デイリーアーカイブ 1月 26, 2017

実例から学ぶ自転車の走りはフレームで決まる理由

自転車の走りを決めるのは、フレームなのかコンポなのか気になる人は多いと思う。多くの人はホイール等の部品を交換して走りを良くするのが一般的。しかしフレーム交換で走りが変わってしまう事例もあるようだ。 ODDITYK-XC おニューのフレームで気持ちよくサイクリング!と思ったものの数分後にはガッカリする事に。 とにかく進まない。 何というか地面に引っ張られているような(^^; 最初はディスクブレーキの干渉やらタイヤの空気圧などをチェックしたのですが、すべて異常なし。 走っている場所が悪いのか?とオン、オフ色んな道を走行するも感覚は変わらず。 そして思い出す。 この地面に引っ張られる感じ、以前に所有した自転車の走行感覚と同じやん! フレーム以外はほぼ全てHAROのMTBからの移植なので、原因はフレームとしか考えられません。 http://ikupon.comの2017/2/20(2017/1/20は恐らく誤植)から引用。Haroのダートジャンプタイプのマウンテンバイク「Escape 8.1」から、ヤフオクで購入した中国ブランド「ODDITYK」社のマウンテンバイクフレームに部品を移し替えたが、走りが悪く、すぐにフレームを元に戻したとのこと。 写真を見る限りだと、有名ブランドのエントリーマウンテンバイクに見劣りせず、フレーム重量も記事を見ると約1.7kgとそれほど重くない。 ここでわかるのはフレームの性能は重要だということだろう。特に安価なエントリーモデルでは差が大きい。クロスバイクの解説記事では基本的には車体性能そこそこの性能しか求めないので、そこまでシビアには見ていない。これは自転車に乗り始める普通の人にとっては、性能よりもスタイルを重要視したほうが、乗るモチベーションが高いと考えているためだ。 しかし、シビアに比較するとしたら話は別だ。自分が試乗を行った限りでは、AEONBIKEのプライベートブランドの5万円クロスバイク「Momentum  I need Z3-Air(現Z5)」を基準とすると、ライトウェイ・シェファードシティやルイガノ・シャッセ、GIOS・ミストラルは走りはZ3-Airよりも走りがモッサリしていると感じた。 https://www.cyclorider.com/archives/12238 ここで問題になるのが、走りの違いは簡単にわからないこと。例えば写真のウメザワは5万円のクロモリスポーツ自転車「ブリヂストン・クエロ」に似ているが、実際の走りはウメザワのほうが良い。ウメザワは街乗りでも重いギアを回すことができる。ペダルを踏んだ感覚では世の中で言う剛性が高いという感じは無いのに、実際に乗った限りでは重いギアを回してスピードを出すことができる。 スポーツ自転車の走りを比較するのなら実際に乗らないとわからないが、実際にスポーツ自転車に乗れる機会は少なく、安価なスポーツ自転車を比較する所も多くないのは問題だろう。

Patto Bikeが2017年春に進化する部分をまとめてみた

ハンドメイドサイクル展2017年でPATTO BIKEの折りたたみ自転車が展示されていた。展示車種はドロップハンドルバージョンとフラットハンドルバージョンの2種類だが、フラットハンドルバージョンを見ると、細かい所が変更されている。 1つ目は折りたたみ式フロントフォーク。写真で見るとわかると思うがフロントフォークに新たにクランプが追加されている。 2つ目はハンドルポスト固定システムの変更。従来型ではハンドルステムのを緩める必要性があるためステム上部にクイックレバーがあったが、新型ではヘッドパーツ近くにクイックレバーが装着されている。 また細かい所ではブレーキシューが変更されている。従来型のPATTO BIKEはブレーキシューが安価な一体型でブレーキの効きが悪かったが、新しいPATTO BIKEはブレーキシューが簡単に交換できるタイプとなっている。ブレーキの効きが悪かったらブレーキシューのみDURA-ACEなどの他製品のシューに安価に変更できるだろう。 今回の展示車種ではフラットハンドルモデルのSC451のみ新型車となっている。ドロップハンドルのRC451・RO451についてはわからないので気になる人は問い合わせたほうがいいだろう。 https://www.cyclorider.com/archives/13933