デイリーアーカイブ 1月 6, 2017

4万円台のスピードタイプのクロスバイクではお薦めの1台 Nesto Vacanze

シティサイクル等を中心とした自転車ブランドの「マルキン」のスポーツ自転車ブランド「Nesto」のクロスバイク「Vacanze」は4万円台のクロスバイクではピカイチの走りの良さを持っているクロスバイクだ。 6061アルミ素材を採用したフレーム・フロントフォークのお陰か、車体重量は税抜き価格46,000円のクロスバイクでは脅威の9.9kgとなっている。参考としてかつて存在したEscape Airがフレームサイズ500mmで9.9kg、車体価格は税抜き価格66,000円だ。 2014 Giant Bicycle また、Escape Airに搭載されているホイール「GIANT SPINFORCE SL 」はスポーク数が少ないが、Nesto VacanzeはEscape Airよりもスポーク数が多く、Airよりも少しは耐久性が高いように見える。その気になればもっと車体重量は軽く出来るだろう。リアエンドは130ミリとのことなので、Escape R3のようにロードバイクのホイールに交換が可能だ。 ブレーキはVブレーキ。普通のVブレーキで必要十分の性能は持っている。ギア比は前は48/38/28T、リアスプロケットはシマノ11-28Tの7段カセットスプロケットで錆びにくいメッキタイプ。リア7段の自転車はボスフリータイプとカセットスプロケットタイプの2種類があり、ボスフリータイプは構造的に車軸が折れやすい欠点があり、カセットスプロケットタイプを選ぶのが良い。ロードバイクよりも軽いギアがあるので坂道をのんびり走ることができると思う。 タイヤはMAXXIS DETONATOR FOLDABLE 700×28C。5万円台の自転車ですら装備されない定価4000円台のタイヤを装着している。 MAXXIS(マキシス) DETONATOR FOLDABLE デトネイターフォルダブル 700x28c ブラック/ブラック 3MX-DEF700-BK posted with カエレバ MAXXIS(マキシス) Amazonで調べる 楽天市場で調べる Yahooショッピングで調べる DETONATORはGIANT Escape R3にも装着していたが、Escape R3に装着されていたDETONATORは低価格版のワイヤービード版で、VACANZEのタイヤよりもランクが低い。またEscape R3は2017年モデルではKENDA K-193「KWEST」を採用している。K-193 KWESTは安価なスポーツ自転車用タイヤで、グリップしない、乗り心地が硬い、走りが重い等、一般ユーザーから自転車店の店員まで非常に評価が低い。KENDA KWESTはVacanzeのDETONATOR・ケブラービードバージョンと比較すると雲泥の差で、あえて買ってまで使うタイヤでは無いと思っている。 https://www.cyclorider.com/archives/10075 https://www.cyclorider.com/archives/15541 4万円台とは思えないレベルの走りを持っている NESTO Vacanze ワイズロード東大和でNESTOの試乗会が行われていたので、VACANZEを試乗したが、4万円台のクロスバイクとは思えない走りの良さに驚いた。少なくとも、部品を交換しないストック状態なら自分が新車購入したEscape RX4(タイヤはKENDA K193 KWEST)よりも走りは軽い。タイヤをパナレーサーグラベルキング28Cに交換したEscape RXと比較するとロードバイク風に重いギアを踏んで加速するような場合はEscape RXのほうが良いと思う。 走りはGIANT Escape R3のような軽快さに感じた。ロードバイクみたいに重いギアを使って加速するよりも、軽いギアを多用して加速するのが合っているタイプに感じた。アルミフレーム・アルミフォークなのに乗り心地は比較的良いと思ったのはタイヤが良い物を採用しているからだろう。NESTO Vacanzeを購入してタイヤを交換する場合、2000円クラスの安価なタイヤを装着するとグリップ力や乗り心地といった部分の性能ダウンする可能性があるので、タイヤ交換の場合は、定価4,000円クラスの標準装備されているタイヤと同等レベル以上のものでないとガッカリするのではないかと思う。 NESTO VACANZEは舗装路をスピードを出して走るスピードクロスで、ライバルはEscape R3(税抜き価格50,000円)だろう。ただ、Escape R3の標準装備タイヤは駄目タイヤのKENDA KWESTが装着されているので、そのままの状態で走るのなら、走りの軽さや乗り心地はNESTO Vacanzeのほうが上なのではないかと思う。 NESTO Vacanzeの欠点はフレームサイズが2種類しかない、リアの段数が7段しかない、カラーリングがフレームサイズによって異なるということだろう。フレームサイズは2種類しかなく420mmと480mmのみ。Escape R3は女性用のLivモデルもあり幅広い人に対応している。リアの段数が7速しか無いのは、お金をかけないでスプロケットの歯数を変更する時が問題になる。特に小さい歯数が多くあるロードバイク用のスプロケットに交換するとき、7段用のスプロケットが少ないため改造してリアのスプロケットの段数を8段以上にしたほうがいい。カラーリングもフレームサイズ480mmではカラーリングが少ないため購入時は注意が必要だ。 多少の欠点はあるが、Vacanzeは4万円台のクロスバイクではありえないレベルの走りを持っている。またNESTOは多くの店で手軽に買えるスピードクロスだというのも注目したい。多くの店で買うことができるのを評価しているのは、GIANT等のスポーツ自転車ブランドは、販売店を絞っているためNESTOやBRIDGESTONEのように街の自転車店で気軽に買えるのが重要になっているからだ。 個人的には、新車価格5万円台で中古価格3万円の中古クロスバイクや、3~4万円で売られているよく分からないブランドのクロスバイクを買うのなら、もっと金を出してNESTO Vacanzeを買うのを薦める。 https://www.cyclorider.com/archives/20565 https://www.cyclorider.com/archives/18698 【送料無料】...

