スプリングを入れてしまうことで、ネジの締めつけにより本来はクランプが締めつけられ、かつヒンジ面圧を必要十分に確保する、という構造のはずが、ヒンジがスプリングを押さえつけてしまい、確実に閉じられていませんでした。そしてヒンジが緩いままでお乗りいただいた結果、画像の右端のヒンジ軸が飛び出してしきてまっております。この部分にもわずかにガタが生じてしまっており、ステムは交換を要する作業となりました。もちろんヒンジクランプは純正へ戻しました。 https://m.facebook.com/photo.php?fbid=510472578992554&set=a.427182037321609.96758.219783294728152&type=1&stream_ref=10 バネのおかげでヒンジクランプがしまらなくなりガタが発生してしまうとのことだ。 個人的な意見としては、もしブロンプトンを所有することになったらバネ入りヒンジクランプは絶対使わないだろう。    

シマノとテクトロのロングアーチキャリパーブレーキの違いはどこにあるのか?

エントリーモデルのスポーツサイクルにはコスト削減のために、テクトロやプロマックスなど、シマノ製ではないブレーキを装着するのが一般的となっている。一般的には、テクトロやプロマックス製のブレーキはシマノ製よりも効きが悪いと言われているが、どのような所に違いがあるのか http://inne.blog109.fc2.com/blog-entry-1181.html 上記のブログではシマノのロングアーチキャリパーブレーキとテクトロ製のキャリパーブレーキの比較を行っている。写真や記事を見て明確にわかるのがピボットからワイヤー固定部分までの距離が違うこと。シマノもテクトロもピボットからシューまでの距離は同じとなっているので、キャリパーのみのレバー比を適正にしているのではないかとのこと。 シマノの場合はロングアーチ用に距離を長くし適正化しているのに対して、テクトロは単純にシュー固定部分を下に延長してロングアーチ化をしたという適当さに驚かされた。因みに、ブログを見ると、テクトロからシマノのブレーキに交換したら、制動力が大きく向上しているのが分かったようだ。 低価格の商品をよく見ると適当な設計を行っている部品がある。今回のロードバイク用ロングアーチキャリパーブレーキはその一例だろう。 SHIMANO(シマノ) キャリパーブレーキ BR-R650 後用アーチサイズ 57mm SMC 枕頭ナット仕様 posted with カエレバ SHIMANO(シマノ) Amazonで調べる 楽天市場で調べる Yahooショッピングで調べる