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ジェイテクト、「ONI BEARING」技術を車いす陸上競技用軸受に応用 – 鈴木朋樹選手に提供

株式会社ジェイテクトは、ロードバイク用高性能セラミックボール軸受「ONI BEARING」の低トルク技術を応用し、車いす陸上競技用の軸受を新たに開発しました。この新技術は、車いすトラックと車いすマラソンの二刀流で活躍する鈴木朋樹選手(所属:トヨタ自動車株式会社)に提供されます。

車いすマラソンは平均時速31.7km、下りコースでは時速80kmに達することもある高速レースです。選手の力と車いすレーサーの性能が競技の勝敗を左右する中で、ジェイテクトは鈴木選手の声を反映し、彼の力強い走りに貢献する軸受技術を提供しました。鈴木選手は、ONI BEARINGの優れた性能に感銘を受けており、特に下り坂でのスピード維持と後半に体力を温存できる点を高く評価しています。

鈴木朋樹選手は1994年6月14日生まれで、千葉県館山市出身。生後8ヶ月で交通事故により脊髄を損傷し、4歳のときに両親の勧めで車いす陸上に出会いました。彼は2015年の世界パラ陸上競技選手権大会に出場し、2020年には東京マラソンで優勝するなど、多くの実績を持つトップアスリートです。

ジェイテクトは、トヨタグループの一員として、パラアスリート支援のためにグループ各社の技術を結集して車いすレーサーの開発に取り組んでいます。今回の車いす陸上競技用軸受は、「ONI BEARING」の技術を活かし、従来品に比べて30%以上の転がり抵抗損失を低減するなど、鈴木選手の声を反映した高性能なソリューションを提供しています。

ジェイテクトは、「地球のため、世の中のため、お客様のため」に貢献する企業として、地域社会への貢献や競技振興を目的に、企業スポーツ活動や個人アスリート支援を続けています。バレーボールチームのジェイテクトSTINGSやバドミントンチームのジェイテクトStingersをはじめ、女子レスリング部やソフトボール部、女子プロゴルファーの支援など、多岐にわたるスポーツ支援を行っています。

EUROBIKE AWARDを受賞したDJIのEバイク用モーター「Avinox」をチェック 注目したい所、疑問の所は?

DJIは、Eurobike 2024にて電動アシストマウンテンバイク(eMTB)のドライブユニット、Avinox Drive Systemを発表し、Eurobike Awardのコンポーネント部門で「Winner」賞を受賞した。

Eurobike Awardは、自転車業界で最も権威ある賞の1つ。2024年のEurobike Awardでは、元オリンピック/世界チャンピオンのマウンテンバイク選手Sabine Spitz氏や、インテリジェントマシンシステム専門家のJörg Hübler教授などの著名人が審査員を務め、ノミネートされた製品は総合的に評価された。

「Eurobike Awardのベストコンポーネント部門での受賞は、自転車分野で初となる製品を発表したDJIにとって大きな成果です。この受賞により、Avinox Drive Systemの優れた技術力が証明されただけでなく、電動自転車市場に革新をもたらすというDJIのビジョンが強化されました。また、自転車技術の可能性を最大限に広げようという当社の取り組みを証明することができました」とDJIのコーポレートストラテジー シニアディレクター、Christina Zhangは語っている。

DJI Avinox搭載車が日本にやってくるかは不明だが、ここでは詳しい内容をチェックしてみよう。

トップチューブに装着するディスプレイは、防水の液晶タイプでタッチパネル仕様。また、カタログによるとUSB-C PD3.0 65Wを出力機能も装備。アシストの強弱やディスプレイ内容を変更するボタンはBluetoothワイヤレス式となっている。

USB-C PD3.0 65Wを出力機能は素晴らしいと思うが、タッチ式ディスプレイパネルを採用する意味はあるのか疑問。トップチューブ装着型ディスプレイは、位置的に視線が低くなるので見る機会は少なく、また、タッチ式ディスプレイを使う場合は、どうしても片手運転を行うので基本的にはボタンを使用すると思われる。また、Eバイクの場合、基本的にディスプレイが破損・故障すると、電源が付かなくなるのが一般的で、タッチ式は故障リスクが高くなる一方で使いどころが少ないというように見える。

充電器は168Whと508Whの2種類を用意。508Wh仕様の満充電は、800Wh、600Whバッテリーで2時間25分。因みに168Wh充電器も充電時間が早く、800Whバッテリーで5時間50分、600Whバッテリーで4時間45分でフル充電が可能。この部分に関してはトップクラスだろう。

最大出力1000W、最大トルク105Nmはカタログスペックの見栄え重視か

Avinoxのモーターは重量2.52キロと軽量でコンパクトながら、定格出力250W、最大出力1000W、最大トルク105Nmを達成しているのが特徴。パワーとトルクだけをあげるだけなら、BAFANG ULTRAMAX(所謂M620、定格出力1000W、最大出力1500W、最大トルク160Nm)のようにモーターを大きくすればいいが、DJI Avinoxのように小型モーターでこれだけの大出力や大トルクを謳うのは技術力はあると思っていい。

ただ、小型モーターで大出力や大トルクを出すという傾向は、既にYAMAHA PW-X3やNidec 51R(未発売)、BAFANG M820が行っているので、どちらかというと世界の流れに合わせたといっていい。また、軸のサイズをベースに比較すると、YAMAHA PW-X3やNidec 51R(未発売)、BAFANG M820といった既存Eバイク用モーターのほうが小さいので、そこまでコンパクトでも無いという意見もあるだろう。

重量に関しても、Shimano EP801が2.7kg、YAMAHA PW-X3が2.75kg、PW-X3の上位モデルであるPW-XMが2.65kgで、そこまで大きな差は無い。さらに、BAFANG M820に至っては2.3kgとDJI Avinoxよりも軽量だ。

YAMAHA PW-X3
Nidec 51R
BAFANG M820
DJI Avinox

Avinoxの最大出力1000W、最大トルク105Nmは、従来の欧州系Eバイク用モーターと比較して大出力や大トルクを達成しているので、消費者レベルのインフルエンサーがはやし立てている。

