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チタンフレームMTB KONA RAIZINのバイクパッキングカスタム

ロードバイクやシクロクロスバイクなどのドロップハンドル車にディスクブレーキを装着するモデルが多く登場している。 ドロップハンドル用ディスクブレーキ車の登場により、マウンテンバイクなどのフラットハンドルの自転車でも、幅広いハンドル選びが可能になった。 http://blog-movement.blogspot.jp/2015/08/neo-atb.html 写真の自転車はチタンフレームマウンテンバイクKona Raizinのバイクパッキングタイプカスタム。 一番注目する所はハンドル。多少ハの字になったハンドルは手首を拗じらなくていい大きな利点があり、長距離を走ることができる。 また、このようなハンドルは端を握るとアップライトでコントロール性を重視することが可能で、中心近くを握るとやや前傾姿勢になる特徴もある。 装着されているレバーは、Retroshiftのドロップハンドル用ブレーキレバー。ディスクブレーキのドロップハンドル車が流行したことにより、マウンテンバイクなどのフラットハンドル車でも、ドロップハンドル用レバーの装着が容易となった。 ハンドルの組み合わせによって、ドロップハンドルではなくてもドロップハンドル用ブレーキレバーが装着できるのなら、これはこれで潰しが効く。 近年の自転車の世界では、非競技用の部品や、従来の競技用自転車の流れから外れたものが多く登場しており、非競技的な使い方をする人たちに恩恵を受けている。写真のKONA RAIZINのカスタムマウンテンバイクは好例のひとつだろう。

泥除けとマッドフラップは汚れを人間だけでなく自転車も守ってくれる理由

スポーツ自転車の世界では、あまり注目されない部品の一つに泥除けがある。泥除けは人間の服の汚れを付きにくくするために装着するのが一般的で、主に旧来的なツーリング自転車や街乗り自転車に装着されているのが多い。 スポーツ自転車では泥除けを装着できるモデルと装着できないモデルがわかれている。泥除けが装着できるモデルは、非競技用のクロスバイクなどのモデルが多く、泥除けが装着できないモデルは競技用のロードバイクやマウンテンバイクとわかれている。泥除けが装着できない競技用自転車でも装着できる泥除けはあるが、簡易的な泥除けなので期待はできない。 この泥除けは普通は汚れから人間を守る物だと思うのが普通だが、人間だけでなく自転車も守ってくれるようだ。 http://ameblo.jp/ordina-m3/entry-12254006395.html http://ameblo.jp/ordina-m3/entry-12254568841.html 上記のブログではOrdina M3にフル泥除けを装着している。その泥除けにさらにマッドフラップを装着しているが、マッドフラップのおかげで雪の降る中の濡れた路面を走ってもボトムブラケット付近はほとんど汚れがなかったとのこと。 自転車を趣味にしている人からすればボトムブラケットは交換は必要だが面倒な部品なのはわかると思う。ボトムブラケットは汚れが入りやすく、その汚れで漕いでいる時に音が鳴って耐えなれない事がある。自分もこの問題は何回もありメインマシンであるGIANT Escape RX4のボトムブラケットは1年目で純正からシマノ製に交換している。 フル泥除けとマッドフラップを装着してボトムブラケットに汚れがつかないのなら、ボトムブラケットに入る汚れが非常に少なくなるというのを意味している。 ボトムブラケットを長く使いたいのならフル泥除けにマッドフラップのセットを装着するのが良いはわかったが、問題は輪行などが面倒ということ。輪行を行う場合、泥除けの脱着というのは非常にやっかいで、脱着問題を解決しないと普及しないだろう。

16インチ超軽量折りたたみ自転車 RENAULT MAGNESIUM8とDAHON Curve D7を比較する

超軽量折りたたみ自転車を売りにしているRENAULT LIGHTシリーズ。新しく登場したRENAULT MAGNESIUM 8は、16インチ変速機付き折りたたみ自転車で重量は僅か8.2キロと軽量なのが特徴だ。今回はRENAULT MAGNESIUM 8の紹介と、ライバルであるDAGON CURVE D7の比較を行いたい。 RENAULT MAGNESIUM8の解説 RENAULT MAGNESIUM8のフレーム素材はマグネシウムを採用。かつてマグネシウム素材を採用した自転車といえば、メリダのレース用自転車やピナレロ・ドグマで有名だった。かつては高価なフレーム素材で知られていたマグネシウムが、今では7万円の折りたたみ自転車に採用されているのは不思議な感覚だ。 ブレーキはブランド名不明のVブレーキ。ギア比は前は47T、後ろは11-28Tの7速スプロケットを採用しているらしいが、型番がTZ21のためボスフリーではないのか?もしかしたら14-28Tの可能性がある。16インチを車輪が小さく、多くの20インチ小径車よりも軽いギア比となっている。タイヤは16×1.75インチでタイヤのブランド名は不明。 RENAULT MAGNESIUM8とDAHON CURVE D7を比較する RENAULT LIGHTシリーズのライバルと言えばDAHONだろう。14インチ折りたたみ自転車のRENAULT ULTRA LIGHT7はDAHON DOVEよりもよく出来た所が多かった。ULTRA LIGHT 7は軽量な車体重量、高級感がある部品、身長が高い人でもポジションが出る利点があり、DAHON DOVEではなくULTRA LIGHTを選ぶ人がいてもおかしくはなかった。 https://www.cyclorider.com/archives/16991 RENAULT MAGNESIUM8のライバルはDAHON CURVE D7だろう。DAHON CURVE D7の車体重量は11.6kg。MAGNESIUM8の8.2kgと比較すると重い。しかしCURVE D7はMAGNESIUM 8と比較すると有利な点がある。 CURVE D7のフレームにはリアキャリアの取り付けやボトルケージが取り付け可能な台座がある。ヘッド周りには、ハンドルの動きに左右されないフロントキャリアが取り付けられるブラケットがある。このような台座は折りたたみ自転車をシティコミューターとして使うには重要な部分だ。 スタンドもMAGNESIUM 8はちゃちなサイドスタンドなのに対してCURVE D7はセンタースタンドを装着している。因みにMAGNESIUM 8はセンタースタンド装着のための台座がないため、CURVE D7のようにセンタースタンドの装着はできない。 CURVE D7の折りたたみサイズはW73×H60×D34cmとなっており、MAGNESIUM8よりも折りたたみ時の長さが3cm長い。これはハンドル~サドル間の長さがCURVE D7のほうが長いということだろう。身長が高い人ならハンドル~サドル間はある程度長いほうが良い。身長183cmの自分がCURVE D7に乗った時、多少前傾姿勢になったが窮屈な乗車姿勢ではなかった。身長がある程度高い人ならCURVE D7のほうが良いのではないかと思う。 折りたたみヒンジはMAGNESIUM 8はDAHON ROUTEなどに採用されている標準的なタイプなのに対して、CURVE...

