マンスリーアーカイブ 5月, 2017

装着するだけで20パーセント加速力がアップすると言われているクランク「フレキシギア」

僅かな力で走らないといけない自転車は、様々な企業が楽に走るためのを売りにした製品を提案している。今回注目する製品はフレキシギアというクランクだ。 http://free-power.jp/ このクランクの特徴は、クランク内部に配置された特殊合成エラストマーがエネルギーロスを抑えて、エストラマーの反発力をエネルギーに変換するとのこと。公式Webサイトに詳しい機構が書いていないので、CM動画を見たほうが構造がわかりやすいと思う。この構造により、約20%以上加速性アップ、膝に優しい、最高65%筋肉負担軽減するのを売りにしているようだ。 2017年5月現在は、フレキシギアは完成車のみでしか搭載されていなくシティサイクルしか搭載されていないようだ。ただ、公式Webサイトを見るとロードバイク用のクランクの写真もあるので、スポーツ車用も今後は登場するのかもしれない。 http://ecogear.info/ フレキシギアの問題点は実際に体験できる場所が非常に少ないことだろう。様々な実験結果を見ても実際に体験しないと本当に効果があるかわからない。フレキシギアの公式Webサイトのフレキシギアシステム自転車取扱店を見ると宮崎県しか無く、取扱店が非常に少ない。本気で普及させたいのなら、様々な所で試乗会を行ったり、スポーツサイクルに搭載できるモデルを登場させないといけないだろう。

サイズ別にホイール径を変えたクロスバイク 2018 RITEWAY SHEPHARD

ライトウェイブランドの定番クロスバイク「シェファードシティ」は、2018年モデルから「シェファード」と名前を変えて、街乗りクロスバイクとして生まれ変わった。 アルミ素材を採用したフレームは従来と変わらないが、フレーム形状はトップチューブが地面と平行でトラディショナルなスタイルとなっている。 一番の特徴は、フレームサイズにより車輪径も違う所だろう。車輪径は150-160cmは24インチ、160-170cmは26インチ、170-180cmは700Cとなっている。因みに殆どのサイトでは24インチと26インチの規格が書いていないが、カタログでは24×1.5インチ、26×1.5インチで恐らくHE規格と思われるが要確認。700Cの場合は38Cとなっていて、舗装路でスピードを出すよりは、段差にある程度対応していて街乗りも走りやすいだろう。 脚の長さは身長によって違いクランク長も複数の長さがあるのが一般的だ。しかし、安価な自転車では漕ぐ時に重要視されるクランク長もシェファードではサイズによって違う。24インチでは160ミリ、26インチでは165ミリ、700Cでは175ミリと小さいサイズでは、短いクランク長が採用されている。注目する所は一番小さいサイズのクランク長160ミリ。どんな小さいサイズの自転車でもクランク長165ミリが一般的なのに、160ミリを採用しているのは非常に珍しい。 街乗りクロスバイクのためセンタースタンドが標準装備されているが、興味深いのがスマートフォンホルダーも標準装備でついてくるということ。MINOURAのように本格的なものではなく、写真を見る限りではシリコンバンドを使用するタイプだが、あるのならそれなりに役に立つのではないかと思う。 【予約受付中】ライトウェイ 2018 シェファード クロスバイク RITEWAY SHEPHERD CROSSBIKE 自転車【ワイヤーロックプレゼント】【送料無料】【期間限定防犯登録無料】 posted with カエレバ 楽天市場で調べる Amazonで調べる Yahooショッピングで調べる

殆どのロードバイクやクロスバイクはギア比が重いという問題

世の中で売られている殆どのロードバイク・クロスバイクのギア比は普通の人が使うには重いギア比がほとんどだ。例えば一般的なロードバイクに採用されているコンパクトクランクの重いギア(50T)は、競技をしない人が使う場面はブレーキをかける場面が殆ど無いような道を高速で走るような場所だろう。このような場所では約に立つと思うが、実際にはシチュエーションはあまり無い。逆に発進やアップダウンがある場面ではギア比が重すぎてしんどい場面が多いこともある。 世の中にある一般的なロードバイクの殆どは競技用のギア比を採用しているが。ロードバイクに乗る多くのユーザーは競技を行わなく、強力なパワーもあるわけではなく、走る道は発進加速を頻繁に行わないといけなく、アップダウンも多い。荷物も積む可能性があるなど不確定要素が多い。このような状況で競技用のギアをそのまま使うのは良いとは思えない。 自分は、前2枚のクランクは競技用で自分の使い方には合わないと思い、メインマシンは今まで前2枚の自転車は所有したことがない。某Y氏はProgressive RRX-110の時は、クランクは前2枚だったが、軽いギアが無かったため四角軸BBをニコイチ化して組み合わせてまで前3枚化を行っている。個人的な感覚としては自転車ツーリングを行う人の多くは、いかにしてギア比を下げて扱いやすくしようと考えている人が多いように見える。 http://doronumakamenosuke.blog.fc2.com/blog-entry-8.html 前ギアが3枚でも、それだけでは飽き足らずギアの組み換えを行う例もある。自分が所有しているEscape RX4は標準装備されていたギア比は48-38-28T。この状態だと38Tでアップダウンがある場面では28Tに落とさないといけないためギアの組み換えを行い、写真のように48-32-22Tに変更した時がある。因みにこの状態では1段ずつ変速する通常の変速機ではうまく変速できないため、アナログなフリクションタイプのシフトレバーを入れている。 Escape RX3は50-39-26Tを採用し、一番軽いギアはエマージェンシー用としている。また、嘗てブリヂストン・ユーラシアスポルティーフに乗っていた某S氏も、ロードバイクのトリプルクランクを装着し(52-46-26Tだったと思う)一番軽いギアは普通では見ないような軽いギアを採用していた。 クロスバイクにロードバイクのギアを入れている問題とは 一部のクロスバイクにはロードバイクのような重いギアを入れているモデルもある。例えばGIANT Escape RXではRX1はロードバイクのコンパクトクランク(50-34T)を入れている。 個人的にはクロスバイクにロードバイクのクランクを入れたモデルは感心しない。ロードバイクはタイヤが細くて荷物が積めなく、泥除けが装着できず、空気抵抗を削減する前傾姿勢を取り、様々な物を犠牲にしスピードを出すための自転車だ。一方クロスバイクはロードバイクようにスピードを追求するために犠牲にした部分が少なく、ロードバイクと比較するとロードバイクよりもスピードが出るわけではない。それなのにロードバイクのギアだけを入れるのは変だと自分は思っている。