一方で、金とコネを駆使してEバイク業界内で”殴り合い”を行っている本職(業界関係者)からすると、最大出力1000W、最大トルク105Nmは、カタログスペックの見栄え重視としか見ていない人が少なくないだろう。

筆者からすると、欧州法のアシストで最大出力1000Wは「意味が無い、使う場所が無い無駄な出力」だと思っている。かつてEバイクサプライヤー広報担当が語っていたのは、Eバイクの本場である欧州ではパワー競争はあまり行われなくなったと語っていた。その理由は、むやみに最大出力を上げても使う機会が無いためだ。

FANTIC ISSIMO EU仕様

例えば、欧州仕様のFANTIC ISSIMOは、メーター読みで出力780Wを出すことができる。実際FANTIC ISSIMO EU仕様で上り坂を思いっきり漕いで登ったときメーター読みで出力780Wを記録したが、この時は如何にして700Wオーバーを狙うという無茶な走り方で出した数字で、780Wという数字も僅か1秒しか出すことができなかった。これ以上出すと減速せずにコーナーに侵入し、曲がれず壁に激突するか、崖下に落下するというレベルだった。

欧州仕様では最大出力を出す場面は非常に少ないが、アシスト比が大きい海外仕様は最大出力に達する前に、アシストが切れる時速25キロメートルに到達してしまうためだ。

アシスト速度が時速25キロで抑えられている欧州市場では、ドライブユニットを大きくしてでもパワー競争を行うより、今までと同じパワー・トルクと出しつつ、軽量化、コンパクト化を両立するのが主流となっている。これは、モーターをコンパクトにすることで、ロードクリアランスの向上、車体重量の削減、車体設計が容易になるためだ。

DJI Avinoxは最大出力1000Wあっても、欧州法の最大アシスト速度である時速25キロを出した場合背普通のトレイルを走る場合は精々600W付近が限界になるだろう。欧州仕様で1000Wという出力を発揮する場面は、車体と一緒にひっくり返るような急坂を時速20キロ以上で走行するような場面しかなく、99パーセントのライダーが活用するのは難しいだろう。

因みにEバイクや電動アシスト自転車のモーターで重要なのは単純なパワーやトルクではなく、意のままにアシストを行う性能で、パワーやトルクだけを見て注目するのは、業界関係者からはEバイクや電動アシスト自転車に詳しくない人と判断される。

Eバイクのアシスト性能は、単純にパワーやトルクが出ているのではなく「ペダルを踏んだ時の足裏の制御で、いかに意のままにパワーを制御できるか」が重要となる。駄目な例でわかりやすいのがアシストが強すぎて曲がれなくてコースアウトだ。だが、これは非常に可愛い事例で、一部のハードテールE-MTBにある木の乗り越えで不意にアシストがかかり、後輪が跳ねて乗っている人間もろとも一緒に吹っ飛んでコースアウトするという事例がある。

法律が厳しい日本規制でも、アシスト制御は重要だ。日本車両検査協会のテスト結果の測定箇所を見れば、わかる人には抜け穴らしき所はあり、かつて日本製ロードバイクの開発を行っていた某社の開発担当者は「●社のEバイク用モーターはアシスト測定を行わない時速Xキロでアシスト比率X.XX出している」と持論を展開する(これに関しては、筆者も可能性はあると感じた)語っていた。Eバイクのモーターは、スポーツ自転車に詳しいマニアでは理解不能な世界だ。

Eバイクで一番重要なのは車体

DJI Avinox搭載のE-MTB「AMFLOW」

Eバイクではモーターやバッテリーが注目されやすいが、重要なのは車体だ。Eバイクに限らず乗り物は、いくらパワーユニットが優秀でも、車体性能が低いと走行性能が低くなるという問題がある。この件に関しては、低い出力で、エンジン(人間)の性能が左右される人力自転車ではわかりにくいが、モーターアシストで一定の出力が出せるEバイクでは、車体性能で走りの違いが変わる。

車体性能に関しては、いくら外観が良くても、実際に乗ると走らないEバイクというのは実際に存在する。

YAMAHA YPJ-MT PRO

逆にYPJ-MT Proのように、車体重量24キロあっても、綺麗に曲がり、車体剛性が高いので弱いアシストでも走る物も存在する。外面とスペック表だけを見て評価するのが一番危険で、実際に乗らないと全く分からない。

DJI Avinoxはカタログをみた限りでは、充電性能はおそらく世界トップクラス、モーターやディスプレイは、ややカタログスペックを重視していると感じた。個人的には一度は乗ってみたい所だ。

BESV、アートと融合した特別プロジェクト『MAISON BESV』始動 第一弾は天野タケルとのコラボレーション

次世代プレミアムEバイク「BESV(ベスビー)」を取り扱う株式会社BESV JAPANは、BESV10周年を記念し、コレクション・オブ・アート株式会と共に、BESV×ART Project『MAISON BESV』をスタートします。

Eバイクは単なる乗り物を超え、ファッションアイテムとしての地位を確立しています。そのデザインや機能は、自己表現の手段として、多くのライフスタイルに深く影響を与える存在となっています。一方で、現代アートも活況を迎え、多様なクリエイティブが生まれています。BESVはこの両者のクリエイティブの融合を模索し、新たなライフスタイルを提案する『MAISON BESV』を開始します。

『MAISON BESV』は、各アーティストのインスピレーションを反映させた様々なBESVを、1台限定モデルや台数限定リミテッドモデルとして世に送り出すプロジェクトです。これにより、ユーザーは自分らしい1台に出会うことができ、それぞれの感性を刺激すると謳っています。

BESV×天野タケル(TAKERU AMANO)とのコラボレーションでは、1977年東京都生まれの天野タケルが、宗教画や静物画などの伝統的な題材とポップ・アートを融合する「NEWART」と呼ばれる独自の表現方法で作品を制作します。天野タケルは、東京、香港、ニューヨーク、ロンドン、パリなど国内外で発表し、アパレルブランドへのアートワーク提供など幅広いコラボレーションを展開しています。主な作品集には、2020年の『ICONS』(Collection of ART)や2022年の『Venus』(PARCO出版)があります。

