デイリーアーカイブ 11月 22, 2016

2017年モデル Escape R3で見る2017年モデルの値引きの噂

出展:http://www.giant.co.jp/information/2957 GIANTの定番スピードクロス「Escape R3」の2017年モデルが発表された。一番の特徴は価格で、2016年モデルでは税抜きで55,000円だったのが、2017年モデルでは税抜き50,000と5,000円安くなっている。ただ、タイヤはコストを落としている物を採用している。今まで多く採用してきた「Maxxis Detonater」から、「KENDA K-193」となっている。K-193は、KWESTと呼ばれているKENDAのスポーツ自転車用安物タイヤで、良いところはすり減りにくいだけという安物タイヤだ。乗り心地や加速は、恐らくMaxxis Detonaterを装着した旧モデルのほうが良く、タイヤはすり減ったら良い物に換えたほうが良いだろう。 参考:高いタイヤと安いタイヤの違い(Panaracer・ツアラープラスとKENDA・KWEST) – シクロライダー 2017年モデルで安くなったEscape R3。実は、2017年モデルは安くなるのではないかという噂を書いたブログがある。 参考:2017年モデルは値下げもあり?円安不況のカラクリ | FICTION CYCLES Fiction Cyclesのエントリで、2017年モデルは値下げを行うという話があり、値下げを行わないといけないほど、スポーツバイク市場は停滞しているのでは?という意見や、円安不況のからくりから自転車業界の今後を書いているので要チェックだ。

似ているようで似ていないOX Bike Pecoとトランジットコンパクト

X型フレームでワンタッチに折りたため、折りたたんだら転がすことができるOX Bike Pecoシリーズ。Pecoが登場する前にはブリヂストンサイクルからトランジットコンパクトがあり、Pecoよりも安く買えることで有名だった。安価なトランジットコンパクトはチューンアップするユーザーが多く存在していて、トランジットコンパクトのチューンアップをまとめたサイトも存在している。 参考:X トランジットコンパクト X カスタム そんなトランジットコンパクトで一番の問題となったのがフレーム。トランジットコンパクトはフレームが破損しやすいという事例がネット上にある。 参考:トランジットコンパクト破損のまとめ: @つれづれ えんすぅ日記@ 上記サイトの破損したトランジットコンパクトは、ホイールやクランクを交換しているが、コメント欄を見ると無改造でも発生しているのもあるとのこと。ただ、個人的にはトランジットコンパクトの想定する使用条件から外れた使い方をして、このような感じになったのでは無いかと思う。 トランジットコンパクトは素人から見ても簡易的に見えるフレームの溶接や、補修が効かないプラホイールを見ると、トランジットコンパクトは短距離を走るための自転車で、長距離走行を想定していなく、想定外の使い方をして壊れたと思うのが普通だろう。 これだけチューンアップする人がいるほど支持されたトランジットコンパクトは、新型を登場させず生産中止した。 一方のOX Bike Pecoは、トランジットコンパクトとは違い、スポーツ自転車レベルの溶接がされたアルミフレームに前後サスペンション、ディスクブレーキを搭載し、トランジットコンパクトよりも遥かに本格的にさせ、トランジットコンパクトでは想定していなかった長距離走行も可能な雰囲気がある。 因みに自分が試乗した限りでは小径車輪の特性に注意すればママチャリよりも遠くに行けるポテンシャルは確実にあると思った。トランジットコンパクトをインスパイアした一方で、トランジットコンパクトよりも遥かに本格的なOX Bike Pecoだが、ここまでトランジットコンパクトをインスパイアしているのを見ると、設計者はトランジットコンパクトに乗っていて、トランジットコンパクトの限界を知り、トランジットコンパクトを発展させたモデルを作ったのではないかと思うほどだ。 参考:速すぎる超小径折りたたみ自転車 OX Bike Peco pocchi-9s – シクロライダー