デイリーアーカイブ 11月 14, 2016

ロードバイクの走りにMTBの安定性を持った至高の公道用ロードバイク Cannondale SLATE

ワイズロード東大和に行った時、CannondaleとKhodaa-Bloomの試乗会が行われていた。Khodaa-Bloomのクロスバイクはワイズロードで前回試乗したことがあるので、Cannondaleのクロスバイク「Quick4」に試乗した後、感想などを話していたら、Cannondale SLATEが置いてあるのに気付いた。前から興味があったSLATEだが試乗できるらしいため(ワイズロード東大和のサイトには書いてなかった)SLATEに試乗してみた。 至高の公道用ロードバイク Cannondale SLATE Cannondale SLATEは、見ただけではマウンテンバイクにドロップハンドルを装着したのか、ロードバイクに太いタイヤを装着したのかよく分からない自転車だが、自分が試乗した限りでは、ロードバイクに太いタイヤを装着した自転車だと感じた。 SLATEは今までの自転車にはない不思議なロードバイクとなっている。SLATE APEX1を除くフロントフォークは、キャノンデール独自のレフティを採用しており、サスペンションは僅か30ミリしか動かない。形はごついレフティフォークは、アウターレッグにカーボン素材を採用しているため見た目とは裏腹に軽量で、サスペンションフォークがあるとは感じさせない。 一番安価なSLATE APEX1はアルミ製リジッドフォークが装着されている。サスペンションフォークが装着されないのは恐らく価格。SLATE用サスペンションフォークは、フロントフォークだけで15万円以上するらしい。リジッドフォーク仕様のAPEX1を買った後にサスペンションフォークを新たに装着するのは考えないほうがいいようだ。 公道でのポテンシャルは競技用ロードバイクよりも遥かに高い。公道では舗装路の荒れたデコボコがあるが、タイヤが細いロードバイクやクロスバイクだと、大きい振動や跳ねてる感覚を体に伝えながら通過するが、SLATEの場合、タイヤ幅が42ミリと太く、荒れた舗装路のでこぼこをいなして快適に通過することができる。 これがスリックタイヤのマウンテンバイクなら普通だが、SLATEは42ミリと太いタイヤを装着しているのに走りはロードバイクみたいに走れるのが凄い。ユーザーインプレッションでは、ロードバイクと比べると少しもっさりしていると意見があるが、個人的な意見としてはロードバイクの範疇に入ると思う。恐らくEscape RXよりは速く走れるだろう。 車輪径は650Bを採用しているが、42ミリという太いタイヤを採用しているので、実質的な車輪径はロードバイクとほぼ同じ直径(700×23C)になっているとのこと。じっさいに走らせた感覚もロードバイクと変わらないハンドリングだった。これがKONA SUTRA LTDのように29インチマウンテンバイクサイズになると、鷹揚な感覚でロードバイクみたいに素早いハンドリングは望めないと思う。 Cannondale SLATEを一言で表すと「至高の公道用ロードバイク」だろう。日本の普通の道に殆ど存在する舗装路全般、砂利道を快適に走ることができる自転車だと感じた。 自分の自転車考を一気に変えたCannondale SLATE SLATEは自分の自転車の考えを一気に変えた1台だ。通常の自転車の考えは舗装路でスピードを出すのなら、タイヤを細くして振動や荒れた道は我慢しないといけなく、太いタイヤを履いたら、スピードを出して走るのを我慢しないといけない考えが一般的だ。 ところがSLATEは、太いタイヤを履いているのにロードバイクみたいにスピードを出せて、荒れた路面も気にしないで走れてしまう。公道サイクリングレベルでも舗装路の高速走行と荒れた路面の安定性を両立はできないと考えていたので、SLATEの試乗は今まで自分の自転車考を一気に変えるほどの衝撃を受けた。(因みにJAMIS RENEGADE EXILE、KONA ROVE ST、KONA SUTRA LTD等のグラベルロードに試乗した時はそのような感覚はなく、自分の想像通りの自転車だと思った)SLATEは公道用ロードバイクの基準点になる自転車だろう。  