このコラボレーションによる第一弾として、天野タケルの鮮やかな色彩が特徴の「TAKERU AMANO drawing」モデルPSA1を限定1台で発表。天野タケルの大胆な色使いと独特のカラーパレットは、観る者の目を引き、エネルギーと活力を感じさせます。スプレーペイントによる流れるようなデザインは、エネルギーとダイナミズムを象徴しており、自転車の疾走感とマッチしています。複数回に分けて異なる色を塗布することで色同士が混ざり合い、立体感のあるビジュアルが実現しています。また、スプレーペイントの噴射時に塗料が垂れることで自然にできるドリップ効果が動きと偶然の美しさを加えています。

天野タケルの鮮やかな色彩とBESVの機能美が組み合わさり、持ち主の個性やスタイルを表現する唯一無二のアート作品へと変貌しています。機能的なアイテムである自転車が、アート作品としての価値を持つことで、日常生活に美しさと楽しさを取り入れることができます。

この作品の展示は、2024年7月9日から7月23日まで、銀座 蔦屋書店アートスクエア(GINZA SIX 6F)にて行われます。営業時間は11時から20時までで、最終日は18時に閉場します。

MAISON BESV | BESV JAPAN(ベスビー ジャパン) | 次世代のプレミアムe-Bike | 電動アシスト自転車

ジャイアント キッズバイクがお得に買える「ESCAPE家族割キャンペーン」開始 家族でサイクリングデビューのチャンス

株式会社ジャイアントは、2024年6月29日から2024年9月1日まで、全国のGIANT正規販売店で「ESCAPE家族割キャンペーン」を実施します。

このキャンペーンでは、お子様と同居しているご家族がGIANTまたはLivのクロスバイク・ESCAPEシリーズをお持ちの場合、キッズバイクの「ESCAPE JR 24」または「ALIGHT 24」を希望小売価格から最大30%OFFで購入できます。現在、ESCAPEシリーズをお持ちでない場合でも、対象キッズバイクと同時購入すればキャンペーンの対象となります。

キャンペーンの期間は、2024年6月29日から2024年9月1日までとなっています。キャンペーンを適用希望の場合は、店舗にてキャンペーン希望の旨を伝え、お持ちのESCAPEシリーズと一緒に来店するか、ESCAPEシリーズ購入時の保証書、レシート、防犯登録などの購入証明、または店舗の記録で購入履歴を照合するか、もしくはESCAPEシリーズと対象のキッズバイクを同時購入することが条件となります。バイクをご使用になるお子様と一緒にご来店いただく必要があります。

さらに、同時開催されるSNS投稿特典として、インスタグラムのアカウント「@life.with.escape_jp」をフォローし、ハッシュタグ「#エスケープファミリー」を付けて投稿していただいたお客様の中から抽選で30名様にGIANTの非売品キーホルダーがプレゼントされます。

ESCAPE家族割キャンペーン | Giant Bicycles Japan 日本 (giant-bicycles.com)

パナレーサーロードTLRタイヤの最上位、プレミアム・フラッグシップモデル 『AGILEST FAST TLR(アジリスト ファスト TLR)』登場

パナレーサー株式会社は7月1日、ロードタイヤ最上位モデル「AGILEST FAST(アジリスト ファスト)」のチューブレスレディ(TLR)モデル、『AGILEST FAST TLR(アジリスト ファスト TLR)』の発売を開始しました。

「AGILEST FAST TLR」は、パナレーサーのロードTLRタイヤ史上最小の転がり抵抗値を実現し、新たな速さを提供します。人気と信頼を得ている「AGILEST」シリーズのプレミアム・フラッグシップモデルとして、昨年発売された「AGILEST FAST(クリンチャーモデル)」は、パナレーサー史上最小の転がり抵抗値を実現し、パナレーサーロードタイヤの新たな領域を証明しました。

2024年7月には、「AGILEST FAST」で培ったノウハウを集結させ、圧倒的なトータルバランスを誇る次世代レーシングTLRタイヤが完成しました。究極の速さを追求した『AGILEST FAST TLR』は、すべての性能を高次元で実現するために専用設計で開発されました。

『AGILEST FAST TLR』のリリースに先駆けて、“NEW SPEED?”キャンペーンを展開し、速さの新定義を行いました。さまざまなライダーやショップ、技術者へのインタビューを通じて見えてきた《速さ》の再定義に基づき、開発が進められました。

『AGILEST FAST TLR』は、専用に開発された「Fマテリアル」をコンパウンドとケーシングに採用し、転がり抵抗値を約10%低減しました。スピード、グリップ、ハンドリング、耐パンク性能を高次元で実現したハイパフォーマンスレーシングTLRタイヤです。

この新しいTLRモデルは、パナレーサーの「Fマテリアル」を新たに開発し、「AGILE-F CASING」と「ZSG AGILE-FX COMPOUND」により、最小の転がり抵抗値と高いグリップ力、耐パンク性能を実現しました。

「AGILE-F LAYER」は、ケーシングセンターの積層を減らし、転がり抵抗を低減する構造を持ち、両サイドに配置されたAFレイヤーがしなやかな乗り心地と高いエア保持性能を両立させます。「AGILE-F CASING」は、超軽量極細コードを高密度に織り込み、耐久性を損なうことなく軽量化を実現しました。「ZSG AGILE-FX COMPOUND」は、パナレーサー史上最小の転がり抵抗値を実現し、異物の付着を劇的に軽減します。

また、「BEADLOCK(ビードロック)」テクノロジーにより、リムへの簡単な装着とフロアポンプでの容易なビード上げを実現します。素材の表面処理にエレクトロンビーム(電子線)を照射する「ELECTRON BEAM」技術も採用し、耐熱性や強度が飛躍的に向上しました。

新しい速さを体現する「ブラックレインボー」カラーで提供される『AGILEST FAST TLR』は、精度を上げたシーラント『シールスマート EX』との組み合わせにより、最上のライディング体験を実現すると謳っています。

