マンスリーアーカイブ 12月, 2014

米軍も採用する折りたたみMTB Montague Paratrooper PRO

折りたたみ自転車でも数少ないのが大径車輪の折りたたみ自転車。折りたたみ自転車というとたたむとコンパクトになる小径車が多く、大径車輪は折りたたんでも小さくなりにくく、他の大径車輪の自転車と比較されるので、数が少ないかもしれない。 数少ない大径車輪の折りたたみ自転車の中で有名なブランドではMontagueがある。大径車輪の折りたたみ自転車をウリにしている自転車ブランドで、フラットバーロードバイクのFIT、内装8段変速のBOSTON 8、荷台、泥除け付きのNAVIGATORがあるが、一番有名なのが米軍でも採用されているMTBのPARATROOPERだと思う。今回試乗したのはPARATROOPER PROという最上級モデル。 フレームは折りたたみ可能なアルミフレーム。フレームに分割構造が無いため、形から見ても頑丈そうに見える。また折りたたみ自転車としては珍しくフレームサイズがあるため、長距離走行するためのポジション出しもし易いだろう。公式サイトの写真ではトヨタ・アクアの荷室や、ダイハツのオープンカー、コペンのトランク内に折りたたんだParatrooperが入っている写真がある。このようなことは通常の大径車輪では不可能だろう。 https://www.youtube.com/watch?v=fmivwS4e4HA フロントフォークはSR SUNTOUR XCM HLO。HLOとは油圧式ロックアウト(Hydraulic LockOut)の略。6万円台のMTBに装着されているサスペンションで、林道走行は大丈夫だと思う。また、舗装路ではサスペンション機構を固定するロックアウトを採用している。 ブレーキはPROMAXの機械式ディスクブレーキ。試乗コースでは特に不満はなかった。ブレーキも5~6万円のMTBクラスだろう。ギア比は前42/32/22の3段、後ろは不明だが、写真を見る限りMTB用の大型スプロケットを採用して、推定9段のMTB用ギアを採用している。軽いギアが多いので峠越えも大丈夫だろう。タイヤ経は26×1.95となっている。 試乗した限りでは、走りは普通のMTB。ラダーコースではサスペンションは十分に動き、舗装路はMTBのためタイヤが細いクロスバイクと比べるとはスピードは伸びないが、走りはスポーツ自転車の基準では合格なので、購入しても損はない。 Montague Paratrooper Proは11万円以上するが部品スペックは6万円クラスのMTBだ。高価な価格はオフロード走行可能な折りたたみフレームが理由だろう。Paratrooperには、通常モデルのParatrooperとParatrooper Proの2種類があるが、Paratrooperは後ろギアは8段で、サスペンションは油圧式ロックアウト等の機構が無いモデルとなっている。個人的にはお金があったらparatrooper proの方がいいと思う。折りたたみMTBというジャンルはParatrooperが唯一の存在なので、高価な理由も納得できる。折りたたみ機能が欲しいのなら悪くないMTBだろう。 【送料無料】MONTAGUE PARATROOPER PRO(モンタギュー/パラトルーパー プロ)軍用 折り畳み 自転車 ハマー HUMMER アメリカ軍 P06Dec14 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング ヤフオク! 価格.com