実例から学ぶ自転車の走りはフレームで決まる理由

自転車の走りを決めるのは、フレームなのかコンポなのか気になる人は多いと思う。多くの人はホイール等の部品を交換して走りを良くするのが一般的。しかしフレーム交換で走りが変わってしまう事例もあるようだ。 ODDITYK-XC おニューのフレームで気持ちよくサイクリング!と思ったものの数分後にはガッカリする事に。 とにかく進まない。 何というか地面に引っ張られているような(^^; 最初はディスクブレーキの干渉やらタイヤの空気圧などをチェックしたのですが、すべて異常なし。 走っている場所が悪いのか?とオン、オフ色んな道を走行するも感覚は変わらず。 そして思い出す。 この地面に引っ張られる感じ、以前に所有した自転車の走行感覚と同じやん! フレーム以外はほぼ全てHAROのMTBからの移植なので、原因はフレームとしか考えられません。 http://ikupon.comの2017/2/20(2017/1/20は恐らく誤植)から引用。Haroのダートジャンプタイプのマウンテンバイク「Escape 8.1」から、ヤフオクで購入した中国ブランド「ODDITYK」社のマウンテンバイクフレームに部品を移し替えたが、走りが悪く、すぐにフレームを元に戻したとのこと。 写真を見る限りだと、有名ブランドのエントリーマウンテンバイクに見劣りせず、フレーム重量も記事を見ると約1.7kgとそれほど重くない。 ここでわかるのはフレームの性能は重要だということだろう。特に安価なエントリーモデルでは差が大きい。クロスバイクの解説記事では基本的には車体性能そこそこの性能しか求めないので、そこまでシビアには見ていない。これは自転車に乗り始める普通の人にとっては、性能よりもスタイルを重要視したほうが、乗るモチベーションが高いと考えているためだ。 しかし、シビアに比較するとしたら話は別だ。自分が試乗を行った限りでは、AEONBIKEのプライベートブランドの5万円クロスバイク「Momentum  I need Z3-Air(現Z5)」を基準とすると、ライトウェイ・シェファードシティやルイガノ・シャッセ、GIOS・ミストラルは走りはZ3-Airよりも走りがモッサリしていると感じた。 https://www.cyclorider.com/archives/12238 ここで問題になるのが、走りの違いは簡単にわからないこと。例えば写真のウメザワは5万円のクロモリスポーツ自転車「ブリヂストン・クエロ」に似ているが、実際の走りはウメザワのほうが良い。ウメザワは街乗りでも重いギアを回すことができる。ペダルを踏んだ感覚では世の中で言う剛性が高いという感じは無いのに、実際に乗った限りでは重いギアを回してスピードを出すことができる。 スポーツ自転車の走りを比較するのなら実際に乗らないとわからないが、実際にスポーツ自転車に乗れる機会は少なく、安価なスポーツ自転車を比較する所も多くないのは問題だろう。

SURLY DISC TRACKER 26インチフレームモデルに27.5インチホイールを搭載したインチアップカスタムを紹介

クロスバイクの不満な所は、Vブレーキのためブレーキレバーの選択肢が少ないため、フラットハンドルしか選べない、マウンテンバイク用ハブを装着した700Cホイールのラインナップが少ない、スポーツモデルはタイヤを太くできないので汎用性があまりない。 そして今はグラベルロード等のディスクブレーキのスポーツ自転車が普及しており、クロスバイクよりも汎用性が高いオンロードスポーツ自転車が登場している。 ドロップハンドル用ディスクブレーキのおかげで、ブレーキレバーやシフトレバーの選択肢は広くなり、ディスクブレーキの普及はホイールサイズの選択肢が自由になった。 今回注目するのはSurlyのLong Haul Trackerの26インチモデルの27.5インチ化。泥除けや荷台が容易に装着できるDISC TRACKERは、フレームのクリアランスが大きいためホイールの大径化ができるようだ。 http://circles-jp.com/bikes/20395/ 荷台や泥除けを装着するのを前提としたフレーム設計となっているため、27.5インチにサイズアップしてもホイールは付くようだ。装着しているタイヤはPanaracer Pacenti Neo-Moto 27.5×2.1というマウンテンバイク用ブロックタイヤとのこと。 http://saddleupbike.blogspot.jp/2012/11/650b-lht.html こちらのロングボールトラッカーは、カンチブレーキのままで650B化をおこなっている。 http://www.grumpy.jp/?p=19532 Disc TrackerにWTB Horizon Road Plus 650B(650×47)を装着している。ブログを見ると26インチ、650B、700cの3種類ホイールを用意して、走る場面に合わせてホイールを変えているようだ。