Panaracer Corporation パナレーサー株式会社

岐阜県初のキャンピングカーシェアリングサービス「Fun×Cam」、新キャンペーン開始 全員に「基本料金5%割引」と「オプションアイテム全無料サービス」を提供

梅鉢屋合同会社が提供する軽キャンピングカー「JP STAR Happy1+」のシェアリングサービス「Fun×Cam(ファンキャン)」は、2024年7月1日より新キャンペーン「新車シェアリングSTART☆続OPENキャンペーン」を開始しました。

代表の堀部理映子は、家族(夫と2人の息子)との豊富なキャンプ経験を活かし、新たなカーシェアリング会社を2024年1月に岐阜市で創業しました。そして、SNSで話題の「JP STAR Happy1+(愛称:ミントちゃん)」を24時間12,000円から利用できるサービスを4月1日より提供しています。

4月1日から6月30日まで実施したOPENキャンペーンが大変好評だったため、7月1日から9月30日までの予約に対して、新たなキャンペーンを展開します。このキャンペーンでは、全員に「基本料金5%割引」と「オプションアイテム全無料サービス」を提供します。「オプションアイテム全無料サービス」には、木製テーブル&チェア、カセットコンロ、キッチン用品・調理器具などの有償貸出アイテムが含まれており、これらを無料で利用できることで、キャンピングカーでの旅行をさらに楽しめるようになっています。

「Fun×Cam(ファンキャン)」は、岐阜市のJR岐阜駅やぎふメディアコスモスの近くに拠点を構え、地域の皆様に便利で手軽なキャンピングカーシェアリングサービスを提供しています。国内人気ランキングで2年連続No.1を獲得した軽キャブコン「JP STAR Happy1+」を気軽に利用できるこのサービスは、観光やアウトドアを楽しみたい方々にとって理想的な選択肢となっています。

岐阜県岐阜市発、軽キャンピングカーを気軽にシェアリング!Fun×Cam(ファンキャン) (umebachiya.net)

株式会社ホウトが「HELLO CYCLING」に事業参画し、電動アシスト自転車を200台投入

OpenStreet株式会社は、株式会社ホウトが国内最大級のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」に事業参画し、2024年6月下旬から電動アシスト自転車200台を投入したことを発表しました。

OpenStreetは、「移動をもっと楽しく、自由に。」をミッションに掲げ、どこでも借りられて好きな場所で返せる電動アシスト自転車や電動サイクルのシェアリングサービス「HELLO CYCLING」を展開しています。現在、電動アシスト自転車6種類と特定小型原動機付自転車に分類される電動サイクルを提供しており、通勤や通学、買い物やお出かけなど、ラストワンマイルを補完する移動手段として約340万人のお客さまにご利用いただいています。全国に約8,400カ所以上のステーションを設置し、車両台数は約3万5,000台に達しています。サービス開始以来、「HELLO CYCLING」は地域ごとの企業や自治体と連携し、パートナー型のビジネスモデルで運営しています。

この度、非鉄金属リサイクルを主とする商社で国内外での取引を手がけるホウトが「HELLO CYCLING」に事業参画し、電動アシスト自転車200台を投入しました。近年、製品の再利用と循環を促進する持続可能な社会づくりの取り組みが加速しています。ホウトは新たにシェアサイクルで活用できる車両としてバッテリーを搭載した電動アシスト自転車を投入し、シェアリングエコノミーを推進しながら循環型社会の実現に向けた取り組みを進めています。

OpenStreetは今後も電動アシスト自転車のシェアサイクルサービスを拡大し、脱炭素社会の実現に貢献します。CO2を排出しない環境に優しい移動手段を提供することで、持続可能な地域社会を目指します。

「HELLO CYCLING」を利用するには、専用アプリのダウンロードが必要です。アプリで無料会員登録を行うと、ステーションの検索や自転車の予約、決済まで簡単に行うことができます。全国約8,400カ所(2024年6月時点)のステーションで貸し出し・返却が可能で、使いたいときに使いたいだけ便利に利用することができます。

利用料金は、電動アシスト自転車が利用開始30分130円、延長15分ごとに100円、12時間まで1,800円です。電動サイクルは15分ごとに200円、12時間で4,000円となっています。

HELLO CYCLING – 好きな場所で返せるシェアサイクル

ドコモ・バイクシェアが沖縄県内で展開する「ちゅらチャリ」のポートが豊見城郵便局にOPEN

株式会社ドコモ・バイクシェアは、日本郵便株式会社沖縄支社と連携し、沖縄県豊見城市内におけるシェアサイクルの普及を目的として、豊見城郵便局に新たなサイクルポートを設置しました。2024年7月4日には豊見城郵便局でサービス開始セレモニーが行われました。

沖縄県では自動車への依存度が高く、交通渋滞や公共交通の定時性低下、環境への負荷などの問題が発生しています。特に豊見城市では、観光産業の発展に伴い、交通課題の改善が急務とされています。ドコモ・バイクシェアは、「ちゅらチャリ」サービスを通じて観光客や住民の移動手段を提供し、これらの課題に対応しています。今回の豊見城郵便局へのサイクルポート設置により、交通の利便性向上を図るとともに、日本郵便株式会社沖縄支社との連携を強化します。これに伴い、新たに20台の車両を追加しました。

「ちゅらチャリ」は、沖縄県内の交通課題解消に貢献するために提供されている観光シェアサイクルサービスです。観光客や住民が快適に利用できるよう、ホテルや観光地に加え、公共施設にもサイクルポートを設置しています。安心・安全なサービス提供のために、車両のリバランスやメンテナンスにも日々尽力しています。

株式会社ドコモ・バイクシェアは、地域に根ざした新たなモビリティサービスを提供し、健康で環境に優しいまちづくりに貢献することを使命としています。全国の自治体と共同事業を推進し、AIによる需要予測や自転車のリバランス業務を365日実施しています。現在、東京、仙台、横浜、大阪、広島など28エリアで直営事業を運営し、全国58エリアでシェアリングプラットフォームのシステムを提供しています。2023年5月には東京都と共同で「東京EVバイクシェア(電動3輪)」を開始し、ゼロエミッション東京の取り組みの一環として新たな移動シーンの創出に取り組んでいます。

