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電動アシストスポーツ自転車は観光資源になると思う理由

電動アシスト自転車の世界では、電動アシストスポーツサイクルがブームになっており、様々な会社から電動アシストスポーツサイクルが登場している。このような電動アシストスポーツサイクルは、製造や販売で注目されているだけでなく、観光でも注目の的となっている。 道の駅 伊豆ゲートウェイ函南では、メリダブランドのロードバイクのレンタルだけでなく、ミヤタブランドの電動アシストスポーツ自転車をレンタルすることができる。レンタルできる車種は電動アシストクロスバイクのミヤタ・クルーズと、電動アシストマウンテンバイクのミヤタ・リッジランナーの2種類をレンタルすることができる。 参考:伊豆ゲートウェイ函南 伊豆半島では、電動アシストスポーツ自転車を観光資源にした取り組みを行っているようだ。2018年5月26日の伊豆経済新聞では、伊豆半島内に電動アシストスポーツ自転車の充電ネットワークを作る予定を打ち立てており、電動アシストスポーツ自転車を観光資源にしようとしているようだ。 ここで気になるのが、電動アシストスポーツ自転車は観光資源になるのかどうか。2018年5月25日に伊豆ゲートウェイ函南でミヤタ・クルーズをレンタルし、十国峠に行った限りでは「電動アシストスポーツ自転車は観光資源になる」と思うのが自分の考えで、その理由は以下の通りだ。 電動アシストスポーツ自転車は観光資源になると思う理由 電動アシストスポーツ自転車が観光資源になると思う理由は3つある。 1つ目の脚力があまり無い人でも楽しく走ることができる。電動アシストスポーツ自転車は、モーターとバッテリーを装備し人力を補助するスポーツ自転車だ。電動アシストスポーツ自転車は、一般的なスポーツ自転車よりも車体は重いが楽に漕ぐことができ、通常の電動アシスト自転車よりもスポーティな走りが可能なので、長距離を走っても辛くなりにくい利点がある。特に脚力があまりない普通の人でも坂道が上れるので、行動範囲が大きく増えるだろう。 レンタサイクルの観光で欠点になるのが、途中で疲れてしまい休憩が増えたり、道を間違えてしまいタイムロスが発生してしまう問題がある。特にレンタサイクルで観光を行う場合、土地勘が無く道を間違えるタイムロスがある場合が殆どだろう。最初にトラブルが発生してタイムロスが発生するのなら、いくつかの観光地点を外して回ればいいが、疲れた後にタイムロスが発生するとリカバリーが難しくなったり、時間配分が読みにくくなることがある。 これが電動アシストスポーツ自転車だと、途中で疲れてしまってもモーターアシストがあるおかげで、ある程度のスピードを出すことができるため、時間配分が読みやすい。レンタサイクルの殆どは時間貸しを行っているのが一般的なので、時間配分が読めるのは非常に重要で、安心して観光することができる。 人によっては、通常の電動アシスト自転車でも良いと思うかもしれないが、通常の電動アシスト自転車は発進時のトルクが強い一方、時速20km/hを超えてアシストが切れると足が一気に重くなりスピードが出にくくなるという問題があるが、電動アシストスポーツ自転車はスピードを出してアシストが切れても、足が重くならないため快適に走ることができ、楽しく観光することができる。 2つ目は運動になる。運動になるのは意外と思うかもしれない。しかし、実際にミヤタ・クルーズで十国峠を上った限りでは、電動アシストスポーツ自転車はある程度運動になると思う。モーターがあっても、人力を補助するアシストのためある程度は運動になるのだ。特に伊豆半島のように上り坂が多い場所では、アシストがあっても運動になるだろう。 3つ目は気軽に移動できる。電動アシストスポーツ自転車は、駐輪場所が小さくても良く、エンジン付きの原動機付自転車のように大きな音は出さず、排気ガスも出ない。そのため小さな路地を走っても迷惑になりにくいため、自動車やオートバイよりも気軽に移動できる。 自分は電動アシストスポーツ自転車は持っていなく、試乗やレンタルをして電動アシストスポーツ自転車を体験しているが、観光目的のレンタサイクルなら電動アシストスポーツ自転車を選びたい。伊豆半島ではE-Bikeプロジェクトを行っており電動アシストスポーツ自転車を観光資源にする動きがあるが、個人的には成功して各地に広まってほしい。 シクロライダーの電動アシストスポーツ自転車の記事を見る