40Cタイヤも装着できるグラベルロード Jamis Renegade Exile CLARISに乗ってみた

JAMISのロードバイクの中でアドベンチャーロード分類されているのがRENEGADEシリーズだ。RENEGADEシリーズの中で一番安価なモデルがRENEGADE EXILE CLARISで、税抜き価格10万円以下で買えるグラベルロードとなっている。 フレームは6061アルミ素材を採用している。フレームは40ミリ相当のタイヤ幅に対応するクリアランスがあり、荷台や泥除けを装着できるダボ穴や3つのボトルケージ台座を装備しておりツーリングに役立つ台座が標準装備されている。 フロントフォークはアルミ製。RENEGADEシリーズのカーボンフレームモデルのフロントフォークには簡易荷台を装着できるダボ穴が装備されているが、アルミフレームのRENEGADE EXILEシリーズは簡易荷台を装着できるダボ穴が無いのが残念だ。 ギア比は前クランクは50-34T。後スプロケットは11-32Tの8段となっている。ブレーキはTEKTRO LYRA機械式ディスクブレーキ。TRP SPYREのように両押し式ピストンではなく、廉価モデルの片押し式のディスクブレーキだ。 タイヤは、Clement X Plor MSO 700 x 36cの30TPI仕様。オンロード用のタイヤではなく、グラベルを走るためのシクロクロス用タイヤを採用している。ホイールはチューブレス化を行うことができるようだ。 ワイズロード東大和でJAMISの試乗会が行われていたのでRANEGADE EXILEに試乗してみた。 舗装路の走りはロードバイクのようにヒラヒラとした軽快感は少ないが安定感があると思った。乗車姿勢はロードバイクに近い前傾姿勢となっている。クロスバイクのようなアップライトな乗車姿勢にするのは難しいと思われる。 近くの未舗装路を走ってみたが、タイヤが太くグラベル用のタイヤパターンを採用していて、他のJAMISのロードバイクよりも20ミリ幅が広いドロップハンドルを採用しているためか、軽い未舗装路を走るときも比較的安定している。 フロントギアが通常のロードバイク用コンパクトクランクとなっているが、グラベルも走るRENEGADEシリーズならもっと軽いフロントギアのほうが良いだろう。個人的には、フロントギアは46-32Tなど、もっと軽いギアを選ぶだろう。 ブレーキの効きはエントリーモデルのキャリパーブレーキよりも効く。エントリーモデルのロードバイクに採用されているキャリパーブレーキは、奥多摩周遊道路などの長い下り坂を走るのには非常に厳しく最低でもブレーキシューの交換は必要だが、RENEGADEのブレーキ性能ならブレーキシューの交換は必要ないと思うレベルだと感じた。 RENEGADE EXILE CLARISが他のグラベルロードと比較して有利な所は、エントリーモデルのグラベルロードでは貴重な40ミリ幅のタイヤを装着でき、USTチューブレス化を行うことができるホイールを装着している所だろう。 【JAMIS】(ジェイミス)2017 RENEGADE EXILE CLARIS(2x8s)DISCロードバイク【ロードバイク】【自転車 完成車】【日時指定・代引き不可】 posted with カエレバ 楽天市場で調べる Amazonで調べる Yahooショッピングで調べる

自然な感覚で乗れるアップライト・ツーリングバイク Rivendell ClemSmith Jr

話題の非競技向け自転車本「ジャスト・ライド」の著者「グランド・ピーターセン」は自転車ブランド「Rivendell」の創業者としても知られている。 https://www.cyclorider.com/archives/16289 Rivendellには様々な自転車があるが、ClemSmith JrはMTBタイプのアップライトツーリング車だ。 https://www.cyclorider.com/archives/16307 ハンドメイドサイクル展に寄った後、Blue Lug上馬店に寄りClemSmith Jrを試乗したり、部品を購入をした。 Rivendell Clem Smith Jrに試乗した感想 Rivedell Clemsmith Jrはアップハンドルのツーリングバイクという、通常のスポーツ自転車とは違うコンセプトの自転車だ。ハンドル位置がサドルよりも高く、通常のスポーツ自転車よりもアップライトな乗車姿勢で乗ることが出来る。通常のスポーツ自転車と比べて腕の出し方や手首の位置が自然でリラックスした乗車姿勢で乗ることができる。 乗車姿勢がアップライトなため空気抵抗が問題になる30km/h以上のスピードを出すための自転車ではない。もっともアップライトな乗車姿勢による視野の大幅な向上や、フレームやタイヤによる柔らかな乗り心地などの多くの恩恵を受けることができる。 乗車姿勢がアップライトなため通常のスポーツ自転車よりも目線が高く視野が広がるのがわかる。特に上下方向の視野が広がる。これはロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク等のスポーツ自転車では体感できないし、トレッキングハンドルを装着したEscape RX4やVenoメトロポイントハンドルバーを装着したEscape RX3でも体感できない。 乗車姿勢がアップライトだがアップハンドル専用フレームのため、スポーツ自転車を無理やりアップハンドルにした時に起こる極端な後輪荷重は無い。そのため前輪が浮いているような不安感や極端な後輪荷重による抵抗の増大は感じなかった。 ハンドルはNitto B602 Bosco Bar。ハンドル幅が広くこれは好みが分かれる所。個人的には細い路地ではハンドル幅が広すぎて少し使いにくいと思ったが、未舗装路向けにハンドル幅を広くしているのかもしれない。 パット見だとママチャリに見えるが、車体は軽く体感的に長距離を気軽に走れるレベルで、自分なら長距離ツーリング用で買っても良いレベル。少なくとも車体価格約20万円を出す価値はあるだろう。  

10万円台で選ぶ通勤用ロードバイク/グラベルロードをシクロライダー流に解説

『ロードバイク購入計画個人的メモ投稿』 ジテツウ用自転車を考える😌 予算はペダルやなにやらこみこみでなので、本体は~130000円ぐらい💦 エントリークラスしか買えないけど、せめてSORAぐらいは付いていて欲しいし… 雨でもよく効くディスクブレーキが良さそうな気もするし… オススメあったら教えてほしいです🙇 現時点での候補 左上段 fuji feather cx+ 105000円 街乗りシクロってかんじ、フジってデザインとかカッコイイ! パンクしそうに無いところがイイ 左中段 centurion クロスファイア2000 120000円 ドイツメーカーらしく質実剛健でイイバイクだと思う 最初に乗ったクロスバイクがセンチュリオンだったから、悪いイメージ無い 左下段 MERIDA Scultura disc 200 119000円 さすが世界2位のメリダ コスパ最高! 右上段 GT GRADE ALLOY TIAGRA 128,000円 前から気になってるメーカー フレームの衝撃吸収力に定評があるみたい 右中段 giant DEFY2...