Ternが2018年モデルを発表 新モデルのLink A7や新色が登場

Ternの折りたたみ自転車、LinkシリーズのエントリーモデルLink B7が売り切れになり、2018年モデルからLink A8が登場するとのこと。 公式サイトによるとスペックは以下の通り。 Speeds:7 Wheel Size:20"(406) Weight:11.9kg Suggested Rider Height:142-190cm Seatpost to Handlebar:Min:600mm Max:650mm Saddle to Pedal:Min:700mm Max:960mm Folding Size:W80×H73×D39cm カラーリングは、Black / Gray、Gunmetal / Gray、Dark Red / Red、Dark Bule / BuleはLink B7からの継続色。Link A7はSilver / Grayが新たに登場。 因みに女性と写っているLinkの写真があるが、恐らく2016年のLink C8のため注意。 http://www.zitensyadepo.com/archives/6927 まだ具体的な写真が出ていないため、変更点は不明だ。価格は税抜き46000円 https://ternbicycles.blogspot.jp/2017/05/2018LinkA7.html 折りたたみ自転車のLink N8とVerge D9/Verge N8シリーズも新色が登場した。カラーリングは一部は継続だが、一新している https://ternbicycles.blogspot.jp/2017/04/Tern2018.html また、非折りたたみ自転車のRoji Bikeシリーズも新色が登場。RipはSilk Polish、ClutchはLght BlueとPink、CrestはForest、Surgeは新色は後日公開とのことだ。 https://ternbicycles.blogspot.jp/2017/05/2018RojiBikes.html

夜間走行を長時間する時アウターワイヤーの色は黒系統の色が良い理由

自転車で夜間走行を長時間行う場合、性能が高いライトを点灯させて走らないといけない。そんな自転車のライトは自動車やオートバイのライトと違うのは、ライトを装着する場所が自由だと言うことだ。自転車のライトは、装着する場所によってアウターワイヤーにライトが当たる場合がある。 アウターワイヤーにライトが当たると反射するが、アウターワイヤーの色によって反射しやすい色と反射しにくい色がある。光が反射しやすい色の場合、点灯しているとずっと光が反射して目がつかれてしまうとのこと。反射しにくい色は黒等の光を吸収する色。一方、白やシルバーなどは光が反射しやすい。アウターワイヤーが反射してずっと夜間走ると目が疲れてしまうという意見がある。写真のESCAPE RXWはエビホーン化を行いワイヤー交換しているが、夜間走行での目の疲れを少なくするために、アウターワイヤーの色は光が反射しにくい色を選んでいる。 アウターワイヤーには様々な色の物があり、カスタムやチューンナップを行う部品の1つでもあるが、このような考えでアウターワイヤーを選ぶのも良いだろう。 Amazonでアウターワイヤーを探してみる