マンスリーアーカイブ 8月, 2016

新たに登場したエンデュランスロードバイク FELT・VRシリーズ

2017年のFeltのロードバイクに新たに登場したシリーズにVRシリーズがある。VRシリーズは、競技用ロードバイクのFシリーズよりもアップライトな姿勢で乗れる、エンデュランスロードバイク「Zシリーズ」の進化系となっている。 FELT VR60 出典:VR60 - FELT公式サイト | フェルト ロードバイク フレームの設計は、競技用のFRシリーズよりもアップライトな姿勢で乗れ、ヘッドアングルを寝かし、ロードバイクとしてはロングホイールベースを採用し、ロードレーサーに特有のふらつきやすさを解消しているとのこと。また、シートステーブリッジを廃止し柔軟性を高めたと公式サイトの解説に書いてある。フレームとタイヤとのクリアランスは十分あるらしく、35ミリまでのタイヤを装着できる。フレームにはVRシリーズ専用フェンダーを装着可能な台座や、トップチューブはストレージボックスを装着するためのアイレットを装備しているとのことだ。 FELT VRシリーズに注目しているのは、フレームだけでなく軽いギア比があるというのもある。通常のロードバイク用のクランクは50-34Tと、リアスプロケットをマウンテンバイク並に大きい32T等を装着していても、1以下に下げることができないが、VRシリーズは全車、クランクに30~32Tと軽いギアを採用している。そのため部品を交換しなくても、ギア比が1以下を得ることができる。10万円を切るVR60のクランクの歯数は46-30Tと、非常に珍しいクランクを採用している。注目しているのは安価なモデルでも低いギア比を実現していること。従来のコンパクトクランクよりも軽いギア比を装着しているクランクは、Dixnaラ・クランクやSUGINO OXなど高価な部品では存在するが、FSAが安価な部品を出して市販車に装着したことに注目している。 公道仕様ロードバイクとして完璧なスペックだが実際はどうなのか 太いタイヤに対応可能、専用泥除けの装着が可能、乗車姿勢はロードバイクとしてはアップライト、ディスクブレーキを装備、最初から軽いギアを装備していると公道仕様ロードバイクとして完璧なスペックだが、実際の走りはどうなのかが気になる。上位モデルは高いグレードの部品を装備しているが、エントリーモデルのVR60できになる部分が幾つかある。 VR60のブレーキはPromax製を採用している。Promaxは安価なエントリーモデルのスポーツ自転車に採用されているブランドの1つだが、性能よりも価格を重視していて判断されるブランドで、実際のブレーキの効きや調節等の使い勝手はわからない。クランクはFSA Tempo Adventureで、従来のコンパクトクランクよりも軽いギア比を採用しているため、ギアの歯(チェーンリング)や、クランクのラインナップは少ないため、アップグレードの可能性は気になる。気になる部分は幾つかあるが、初心者が直ぐに楽しめる安価な公道用ロードバイクに入る1台だと思っている。   【早期予約特典ポイント5倍】フェルト VR60 2017 FELT ロードバイク 自転車 VRシリーズ【送料無料】【ワイヤーロックプレゼント】【期間限定防犯登録無料】【532P14Aug16】 posted with カエレバ 楽天市場で探す Amazonで探す Yahooショッピングで探す