700Cロードバイクを650Bホイールを装着しツーリングバイク化する方法(TREK PILOT・SURLY PACER編)

近年流行している車輪サイズといえば650Bがある。今ではマウンテンバイクでは安価なエントリーモデルまで650Bを採用し、最近では一部のグラベルロードやクロスバイクにも採用する動きがある。 グラベルロードなどで650Bを採用するモデルもあるが、オンロード用650Bモデルは非常に少ない。また高価な自転車を購入したくなく、手持ちの自転車で手っ取り早く650Bホイールを体験したい人もいるだろう。 今回紹介するのは、700Cロードバイクに650Bホイールを搭載するという方法。最近流行の650Bホイールを搭載するのを前提としたグラベルロードではなく、従来型のツーリングロードバイクに650Bホイールを装着する方法だ。 TREK PILOT・SURLY PACERに650Bホイールを装着するにはどうすればいいか http://www.bikeman.com/bikeman-blogs/650blog/1773-2007-trek-pilot-21-650b-conversion 写真の自転車はTREK PILOT。写真では650Bホイールに38ミリタイヤ、泥除けを装着しているが、元は700Cのロードバイクだ。 http://www.bikeman.com/bikeman-blogs/650blog/1897-surly-pacer-650b SURLY PACERの650B仕様も発見した。フロントフォークはSURLY PACER純正ではなくボントレガー製のようだ。 TREK PILOT、SURLY PACERの650B仕様は、TEKTRO R-556キャリパーブレーキに交換されている。TEKTRO R-556はアーム長が55mm~73mmと、通常のロードバイクに採用されているキャリパーブレーキ(ショートアーチ、ロングアーチ)よりもアーム長が長い。650B化により700Cよりも車輪のサイズが小さくなったため、ブレーキの位置を下げるために装着したのだと思う。 車体はロードバイク用だがTREK PILOT・SURLY PACERはロングアーチキャリパーブレーキを装着したツーリングモデルとなっている。競技用ロードバイクよりも隙間が大きい形状のため、ショートアーチブレーキを装着した競技用ロードバイクでは650Bホイールを装着するのは難しいのではないかと思う。ただ、SCOTT SPEEDSTER S50に650Bホイールを装着した人もいるらしい http://www.balance-bicycle.com/gallery/scott-speedset-s50-650b-conversion 一番下のリンクは、ロードバイクの650B化が気になる人に650Bコンバージョン化ガイドが書いてあるWebページだ。英語で書いてあるが翻訳ソフトを使えば分かるレベルで書いてあるだろう。 http://www.bikeman.com/bikeman-blogs/650blog/1771-650b-conversion-guidlines

長距離も走れるスポーツ自転車用アップハンドルVeno メトロポイントハンドルバー

スポーツ自転車用のアップハンドルという貴重なハンドルの1つにVeno メトロポイントハンドルバーがある。このハンドルは実際のインプレッションがほとんど無いため、実際に購入してEscape RX3に装着して使用してみた。 https://www.cyclorider.com/archives/17253 Veno メトロポイントハンドルバーの特徴は従来のアップハンドルとは違い、握る位置がハンドルとステムを装着する位置と同じとなっている。この設計のおかげで、スポーツ自転車にアップハンドルを装着する問題の数々が解決する。 スポーツ自転車に通常のアップハンドルを装着すると、ハンドル位置が手前に来てしまいまい、マトモなポジションを取ることができない、低速時にハンドルを大きく切るとハンドルが足にぶつかる問題がある。しかしメトロポイントハンドルは、ハンドルを握る位置が基本的に通常のスポーツ自転車と同じ位置になるため、マトモなポジションを取ることができハンドルを切っても足にぶつからない。 ハンドルの握る位置は通常のフラットハンドルの場合と同じのためか、ハンドリングは非常に安定している。普通のスポーツ自転車にアップハンドルを入れるだけだとハンドリングが神経質になりやすくなる。恐らくスポーツ自転車の設計は、ステムよりも手前にハンドル位置が決まる設計になっていないからだと思う。 一方、メトロポイントハンドルバーの場合は、ハンドルを握る位置がフラットハンドルとほぼ同じ位置にあるため、フラットハンドルに近いぐらい安定したハンドリングを実現している。但しフラットハンドルは横握りのため素早いハンドル動作を容易に行えるのに対して、メトロポイントハンドルバーは縦握りのため素早いハンドル操作はそれほど上手くは行えない。 ハンドリングが安定しているので、グラベルキング26Cを装着したEscape RX3で写真のようなドロップハンドルでは躊躇する荒れた砂利道を走っても、ドロップハンドルよりも安定して走ることができる。 メトロポイントハンドルバーはハンドル手前のポジションは増えるが前方に伸ばすのは難しい。ぱっと見たところハンドル前方に握る部分は、日東RB-003のようなブルホーンバーよりも短いため、前傾姿勢とアップライトな姿勢の両立は難しい。また、設計的の関係で握る位置はアップライトになっていなくハンドルを交換しただけではアップライトな姿勢になる訳ではない。 https://www.cyclorider.com/archives/17337 唯一のオンロードスポーツ自転車用アップハンドル Veno メトロポイントハンドルバー SOMA、NITTO、Velo Orange、Beamなど様々な会社が、アップハンドルをラインナップしているが、自分の知る限りだとスポーツ自転車用のアップハンドルといえるのはVeno メトロポイントハンドルバーだけで、他のアップハンドルは握る位置が手前にある旧来型のタイプが殆ど。 メトロポイントハンドルバーは、常に横握りの状態で走ることが出来るので手首にストレスがかからず、ポジションが手前に増えるため、走り始めや街乗りなど、ハンドル手前を握って楽に走ることができる。 Venoメトロポイントハンドルバーが合っている車種は、ロードバイク、クロスバイクなどのオンロード用スポーツ自転車。合っていないのはマウンテンバイクだろう。マウンテンバイクはトップチューブ長が長いためメトロポイントハンドルバーを入れてもアップライトなポジションにはならないため。マウンテンバイクには幅が比較的広いアップハンドルがそれなりにあるため、それらのハンドルを入れたほうが良いと思う。 VENO(ヴェノ) メトロポイント ハンドルバー25.4 MTSL ハンドル posted with カエレバ VENO(ヴェノ) Amazonで調べる 楽天市場で調べる Yahooショッピングで調べる