【長野・小布施】スポーツ自転車レンタル&カフェ Maaruさんが選ぶサイクリングコースまとめ

長野県はレンタサイクルやサイクリングツアーのを行っている会社が多く、地域によって特色があるサイクリングコースやサイクリングツアーを行っている所が多い。一例を挙げると、飯山の信越自然郷アクティビティセンターや茅野の八ヶ岳サイクリングでは冬季限定でファットバイクライドを行っている。 参考 八ヶ岳サイクリングでファットバイクに乗り雪道を走ってきた | シクロライダー スノーゲレンデダウンヒルを楽しめる雪ちゃりナイター・エキサイティングダウンヒルツアーを体験した感想をまとめてみる | シクロライダー 今回は、長野県小布施でスポーツサイクル(ロードバイク・クロスバイク)のレンタサイクルやカフェを行っている、スポーツ自転車レンタル&カフェ maaruさんが紹介している長野の小布施や飯山のお薦めサイクリングコースをまとめてみた。 (写真:https://maaru-obuse.com/cycling-route-index/iiyama-tarudaki-cycling/) 飯山出発、木島平村樽滝サイクリング。戸狩スキー場や北竜湖をまわる(半日コース) 「飯山出発、木島平村樽滝サイクリング。戸狩スキー場や北竜湖をまわる半日コース」は飯山から出発し、北竜湖や菜の花公園、樽滝、観光交流センターと回る40キロのサイクリングコース。このサイクリングコースで注目したいのは木島平村の「樽滝」で、Wikipediaによると毎年5月8日と10月の第3日曜日に姿を現す幻の滝があるとのこと。スポーツ自転車レンタル&カフェ maaruは、長野の小布施にあり、スタート地点の飯山から少し離れている。maaruから飯山まで車で行く場合は、30~40分ぐらいかかるようだ。 https://maaru-obuse.com/cycling-route-index/iiyama-tarudaki-cycling/ 飯山スイーツ菜の花サイクリング (半日コース) 小布施のmaaruから飯山駅を経由し、道の駅やスイーツ店「パティスリーヒラノ」、高社見晴らし街道を巡るサイクリングコース。半日から一日で回ることができるサイクリングコースとのこと。因みにパティスリーヒラノは飯山では有名な洋菓子屋として知られており、一般的なケーキからヒラノロールと名付けられたロールケーキにパフェと様々な洋菓子が売られていて、店舗にはカフェが併設されていて購入した洋菓子を食べることもできる。 https://maaru-obuse.com/cycling-route-index/iiyama-sweets-nanohana-cycling/ 小布施岩松院、浄光寺、せせらぎ緑道サイクリング(1-2時間コース) 小布施岩松院、浄光寺、せせらぎ緑道サイクリングは、maaruの近所をサイクリングするコース。上記2つのサイクリングコースよりも緩く、距離は僅か4.6キロと短いが、葛飾北斎の天井画「八方睨みの鳳凰図」がある岩松院や、北信五岳ビューポイント、小布施町6次産業センターなど、観光スポットが豊富なサイクリングコースとなっている。 https://maaru-obuse.com/cycling-route-index/cycling-route-time/obuse-ganshouin-cycling-1/ 小布施千曲川沿いのサイクリングロード maaruの説明では、桜並木、山の景色が美しく、小布施で自転車に乗るには一番のオススメコースとのこと。千曲川沿いの歩行者自転車専用道路のサイクリングコースで車は基本来ないらしい。距離は往復18キロと短く、2時間あれば回れると書いてある。 https://maaru-obuse.com/cycling-route-index/obuse-cyclingroad/ 須坂へサイクリング ぶどう畑を抜ければタイムスリップ?大正昭和な街並みと臥竜公園 https://maaru-obuse.com/cycling-route-index/suzaka-cycling-2or3hours/ maaruがある小布施の隣町の須坂は、桜や蔵の街並み、博物館が多くあるのが見どころのようだ。臥竜公園は春になると桜が綺麗で桜の名所100選にも選ばれており、公園内にある真っ黒おでんや団子が有名らしい。小布施から須坂中心部まで自転車で走るのなら、りんごやブドウ畑の中を通る道が車の量が少なくてお薦めとのこと。 信州中野一本木公園バラ鑑賞とスイーツサイクリング(ちょこっと中野観光付き) 小布施の隣にある中野市の一本木公園ではバラが綺麗に咲くことで有名とのこと。maaruから一本木公園まで40分ほどと近く、5月下旬から6月中旬にはきれいなバラが咲くようだ。maaruのサイトでは、一本木公園だけでなく、人形の絵付け体験ができる日本土人形資料館や中野陣屋にも訪れるなど、バラの鑑賞以外も楽しむことができる。 https://maaru-obuse.com/cycling-route-index/nakano-ippongi-rose-sweets/   maaru 長野小布施スポーツ自転車レンタル&カフェについて ・住所:長野県 上高井郡大字小布施618-7 ・営業時間/日時:8:00-17:00 早朝出発したい場合は6:00開店対応可能 ・貸出可能な自転車:クロスバイク(TREK FX3)、ロードバイク(TREK エモンダALR4) ・料金:クロスバイク 1日4000円 短時間レンタルあり ロードバイク 1日4500円 短時間レンタルあり ・貸出可能な物/サービス:ヘルメット、前後ライト、輪行袋、サドルバック、パンク修理セット ・保険:1日500円(任意) ・延長:1時間1000円、1日クロスバイク2500円、ロード3000円 最大5日まで貸出可能 ・他場所での返却:不可 ・保証金:なし maaru 長野小布施スポーツ自転車レンタル&カフェ  maaru 長野小布施スポーツ自転車レンタル&カフェのFacebook   国内&海外の格安ホテル検索『トリバゴ』

サイクルベースあさひの街乗り自転車 ウィークエンドバイクスについて解説

サイクルベースあさひでメインで売られているウイークエンドバイクスは、3万円で購入できる街乗りクロスバイク・ミニベロとして知られている。ウイークエンドバイクスはサイクルベースあさひのクロスバイクの中では、気軽に街乗りを楽しくするクロスバイクという位置づけだ。近年のクロスバイクブームでインターネットやホームセンターでは、三万円以下で購入できる激安クロスバイクが売られているが、個人的にはこれらの激安クロスバイクを選ぶのなら、店舗でも購入でき、三万円ながら細かい所に拘っているウイークエンドバイクスやイオンバイクのAuroraを選んだほうが後々の安心感は高いと思う。 出典:サイクルベースあさひ ウイークエンドバイクスは、長距離サイクリングなど本格的なスポーツサイクルライフを送るのには難しい。車輪は外すのに工具が必要で、安価な一般車に使われる車軸を採用しており、長距離走行するには物足りない部品構成だ。しかし、街乗り向けの低価格クロスバイクと思って購入すれば、そんなに悪くはないモデルだと思う。もし本格的なスポーツサイクルライフを送りたいのであれば、サイクルベースあさひのクロスバイク「プレシジョンスポーツ」を選ぶのが良いだろう。 ウィークエンドバイクスは3万円のクロスバイク・ミニベロでも、できるだけ本物に見えるように拘って作っている。フレームはアルミ素材で重量11kg台と3万円クロスバイク・ミニベロとしては比較的軽い重量を達成している。派手なグラフィックは抑えてシンプルなデザインにし、シマノ製レボシフトよりも本格的に見えるマイクロシフト製のレバーシフターや、スポーティでやや薄いスポーツサイクル用サドルを採用することで、本物感を出している。 この手の格安クロスバイクはインターネット通販限定のモデルが多く、実店舗で購入するのが難しい自転車が多いが、ウイークエンドバイクスは、サイクルベースあさひやヤサカのブリーズサイクルで売られており、不安な無名ブランドの激安クロスバイクを買わなくて良い大きな利点がある。 ウィークエンドバイクスの車種一覧 ウイークエンドバイクスのラインナップは、700Cホイールを採用したウイークエンドバイクス。700Cよりも小柄な人にも乗れるように設計した26インチモデルのウイークエンドバイクス26。20インチの街乗り用ミニベロのウイークエンドバイクス20の3種類がラインナップされている。全モデル、価格は同じで車体の性格も変わらないため、気に入ったものを選ぶのがベストだろう。因みに全車スタンドは標準装備している。 ウイークエンドバイクス 700Cホイールを採用したウイークエンドバイクスは、比較的街中でよく見るモデルだろう。ウイークエンドバイクスはスポーツサイクルでは一般的な700Cホイールを採用している。タイヤ幅は32ミリ相当とママチャリよりはやや細めのタイヤを採用しており、普通の人が舗装路をスポーティで走るに向いているタイヤ幅となっている。フレームサイズは2種類あり、460mmは155cm~、510mmは165cm~。 ウイークエンドバイクスHD-K ウィークエンドバイクスのオートライト仕様がウィークエンドバイクスHD。ハンドルにパナソニック製のハブダイナモライトを採用、また後輪にはウィークエンドバイクスよりも耐久性が高いシマノ製のハブを使っている。 ウイークエンドバイクス26 通常のウイークエンドバイクスでは、車体サイズが大きい人に向けたクロスバイク。通常のウイークエンドバイクスに採用されている700Cよりも小さい26インチ車輪を採用することで、小柄な人でも乗車することができるできるようになった。タイヤ幅は1.25インチとママチャリ等の一般車と同じタイヤ幅を採用しており、ウイークエンドバイクスよりも安定性が高めのタイヤ幅となっている。適応身長は150cm~。 ウイークエンドバイクス20   ウイークエンドバイクス唯一の小径車なのが、ウイークエンドバイクス20。20インチの小径ホイールを採用することで小回りが利き、駐輪時も場所を取らない利点がある。小径車輪は大径車輪と比較して安定性と乗り心地が悪い。700Cのウイークエンドバイクスや26インチのウイークエンドバイクスと比較して購入する場合、走行性能を取るのならウイークエンドバイクスやウイークエンドバイクス26を、小回りや駐輪時のコンパクトさを取るのならウイークエンドバイクス20を選ぶのがベストだろう。