バイクシェアサービス|自転車シェアリング (docomo-cycle.jp)

オーバーライズ イタリア「THOK」製Eバイクの輸入を開始 

オーバーライズはイタリア「THOK」製Eバイクの輸入を開始したとXで報告している。

THOK E-Bikesは2017年創業のEバイク会社。イタリアで設計・製造された高性能なEバイクを生産・販売している。

THOKのCEOであるステファノ・ミリオリーニは、元BMX世界チャンピオンで、プロのダウンヒル(DH)レーサー。彼は、公式なアメリカチームに参加し、1993年にはDHワールドカップサーキットで総合3位を獲得した最初のイタリア人選手で、レースキャリアの終了後、彼は自転車業界でさまざまな役割を担い、トップ企業と協力してきた。

リヴィオ・スッポは、伝説的なホンダチームのプリンシパルとして知られ、ストーナーやマルケスと共に複数の世界選手権タイトルを獲得したチームマネージャーで、Eバイクの可能性を認識し、彼はミリオリーニをTHOKの方向へ導いたと謳っている。

THOK製EバイクのメインモデルはフルサスE-MTBで、DUCATI製Eバイクの一部もTHOK製。日本国内に輸入されるモデルは、日本国内で公道走行できない海外仕様のようだ。

DJI、Eバイク用ドライブシステム「Avinox Drive System」を発表 小型、軽量、高出力を謳うパワーユニット

2024年7月3日、民生用ドローンなどで知られるDJIは、Eurobike 2024にて電動マウンテンバイク(eMTB)のドライブユニット「Avinox Drive System」を発表しました。

DJIのコーポレートストラテジー シニアディレクター、Christina Zhang氏は、「DJIのイノベーションに対する情熱と、ドローンやカメラの安定化システムで培った技術がAvinoxの開発につながりました。信頼性の高いモーターの開発やバッテリー管理、機械設計など、電動自転車に不可欠な技術を有しているDJIがこの分野に進出するのは自然な流れでした。Avinoxは、弊社の卓越した技術を体現し、アウトドア事業におけるトップブランドとしての新たな可能性をもたらします」と述べています。

Avinox Drive Systemの一番の特徴は、重量2.52 kgで最大出力1000W、最大トルク105Nmのを発揮するコンパクトなドライブユニット。参考として、欧州仕様のEバイクの最大出力(≠定格出力)は、Bosch SmartSystemはActiveLineが586Wで、ActiveLine PlusやPerformance Line CXなどが600W、シマノ・EP801が600W。出力1000WクラスはBAFANG ULTRAMAXなどの北米系の大型モーターが中心で、欧州系のEバイクモーターでは珍しい存在となっています。内部に関しては、複合遊星歯車列と高性能ポリマー製ギアにより、軽量かつ静かな乗り心地を実現すると謳っています。

また、ソフトウェアに関してはDJIのスマートアシストアルゴリズムを採用しており、マルチセンサーフュージョンに基づいて走行抵抗を自動調整します。標準装備の4つのモード(自動、エコ、トレイル、ターボ)に加え、ブーストモードも利用可能で、走行状況に応じた最適なアシストが提供されます。Avinoxアプリを使用してアシストレベルやパラメーターをカスタマイズすることもできます。

バッテリーは600 Whと800 Whの2種類を用意し、GaN急速充電技術により、800 Whバッテリーは1.5時間で0%から75%まで充電が可能です。2インチOLEDフルカラー制御画面とBluetooth接続対応のデュアル遠隔操作ユニットを搭載し、アプリを通じてセキュリティ機能やデータの記録、リアルタイムの状態チェックが可能です。

また、発表と同時にDJI Avinoxを搭載したオールラウンド型電動アシストマウンテンバイク「Amflow PL」が登場。Amflow Bicycles (Shenzhen) Co., Ltd.が製造する、このオールマウンテンE-MTBは、19.2 kgの軽量ボディでピークパワー850 W(通常時250 W)の出力を発揮するとのこと。カーボンフレームは重量2.27キロで、29インチと27.5インチの両方と互換性がある設計を採用しています。Amflow PLは日本では未発売です。

ツバメ・イータイムズ、ファット系電動アシスト自転車『2BM』を販売開始

株式会社ツバメ・イータイムズは、2024年6月1日、新たな電動アシスト自転車『2BM(ツービーエム)』の一般販売を開始しました。『2BM』は、これまでのEVバイクおよび電動アシスト自転車の製造・開発で培った技術を活用し、街乗りに最適なデザインをコンセプトに開発されました。

この新モデルは、性別を問わずスタイリッシュに走りたい、映える自分らしいカラーを選びたいというユーザーのニーズに応え、全てマットカラーの5色展開です。カラーはホワイト系のSNOW、カーキ系のMATCHA、ベージュ系のCHAI、ブラック系のTOKYOBLACK、そしてピンク系のBABYPINKとなっており、自分好みの一台を見つけることができます。

デザイン面では、フレームに「ちょこっとバッグを乗せられるスペース」を確保しつつ、EVバイクで特徴的な極太ファットタイヤを搭載しています。これにより、格好良さと可愛さの両方を表現するカラーバリエーションが実現されています。

航続距離においては、通常走行の標準モードで約65km、エコモードで約100km、パワーモードで約40kmと、用途に応じた選択が可能です。大型リチウムバッテリーを搭載し、取り外し可能な仕様で、車体に装着したままでも充電ができます。バッテリーには専用キーが付いており、盗難防止機能も備えています。バッテリー残量はLEDインジケーターで一目瞭然です。

さらに、走行スピードやバッテリー残量、電動アシストモードなどが確認できる大型LCDディスプレイを搭載しており、昼間でも視認性が高く、快適な走行をサポートします。また、標準装備として前後のフェンダーが付いているほか、オプションでフロントバスケットやリアキャリアも用意されています。