ロードバイクの走りにMTBの安定性を持った至高の公道用ロードバイク Cannondale SLATE

ワイズロード東大和に行った時、CannondaleとKhodaa-Bloomの試乗会が行われていた。Khodaa-Bloomのクロスバイクはワイズロードで前回試乗したことがあるので、Cannondaleのクロスバイク「Quick4」に試乗した後、感想などを話していたら、Cannondale SLATEが置いてあるのに気付いた。前から興味があったSLATEだが試乗できるらしいため(ワイズロード東大和のサイトには書いてなかった)SLATEに試乗してみた。 至高の公道用ロードバイク Cannondale SLATE Cannondale SLATEは、見ただけではマウンテンバイクにドロップハンドルを装着したのか、ロードバイクに太いタイヤを装着したのかよく分からない自転車だが、自分が試乗した限りでは、ロードバイクに太いタイヤを装着した自転車だと感じた。 SLATEは今までの自転車にはない不思議なロードバイクとなっている。SLATE APEX1を除くフロントフォークは、キャノンデール独自のレフティを採用しており、サスペンションは僅か30ミリしか動かない。形はごついレフティフォークは、アウターレッグにカーボン素材を採用しているため見た目とは裏腹に軽量で、サスペンションフォークがあるとは感じさせない。 一番安価なSLATE APEX1はアルミ製リジッドフォークが装着されている。サスペンションフォークが装着されないのは恐らく価格。SLATE用サスペンションフォークは、フロントフォークだけで15万円以上するらしい。リジッドフォーク仕様のAPEX1を買った後にサスペンションフォークを新たに装着するのは考えないほうがいいようだ。 公道でのポテンシャルは競技用ロードバイクよりも遥かに高い。公道では舗装路の荒れたデコボコがあるが、タイヤが細いロードバイクやクロスバイクだと、大きい振動や跳ねてる感覚を体に伝えながら通過するが、SLATEの場合、タイヤ幅が42ミリと太く、荒れた舗装路のでこぼこをいなして快適に通過することができる。 これがスリックタイヤのマウンテンバイクなら普通だが、SLATEは42ミリと太いタイヤを装着しているのに走りはロードバイクみたいに走れるのが凄い。ユーザーインプレッションでは、ロードバイクと比べると少しもっさりしていると意見があるが、個人的な意見としてはロードバイクの範疇に入ると思う。恐らくEscape RXよりは速く走れるだろう。 車輪径は650Bを採用しているが、42ミリという太いタイヤを採用しているので、実質的な車輪径はロードバイクとほぼ同じ直径(700×23C)になっているとのこと。じっさいに走らせた感覚もロードバイクと変わらないハンドリングだった。これがKONA SUTRA LTDのように29インチマウンテンバイクサイズになると、鷹揚な感覚でロードバイクみたいに素早いハンドリングは望めないと思う。 Cannondale SLATEを一言で表すと「至高の公道用ロードバイク」だろう。日本の普通の道に殆ど存在する舗装路全般、砂利道を快適に走ることができる自転車だと感じた。 自分の自転車考を一気に変えたCannondale SLATE SLATEは自分の自転車の考えを一気に変えた1台だ。通常の自転車の考えは舗装路でスピードを出すのなら、タイヤを細くして振動や荒れた道は我慢しないといけなく、太いタイヤを履いたら、スピードを出して走るのを我慢しないといけない考えが一般的だ。 ところがSLATEは、太いタイヤを履いているのにロードバイクみたいにスピードを出せて、荒れた路面も気にしないで走れてしまう。公道サイクリングレベルでも舗装路の高速走行と荒れた路面の安定性を両立はできないと考えていたので、SLATEの試乗は今まで自分の自転車考を一気に変えるほどの衝撃を受けた。(因みにJAMIS RENEGADE EXILE、KONA ROVE ST、KONA SUTRA LTD等のグラベルロードに試乗した時はそのような感覚はなく、自分の想像通りの自転車だと思った)SLATEは公道用ロードバイクの基準点になる自転車だろう。  

シクロクロス等のフロントシングル車は公道仕様では使えるか考える

最近のシクロクロスやマウンテンバイクで流行な物の1つに、フロントシングルというのがある。シクロクロス等のレースではフロントディレイラーを使用しなくても良いシーンが多く、前変速を行うことでチェーンが外れる問題を解決、軽量化を行うためフロントシングルが一般的になっているとのこと。 レース目的でのフロントシングル化は納得できるが、公道での使用ではフロントシングルは使えるのか。海浜幕張公園でのオフロードフェスティバルでフロントシングルのツーリングバイク「KONA ROVE ST」に試乗することができたので、フロントシングル車について考えてみた。 直感的に変速することができるフロントシングル車 フロントシングル車に乗って一番おもしろいと思ったのは直感的に変速を行うことができること。 通常の前多段変速の自転車では、場合によって直感的に変速を行わない場合がある。前ギアが「2」の状態で、後ろのギアを下げていく内に後ろのギアを全部使ってしまう時がある。このような場合、前ギアを「1」に下げると、一気にスピードが落ちてしまう。 フロントシングルの場合、単純に後ろのギアを上げ下げするだけで良いため、前ギアの問題を考えずに走ることが出来る。前ギアの問題を気にしないで走るのは実際に体験しないとわからない。個人的にはギア比が合っていれば、公道でのフロントシングルは有りだと思う。 公道ではフロントシングルのギア比は合っているか   多くのフロントシングル車は大きなリアスプロケットが装備されている。KONA ROVE STの場合、前は40T、後ろは11-42Tとなっている。 一番重いギアにして毎分90回転漕げば、計算上では時速43km/h出すことができる。個人的に公道ではこのぐらいの重いギアがあればOKという考えなので、重いギアについては問題ない。 軽いギアは前40T、後ろが42Tの場合はギア比は1以下になる。かつてのトリプルクランクのロードバイクは小さいスプロケットを搭載していたため、前30T/後ろ25Tと、ギア比は1以下とならなかったため十分軽いが、トリプルクランクのクロスバイクやマウンテンバイクで走っている人にとっては余裕がなくて不安を感じる人もいると思う。 情報量の少なさと部品価格が高いという問題 フロントシングル化については情報量が少ないのと部品の価格が高い問題がある。例えばROVE STに採用されているスプロケット「SRAM PG1130」はスプロケットだけで12,000円する。 http://www.dirtfreak.co.jp/cycle/sram/mtb-cassettes/pg-1130/7365/ 変速関連の部品も高価なSRAM製の部品を使用しないといけないので価格が高くなる。また、ネット上の内容を見てみると、他の部品をミックスしてフロントシングル化する場合、考えて作らないと逆にチェーンが外れやすくなるという話もあるようだ。今のところ安価にフロントシングル化を行うのは難しいと考えたほうがいいようだ。 【2000円キャッシュバック】【12月上旬入荷予定】コナ 2017 ローブST 700C クロモリ製ロードバイク シクロクロス グラベルロード【ディスクブレーキ仕様】KONA ROVE-AL CrMO ROAD BIKE 自転車【送料無料】【02P05Nov16】 posted with カエレバ 楽天市場で調べる Amazonで調べる Yahooショッピングで調べる

