デイリーアーカイブ 12月 1, 2016
スポーツ自転車用アップハンドル Veno メトロポイントハンドルバーを解説
東京サンエスが取り扱っているVenoブランドは、公道志向的な部品が数多くラインナップされている。その中でも注目する部品の1つにメトロポイントハンドルバーがある。
メトロポイントハンドルバーは横握りタイプのアップハンドルだが、他の古典的なアップハンドルとの違いはスポーツ自転車用に最適化されているということだ。
従来のアップハンドルは、ハンドルの握る位置がステム装着位置よりも手前になる。世の中のスポーツ自転車の殆どはステム装着位置と同じかさらに前方に握るような設計のため、通常のスポーツ自転車に昔ながらのアップハンドルを装着すると、マトモな乗車姿勢にはならない問題が出る。
上の写真はRatio&C N7。ブリヂストンアンカーのロードバイクフレームにアップハンドルを装着している。下の写真はRivendell Clemsmith Jr。アップハンドル専用フレームで大きな差が存在する。
Venoメトロポイントハンドルバーは、基本的にハンドルの握る位置はステム装着位置と同じため、通常のスポーツ自転車にも装着しても乗車姿勢が破綻しにくいようになっている。ハンドルの握る位置は150ミリほどあるため、ブレーキの装着位置をうまくやればやや前傾姿勢からアップライトなポジションまで様々な乗車姿勢にすることができる。
Venoメトロポイントハンドルバーは、スポーツ自転車で安楽な乗車姿勢を求めたい人向けのアップハンドルバーの1つだろう。特にロードバイクにアップハンドルを装着したい場合は唯一のハンドルなので覚えておいて損はない。
VENO(ヴェノ) メトロポイント ハンドルバー31.8 MTSL ハンドル
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MTBタイプのアップライトツーリング自転車「Rivendell Clem Smith Jr」
非競技用自転車ブランド「Rivendell」は、ランドナーでもクロスバイクでもない独特の自転車がラインナップされていて、Rivendellらしい自転車の1つにアップライトスタイルのツーリング用自転車がある。そんなアップライトスタイルのツーリング自転車の中で、マウンテンバイク用ホイールを採用したのがClem Smith Jrだ。
Clem Smith Jr - RIVENDELL BICYCLE WORKS - BLUE LUGから。
フレームはオールクロモリバテットチューブ, Rivendell "S!LVER"ブランドパイプ。フロントフォークはHunqapillarと同じデザイン、幅広なクラウン、強靭なテストをパスしたクロモリフォークとのこと。フレーム・フロントフォークが合わさったフレームセットでの販売だけでなく、完成車での販売も行っているようだ。
フレームの寸法を見るだけでClem Smith Jrがアップハンドルに対応した自転車なのかわかる。一番小さいサイズでトップチューブ長570ミリ、チェーンステー長460ミリ。一番大きいサイズだとトップチューブ長640ミリ、チェーンステー長560ミリと、通常のスポーツ自転車では見ない寸法となっている。
因みにGIANT Escape RX4だとトップチューブ長590ミリ、チェーンステー長425ミリ。Escape R/RXに本物のプロムナードハンドルを装着するのは不可能で、これはその他の殆どのスポーツ自転車でも言える。(RX4に装着されているGIZA プロムナードハンドルローライズは、実際はヨーロッパ向けのトレッキングハンドル)
通常のスポーツ自転車よりも遥かに長いトップチューブ長とチェーンステー長は、アップハンドルの装着しか想定していないのがわかる。フラットハンドルやドロップハンドルの装着をしてもマトモな乗車姿勢にはならないと思う。
公式サイトを見るとほとんどがアップハンドルを装備している。完成車にはNitto B602 Bosco Barが装備されているらしく、クロモリ製のプロムナードスタイルのハンドルバーとなっている。
日本国内の一般市販車で本物のアップハンドルのスポーツ自転車自体が殆どない中、Rivendellはアップハンドルタイプのスポーツ自転車を2台もラインナップしている非常に珍しいブランドとなっている。こちらも、¥ 198,000 (完成車/税別)、 ¥ 118,000 (フレームセット/税別)でBLUE LUGが販売している。BLUE LUGのチャレンジにただ驚くばかりだ。
リーベンデールスタイルを採用したフラットペダル 三ヶ島・ラムダペダル
スチールフレームの非競技用自転車ブランド「リーベンデール」と、ペダルで有名な三ヶ島ペダルが共同で開発したペダルにラムダペダルがある。ロードバイクでもマウンテンバイクでもない、クラシックでもモダンでもない独特な形をした公道用フラットペダルは興味があった。今回、修善寺のレンタサイクルにあったヤマハ・Pas Minaにラムダペダルが装着してあったため、ラムダペダルについてまとめてみた。
多くの自転車のペダルには滑り防止のための突起がある。ラムダペダルのペダルの突起部分はマウンテンバイクタイプよりも直径が大きくて低い。また突起自体も面取りをしており、触ってもそんなに痛くはない。靴底のダメージはマウンテンバイク用フラットペダルよりも低いだろう。比較的大きく縦長で前後の踏む位置をずらすことができる。
前後の踏む位置をずらすことができる似たようなペダルでDixnaWロードペダルがある。Wロードペダルは滑り止めの突起が少なく面で踏むのような感覚となっている。一方でラムダペダルは、ピンがあるマウンテンバイク用ペダルとWロードペダルの中間と言っていい。
写真のEscape RX4にDixna・Wロードペダルを装着して今でも使っているが、Wロードペダルは、オフロード走行はしない・できるだけ靴底が傷みにくいペダルが欲しい・シンプルなペダルが欲しい人に向いている。MKS・ラムダペダルは、オフロード走行もしたい・靴底の摩耗のしにくさと喰いつきとのバランスが取れているペダルがほしい・特徴的な形のペダルが欲しい人に向いているだろう。
ディズナ(DIXNA) ロード W ペダル パウダーホワイト
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