折りたたみ自転車の全長をまとめてみた

DAHONの折りたたみ自転車は、車種によって車体サイズが違うを書いたついでに、色々なブランドの折りたたみ自転車の全長をまとめてみた。各車輪別にわけて全長を調べてみたが、車体ごとに全長は大きく違う。車体設計にもよるので、一概には言えないと思うが全長が長い自転車ほど、ハンドル~サドル間が長いのが多いと思っていいと思う。 14インチ Panasonic トレンクル:1158mm 16インチ DAHON EEZZ D3(2015):121cm Bridgestone スニーカーライト16インチ:1310mm Bridgestone スニーカーシティ16インチ:1390mm DAHON Curve D7(2015):140cm Brompton S2L:1480mm 18インチ Bridgestone スニーカーライト18インチ(6段変速):1410mm Bridgestone スニーカーライト18インチ(7段変速):1380mm 20インチ DAHON Mu Elite(2015):145cm Doppelganger 202:1480mm DAHON Mu SLX・Mu P9・Visc.P20・Horize(2015):149cm DAHON Boardwalk D7・Dash P8(2015):150cm DAHON Route(2015):151cm Panasonic ビーンズハウス:1,518mm DAHON Dash Altena(2015):152cm DAHON Speed Falco(2015):154cm bridgestone スニーカーシティ:1545mm DAHON QIX(2015):155cm DAHON Impluse D6(2015):156cm DAHON Clinch(2015):159cm 26インチ DAHON Contento(2015):170cm

スポーツ自転車の走りをするシティサイクル Velo Michelin Paris-Brest Classic

2013年から始まった自転車ブランド「Velo Michelin」は、今では計3種類の自転車を発表し発売する予定にあるらしい。Velo Michelinで有名なのがParis-Brest Sportだが、今回試乗したのは発売予定であるParis-Brest Classic。現在販売しているparis-Brest Sportとの違いはハンドルだけとのことだ。 現在販売している、Paris-Brest Sportのスペック表を参考にして調べると、フレーム、フロントフォークはクロモリ製。フレームのウリはフレームビルダーの松田志行氏に設計を依頼したとのこと。因みに車体重量は12.9キロとなっている。ブレーキは前はDia-compe DL800 シティサイクル用デュアルピボットキャリパーブレーキ。後ろはシティサイクル用ブレーキで有名なローラーブレーキを採用している。ローラーブレーキは音鳴りや雨、汚れに強い利点がある一方、取り付け構造が複雑になるので、車輪着脱が難しいため、輪行等のスポーツ自転車らしく使うには適さない。変速機関連は前42Tのシングルに、後ろはSHIMANO 外装7段変速で 11-28Tとなっている。 タイヤ径、幅は700×28Cで、シティサイクルと比べると細いタイヤを採用している。700C規格は多くのロードバイク等のスポーツ自転車に採用されていて、スポーツ自転車用のタイヤを装着することが可能だ。 実際に試乗すると走りの良さに驚いた。部品構成的にはシティサイクルだけど、スポーツ自転車として見ると加速は少し重いけど、一旦スピードが乗るとスポーツ自転車の走りをする。少なくとも2万円台で売られているかご付きの街乗り系クロスバイクとは雲泥の差がある。もっとも価格も高いのである意味当たり前だろう。一番気になるのは前ブレーキの効きの悪さ。普通に走るのならブレーキの効きに問題は無いが、本気で走るとスポーツ自転車みたいにスピードが出てしまう。この場合だと、前ブレーキは想定スピードを逸脱しているためか、効きが悪くて止まらないに近い状態になる。しかし、リアのシマノのローラーブレーキが意外と効き、車輪がロックしないので、最悪の評価では無い。ツノダ・ビートリック・ボブの紹介ページで、ローラーブレーキでの紹介でママチャリ・パーツながら、シマノの開発チームがレーシングパーツに進化させようとするくらいのブレーキと書いてあるが、今回のParis-Brest Classicに試乗して、その理由がわかった。 スポーツ自転車のような走りをするシティサイクルのVelo Michelin Paris-Brest Classic。シティサイクルなので、輪行はできない等スポーツ自転車的な使い方はできず、価格も高価だが、このスタイルが気に入って街乗り用に使うのなら、走りは良いので損はしないだろう。 因みに下のリンクはParis-Brest Classicのハンドル違いのParis-Brest Sportです。 クロスバイク Velo MICHELIN ベロミシュラン Paris-Brest Sport パリ−ブレストスポール マットブラック 480mm posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング ヤフオク! 価格.com