NESTOのスピードクロス LIMITシリーズを解説 ライバル車との違いも紹介

ホダカのスポーツサイクルブランド「NESTO」の中でも、売れ線のクロスバイクと言えるのがLIMITシリーズだ。クロスバイクの中でも舗装路の走行性能を重視したスピードクロスと呼ばれるジャンルの自転車だ。車体設計からカラーリングまでベストセラーのスピードクロス「GIANT Escape R3」を意識しているNESTO LIMITだが、どのようなクロスバイクなのか解説する。 NESTO LIMITってどういう自転車? NESTO LIMITシリーズは、一言で言うとEscape Rシリーズのようなスピードクロスだ。フレームは舗装路走行を重視し、ロードバイクよりもややアップライトな乗車姿勢のスピードクロスとしては定番の設計だと思う。フレーム・フロントフォークはアルミ素材を採用しており、5万円以下のスピードクロスでは車体重量9.9kg(フレームサイズ480mm、スタンド等は外した状態で計測)と軽量だ。 LIMITシリーズの中で一番安いエントリーモデルのLIMIT2は、税抜き価格48,000円と安価ながら、1本4,000円クラスのMAXXIS・Detonatorケブラービードタイヤや、シマノ製Vブレーキ(BR-T4000)、ライト・スタンド等を標準装備しており、どうすればそこまで安くなるのかが不思議なほどのバーゲンプライスとなっている。 今回は神宮外苑のサイクリングコースでの試乗に加えワイズロード東大和の試乗会で試乗したが、一言で言うとGIANT 旧Escape Rの正常進化版と言えるスピードクロスだと思った。NESTOのセールスマン曰く、LIMITシリーズは旧Escape Rシリーズを意識したクロスバイクとのことで、旧Escape RX、現行型Escape R3と比較して、スポーティとコンフォートのバランスが取れていてお買い得なクロスバイクだろう。 自分が所有しているGIANT 旧Escape RXとNESTO LIMIT2を比較すると、感覚的に旧Escape RXのほうがよく進むが、一方でビリビリとした振動が良く伝わり、たまに乗り心地が硬くて嫌になる時もある。実際に梅ノ木峠→風張林道→大ダワを走った時、大ダワの檜原方面下りで振動が大きくて嫌になった。写真のEscape RX3にはツーリング用バネ付き革サドルのBrooks Conquestに、乗り心地と耐パンク性能を両立したパナレーサー・グラベルキング28C、手首が痛くなりにくいGIZA ノースロードバー(NR-AL217BT)を装着しているが、乗り心地はNESTO LIMIT2のほうが良く、自分に合わせたEscape RX3のほうが硬い。(2016年モデルから登場した現行型Escape RXシリーズは未試乗) 2015年にモデルチェンジした現行のGIANT Escape R3とNESTO LIMIT2を比較すると、NESTO LIMIT2のほうがEscape R3よりもスポーティだ。なぜかというと現行のGIANT Escape R3は乗り心地が柔らかくてコンフォートなスピードクロスに変わっているからだ。Escape R3には乗り心地が硬いタイヤとして知られているKENDA K193タイヤが装着されているが、K193を装着しているのに乗り心地が柔らかく、今まで試乗したスピードクロスの中でもこれだけ乗り心地が柔らかいスピードクロスは初めてだろう。土浦の無人レンタサイクルを借りて、霞ヶ浦ショートコース(約90km)を走った時、歩道の段差や荒れた舗装路を走ったが、どうすればここまで乗り心地が良いスピードクロスが作れるのかと思ったほど。NESTO LIMIT2も乗り心地は良いが、LIMIT2の場合は、48,000円の自転車では通常は装備されない1本4,000円クラスのタイヤ(Maxxis デトネイターフォルダブル)を装備しているのもある。LIMIT2の場合、1本2,000円程度の低価格タイヤを装備したら、乗り心地が悪くなる可能性があるので、タイヤ交換を行う場合は最低でも1本4,000円クラスのタイヤを装着しないといけないだろう。 現行のEscape R3は乗り心地が良い一方、漕いだ時にダイレクトに前に進む感覚は落ちている。これは旧GIANT Escape RX、旧GIANT Escape Rシリーズ、NESTO LIMIT2と比較すると明確にわかるほどだ。NESTO...

ミヤタの電動アシストスポーツサイクル(クルーズ/リッジランナー)を紹介

加熱する電動アシストスポーツサイクルで大手企業のパナソニックとヤマハは自社製のアシストユニットを搭載しシェア争いに挑もうとしている。一方、日本のミヤタは、シマノ製の電動アシストユニット「Shimano・STPES」を他社に先駆けて搭載することで、電動アシストスポーツサイクル市場に挑もうとしているようだ。 ミヤタの電動アシストスポーツサイクルに搭載されているのは、シマノ製アシストユニット「STEPS E8080」だ。シマノの海外向けアシストユニット「STEPS E8000」を日本向けにセッティングしたアシストユニットで、他社のアシストユニットと比べてコンパクトなのが特徴だ。また、STEPS E8080はミヤタ以外の会社にもアシストユニットを供給しており、ミズタニ・SeraphやDAVOS E600もミヤタと同じアシストユニットが搭載されている。 STEPS E8080搭載車(ミヤタ・クルーズ、Seraph、Davos E600)に試乗した感想は、パナソニックのスポーツドライブユニットのトルクを薄くして、ペダリングの回転重視にしたセッティングだと思った。のんびりとペダルを漕いで走るのよりも、スポーツサイクルのように高回転で漕いで走るのに向いている。アシストの作動感に関してはタイムラグはほぼ無く、メリハリがあるように感じた。 2018年5月現在、ミヤタの電動アシストスポーツサイクルは、クロスバイクのクルーズとマウンテンバイクのリッジランナーの2種類がある。どちらもシマノ製のアシストユニットを装備している。 クルーズ:¥269,000 シマノSTEPS E8080搭載のクロスバイクの中で、ミヤタ・クルーズは扱いやすさを重視した電動アシストクロスバイクだろう。前傾姿勢が緩く直進安定性重視のクロスバイク用フレームに、リング錠を標準装備している。ブレーキはシマノ・Deore油圧ディスクブレーキ、ホイールはディスクロードバイク用のシマノ・RX010を装備している。ギアはシマノ・アリビオ9速 11-32T。 ミヤタ・クルーズにはサイクリング用のオプションパーツが充実しており、フロント・リアキャリア、ハンドルバーバッグ・リアキャリアバッグといった積載関連のパーツから、電池式テールライト、泥除け、スタンドと実用的なオプションパーツも取り揃えている。 リッジランナー:¥369,000 日本のマウンテンバイクの歴史に名前を刻んだリッジランナーが復活。コンパクトなアシストユニットをさらに傾かせて、通常のマウンテンバイクに近いフレーム設計なのが特徴。電動アシストマウンテンバイクの中では数少ない27.5インチセミファットバイクで、タイヤはKENDA K1184A 27.5×2.8インチが装着されている。バッテリーもミヤタ・リッジランナーに搭載されているのがミヤタ・クルーズの36V/11.6Ahよりも大きい36V/14Ahを装備しており、アップダウンが多い山の中を走行してもバッテリーが切れにくいように配慮されている。 本格的なオフロード走行に対応するために、サスペンションはトレイル用で知られているのSR SUNTOUR RAIDON34 DS BOOST RCR、ブレーキはシマノ・DEORE油圧ディスクブレーキに、シートポストが上下伸縮することにより、安心して下ることができるドロッパーシートポストを装備。ギアはShimano CS-HG500-10 11-42Tと流行のフロントシングル仕様を実現している。 シクロライダーの電動アシストスポーツ自転車の記事を見る MIYATA自転車 | MIYATA | 電動アシストスポーツサイクル『E-BIKE』新発売