Ternから新たに出たスポーティな20インチミニベロ「Crest・Surge」シリーズ

Ternといえば、折りたたみ自転車が有名だが最近では、折りたたみ自転車ではないタイプのスポーツ自転車もラインナップされている。今までは650Cホイールを採用した街乗り用スポーツ自転車が有名で、2017年モデルからは20インチのミニベロも登場するようだ。全車20インチの中でも車輪径が大きい451タイプを採用し、ロードバイク用のキャリパーブレーキを採用している。フレームはステムの移動量を大きくした設計となっており、前傾姿勢を容易に行えるフレーム設計となっており、タイヤは細くロードバイク的なミニベロとなっている。そこで今回はTernの小径車について解説してみた。 Tern Crest:¥51,000(税別)   Tern Clutchの20インチ版ともいえるのがCrest。泥除けな荷台が装着できる設計となっており、センタースタンドを標準装備している。フレームサイズは46 (150 to 165cm)50(165 to 180cm)の2種類がある。 Tern Surge:¥89,000(税別) Tern RIPの小径車版といえるモデルがSurge。RIPで採用されたエアロ形状のフレームを採用している。レース用ロードバイクでは流行のエアロ形状のフレームだが、小径車で採用されているのは珍しいだろう。前2段と多段仕様となっていて、長距離走行も可能となっている。小径車は、通常の大径車と比べて前変速機の位置が変わるためか、フロントディレイラーの位置を適正な場所にするために、変速性能を落とさないオフセット台座を装備している。フレームサイズは46 (150 to 165cm)50(165 to 180cm)の2種類がある。 Tern Surge LTD:¥198,000(税別) Surgeの各部品をグレードアップし、バトンホイールを装備したSurge Ltd。Frame Size 46は25台限定、50は50台の限定発売となるとのこと。 ストリート系の自転車はピストバイクやロードバイクなどで多くあったが、ストリート系のミニベロはTernのMiniveloシリーズが初めてだと思う。限定車のSurge Ltdは純正カスタムミニベロとも言えるだろう。TernのMiniveloシリーズは画像と簡単なスペックしか出ていないので、購入を検討している人は今後の情報をチェックしたほうがいいだろう。 出典:Tern Bicycles Japan Official Blog: 2017年ニューモデル「Non-Folding ミニベロ」 先行発表と先行限定販売のお知らせ

有名ブランドでは珍しいノーパンク仕様のクロスバイク Specialized Alibi

Specializedの定番クロスバイクといえばSirrusシリーズだが、2017年モデルでは新たにAlibiシリーズというクロスバイクが登場した。 出典:https://www.specialized.com/ja/ja/bikes/fitness/alibisporteq/118371 Alibiのフレーム・フロントフォークは A1 Premiumアルミ素材を採用している。泥除けや荷台の装着は可能で、上級モデルのAlibai Sport EQでは標準で荷台と泥除けが装備されている。クロスバイクの中でもスピードよりも汎用性や乗りやすさを重視したクロスバイクとなっていいる。 ブレーキはVブレーキ。ギア比は前のチェーンリングは48/38/28T。後ろのカセットスプロケットはShimano, 8-speed, 11-34tとクロスバイク用ギア比。前はマウンテンバイクよりも少し重く後ろのギアはマウンテンバイクのギアで軽いギアがあるタイプとなっている。 車輪径は700Cでタイヤ幅は38C。タイヤはNimbus Airlessと空気が要らないノーパンク仕様のタイヤとなっている。 ノーパンクタイヤで気になる部分や考えたほうが良い部分をまとめる。 ノーパンク仕様のタイヤはホームセンターなどでよく見るようになったが、大手自転車会社で採用されている例は現代ではない。殆どのノーパンク仕様タイヤを装着した自転車は、自転車ブランドとしてみると、安さを売りにしてブランドイメージが低い所がほとんどだ。 ノーパンクタイヤが普及しない理由の1つに走りが悪いのが挙げられる。電動アシスト自転車「マルキン・ショプカシリーズ」には、通常のタイヤとノーパンク仕様のタイヤを装備したモデルがある。2台の航続距離には大きな違いがあり、通常のタイヤを装着したショプカハイブリッドの航続距離は最大45キロで、ノーパンクタイヤを装着したショプカハイブリットプラスは35キロと、航続距離に大きな違いがある。 数値で見る通常のタイヤとパンクしないタイヤの走りの違い – シクロライダー また、ノーパンク仕様のタイヤは店舗で売られていなく取り寄せになる事例や、スポーク交換で使えるノーパンクタイヤを壊してスポークを交換しないといけない事例もあるようだ。 補修するのに多額のお金がかかるパンクしないタイヤ – シクロライダー パンクレスクロスバイク SPECIALIZED ALIBI-錦ロイヤルのカタログ/堺市堺区錦綾町|エキテンでは、Alibiのタイヤは摩耗後のエアレスタイヤへの交換は出来ず、通常のタイヤに交換となるようだ。仮にAlibiに装着されているNIMBUS AIRLESSの性能が良くても、同じタイヤに交換できないのはどうかと思う。 パンクしないタイヤは、パンクしない利点を取った一方で多くの欠点も持っている。個人的にはパンクしない理由でAlibiシリーズを買うのなら、普通のクロスバイクを購入し、Schwalbe マラソンシリーズ等の丈夫なタイヤを装着してこまめに空気を入れたほうが、総合的に見て良いのではないかと思う。 シュワルベ(シュワルベ) マラソン MARATHON 700x28C サイクルチューブタイヤ (Men's、Lady's) posted with カエレバ 0 シュワルベ Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す