椿本チエイン、次世代電動アシストカーゴ自転車「La si Que」を発表-多様なシーンで活躍する新モビリティ

椿本チエインは「長期ビジョン2030」の一環として、Linked Automationテクノロジーを活用し、社会に貢献するモノづくり企業を目指している。このビジョンは、①人にやさしい社会の実現、②安心・安全な生活基盤の構築、③地球にやさしい社会の創造という三つの主要な社会課題の解決に取り組むことを目指しているとのこと。

このビジョンの具体化に向け、同社は従来のBtoB事業にとどまらず、新たな商品や事業の開発に力を入れている。その一環として開発されたのが、電動アシストカーゴ自転車「La si Que」だ。

「La si Que」の特長としては、スタイリッシュなデザインと後輪が二つある三輪車構造を両立した所だろう。従来の後ろ2輪タイプの3輪自転車は、曲線的で高齢者が乗るようなデザインが主流だが、La si Queは直線的でスポーティなデザインを実現。

デザイン面では、折りたたみ電動バイク「タタメルバイク」を手掛けた株式会社ICOMAの協力を得て、乗り続けたくなるスタイリッシュなデザインを実現し、観光、レジャー、ビジネスなど様々なシーンで活用可能なのを売りにしており、老若男女似合うようなデザインとなっている。そのため、従来の3輪自転車では難しい、観光地での買い物体験を豊かにし、遠くの人気店へも足を運べるようにサポートするだけでなく、レジャーシーンでは自然の中でのサイクリングや、遠出してのリフレッシュを支援。ビジネスシーンでは、重い荷物の運搬負担を軽減し、業務効率を向上させると謳う。

後輪部分は独自のスイング機構を採用しているのが大きな特徴だ。

一般的な3輪自転車のスイング機構は車体前半部分を倒れる構造を採用している。これは、コストを落としつつ2輪自転車らしい走行感覚を求めるためだが、後ろ2輪はサスペンション無しのリジッド仕様なので、ちょっとした路面のうねりや段差でも車体が反応するので、従来の2輪自転車の感覚では運転できないという欠点がある。

一方で、La si Queの場合は、後輪にサスペンションを装備して車体が倒れるようになっている。この方式は複雑で高価になるが、サスペンションが装備されているので、路面のうねりがあっても安心して走ることが期待できる。

実際、La si Queの担当者の話を聞いた限りでは、テスト走行で通常の2輪自転車と同等の速度で走行してテストを行っているようだ。一般的なスイング機構を採用した3輪自転車は構造上の関係でスピードを出しすぎに注意する必要があるので、走行性能はLa si Queのほうが高いだろう。

La si Queの荷台は低重心デザインを採用しており、荷物の載せ降ろしがしやすいことに加えて、安定性も高いのを売りにしている。実際、Bicycle e-Mobility City EXPO2024で展示されていた時、高さ方向を活かして清掃用具を搭載したコンセプトを展示しており、スーパーカブ以上の荷物を積むことが可能だ。

La si Queの課題の一つがイメージ戦略だろう。このような三輪電動アシスト自転車は、高齢者向けのイメージが大きいので、購買層が限られる可能性があるので、レジャー領域での活用の提案を行うべきだろう。例えば軽トラックと言えば農家や配送業者が活用する乗り物というイメージが一般的だが、今はオフロード風にカスタムを行ったり、荷台にケージを装着してカスタムする個人ユーザーも少なくない。La si Queも、そのような潜在顧客を取りに行く必要があるだろう。

電動アシスト3輪自転車 LA SI QUE (らしく) | 椿本チエイン (tsubakimoto.jp)

SGマーク認証を取得した折りたたみ自転車用ヘルメット「ZEROFIT VESK」が登場

兵庫県三木市に本社を構える株式会社イオンスポーツは、2024年7月10日に自転車用折りたたみヘルメット「ZEROFIT VESK(ゼロフィット ベスク)」を発売します。この新製品は、創業60年以上の歴史を持つ安全用品メーカー、東洋物産工業株式会社とのコラボレーションにより誕生しました。

「ZEROFIT VESK」は、折りたたみが可能なコンパクトさを誇りながらも、SGマークの認証を取得した業界初の自転車用ヘルメットです。このSGマークは、衝撃吸収性やストラップの強度など、製品安全協会が定めた厳しい安全基準をクリアした製品にのみ与えられるものです。

この新ヘルメットは、応援購入サービス「Makuake」にて先行販売され、プロジェクト開始から約10分で目標金額を達成し、総合ランキング4位を獲得しました。

「ZEROFIT VESK」は、日本製のヘルメットであり、SGマークを取得しているため、製品の欠陥による事故が発生した場合、最大1億円の治療費が賠償される制度に対応しています。また、厚み10.6cmのコンパクトデザインで、ワンタッチで折りたたみ可能なため、缶コーヒー程度の厚みにまでなるため、バッグにも簡単に収納できます。

デザイン面でも、どんな服装にも合う洗練されたデザインを採用しており、スーツや制服、カジュアルな服装にもマッチします。さらに、ユニセックスデザインのため、家族で共有して使用することができます。また、ヘルメット表面にはシボ感のある加工が施されており、傷が目立ちにくくなっています。

「ZEROFIT VESK」は、持ち運びが大変なヘルメットを使いたくない方や、SGマーク付きの折りたたみヘルメットを探している方、私服にもスーツにも合うおしゃれなヘルメットを希望する方、家族で兼用できるヘルメットを求める方に特におすすめです。

定価は11,000円(税込)。カラーはマットブラック、ダークグリーン、サンドベージュの3色展開で、サイズはM(54~57cm)とL(57~60cm)の2種類があります。使用年齢範囲は6歳以上で、素材はABSを使用しています。標準装備品としてアジャスター、あご紐、インナーパッドが付属し、バイザーは別売です。重量は560gで、製品サイズは左右幅23.1cm、前後長26.9cm、高さ14.3cm(折りたたみ時の高さ10.6cm)となっています。生産国は日本で、発売日は2024年7月10日(水)です。

