デイリーアーカイブ 12月 3, 2016

GIANT ESCAPE RXWがやってきた

某Y氏の新たなメインマシンとしてGIANT Escape RXWがやってきた。なんでEscape RXWがやってきたのかというと、Escape R3で下っている時、大きな落石に乗り上げて転倒してR3に不安があったため新たにRXWを購入したようだ。 人間は骨折したが、Escape R3のほうはフロントフォークがまったく曲がっていないため、実際は走れるが、今後、長距離を走る上で不安を無くしたいためメインマシンから格下げとなった。 最初は、Escape Rの中古を探していたが、ヤフオクでは5万円程度の自転車にボロボロでも1万円を超える価格を見てバカバカしくなり、ヤフオクで買うのを中止。その後は中古自転車ショップのフレームを探すことにした。GIOS MISTRALのフレームが安く売られていたので尋ねられたが、Escape Rよりも上を目指すのならお勧めしないと答えたので、Mistralを買うのは取りやめとなった。 https://www.cyclorider.com/archives/13092 あれこれしている中、中古自転車ショップでEscape RXWが売られていたのを発見。Escape RX3と同等でほぼ新品なのに39,800円で売られていた。女性用自転車というイメージの欠点はあったが、程度が非常に良いことと部品交換などの兼ね合いを考えている内に購入することとなった。 画像上の写真は購入時の写真。この後はすぐに改造に入り原型は留めていない。どこが変わったのか紹介していく予定だ。

非競技者のための自転車本「JUST RIDE ラディカルで実践的な自転車入門」ついに日本語版が発売

追記:2016年10月24日に発売予定日となりました。 ジャスト・ライド──ラディカルで実践的な自転車入門が2016年10月24日発売になる | シクロライダー 普通の人はレースで勝つ方法よりも市街地・サイクリングロード・荒れた峠道・ジープロードといった道が混ざり合う公道を、安全に軽く楽しく疲れずにずっと走る方法の紹介のほうが重要だが、このような公道思考は実は難しい。競技仕様のように一方の性能を減らしてもう一方の性能を上げるのは比較的簡単で考え方は多くあるので参考しやすいが、公道仕様のように総合性能を全部上げるとなると新たな理論の構築や実践を行わないといけないので、競技仕様をコピーするよりも難しい。シクロライダーの公道仕様コンセプトも、中学生の時は家にあったランドナーで旅をし、高校生でヤマハ・RX350→カワサキ・W1-SA→ホンダ・ドリームCB500FOURに乗り、就職後はXS650E→TX500と乗り換え、オートバイからは冬山登山→自転車と趣味をやってきた某氏等のアシストがなければ、ここまで書けなかった。 近年、公道用自転車のコンセプトを打ち出している自転車ブランドや自転車が登場している。そんな公道用自転車ブランドで個人的に注目しているのがRivendellだ。 写真の自転車はRivendell Cheviot。アップライトツーリングバイクの1つで日本ではBlue Lugが取扱をしている。 Rivendellの創業者「グランド・ピーターセン」は、折りたたみ自転車のブリヂストン・グランテック(現行モデル名はトランジットスポーツ26)や、ダウンヒルを中心に考えたマウンテンバイクのジオメトリーを大幅に変更し、クロスカントリーハードテールMTBの基礎を作る等の影響を与えているとのことだ。 (参考) ちろの山岳自転車哲学:グラン・ピーターソン、ブリジストン北米進出、そして撤退・・・ - livedoor Blog(ブログ) Bridgestone Bicycles ブリヂストンサイクルの北米撤退後、グランド・ピーターセンは、競技用自転車とは違う非競技用自転車「Rivendell」を立ち上げ、CheviotやClem Smith Jrなど、独自の考えを採用した自転車を製作している。 アップライトに乗れるツーリングバイク Rivendell Cheviotを見てみる – シクロライダー そんなグランドピータセンは、自転車だけでなく本も執筆している。Just Ride: A Radically Practical Guide to Riding Your Bike (English Edition)は、レース用自転車を元にした従来型の自転車趣味の悪影響を指摘し、非競技ユーザーの人に向けた自転車本となっている。 Just Ride: A Radically Practical Guide to Riding Your Bike (English Edition) posted with カエレバ Grant Petersen Workman Publishing Company 2012-05-15 Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す 7netで探す グラントはあなたがレーサーであるか、非レーサーであるか問いかけます。 レーサーの定義は、2着が敗者とみられるプロレーシング界に身を置く人で我々はもちろん非レーサーですね。 グラントが説くに、人が最高の自転車ライフを楽しめないのはレーサーでない人がレース用の機材を求めて、レーサーのスタイルを追求するからだと喝破します。 耐久性を犠牲にした機材を専属のメカニックが伴走しない環境で走行するために多くのトラブルに見舞われる (中略) 本が英語なんですらすらと読めないですが1日に1記述ずつ読んでおよそ90の記事を3ヶ月で読破して、その後に真の満足が感じられるサイクリングライフを再スタートするのも悪くないと思います。 自転車雑誌を3年購読するより(自分もそうでした)自転車とその楽しみ方に近付く事が出来ますよ。 Amazonのレビューから引用。 のっけのイントロダクションで、この本の目的はRacer的な悪影響を指摘することだ、と宣言してあります。そして、Unracerの自転車の乗り方や機材などの選び方を身につけ、子どものように自転車に乗ることだけを楽しもう、と。 自身が過去にレーサーであり自転車販売人だったからこそ、Unracerなユーザーが間違ったアドバイスを鵜呑みにして、苦痛を強いられ自転車を楽しめなくなったと嘆くのを黙って見ているわけにはいかない、と言う気概です。R&Fさんが、「男気のある自転車乗り」と評するところでしょうか。 JUST RIDE|D3/ポケロケのある生活|ブログ|a-water|みんカラ - 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・整備・燃費)から引用。 ロードバイクに興味があるが、上下専用のウェアに身を包んで、 ビンディングで足を固定しなければいけないと思いこんで、 手を出しかねている人に向けた目からうろこの啓発本。 題名にある通り、自転車をもっと気楽に楽しむことを目的に レースや自転車業界の経験豊富な著者が、業界都合で押し付けている 怪しげな自転車の常識を、服装・靴・アクセサリー・自転車の材質に 至るまで本音で切りまくる日本語では有り得ない貴重の情報が満載。 内容によっては、これにより命が救われる可能性があるかも!? 手袋やヘルメットの有効性についてまで疑問視するのは、個人的には やり過ぎの感はあるが、全ての常識に対して問題提起することで、 各自が本当に望んでいることに気付かせる著者の意図もあるようだ。 Amazonのレビューから引用 英語版Amazon Kindleや英語版の本が売られていて、一部の人が読んでいた本だった。評価は高い一方、内容的に翻訳されるのは難しいと思われ、購入に二の足を踏んでいた。そんなJust Rideがついに日本語翻訳版が発売されることとなった。(著者)グラント・ピーターセン...