Panasonicの電動アシストスポーツサイクルまとめ ハリヤからXシリーズまで紹介

日本の電動アシストスポーツサイクルが登場する前から、街乗り用電動アシストスポーツ自転車「ハリヤ」が登場した電動アシストスポーツサイクルブームにより、従来型のシティサイクル用アシストユニットを採用したハリヤやジェッターだけでなく、スポーツライドも行うことができるスポーツドライブユニットを搭載したXシリーズが登場した。ここでは従来の一般車用アシストユニットを搭載したハリヤ・ジェッターを街乗り用スポーツサイクルとし、スポーツドライブユニットを搭載したXシリーズ(XU1・XM1・XM2)をXシリーズとして分けてみた。 街乗り用スポーツサイクル(一般車用アシストユニット) ハリヤ・ジェッターに搭載されている一般車用アシストユニットは、パナソニックの一般的なママチャリなどに搭載されているアシストユニットと同じだ。 このような電動アシスト自転車のユニットの特徴は、のんびり漕いだ状態でパワフルにアシストがかかる一方、スポーツサイクルのように高回転で漕ぐような場合はアシストが作動しない欠点がある。そのためハリヤ・ジェッターのように、一般車用アシストユニットを搭載した街乗り用電動アシストスポーツ車は、スポーツサイクルに乗った気分でペダルを漕いでも、アシストがダイレクトに作動しないため面白くないという欠点がある。一方、のんびり漕ぐ人のが苦にならない人はハリヤ・ジェッターのような街乗り用電動アシストスポーツ車が合っているだろう。 ハリヤ:129,000 電動アシスト自転車=一般車(ママチャリ等)が殆どの時に登場した電動アシストスポーツサイクル。ハリヤ登場前はホンダ・ラクーンCXやパナソニック・ライアバードEB等の電動アシストスポーツサイクルがあったが、どれもハリヤみたいに長続きしなかった。 ハリヤは日本での電動アシストスポーツサイクルの先駆けと言えるモデル。2018年現在みたいに本格的な電動アシストスポーツサイクルが無かった時代はディスクブレーキ化やレース用MTBフォークを搭載するなど、マウンテンバイク並に改造したユーザーもいた。しかしハリヤのフレームは本格的な悪路走行を想定していない。スポーツドライブユニットを搭載した本格電動アシストMTB「XM1」が登場したため、マウンテンバイク仕様のカスタムは衰退するだろう。 フロントサスペンションは街乗りマウンテンバイク用サスペンション。一般的なマウンテンバイクだと5万円クラスの物で、60cmレベルのジャンプを散発的に行うのには向かないが、砂利道走行や歩道の段差なら安心して走ることができるだろう。サスペンションが動くのを抑えるロックアウト機構も装備している。フロントサスペンションには最大積載量2kgのフロントキャリヤが標準装備されており、オプションでバスケットを装着することも可能だ。 街乗り用スポーツサイクルのため、前車輪の脱着が簡単にできるクイックレリーズ機構を装備。タイヤは26×1.90インチのセミスリックタイヤ。26インチ規格は少なくなりつつあるが、安価なタイヤが入手しやすい利点がある。標準装備されているタイヤは路面抵抗が少なくタイヤ幅が太いため、乗り心地が良いのが特徴。変速機は外装7段変速を採用している。 ジェッター:¥150,000 パナソニックの街乗り用電動アシストスポーツ車の中では上級モデルといえるジェッター。ハリヤが26インチホイールを搭載したマウンテンバイク風なのに対して、ジェッターは舗装路向けのスポーティなクロスバイクとなっている。 ハリヤよりも高価なためか、フレームサイズは2種類ありバッテリーは大容量の16.0Ahを採用。ブレーキは制動力とコントロール性を両立したディスクブレーキを採用している。ホイールはハリヤよりも大きく、シティサイクル並の太さの700×38Cタイヤを採用。ハリヤよりもタイヤは細くオンロード走行に向いたタイヤが沢山ある。変速は外装8段を採用している。 Xシリーズ(スポーツドライブユニット搭載車) ハリヤやジェッターといった一般車用アシストユニットは、スポーツサイクルのように高回転でペダルを回すとアシストがついていかない問題があった。パナソニックのXシリーズは、ハリヤやジェッターとは違う本格的なスポーツサイクル用のアシストユニット「スポーツドライブユニット」を搭載している。スポーツドライブユニットはクランク軸に駆動力を伝える機構だ。Panasonic XM1に試乗した限りでは、発進時は力強くトルクがありながら高ケイデンスでもアシストがかかるアシストユニットとなっている。 2018年現在、スポーツドライブユニットが搭載されているのはクロスバイクのXU1、マウンテンバイクのXM1・XM2と3モデル。その中でもXM2はアシストユニットに2段変速を搭載したモデルで20段変速を実現した電動アシストマウンテンバイクとなっている。 XU1:¥225,000 出典:http://cycle.panasonic.jp/products/exu/ パナソニック・Xシリーズの中でもエントリーモデルのXU1は、Xシリーズ唯一の電動アシストクロスバイクだ。電動アシストクロスバイクにはフラットバーロードバイクで軽量なヤマハ・YPJ-Cや、フィットネスクロスの設計を元にしたミヤタ・クルーズがあるが、パナソニック・XU1はマウンテンバイクのXM1の基本設計に、フロントフォークをリジッドフォークにしたクロスバイクだ。 XU1はアルミリアキャリヤとアルミフルフェンダー・スタンドが標準装備されている。このような街乗り向け装備が最初から標準装備されているため後から購入する必要は無いだろう。ブレーキはシマノ製油圧ディスクブレーキ(BR-M315)を採用している。メインコンポーネントはシマノALIVIO。ギアは前41T×後ろ12-36Tの9段変速とのこと。 タイヤは700×50Cタイヤを採用。クロスバイクのタイヤとしては非常に幅が広く29インチマウンテンバイク並の太さのタイヤを採用している。 XM1:330,000 パナソニック・Xシリーズで一番始めに登場したのが27.5インチの電動アシストマウンテンバイク「XM1」だ。本格的な電動アシストマウンテンバイクとして登場したXM1はサスペンションフォークから、ブレーキ、コンポーネントまでオフロード走行を本格的に行えるようになっている。 フロントサスペンションフォークはSR SUNTOUR RAIDON-XC RLR DS 100ミリトラベル。前輪の固定方式は強固に固定できる15ミリスルーアクスルサスペンションを採用し、動きをロックし、ハンドルにはサスペンションをロックのON・OFFが可能なリモートレバーが付いている本格的なクロスカントリー/トレイル用サスペンションフォークだ。 ブレーキはシマノ・SLX BR-M7000油圧ディスクブレーキ。コンポーネントもシマノ・SLXで前41T×後11-36Tの10段変速となっている。 ホイール関連は27.5×2.2インチHEタイヤを採用。現代のマウンテンバイクで主流の27.5インチを採用している。タイヤも電動アシストマウンテンバイク用のMAXXIS IKON ebikeを採用している。 XM2:¥380,000 出典:http://cycle.panasonic.jp/products/ewm/ 電動アシストマウンテンバイク「XM1」の上級モデルともいえるのが内装2段変速を搭載したXM2。電動アシストユニット内に内蔵された2段変速によって、ストレスフリーの操作性と1~1.41のワイドギアレシオを売りにしたモデルとのこと。 XM2はXM1に内装2段ユニットを搭載しただけの電動アシストマウンテンバイクではないようだ。サスペンションはSR SUNTOUR AION RLR DS 15QLC32 27.5" 130mmトラベル リモートレバー付。XM1よりもダウンヒルを重視したオールマウンテン・エンデューロタイプのサスペンションを搭載している。 シクロライダーの電動アシストスポーツ自転車の記事を見る (参考サイト)商品ラインアップ 電動アシスト自転車 スポーツ|電動アシスト自転車/自転車|Panasonic