ZEROFIT ゼロフィット VESK(ベスク) ブランドページ – 折りたたみ自転車ヘルメット – 安心・安全のSGマーク取得

NITE、電動アシスト自転車などの非純正バッテリーの危険性に注意喚起 建物が全焼する火災事故も発生

リチウムイオン電池を搭載した製品は、私たちの生活に欠かせない存在となっています。しかし、近年では安価で入手しやすい「非純正バッテリー」による火災事故が多発しています。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、非純正バッテリーに潜むリスクについての注意喚起を行いました。

NITEによると、2014年から2023年までの10年間で、非純正バッテリーによる事故が235件報告されており、そのうち227件が火災事故に発展しています。中には建物が全焼する事例も見られました。リチウムイオン電池は可燃性の電解液を含んでおり、一度発火すると大規模な火災に繋がる恐れがあるため、特に注意が必要です。

非純正バッテリーのリスクには、設計上の問題や品質管理の不備が挙げられます。具体的には、安全保護装置が適切に作動しない場合があり、通常の使用中でも事故が発生する可能性があります。また、事故が発生した際に、事業者からの補償を受けられない、あるいは連絡が取れないといった事態も多く報告されています。これらのバッテリーは、純正品と比較して低価格である一方、非常に高いリスクを伴うことを認識する必要があります。

実際の事故例を見てみると、2019年4月には兵庫県でネット通販で購入した電動アシスト自転車用バッテリーが充電中に出火し、床を焼損する事故が発生しました。また、2020年4月には岐阜県で購入後初めて充電した充電式電動工具用バッテリーが異音を発して出火し、周囲を焼損、軽傷を負う事故が起きました。さらに、2023年9月には兵庫県で保管中の充電式掃除機用バッテリーが突然出火し、製品が破損する事故が発生しています。

これらの事故を防ぐためには、非純正バッテリーの設計や品質管理に問題があることを理解し、適切な安全保護装置が搭載されているか確認することが重要です。また、使用するバッテリーがリコール対象ではないか、事前に確認することも推奨されます。リコール対象製品を使用している場合は、直ちに使用を中止し、販売店や製造・輸入事業者に相談することが求められます。

NITEは、製品事故に特化したウェブ検索ツール「NITE SAFE-Lite」を提供しており、製品名で事故情報やリコール情報を検索することができます。消費者はこれらの情報を活用し、安全に製品を使用するための知識を深めることが大切です。

充電器の誤接続による事故にも注意が必要です。適切な充電条件を確認し、仕様の異なる充電器を誤って接続しないようにすることが重要です。特に、付属の充電器よりも高い電圧の充電器を使用すると、リチウムイオン電池セルが過充電状態となり、発火や破裂の原因となります。充電の際には、出力電圧などの適切な充電条件を確認し、仕様の異なる充電器を使用しないよう心がけましょう。

非純正バッテリーは低価格である一方、非常に高いリスクを伴うことを理解し、安全対策が十分な純正バッテリーを使用することが強く推奨されます。また、リコール情報や製品に関する注意喚起を確認することで、事故のリスクを低減させることができます。消費者が適切な知識を持ち、安全に製品を使用することが重要です。

「低価格・高リスク」の非純正バッテリーに注意~建物が全焼に至った火災も~ | 製品安全 | 製品評価技術基盤機構 (nite.go.jp)

東急バス、HELLO MOBILITYの運営事業者として参画――小型EVシェアサービスを開始

2024年6月12日、東京都目黒区に本社を置く東急バス株式会社は、OpenStreet株式会社が展開するモビリティシェアサービス「HELLO MOBILITY」に運営事業者として参画し、営業を開始しました。今回の取り組みでは、東京都世田谷区と神奈川県横浜市に小型EVのシェアステーションが設置されました。

「HELLO MOBILITY」は、2019年9月に原動機付自転車のシェアサービス「HELLO SCOOTER」としてスタートし、2021年3月から小型EVのシェアサービスを展開してきました。現在、東京都、神奈川県、埼玉県、岐阜県に84カ所のステーションが設置され、1つのアカウントでシームレスに利用できる環境が整っています。

東急バスは、東京都城南地域、川崎市、横浜市を中心に路線バスを展開しており、近年では連節バスやオンデマンドバス、自動運転モビリティの実証実験など多様な取り組みを行っています。さらに、2023年6月にはシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」の運営事業者として参画し、バス路線と接続しやすい場所に35カ所のステーションを設置しています。

今回の参画により、東京都世田谷区の「東急バス等々力操車所」と神奈川県横浜市の「オアシスたまプラーザ」にそれぞれ小型EV「C+pod」を1台ずつ配置しました。さらに、横浜市版脱炭素化モデル事業の一環として、「WISE Living Lab」にもステーションを設置予定です。

「HELLO CYCLING」と「HELLO MOBILITY」のステーションを増やすことで、バス路線に加えてシェアサイクルや小型EVなどの環境に優しいモビリティを提供し、地域の移動利便性向上を図ります。この取り組みは、地域活性化や街の価値向上、そして脱炭素社会の実現にも寄与するものです。

利用者は「HELLO MOBILITY」アプリをダウンロードし、無料会員登録を行うことで、ステーションの検索やモビリティの予約、決済が簡単に行えます。約84カ所に設置されたステーションであれば、どこでも貸し出し・返却が可能です。今後もステーションの増設を進め、多様な移動手段を提供し続けます。

HELLO MOBILITY – 電気で動くシェアモビリティ

glafit株式会社、四輪型特定小型原動機付自転車のコンセプト車両を発表 

和歌山県和歌山市に本社を構える電動パーソナルモビリティの開発・販売を手掛けるglafit株式会社は、2024年7月より四輪型特定小型原動機付自転車(以下、四輪型特定原付)のプロトタイプを用いた実証実験を開始すると発表しました。

glafitは、高齢者の移動手段に対する新しいアプローチとして、四輪型特定原付の開発を進めています。2023年7月から新設された特定小型原動機付自転車の車両区分により、16歳以上で免許不要の電動モビリティが利用可能となり、多様なタイプの電動アシスト自転車が開発されました。地方の過疎地域や高齢化に伴う買い物難民問題を解決するため、パーソナルな移動手段として四輪型特定原付が注目されています。