自転車アニメ「ろんぐらいだぁす」第二話をシクロライダー流に解説

やることが沢山あり、書き忘れてしまったろんぐらいだぁすネタ。いつのまにかAmazonの特設サイトができていたりする。今回は遅れながらもろんぐらいだぁす第二話について簡単に書いてみたい。   ブルベ タイムや順位には拘らず、制限時間内での完走を認定するロングライドイベント。200km、300km、400km、600kmといった、超長距離を走るのが特徴となっている。ちなみにWikipediaによると、2013年には日本が開催ポイントで、世界一位のブルベ開催国となったとのこと。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%99#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E3.81.AE.E3.83.96.E3.83.AB.E3.83.99.E3.81.AE.E6.AD.B4.E5.8F.B2 フレッシュ 五人グループで24時間で360kmを走るロングライド。マイナーなブルベやフレッシュという言葉がでる漫画やアニメはろんぐらいだぁすぐらいなのでは?と思う。 輪行 自転車を分解したり、折りたたみを行い袋に入れて、電車や飛行機などに乗せること。大径車輪の通常の自転車は面倒で、簡単に折りたためる折りたたみ自転車は便利だが、PONTIAC FIREBIRDのような安価な折りたたみ自転車は、ヒンジの作りが悪かったり車体が重いので、他の折りたたみ自転車と比較すると輪行しやすいわけではない。 坂道走行 坂道では他の人と合わせるのは走りにくい場合が殆ど。坂道で他の人と合わせて走れる自転車は、軽いギアがついているマウンテンバイクやクロスバイクぐらいで、ロードバイクみたいに重いギアしかない場合は非常に難しいので、自分のペースで走るのがベスト。因みに楽に坂道を上れることを離す場面があったが、大体合っているので参考にすれば良いと思う。 折りたたみ自転車とクロスバイクとロードバイクで一緒に走ることは出来るか クロスバイクとロードバイクならある程度はやれると思うけど、問題なのは折りたたみ自転車。Tern Link N8やBD-1ですら、あまりしたくないのに、16インチでそれほど走らないFIREBIRDはママチャリレベルで、よくついていくことができたなと思ったほど。 https://www.cyclorider.com/archives/16831 ろんぐらいだぁす!: 1 (REXコミックス)posted with カエレバ三宅 大志,LONGRIDERS 一迅社 2013-11-22 Amazonで調べる楽天市場で調べるYahooショッピングで調べる

日本で買える本場ドイツのトレッキングバイク Canyon Commuterシリーズ

近年サイクルモードで出展しているCanyon。ツール・ド・フランスなどの有名なレースに出る競技用自転車を直販で売ることで知られている。Canyonの自転車で有名なのはロードバイクやマウンテンバイクだが、それだけでなく、クロスバイクやトレッキングバイクを購入することができる。 トレッキングバイク「Commuter4.0/5.0/6.0」は、ベルトドライブ・泥除け・ヘッドライトを装備している。ドイツ流のモデルながらスポーティなデザインを採用しており、スポーティなスタイリングが特徴だ。 ベルトドライブはContinental製のベルトドライブを採用している。日本ではContinentalといえば、タイヤしか思い浮かばないが、電動アシストユニットを製造していたりする。 http://cycloassist.com/archives/392 泥除けも通常の汎用品ではなくCommuterシリーズ専用品だと思われる。写真で見る限り泥除けを支持するためのパイプは通常の汎用品とくらべても太く見える。後泥除けの支持パイプはバニアバッグを装着するのも兼ねているようだ。ライトはSUPERNOVA E3 PURE / SUPERNOVA TAIL LIGHT 2を採用。日本ではあまり見ないタイプとなっている。 日本で購入できる本場のトレッキングバイクの1つであるCanyon Commuterシリーズ。日本でも買うことができるらしいが、日本には取扱がないContinental製ベルトドライブの補修と部品供給の問題があるので、買いにくい自転車だ。自転車店に行ってContinental製ベルトドライブの補修を頼んで受け付けてくれる所は殆どないのではないかと思う。 https://www.canyon.com/ja/urban/commuter/

三年間盗難保証が付き、ますますお買い得になったBridgestone CYLVAシリーズ

ブリヂストンのクロスバイク、CYLVA Fシリーズと言えばお買い得に乗れるクロスバイク/ロードバイクとして知られている。今までのCYLVAシリーズは、ストリート系のグラフィックを採用していたが、2017年モデルからはストリート系のグラフィックは廃止し、BRIDGESTONE GREEN LABELロゴをフレームに貼り、落ち着いたスタイリングとなった。 今回のCYLVA Fシリーズで一番注目する部分は、三年間盗難補償がついたことだろう。 三年間盗難保証は、条件を満たした場合で自転車が盗難された場合、僅かなお金で自転車を手に入れることができる制度。今までのブリヂストンの自転車では電動アシスト自転車全車と、一部のシティサイクルとOrdina S5Bしか採用されていなかったが、普通のクロスバイクであるCYLVA F24に採用されたことに衝撃を受けた。 参考:各種補償制度、防犯登録 | お客様サポート | ブリヂストンサイクル株式会社 今迄のCYLVAは一年間の盗難補償しかついていなかった。それでも盗難保証自体が存在しないスポーツ自転車が殆どの中、一年間盗難保証付きの自転車は貴重だったが、その盗難補償が3年間と延長された。 この3年間盗難補償はお買上げと同一車種(生産中止又は価格変動等が発生した場合は最近似の自転車・盗難補償は1回のみ有効)を自転車は3,000円(税抜き)、電動アシスト自転車は標準現金価格の30%で代替車として購入できると、非常にお買い得な制度だ。ちなみに従来の1年間盗難補償の場合、お買い上げ車と同じ新車(生産中止、または価格変動の場合は最近似の自転車)を標準現金販売価格の60%に消費税と組立手数料(大人車2,500円(税抜き)、幼児・子供車2,000円(税抜き))を加えた価格で代替車として購入できるとなっているため、以下にお買い得な制度なのかがわかるだろう。 今回の3年間盗難補償を採用したCYLVAは、ドロップハンドルのロードバイクのDシリーズ、フラットバーロードバイクのFRシリーズ、クロスバイクのFシリーズに採用された。折りたたみ自転車のF6F/F8Fには3年間盗難補償は採用されていない。 出典:CYLVA F24|CYLVA|BRIDGESTONE GREEN LABEL   CYLVA F24 究極の初心者向けクロスバイクとなったBridgestone CYLVA Fシリーズ とにかくクロスバイクに乗りたいが、初心者にも乗りやすくてお買い得なクロスバイクが欲しいと聞かれたら、自分はCYLVA F24を薦めるだろう。CYLVA F24は5万円台のクロスバイクなので、スポーツ自転車の走りを持っているのは当然で、プラスして街乗りでも安心の装備を搭載している。 タイヤ幅は32ミリとママチャリよりも少し細いだけのタイヤ幅は、歩道の段差の通過にも安心感があり、タイヤもパンクリスクを軽減するプロテクターをタイヤに搭載している。フレームサイズは4種類と比較的幅広い身長に合わせることができる。普通のクロスバイクでは標準装備されないスタンド、ライトが標準装備されているため、後から購入しなくてもいい。 マウンテンバイク並に軽いギアがあるギア比は、きつい峠越えも苦にならず、裾が痛みにくい簡易ガードは装備されている(但し裾バンドは持っていたほうが良い)。泥除けや荷台の純正オプションがあるので快適街乗り仕様に変更が可能となっている。 部品構成も5万円台のクロスバイクには採用されにくい、シマノ製Vブレーキやボトムブラケットを採用し、3年間盗難補償で万が一の盗難にも対応可能と至れり尽くせりすぎるクロスバイクとなっている。非常にお買い得な一台でケチを付ける部分が無いほどだ。あえて言うのならスポーク数が少し少ないホイールだけだろう。 参考:CYLVA|BRIDGESTONE GREEN LABEL