Specializedのクルーザー「Roll」のカスタム動画”Roll Your Own: Designer Roll Series”

アメリカの自転車ブランド「Specialized」は、日本ではレース用のロードバイクやマウンテンバイク、クロスバイク等のスポーツサイクルで有名だが、海外では変わった自転車も販売されているのはあまり知られていない。 En caso de que te lo estuvieras preguntando, sí, la nueva Roll hace wheelie como un campeona. ✨🏆✨ #iamspecialized #specializedroll #rollyourown #smileandride #ridemore Specialized Latinoaméricaさん(@specializedlatino)がシェアした投稿 - 2018年 4月月16日午後4時09分PDT 今回注目したい自転車はSpecialized・Roll。通常のスポーツサイクルよりも足つきがよくて、アップライトな乗車姿勢を実現したスポーツサイクルだ。Rollはこのような街乗り用自転車としては、男性的でスポーティなデザインを採用している。 今回紹介する動画は様々な人がSpecialized・Rollをカスタマイズし、カスタムについて紹介する”Roll Your Own: Designer Roll Series”。この動画では、従来のスポーツサイクルの常識にとらわれないカスタマイズを行っているので必見。https://www.specialized.com/us/en/designer-rollではカスタマイズされたRollの写真を見ることができる。カスタム仕様のRollは以下の通り。 1. “The River Roll” by Eric Jepson 2....

電気を使わないアシストユニット「FREEPOWER」の可能性を探る

自転車はエンジンを使わないで人力で走ることができる利点があるが、一方で脚力が弱い人には速度が出なかったり上り坂が上れない問題もある。そこで自転車の世界では、脚力が弱い人にも楽に乗れるようにするため様々なアイデアが登場した。そのような脚力が弱い人でも乗れるようにするための一番のアイデアはアシスト機構を搭載したことだろう。 自転車にアシスト機構を搭載した事例は主に3つある。1つ目がエンジンでアシストを行う方法だ。既存の自転車にエンジンを装着してアシストを行う方式で、現在の原動機付自転車の始祖ともいえる物だ。日本ではスーパーカブの登場により、原動機付自転車は日本で一番簡単に乗れるオートバイという扱いになったが、ヨーロッパではペダル付き原動機付自転車(いわゆるモペッド)は、ヘルメット無しや無免許で運転できるモデルがあるなど規制が緩かった。2013年には50CCの原動機付自転車で時速45km/hまで出る原動機付自転車(50cc)は免許が必要になり、かつて存在していたペダル付き原動機付自転車(モペッド)は新車販売する会社は少なくなっている。 ソレックスを快適に走らせるためには…。 プラグやマフラーの清掃等々のメンテナンスも必須だが、それよりも、ソレックスと一体化して呼吸を合わせることが重要である。言わば「ソレックス道」。 その道のりは厳しく、心身の鍛練と日々の精進が求められるのだ…😅🇫🇷 #solex #velosolex #solex5000 #cyclomoteur #moped ami_huitさん(@ami_huit)がシェアした投稿 - 2018年 5月月5日午後3時44分PDT 2つ目が自転車にモーターと電池を搭載した電動アシスト自転車。日本では歩道走行の関係から人力100パーセントに対してのアシスト比率が最大200パーセントと弱いが、海外では人力100パーセントに対してのアシスト比率が300パーセントクラスの物があり、高速域でも高アシストがかかる。ヨーロッパでは車体価格30万円以上の電動アシスト自転車が沢山あり、大手企業が覇権を争っているモビリティの1つとなっている。 Did you know May 14-18 is #BikeToWorkWeek? We're getting the CrossRip+ tuned up for a week full of sweat-free commutes. Comment what bike you'll be riding below! #TrekBikes...

シクロライダーの自転車インプレまとめ

  シクロライダーが書いた自転車インプレのまとめです。ロードバイク、クロスバイク、折りたたみ自転車、E-Bikeなど、ジャンル別け隔てなく紹介します。 ロードバイク https://www.cyclorider.com/archives/14835 https://www.cyclorider.com/archives/18120 https://www.cyclorider.com/archives/19940 https://www.cyclorider.com/archives/19694 https://www.cyclorider.com/archives/16980 クロスバイク https://www.cyclorider.com/archives/21827 https://www.cyclorider.com/archives/15851 https://www.cyclorider.com/archives/12280 https://www.cyclorider.com/archives/14883 https://www.cyclorider.com/archives/18560 https://www.cyclorider.com/archives/18376 https://www.cyclorider.com/archives/16981 小径車/折り畳み自転車 https://www.cyclorider.com/archives/16088 https://www.cyclorider.com/archives/16014 https://www.cyclorider.com/archives/16009 https://www.cyclorider.com/archives/16027 https://www.cyclorider.com/archives/16600 https://www.cyclorider.com/archives/14887 https://www.cyclorider.com/archives/17023 https://www.cyclorider.com/archives/16991 https://www.cyclorider.com/archives/16987 https://www.cyclorider.com/archives/16546 https://www.cyclorider.com/archives/17020 https://www.cyclorider.com/archives/25166 シティサイクル https://www.cyclorider.com/archives/15821 ルック車 https://www.cyclorider.com/archives/13918 電動アシスト自転車 https://www.cyclorider.com/archives/21359 https://www.cyclorider.com/archives/21789 https://www.cyclorider.com/archives/22142 https://www.cyclorider.com/archives/23678 https://www.cyclorider.com/archives/25158 https://www.cyclorider.com/archives/25364 https://www.cyclorider.com/archives/20347 https://www.cyclorider.com/archives/16490 https://www.cyclorider.com/archives/25149 https://www.cyclorider.com/archives/24764 https://www.cyclorider.com/archives/20982

