マンスリーアーカイブ 7月, 2015

ヤフオクで売られている「Univega」ブランドの自転車はどういう物か?

読者の1人から、ヤフオクで売られている「Univega」ブランドの自転車について、取り上げてほしいという内容が来た。内容ではMTBについて取り上げてほしいということだが、2016年モデルの価格帯などが分からないので、今回はUnivegaの自転車全体について、シクロライダー的な感想を書いてみる。 Univegaはどういうブランドか? Univegaはアメリカから始まったブランドで、最初はイタリア製自転車を輸入し、自社ブランドで販売していたためItalvegaという名前だったが、その後日本製自転車(現在の台湾製自転車のポジション)に自社ブランドをつけて販売した時にUnivegaの名前に変更、1982年に量産初のMTB、Specialized StumpJumperと同年代にUnivega Alpina Sportが登場し、MTBの歴史に名前を残しているようだ。 参考:業界の基本:Univega ユニベガ: おこちゃまといつもいっしょ ヤフオクで登場しているUnivega 日本では、かつてダイワ精工(現グローブライド)が低価格モデルを中心に販売していたが、現在では取扱は行っていない。そんな中、ヤフオクでUnivegaと検索すると、新車の自転車が表示される。 参考:ヤフオクでUnivegaと検索した場合 その中で、激安で販売しているのが、なんと国内正規販売代理店とのこと。日本のユニベガブランドの自転車は、ユーロコープジャパン株式会社が正規代理店となるらしく、その正規代理店が激安で自転車を販売している。 Univegaの自転車はどの位激安か? どの位激安かというと、Univega Terreno 1.0の場合は、1万2千円でスタートし、上手くいけばこの価格で購入できるようだ。スペックは以下の通りとなっている。 フレーム:アルミフレーム フロントフォーク:SR SUNTOUR M3020(プリロード調節付) ブレーキ:PROMAX Vブレーキ クランク:48/38/28T スプロケット:7速 14-28T タイヤ:Bohle Impact Crosspac Univegaはマトモな自転車ブランドで、海外では電動アシスト自転車もラインナップしている。Univega Terreno 1.0は普通に購入したら5万円近くするモデルだが、1万2千円で買えるのなら超激安で、購入計画を立ててしまったほどだ。(さすがに既に自転車が6台もあるのでやめたが)DoppelGangerなんかお話にならないほど安いが、その安さを自分なりに考えてみることにした。 安さの理由 その1-広告としての効果を期待 日本では認知度が低いUnivegaを広めるために、安価に販売している可能性がある。安さを売りにして自転車マニアが、セカンド・サードバイクとして購入し、口コミ広告を期待している可能性がある。効果がわかりにくく支出となる雑誌やネット広告よりも安価で、僅かながら収入になる。 安さの理由 その2-未組み立ての自転車を販売 自転車は販売店で組み立てを行い販売しているが、Univegaの自転車は組み立てを行っていない状態で安価に販売していると思われる。因みに、完成車組み立てオプションが存在しており、東京23区内は 10,000円、東京23区外の東京、埼玉、神奈川、千葉の東京近郊エリアへのお届けは15,000円が必要とのことだ。 実はオークション落札価格だけでは購入できない 正規販売代理店が出品しているUnivegaの自転車は、オークションの落札価格だけで購入することはできない。落札後の支払金額は、落札金額+送料+ 補強梱包代金一律5000円が必要だ。送料は首都圏 5400円・名古屋 7900円・近畿圏 8800円が目安とのことだ。例えば、東京都に住んでいる人がUnivegaの自転車を1万2千円で購入した場合、12,000+5,400+5,000が必要で、合計22,400円が必要になるがそれでも、DoppelGangerの自転車を買うのより遥かに良い。但し自分で組立できる場合のみで、完成車組み立てを希望するとさらに追加料金がかかる。 Univegaの問題点-公式サイトが無い Univegaの問題点に公式サイトが無いのが上げられる。Univegaの自転車を購入しようと考えて、情報を探そうとしても公式サイトがないので、購入に躊躇してしまう。本店・業務地: ユーロコープジャパン株式会社 設立準備室と書いてあり、住所も書いてあるが、普通に考えるなら並行輸入と考えてしまうのが普通だろう。 激安で自転車を売る宣伝はブランドイメージに悪影響を与えるか? Univegaの自転車はヤフオクで激安で売られているが、ヨドバシカメラのネットショップでは、定価に近い価格で売られているモデルがあるようだ。ヤフオクの価格は理由があるが、何も知らないと通常の自転車店で購入した場合や自転車店で見てからヤフオクを見た場合、安物に見えイメージダウンになる可能性がある。 ヤフオクの激安Univegaはマニアのセカンドバイク向け ヤフオクのUnivegaの自転車は、組み立てが必要で写真などで自転車をある程度判断できるマニア向けの自転車となっている。ヤフオクのは普通の人は、DoppelGangerの自転車のようにチャレンジングするので無い限り安くても購入しないほうがいいだろう。日本でのUnivegaの情報があまりにも無いため、どのように展開するのかがわからない。Univegaの今後の情報がどうなるか注目したほうが良いだろう。