折りたたみ自転車「Tern Link N8」ファーストインプレッション

今回は20インチ折りたたみ自転車「Tern Link N8」を購入後、一通り乗ったので本音のインプレッションを書いてみたい。 Tern Link N8は、Linkシリーズのミドルレンジに当たるモデルとなっている。フレームの特徴としてDOUBLETRUSS TECHNOLOGYという、独特のリア三角フレームを採用している。フレームのラッチシステムにはOCL FRAME JOINTというTern独自のシステムを採用しているのも特徴となっている。 このシステムは、自転車を展開する場合、レバーを閉じると自動的にセーフティロックがかかる。レバーも大きくて力がかかりやすく、DAHON OEMと比べて軽い力で開閉できる。折り畳み部分にはIGUSベアリングを採用しているためか、スルリと軽く折りたためるので素早く快適に折りたたみを行うことができる。 ステムは上下調整機構は無い。ハンドル高は従来のDAHON系折りたたみ自転車と比べると、やや低めとなっている。DAHONやTern等の欧米系折りたたみ自転車は、ハンドル高調節が無い場合だと、ハンドル高がやや高く、日本人の身長だとアップライトな乗車姿勢になるが、Link N8は従来の欧米系折りたたみ自転車よりも低いため、日本人の平均身長の人が乗る場合でも比較的乗りやすいだろう。 折りたたみ方法は横折れ式のDAHON系統。簡単な説明ですぐに折りたたむことができるのが特徴となっている。欠点はフレームが分割しているため剛性と強度の不安があるということ。剛性はハンドルステム、フレームに剛性不足を感じさせるしなりは無く、ガッチリとしているが、強度は構造的に不安を感じさせるのは仕方ないだろう。 ブレーキはVブレーキを採用している。ブレーキ性能はブレーキを握った時の感触がスポンジを握ったような感じでダイレクトな感触は無い。ブレーキの効きも必要十分だが5万円台のクロスバイクと比べると落ちる。これは恐らく、ワイヤー類が長いためアウターとインナーワイヤーが内部で擦れている部分が多いのと、ブレーキレバーとブレーキ本体は4万円クラスのクロスバイクレベルの部品を採用していること、ホイールリムのブレーキシューの当たり面に黒色塗装がされているのもあると思う。 ギア比は前52T、後ろ8段(11-30T)。安価な折りたたみ自転車だと14-28Tといった、重いギアと軽いギアが無い場合があるが、Link N8では重いギアと軽いギアが装備されている。ホイールは20インチのHE規格を採用していて、SAPIM製スポークを標準装備。タイヤはSchwalbe Kojak20×1.35インチ。チューブは透明のバルブキャップで恐らくバルブコアを取り外せるSchwalbe製だと思われる。 Tern Link N8を走らせた感想 Tern Link N8に最初に乗った時は、恐る恐る乗ってみたが、最初に驚いたのは直進安定性が高いこと。かつてのDAHON OEMよりも直進安定性が高く小径折りたたみ自転車なので乗り心地はゴツゴツしているが、予想よりはいいと思った。 乗り心地の良さは恐らくタイヤがSchwalbe Kojakなのもあると思う。Amazonのレビューでは、転がり抵抗、路面の食いつき、クッション等の総合性能が高いタイヤとして、非常に良い評価が多い。 SCHWALBE(シュワルベ) コジャック 20×1.35 クリンチャータイヤ フォールディングビード posted with カエレバ SCHWALBE(シュワルベ) 2011-06-10 Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す 7netで探す 直進安定性は小径折りたたみ自転車としては高い。その一方、コーナーを曲がる時は通常の大径車と比べて曲がりにくい感覚があるが、高速でコーナーを曲がるような走りはしないので、個人的には問題だとは思わない。走りは折りたたみ自転車としては意外と良いと思い、満足している。自分が試乗した限りではKHS F-20T3 451よりよく走ると思った。   ギア比に関しては、通常の3万円クラスの7速ボスフリータイプよりも重いギアと軽いギアがある。平地重視で使用する場合でも唐突に登場する短い急坂や、ちょっとスピードを出したい時は有難い。 コストパフォーマンスが高い折りたたみシティツアラーと言えるTern Link N8 Tern Link N8が合っている人は、街乗りから平地中心で50キロぐらいサイクリングを行いたい人に合っていると思う。折りたたみは簡単にできて荷台を装着でき、そこそこスポーティに走ることが出来る。自分はLink N8は、気軽に日本全国のサイクリングロードを中心に走るための自転車として使うために買ったので、購入してよかったと思ってる。 Tern Link N8が合っていない人は、本気で長距離を走る使い方をする場合だろう。100キロ以上の長距離を走るのなら、折りたたみ自転車特有の硬い乗り心地やフロントギアが1速しか無い、ステム高の調節ができないのは欠点になる。自分も折りたたみ自転車で本気で長距離を走るのなら、Bikefridayやtartaruga type-sなど高価な折りたたみ自転車や、Tern Node D16などの24インチ折りたたみ自転車を選ぶだろう。 Tern Link N8を通常のクロスバイクの代替品にしたい考えている人もいると思うが、自分は代替品にはならないと感じた。乗り心地が硬い問題やタイヤ径が小さいため段差の乗り上げに弱い問題があるためだ。折りたためるクロスバイクがほしいのならNode...