ファットタイヤのロードバイクという新発想のロードプラスバイク Surly Midnight Special

非競技用のスポーツサイクルやフレーム、自転車部品を長年製造しているSURLY。2018年2月に新車種として登場したMidnight Specialは、650B×47Cという太いタイヤを装着したロードプラスバイクとして、自転車ファンから注目を集めた。 出典:http://ride2rock.jp/products/103086/ Surly Midnight Specialで一番面白いのは、Midnight Specialは、嘗て存在したSURLYのロードバイク「Pacer」の後継モデルということだろう。 Surly Pacer. #surlybikes #surlypacer #bluelug_kamiuma #builtbybluelug BLUE LUG Kamiuma Bike Shopさん(@bluelug_kamiuma)がシェアした投稿 - 7月 16, 2016 at 6:01午後 PDT Surly Pacerは、近年のロードバイクではあまり見ない泥除け、小型の前荷台を装着できる非競技用ロードバイクとして知られていた。装着できるタイヤ幅は32ミリまでと、競技用ロードバイクよりも幅が広いタイヤを装着することができた。 Pacerの後継車であるMidnight Specialは、650Bホイール、700Cホイールの両方のホイールの装着が可能。650Bの場合は60mm、700Cの場合は42mm幅のタイヤが装着出来るとのことだ。 一般的にロードバイクと言えば、成人男性の親指よりも細いタイヤを装着しているのが普通だ。しかし、クロスバイク並、もしくはそれよりも太いタイヤが装着できるMidnight Specialをロードバイク「Pacer」の後継車とは思えないのが普通の考えだが、Surlyはこのように考えているらしい。 「荒れた舗装の上をまるでピザカッターのように細いタイヤを履いたバイクに乗って走るなんていやだよね。ロードバイクだってタイヤをちょっと太くすれば、ダメージを受けた舗装路だって気持ちよく走れるようになるし、トラクションが増して登り坂も楽になる。だからロードプラスっていう選択をしたんだ。もちろん、十分なタイヤクリアランスを確保しておけば、細いタイヤに交換するのは自由。でも逆はできないからね。ロードバイクであっても、日がな一日、楽しく乗りたいじゃん。それがSURLYらしさなのかもね」 SURLY MIDNIGHT SPECIALという選択 | BLOG | モトクロスインターナショナルから引用 流行のグラベルロードでは無く、あえてロードプラスバイクと名乗るSurly Midnight Specialは、完成車(税込み¥278,640)とフレーム・フォークセット(税込み¥118,800)で発売中だ。 MIDNIGHT SPECIAL | PRODUCTS | モトクロスインターナショナル MIDNIGHT...

【フラットバーグラベルロード】Marin Nicasio SEとBREEZER RADAR CAFEを解説

一般的にグラベルロードといえば、ドロップハンドルを採用した自転車が殆どだが、一部の会社では、フラットハンドルを採用したグラベルロードも存在する。このようなフラットバーグラベルロードは、通常のクロスバイクよりも太いタイヤを履くことができ、ドロップハンドルを装着することができる大きな利点がある。今回は日本市場で販売されているフラットバーグラベルロード「Marin Nicasio SE」と「BREEZER Radar Cafe」を紹介したい。 Marin Nicasio SE:¥75,000(税別) MARIN マリーン 2018 ニカシオ SE8 NICASIO SE8 クロスバイク 自転車 2018年モデル posted with カエレバ 楽天市場で調べる Amazonで調べる Yahooショッピングで調べる Marinのグラベルロード「Nicasio」のフラットバーバージョンがNicasio SE。Nicasio SEは日本国内でしか販売されないグラベルロードだ。ホイールは、ドロップハンドルバージョンのNicasioに装着されている700Cよりも小径で、近年のマウンテンバイクで主流の650Bを採用している。Nicasio SEに装着されているタイヤはWTB Horizonという太めのスリックタイヤ。安価なグラベルロードの世界では珍しく650B✕47C「ロードプラス規格」を採用している。 フレーム:Marin 4130 CrMo フロントフォーク:CrMo Steel Blades ギア:前FSA Tempo Compact, 50/34T/後Shimano 8-Speed, 11/32t ホイール:前後ともMarin Aluminum Double Wall タイヤ:WTB...

【グラベルロード】Specialized DIVERGE E5を導入しました

舗装路だけではなく砂利道も走ることが出来るグラベルロード。従来のクロスバイクよりも太いタイヤを装着でき、ロードバイクよりも汎用性が高いため、日頃から注目していたが、遂にグラベルロードを導入することとなった。 今回導入したグラベルロードはSpecialized Diverge E5。グラベルロードというと、砂利道を走るのを売りにしたモデルが多いため、砂利道重視のブロックタイヤを装着したモデルが多いが、Diverge E5は700×30Cのスリックタイヤを装着しているので、どちらかというと舗装路をメインにしたグラベルロードに見える。しかし、700Cサイズのホイールなら42Cまでのタイヤ幅が装着でき、650Bサイズのホイールなら47Cのタイヤが装着できるとのことだ。 Diverge E5の定価は118,800円。エントリークラスのグラベルロードだが、内装ケーブルや前後12ミリスルーアクスル等を採用しており、エントリーモデルによくある安っぽさが無い。ギア比やタイヤ・チューブなど細かい部品の選択が拘っており、弄る部分が殆どないのも特徴。 Specialized Diverge E5の走りを一言で表すとタイヤが太いロードバイク。ギア比が低く、30ミリ相当の比較的細いタイヤを装着しているのを差っ引くにしても、長距離走行用のエンデュランスロードバイクに近いと思うが、Diverge E5は砂利道も走れるグラベルロード。汎用性が高いグラベルロードは、河川敷の砂利道だけでなく、林道も走ることができる。Diverge E5を購入した自転車店の人によれば「タイヤを太くすれば富士見パノラマMTBコースのCコースなら、楽しいかどうかは別として下れることができる。」と話しているので、従来のエンデュランスロードバイクにはないパフォーマンスを持っているのではないか思う。(詳細なインプレッションは後日掲載予定)  