8万円以下クラスで最軽量のファットバイク Momentum iJump Rocker3-H

日本ではイオンバイクのプライベートブランドとして、中国・台湾ではGIANTの街乗り系ブランドとして有名なMomentum。ついにアメリカでも街乗り用モデルのみを販売するらしいが、これは又の機会で書く予定だ。 日本でのMomentumブランドの自転車に新たにラインナップしたモデルの1つに、iJump Rocker3-Hがある。最近流行のファットバイクにMomentumが参入したが、実は自分が知る限りではGIANT初のファットバイクだったりする。 iJump Rocker3-Hは街乗りブランドなのかはわからないが、フレームにタンブラーを入れることができるタンブラーラックを装備するという、結構凝ったフレームを採用しているが、一番の特徴は8万円以下クラスで最軽量のファットバイクということだろう。 8万円以下で購入できるファットバイクは車体重量が重い物が多い。多段変速仕様のBRONX TRは17.6kg、KHS 4-Seasonの部品グレードを一気に下げて安価にしたBlue Point X7は19.6kgと重い。 【大人気!!】ファットバイク FATBIKE BRONX TR ブロンクス FAT BIKE ファットバイク 外装24段 26インチ 自転車 2色バリ posted with カエレバ 楽天市場で調べる Amazonで調べる Yahooショッピングで調べる ヤフオク!で調べる 【DAINICHI】“BLUEPOINT-X7-GlossRed“湘南鵠沼海岸発信”ファットバイク 26インチ《DAINICH BLUEPOINT-X7-GlossRed》COLOR:グロスレッド×ブラックリムP12Jul15 posted with カエレバ 楽天市場で調べる Amazonで調べる Yahooショッピングで調べる ヤフオク!で調べる 一方で、iJump Rocker3-Hの重量は15.8kg。同価格帯のファットバイクの世界では一番軽く、一瞬ベース車として欲しくなったほどだ。タイヤはBRONX 4.0に装着されている激重タイヤのWANDAのように見えるが、KENDA K1167と別タイヤだ。 現時点で激安ファットバイクを購入するのなら、iJump Rocker3-Hだと思う。ただ、ファットバイクは専用部品が沢山あり安価にアップグレードできないため本気でファットバイクをやるのなら、高価なモデルのほうが良いだろう。個人的にiJump Rocker3-Hで気になるのは拡張性で、前ギアの多段化や、本物のファットバイクの規格に適合しているのかが気になる所だ。 (参考) iJump Rocker3-H | momentum モーメンタム Bicycle Japan コーヒー×ファットバイク 新登場! | momentum モーメンタム Bicycle Japan

折り畳み自転車(Dahon Mu P8)を2台も積めることができるオープンカー ポルシェ・ボクスター

ポルシェ・ボクスターと言えば、ミッドシップエンジンのオープンカーとして有名だ。1996年から販売され今でも売られているヒット商品となっている。 https://www.youtube.com/watch?v=sDDZos67gcA そんな、ポルシェ・ボクスターのようなオープンスポーツカーは、荷室容量が少ないので、普通に考えたら折り畳み自転車を積むのは難しく、積載しても1台程度だと思うが、なんと2台積むことができるようだ。 橋輪 : 開けてビックリ玉手箱!!! - livedoor Blog(ブログ) 上記の記事では、ボクスターの前後トランクに2台の折り畳み自転車を積んでいる。車種はDahon Mu P8という20インチの折り畳み自転車。折り畳み機構はハンドルステムとフレーム横折れ方式の、スタンダートな折り畳み自転車だ。スポーツカーと言えば積載性を犠牲にするのが多く、2台の折り畳み自転車を積むことができるボクスターは凄いと言える。 橋輪 : 「DAHON を積んで出かけよう」PORSCHE BOXSTER に Mu P8 は積めるのか?Ⅱ 【橋輪Blog】 - livedoor Blog(ブログ) 但し、ボクスターでも積載性能はモデルごとに違うらしい。上記の記事では、2台積載したボクスターよりも古いボクスターに、Dahon Mu P8を積載しようとしたが、前トランクにはスペアタイヤが積載されていて、後ろのトランクは給油口が出っ張っているため、通常の方式ではトランクに積載できなかった。そのため、ペダルは着脱式ペダルに変更し、シートポストと前輪、ペダルを外して、リアトランクに積んでいる。外した部品類は前トランクに入れて積んだとのこと。また、このDahon Mu P8は、恐らく出っ張りが少ないのが売りとしているDahon独自のNeosリアディレイラーが装着されている一方、現行のDahon Mu P8は、多くのスポーツ自転車に採用されている、シマノ製ディレイラーとなっている。そのため、古いボクスターではMuを入れることができないため注意が必要とのことだ。 DAHON(ダホン) Mu P9 2014年モデル シャンパンゴールド PAA093 posted with カエレバ DAHON(ダホン) 2013-11-20 Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す ヤフオク!で探す