MTBタイプのアップライトツーリング自転車「Rivendell Clem Smith Jr」

非競技用自転車ブランド「Rivendell」は、ランドナーでもクロスバイクでもない独特の自転車がラインナップされていて、Rivendellらしい自転車の1つにアップライトスタイルのツーリング用自転車がある。そんなアップライトスタイルのツーリング自転車の中で、マウンテンバイク用ホイールを採用したのがClem Smith Jrだ。 Clem Smith Jr - RIVENDELL BICYCLE WORKS - BLUE LUGから。 フレームはオールクロモリバテットチューブ, Rivendell "S!LVER"ブランドパイプ。フロントフォークはHunqapillarと同じデザイン、幅広なクラウン、強靭なテストをパスしたクロモリフォークとのこと。フレーム・フロントフォークが合わさったフレームセットでの販売だけでなく、完成車での販売も行っているようだ。 フレームの寸法を見るだけでClem Smith Jrがアップハンドルに対応した自転車なのかわかる。一番小さいサイズでトップチューブ長570ミリ、チェーンステー長460ミリ。一番大きいサイズだとトップチューブ長640ミリ、チェーンステー長560ミリと、通常のスポーツ自転車では見ない寸法となっている。 因みにGIANT Escape RX4だとトップチューブ長590ミリ、チェーンステー長425ミリ。Escape R/RXに本物のプロムナードハンドルを装着するのは不可能で、これはその他の殆どのスポーツ自転車でも言える。(RX4に装着されているGIZA プロムナードハンドルローライズは、実際はヨーロッパ向けのトレッキングハンドル) 通常のスポーツ自転車よりも遥かに長いトップチューブ長とチェーンステー長は、アップハンドルの装着しか想定していないのがわかる。フラットハンドルやドロップハンドルの装着をしてもマトモな乗車姿勢にはならないと思う。 公式サイトを見るとほとんどがアップハンドルを装備している。完成車にはNitto B602 Bosco Barが装備されているらしく、クロモリ製のプロムナードスタイルのハンドルバーとなっている。 日本国内の一般市販車で本物のアップハンドルのスポーツ自転車自体が殆どない中、Rivendellはアップハンドルタイプのスポーツ自転車を2台もラインナップしている非常に珍しいブランドとなっている。こちらも、¥ 198,000 (完成車/税別)、 ¥ 118,000 (フレームセット/税別)でBLUE LUGが販売している。BLUE LUGのチャレンジにただ驚くばかりだ。

(電動アシスト自転車ウォッチ)ヤマハ・シマノは新たな電動アシストユニットを登場、BHの電動アシスト自転車が日本にやってくる。

原付よりも遥かに面白い電動アシスト自転車の世界の流れを見る、電動アシスト自転車ウォッチ。今回はヤマハ・シマノの新たな電動アシスト自転車ユニットと、BHの電動アシスト自転車タイプクロスバイクについてまとめてみた。 ヤマハ・シマノは新たな電動アシストユニットを登場させた アシストユニットの製造を行っているシマノ・ヤマハから、新たな電動アシスト自転車ユニットを登場させた。 シマノはマウンテンバイク用電動アシスト自転車ユニット「STEPS E8000」が登場。ホローテック2クランクを採用し、従来のSTPESよりもマウンテンバイクに合う形状を採用している。 ホローテック2クランクを採用したシマノの電動アシストMTB向けアシストユニット シマノ・STEPS E8000(シクロアシスト) ヤマハは、YPJ-Rに採用されているPWユニットの上級版である、PW-Xが登場。PWと形状は似ているがコンパクト化・軽量化を行い、ハイパワーモードを採用するなど、PWよりもスポーツ寄りのアシストユニットに見える。両アシストユニットとも海外向けのため日本に来る可能性は低いだろう。 ヤマハの電動アシストユニット「PW」が「PW-X」と進化した。(シクロアシスト) BH E-motion EASY GO Crossが日本で発売される予定 YPJ-Rの登場で、少しづつだが電動アシストスポーツ自転車が知られるようになった。海外では電動アシストスポーツ自転車は多くあるが、日本の本格的な電動アシストスポーツ自転車はYPJシリーズのみと、ラインナップが非常に少ない。そんな電動アシストスポーツ自転車の世界に、BHからE-motion EASY GO CROSSが日本にやってきた。 EasyMotion - Ebike produced by BH Easy Go Crossは後輪インホイールモーターに、トルクセンサーを右リアエンドに装備する設計は不安を感じさせた。大手の電動アシスト自転車は、車体中心部にアシストユニットを置いている。またトルクセンサーはボトムブラケットに装着することで、足の力をダイレクトに反応させるのが一般的となっている。Panasonicの後輪インホイールモーター仕様も、トルクセンサーはボトムブラケットに搭載している。 Rear Hub Unit System | Panasonic Automotive & Industrial Systems Company Europe Velo TokyoでEASY GO CROSSに試乗したが、不安は的中した。一漕ぎ目ではアシストがかからす二漕ぎ目にアシストがかかり、アシスト力も最大で初期型BSデュアルドライブ以下とアシスト力が無いと良いところがない。アシストONとOFFがあいまいなのにしっかりとパワーを出すYPJ-Cや、1漕ぎ目でパワフルにアシストするパナソニック・ハリヤと比べたら完全に負けている。現時点では売れる可能性はあまり高くないのが正直な感想だ。 BHのクロスバイク形電動アシスト自転車 BH E-motion Easy GO Crossに試乗した(シクロアシスト)