折り畳み自転車の部品をスチール化して耐久性を上げる方法がある

一般的に折りたたみ自転車に採用される部品は、安価なモデルでは重いスチール製を採用し高級モデルになればなるほど、軽量なアルミ製の部品を採用している。 折りたたみ自転車は折りたたんで持ち運びを行うため、アルミ製部品等の軽量な部品を採用しているモデルほどありがたられる一方で意図的にスチール製の部品に変更するユーザーもいるようだ。 折り畳み自転車にはスチールパーツが、、、: Theっ学健究所!壱元亭 上記のブログの内容を書いている人は、西DAHON(DAHON SPEED P8タイプ改)、スピママGTR(DAHON SPEED P8改)、パナソニック・ビーンズハウス改、ルイガノMVF、オモイヨWW(パナソニック・レマイヨW改)、トーエイ・ランドナー、BSユーラシアスポルティーフ、オールメッキフレームロードバイク、ステンレスフレームロードバイク、片倉シルク・ピストR1-R、GT Finale(フラットランドBMX)と多種多様な自転車を持っていて、さらに多くのオートバイも所有している。 参考:http://replica2st.la.coocan.jp/Motorcycle/MotorCycle.htm ブログの内容を見ていると、街乗り用のDAHONはステム・シートポストを敢えてスチールパーツに交換しているとのこと。理由はアルミパーツだと可動部分の摩耗が進んでしまい、ガタツキが進行したり、ポスト径が痩せて締まらなくなるとのこと。 DAHON系の折りたたみ自転車は、折りたたむ時にステムやシートポストを動かす必要がある。アルミ素材はスチール素材と比べると柔らかいため、摩耗しやすいのも理解できる。 折りたたみ自転車の部品をスチールパーツを使用して摩耗を減らす方法は、DAHON系統の自転車だからこそできる芸当だと思う。他の量産折りたたみ自転車はスチールパーツを採用しているモデルの多くはできの悪い車体が殆どで、高価なモデルになるとスチールパーツを採用していないのが殆どになるからだ。個人的に気になるのはスチール部品が摩耗に強いのなら、フレームもスチール製のほうが折りたたみ時の摩耗に強いのではないのではという仮説も生まれてくる。

Ternから新たに出たスポーティな20インチミニベロ「Crest・Surge」シリーズ

Ternといえば、折りたたみ自転車が有名だが最近では、折りたたみ自転車ではないタイプのスポーツ自転車もラインナップされている。今までは650Cホイールを採用した街乗り用スポーツ自転車が有名で、2017年モデルからは20インチのミニベロも登場するようだ。全車20インチの中でも車輪径が大きい451タイプを採用し、ロードバイク用のキャリパーブレーキを採用している。フレームはステムの移動量を大きくした設計となっており、前傾姿勢を容易に行えるフレーム設計となっており、タイヤは細くロードバイク的なミニベロとなっている。そこで今回はTernの小径車について解説してみた。 Tern Crest:¥51,000(税別)   Tern Clutchの20インチ版ともいえるのがCrest。泥除けな荷台が装着できる設計となっており、センタースタンドを標準装備している。フレームサイズは46 (150 to 165cm)50(165 to 180cm)の2種類がある。 Tern Surge:¥89,000(税別) Tern RIPの小径車版といえるモデルがSurge。RIPで採用されたエアロ形状のフレームを採用している。レース用ロードバイクでは流行のエアロ形状のフレームだが、小径車で採用されているのは珍しいだろう。前2段と多段仕様となっていて、長距離走行も可能となっている。小径車は、通常の大径車と比べて前変速機の位置が変わるためか、フロントディレイラーの位置を適正な場所にするために、変速性能を落とさないオフセット台座を装備している。フレームサイズは46 (150 to 165cm)50(165 to 180cm)の2種類がある。 Tern Surge LTD:¥198,000(税別) Surgeの各部品をグレードアップし、バトンホイールを装備したSurge Ltd。Frame Size 46は25台限定、50は50台の限定発売となるとのこと。 ストリート系の自転車はピストバイクやロードバイクなどで多くあったが、ストリート系のミニベロはTernのMiniveloシリーズが初めてだと思う。限定車のSurge Ltdは純正カスタムミニベロとも言えるだろう。TernのMiniveloシリーズは画像と簡単なスペックしか出ていないので、購入を検討している人は今後の情報をチェックしたほうがいいだろう。 出典:Tern Bicycles Japan Official Blog: 2017年ニューモデル「Non-Folding ミニベロ」 先行発表と先行限定販売のお知らせ