Escape Rより多目的に使えるクロスバイク GIANT GRAVIER/Liv GRAMME

GIANTのクロスバイクの多くは、Escape R3やEscape RXシリーズなど舗装路の走行性能を重視するクロスバイクがメインとなっている。かつてはトレッキングバイクタイプのCROSSシリーズやデュアルスポーツタイプのROVEがあったが、今は日本に導入していない。 GIANTのクロスバイクの中でもGRAVIERは、27.5インチ(650B)規格のマウンテンバイクのタイヤを装着したクロスバイクで、Escape R3やRXシリーズよりも舗装路ではスピードは出にくい一方、砂利道や段差などに強く道を選ばないで走ることが出来るクロスバイクとなっている。2017年モデルは1万円安い5万円台で購入できる。 GIANT GRAVIERの解説 出典:2016 Giant Bicycle フレームはALUXX-Grade アルミ素材を採用。泥除け、荷台装着用のダボ穴はある。フロントフォークはCr-mo SLというクロモリ素材を採用している。フレームサイズは155cmから乗れるXSや、190cmの人まで乗れるLサイズもある5種類を展開している。フレームとタイヤの隙間を見ると、これ以上タイヤを太くすることはできないようだ。 ブレーキはTEKTRO TB07AL Vブレーキ。この価格帯では平均的なブレーキで必要十分の性能を持っている。 ギアは前はPROWHEEL SWIFT 28/38/48Tの3段、後ろはSHIMANO HG41 8S 11-32Tの8段のクロスバイク用ギア。重いギアから軽いギアまであり、普通の人なら軽いギアが無い不満は恐らく無いだろう。 タイヤはKENDA K-1082 27.5x1.75。海外ではKOASTと呼ばれているようだ。2016年モデルはMaxxis デトネイターが装着されていたが、2017年モデルからはKENDA製のタイヤに変更してコストダウンしたか。 ホイールは27.5インチを採用している。後輪を取り付けるためのフレームのOLD幅が130mmから135mmとなり、マウンテンバイク用の27.5インチホイールの装着が可能となった。但しマウンテンバイクの世界では27.5インチ用ホイールはディスクブレーキが多く。GRAVIERのような27.5インチ用リムブレーキは少ない。またGRAVIERにはディスクブレーキ用の取付台座は無いようだ。 GIANT GRAVIERの女性用モデル「Liv GRAMME」の解説 出典:2016 Giant Bicycle GRAVIERの女性専用モデルがLiv GRAMME。GRAVIERとの違いは、GRAVIERには無い女性専用サイズのフレームと、女性専用サドル「LIV COMFORT LITE」を装着していることだろう。 GIANT GRAVIER/Liv GRAMMEが合っている人、合っていない人 GIANT GRAVIER/Liv GRAMMEが合っている人は、クロスバイクに乗りたいがEscape R3やRXシリーズのようにタイヤが細いのが不安に感じる人が良いだろう。ロードバイクに近いぐらい細いタイヤを装着したEscape R3やEscape RXは、日常利用ではずぼらな管理をすると使いにくい。現在某Y氏が乗っているEscape R3の元オーナーがEscape R3を手放した理由の1つに、パンクしやすいという理由で手放している。 参考:マウンテンバイクが街乗りで有利な場面とは – シクロライダー パンクしにくいEscape R3が欲しい人には、GIANT GRAVIER/Liv GRAMMEがピッタリだろう。タイヤが太いため舗装路での高速走行は不向きだが、段差に強く道は多少悪くても走ることが出来る。車体重量は11.2kg(GRAVIER 465mm)と比較的軽いので輪行などの自転車趣味もできる。タイヤ幅は1.75(約44ミリ)と太いが、舗装路の走りを軽くしたい場合は1.5インチ(38ミリ)に細くすることもできるだろう。27.5インチタイヤについては以下を参照してほしい。 参考:27.5インチ(650B)車輪関連 – シクロライダー