ウメザワ・ランドナーとTREK Y-11をサイクルハーバー青梅に寄付しました

自転車趣味を行っていくと、自転車の複数所有が当たり前になり乗らなくなった自転車も出てくるようになる。自分もウメザワ・ランドナーやTREK・Y-11は既に1年以上乗っていないため、2台とも放出することとなった。 ここで問題になるのが、乗らなくなった自転車をどのようにするかということ。乗らなくなった自転車は廃車かリサイクル店や中古自転車店に売却するのが一般的だが、今回はレンタサイクルやカフェなどを行っているサイクルハーバー青梅に寄付した。 サイクルハーバー青梅に自転車を寄付すると、自転車がレンタサイクルに使用できる場合は点検や整備を行いレンタサイクルとして復活するとのことだ。現在、ウメザワは整備待ちで待機している状態でレンタルはできない。 TREK Y-11はフレーム状態で寄付したが、レンタサイクルとして復活させるようだ。現在は車庫で飾られている状態となっている。 サイクルハーバー青梅のレンタサイクルは、シティサイクルやクロスバイク、ロードバイク、折りたたみ自転車と様々な自転車がレンタル可能だ。セミリカンベントのTartaruga Type-Fや、定番折りたたみ自転車のBrompton、かつてはダウンヒルマウンテンバイクとして知られていたSpecialized FSR GroundControl、電動変速機を装備したSpecialized S-WORKS、トライアスロンレースで活躍した650Cホイール仕様のZUNOW、カンパニョーロレコードやMAVIC・キシリウムを装着したSCOTT CR1 LIMITEDやコルナゴ・マスター等、普通のレンタサイクルでは見ることができない自転車を借りることができる。 レンタサイクル用として寄付された自転車はそれなりにあり、SCOTT CR1 LIMITEDや写真のCOLNAGO MASTERは寄付とのこと。乗ることができるサイクルミュージアムに近い状態だ。 レンタサイクル以外に様々な事を行っているサイクルハーバー青梅 サイクルハーバー青梅はレンタサイクルだけでなく、サイクリストやランナー等の様々な人に向けたサービスを行っている。自転車関連で言うとレンタサイクルだけでなく、スポーツサイクルの室内駐輪、保管や点検、クリーニングを行っている。サイクリスト向けだけでなくランナー等の人に向けたサービスでは、コインロッカーやシャワーの提供をしている。これ以外にも軽飲食やおみやげの販売の行っており、青梅の観光拠点の1つとも言える場所になっているようだ。 サイクルハーバー青梅

ミヤタから本格電動アシストマウンテンバイク「リッジランナー」が発表

ヤマハ・YPJ-Rの登場で加熱している電動アシストスポーツサイクル業界。そんな電動アシストスポーツサイクル業界の中で予想よりも本格的に参入を行っている自転車会社と言えばミヤタサイクルだろう。 ミヤタサイクルは、2017年9月に日本初のシマノ製電動アシストユニットを搭載した電動アシストクロスバイク「CRUISE」を発表し注目を集めたが、ついに2018年1月、電動アシストマウンテンバイクのRIDGE RUNNNERを発表した。発売日は2018年4月10日で、全国のミヤタE-bike取扱店で販売されるとのことだ。 セミファットタイヤを採用した電動アシストマウンテンバイクのリッジランナー 出典:http://www.miyatabike.com/topics/img/180118.pdf シマノ・STEPS E8080を採用したリッジランナーは、36V/14Ah大容量リチウムイオンバッテリーを採用したことにより、走行距離は最長140km(ECOモード)を実現した。HIGHモードでは95km、NORMALモードでは130kmとのこと。坂道が多い場所でも長距離走行を行うことができるだろう。ブレーキやドライブトレインにはシマノ・DEOREを採用。またシートポストは容易にサドル上下調節が可能なドロッパーポストを標準装備している。 リッジランナーの一番の特徴は、27.5×2.8インチサイズのワイドタイヤを採用したセミファットトレイルバイクだということだ。Benelli TAGETEやPanasonic XM1といった日本で正規販売されている電動アシストマウンテンバイクは通常のマウンテンバイクと同程度のタイヤ幅を採用しているのに対し、リッジランナーはそれらの電動アシストマウンテンバイクよりも太いタイヤを履いている。 セミファットタイヤは通常のマウンテンバイク用タイヤと比較してグリップ力や安心感がある利点を持っている。通常のマウンテンバイクならタイヤが重くなる欠点があるが、電動アシストマウンテンバイクのリッジランナーは電動でアシストを行うため、セミファットタイヤの欠点であるタイヤの重さを補えるかもしれない。 リッジランナーの車体価格は¥369,000(税抜)【¥398,520(税込)】とのこと。年間目標販売台数は1000台と、車体価格23万円のヤマハ・YPJ-R(年間目標販売台数800台)や車体価格33万円のパナソニック・XM1(初年度年間目標販売台数200台)と比較すると、ミヤタがリッジランナーに非常に力を入れているのがわかるだろう。 大容量バッテリー搭載で航続距離140kmの本格的電動アシストMTB「RIDGE-RUNNER(リッジランナー)」を新発売(PDFファイル)