特定原付「電動サイクルNFR-01Pro」のクラウドファンディングを通じて、glafitは高齢者やその家族からの二輪車に対する不安を解消するため、四輪型特定原付の開発に取り組むこととなりました。この新しい移動手段は、免許返納後の不安を軽減し、高齢者が自由に外出できる生活をサポートすることを目指しています。

四輪型特定原付は、車体の長さ190cm以下、幅60cm以下、定格出力0.60kW以下の電動機を用いるなどの条件を満たし、最高速度は20km/hです。車幅が600mm以下であるため、安定した走行を実現するためには高度な技術が必要です。ここで重要な役割を果たすのが、株式会社アイシンと共同開発した「リーンステア制御」です。

「リーンステア制御」は、車速やハンドル角に基づいて車体の傾斜角を制御し、狭い車幅でも高い安定性を実現する技術です。glafitは、この技術を四輪型特定原付に搭載することで、免許返納後の新しい移動手段としての普及を目指しています。

7月から和歌山市を皮切りに、「リーンステア制御」搭載の四輪型特定原付プロトモデルを用いた実証実験を行います。65歳以上の方を対象に、試乗を通じて機能性や操作性の評価を行うほか、所有やシェアリングなど利用シーン別でのニーズや課題を把握します。将来的には自動運転の実装も視野に入れ、積極的に実証を進めながら製品化を目指していきます。

日本の高齢者人口は増加傾向にあり、2036年には総人口の3人に1人が65歳以上になると推計されています。高齢運転者の交通事故問題を考慮し、早めの免許返納が推奨される一方で、移動手段が限られることへの不安も大きいです。glafitの四輪型特定原付は、高齢者の移動手段として安心・安全で、自由な外出を支えるソリューションとして期待されています。

glafit公式|公道走行可能な電動バイク・電動キックボードメーカー

Luup、新たな移動手段「電動シートボード」を発表 – 座席・カゴ付きで幅広いニーズに対応

株式会社Luupは、2024年冬以降、電動アシスト自転車や電動キックボードに続く新たな車両として、座席とカゴ付きの特定小型原動機付自転車「電動シートボード」の提供を開始することを発表しました。今回の発表は、Luupが高齢者や長時間の移動、大きな荷物を運ぶ必要のある方々のニーズに応える新しい移動手段を提供することを目指していることを示しています。

電動シートボードは、座席とカゴが付いており、長時間の移動や大量の荷物を運ぶ際に便利です。特に、足腰に不安のある方や、電動アシスト自転車や電動キックボードが利用しづらいと感じる方々にとって、より乗りやすい設計となっています。

この新しいモビリティは、Luupが提供する既存の電動アシスト自転車や電動キックボードと同様に、シェアリングサービスとして利用できる予定です。特定小型原動機付自転車として分類されるため、最高速度は車道モードで20km/h、歩道モードで6km/hとされ、16歳以上であれば運転免許不要で利用可能です。

電動シートボードは、現在開発中であり、2024年冬以降に順次シェアリングサービス内で提供される予定です。利用者は既存のLUUPアプリを通じて、この新しいモビリティを利用することができます。車両の寸法は長さ118.0cm、幅58.4cm、高さ101.0cm、重量は約29kg、耐荷重は100kgとされ、カゴの容量は約23.6Lです。また、既存の電動アシスト自転車や電動キックボードのサービスも引き続き提供され、利用者の多様なニーズに対応していく予定です。

LUUP(ループ) | 電動キックボードシェア/シェアサイクルアプリ | Luup(ループ) | 電動キックボードシェア/シェアサイクルアプリ

シマノ 海外市場でEバイク用モーター「EP5」「E5100」を発表

シマノは海外市場で、新型Eバイク用モーターであるEP5およびE5100ドライブユニットを発表しました。

EP5ドライブユニットは、E-MTBなどで使われているEP801、EP6の流れを受け継ぐドライブユニット。最大トルク60Nmで、日常の通勤から週末の冒険まで、さまざまなサイクリングニーズに対応する堅牢で静かな走行を実現すると謳っています。EP5のバランスの取れたアシスト出力は、ライダーがペダルを漕ぐたびにバッテリーの充電を最大限に活用できるようにし、フラットな通勤ルートで270km以上の走行距離を提供するとのこと。

EP5の注目すべき特徴の一つは、内装変速ハブやリアディレイラーを備えたバイクでのギアチェンジを自動化するAUTO SHIFT機能。既にEP8やEP6に採用されている機能ですが、下位モデルのEP5にも搭載するところに注目でしょう。

EP5ドライブユニットは、E-TUBE PROJECT Cyclistアプリを通じて、カスタマイズにも力を入れています。ライダーはFINE TUNEモードで最大15のユニークなアシストキャラクターを作成したり、BASICモードでアシストキャラクター、最大トルク、アシストスタートの設定を調整したりすることができます。

EP5とともに発表されたのが、日常用に設計されたE5100ドライブユニットです。E5100は軽量でコンパクト、最大トルク50Nmを提供し、通勤やカジュアルなライドに最適なドライブユニット。E5100もE-TUBE PROJECT Cyclistアプリに対応しており、ライドのカスタマイズが可能です。内装変速ハブ(IHG)ドライブトレインのみAUTO SHIFTに対応しています。

どちらのドライブユニットも、Vブレーキ、ディスクブレーキ、ローラーブレーキ、コースターブレーキなど、さまざまなブレーキシステムに対応しており、異なるバイク設定に対しても柔軟に対応できます。また、ECO、TRAIL、BOOSTの3つのカスタマイズ可能なアシストモードを提供しており、ライダーは好みのアシストレベルを選択できます。

シマノEP5、E5100の日本導入は不明です。

EP5 EP500 SERIES | SHIMANO BIKE-US

E5100 SERIES | SHIMANO BIKE-US