コストパフォーマンスが高いロードバイク NESTO ALTERNA/ALTERNA FLATを解説

他のスポーツサイクルよりも、コストパフォーマンスを売りにしているスポーツサイクルブランドと言えばNESTOだろう。NESTOは日本の自転車会社「ホダカ」NESTOには、ホームセンター等のo多くの店で取扱をしている「スタンダードモデル」と、一部のスポーツサイクル店の取扱をしている「プレミアムモデル」の2種類がある。 試乗したロードバイクのALTERNAとフラットバーロードバイクのALTERNA FLATは両方共プレミアムモデルで、プレミアムディーラーでしか購入できない。今回はロードバイクのALTERNAとフラットバーロードバイクのALTERNA FLATの簡単なインプレ、ハイエンドロードバイクとの比較、スピードクロスと比較してみた。 NESTO ALTERNA(ロードバイク)について解説 NESTOプレミアムモデルの中で力を入れているのがドロップハンドルを装着したロードバイクのALTERNAだろう。6061アルミフレーム、カーボンフォーク(アルミコラム)を採用し、前傾姿勢気味の乗車姿勢で荷台の装着を想定していない車体設計はレース用に近い。フレームには泥除け装着が可能なダボ穴はあるがフロントフォークにはない。 ギアはフロントクランクは50-34T、リアスプロケットは12-32Tで9段変速となっている。近年のロードバイクではリアスプロケットが大きいため、普通の人でもキツイ坂をギリギリ走ることができるようになっていて、ALTERNAも同じ流れを汲んでいる。 メインコンポーネントはSHIMANO SORA。税抜価格89,000円ながら殆どの部品にSHIMANO SORAを採用しコスト削減を行っていない。安全性に関わるブレーキのSHIMANO SORAを採用しているので、一般的な使い方ならブレーキ交換の必要は無いと思う。 タイヤはMAXXIS RE-FUSE(700×25C)。折りたたみができる高価なケブラービードタイヤを装備している。ホイールもNOVATEC製ハブを装着し、スポーク数が少ないロードバイク用ホイールを装備している。同じフレームを採用したALTERNA FLATは28ミリタイヤを装着できるが、ロードバイクのALTERNAの場合は不明だ。ただ、フロントフォークのクリアランスを見ると、ALTERNA FLATより少し狭いが、通常のオンロード用タイヤなら履けるかもしれないというセールスマンの意見があるので装着できる可能性は高い。 試乗した感想は一言で言うと、この価格帯のロードバイクとして見たらケチをつける部分は無い。上位モデル譲りのやや小ぶりなSTIレバーとブレーキ本体が無名ブランドではないため効きは悪くない。 加速等の走行性能に関しては、かつて試乗したGIANT DEFY4(アルミフレーム)よりも加速する感覚はある。ロードバイクのDEFY4とクロスバイクのEscape RXでは好みで選べば良いという意見だが、ロードバイクのALTERNAとクロスバイクのEscape RXではロードバイクとクロスバイクの差が大きくあり、ロードバイクの良さを生かした走りがしたいのならALTERNAを選ぶべきだろう。 写真:GIANT DEFY4 乗り心地は、NESTOのカーボンロードバイク「ALTERNA PRO」よりは良い。ALTERNA PROはフレームセットでしか売られていないが、試乗会で試乗できたのでALTERNAの後に乗ってみた。車体が軽く細部に良い部品を装備しているのでALTERNAよりもグングン進むが、舗装の感覚が伝わってくるのがわかった。ALTERNAは舗装のザラザラとした感覚が伝わりにくく、乗り心地は悪くないのではないかと思う。 写真:NESTO ALTERNA PRO 同価格帯のロードバイクと比較するとピカイチの走りだが、他のエントリーモデルのロードバイクとは違い、ロードバイクとして割り切ってた設計を行っているため、人によっては割り切った設計が欠点になる場合があるだろう。 ALTERNAは荷台や泥除けの装着ができず、ホイールのスポーク数も少ない(前20本・後ろ24本。一般的なクロスバイクの場合前後とも28本以上が多い)ため、ラフに扱うのはやめたほうがいいだろう。 ALTERNA FLATについて解説 ALTERNA FLATはドロップハンドルのALTERNAのハンドルを、フラットバーに変更した低価格モデルだ。価格は税抜き66,000円と安価なのが特徴だ。安価な理由は、ロードバイクのALTERNAと比較して、ALTERNAよりも安価なコンポーネントのShimano CLARIS(リア8速)をメインにし、ブレーキにPROMAX RC481を採用し、スポーク数が多いホイールを採用するなどの違いがある。 FLAT専用カラーのRAWは、塗装していないアルミフレームにクリア塗装を行っている。折りたたみ自転車のBirdyモノコックのようなポリッシュ仕上げではないため、塗装のような綺麗さは望めないため好き嫌いはあるカラーリングだ。 フレームはALTERNAと同じ6061アルミ素材を採用し、フレーム設計の違いは無いため、ドロップハンドルを装着してロードバイクに変更を行うのも可能。フロントフォークはALTERNAとは違いアルミ製を採用している。アルミ製のフロントフォークには泥除けが装着可能なダボ穴がある。 PROMAX製ブレーキは、一般的に制動力は低いと言われているが、ALTERNA FLATに関しては必要十分。これは、ブレーキレバーがかけやすいフラットバー用ブレーキレバーを採用しているのもあるだろう。 タイヤはMAXXISデトネイターフォルダブル(700×28C)を採用している。ドロップハンドルのALTERNAと比較してタイヤ幅は太く、28ミリとスピードクロス並みの太さを採用している。フレームとタイヤの隙間は狭いが28ミリのロード用タイヤの装着はできるだろう。 試乗した限りでは、自分が所有しているEscape RXよりも重いギアで回せるが、ドロップハンドルのALTERNAのほうが走りが軽い。ALTERNAの車体価格の89,000円と、ALTERNA FLATの車体価格の66,000円との価格差は大きいが、価格差以上の走りの違いはあるだろう。 フラットハンドル仕様のALTERNA FLATの利点は、価格が安い、フラットバーなので短距離走行では扱いやすい、スポーク数が比較的多い(前後とも28本)ので、ALTERNAよりも安心感は多少あることだろう。 Khodaa-Bloom FARNA 700との違いを解説 NESTOブランドを持っているホダカは、スポーツサイクルブランド「Khodaa-Bloom」ブランドも持っている。Khodaa-Bloomブランドの中でも、ALTERNAに近いモデルと言えばFARNA 700だろう。FARNA 700は、Khodaa-Bloomブランドのロードバイクの中では、低速・中速走行の安定性を重視したエンデュランスロードバイクと呼ばれるモデルだ。 https://www.cyclorider.com/archives/14835 Farna 700に試乗した時の記憶と、ALTERNAに試乗した時の感覚を比較するとFarna 700は低速の安心感は高く自転車にせかされる感覚が比較的少なく、ALTERNAは、Farna 700よりもスピードを出すのを好む自転車だと感じた。これは、Farna 700がALTERNAよりもシートアングルやヘッドアングルを寝かし、ホイールベースを長くしたこともあるだろう。 巡航速度25km/h以下で最も快適に走るエンデュランスロードバイク『FARNA 700』|FARNA|自転車|コーダーブルーム 欠点は販売店が少なすぎるだけのALTERNA/ALTERNA FLAT NESTO ALTERNA/ALTERNA FLATは価格を考えるとケチを付ける所は無い。嘗てのエントリーモデルのロードバイクは、購入したらブレーキシューやブレーキ本体を購入し、ギア比が重いので大きいスプロケットを採用しギアレシオを下げ、滑りやすくて乗り心地が悪いタイヤを交換するという、最低限のカスタムを行う余分な費用が必要な場合があったが、ALTERNAに関してはただでさえ安いのに余分な費用が必要ではない利点がある。 ALTERNA/ALTERNA FLATの欠点は、取扱販売店が少ないことだろう。NESTOは量販店向けのスタンダードモデルと、自転車専門店向けのプレミアムモデルの2種類に分かれている。プレミアムモデルはプレミアムディーラーのみの取扱となっており、プレミアムディーラーの数が少ないため購入できる場所が少ない。購入できる場所が少ないと購入候補に入れても、最終的には購入できない。取扱販売店は拡大しないといけないだろう。

なぜ、ロードバイクに乗るとスピードを出したくなるのかを解説してみる

ドロップハンドルに細いタイヤを装着したロードバイクは舗装路を高速で走るのが得意だ。 多くの人がロードバイクで颯爽と走るのを公道でよくみるが、人によっては、なぜそこまでして高速で走るのか疑問に思う人も少なくないはずだ。 なぜロードバイクに乗るとスピードを出す人が多くなるのか? その理由は、恐らく車体特性にあると思う。 前にハイエンドロードバイクのSCOTT CR1 Limited(サイクルハーバー青梅のレンタサイクル)を借りて峠に行ったことがある。 いつも運転しているEscape RXと比較すると、前傾姿勢や細いタイヤ、舗装路では飛んでいるような走行性能のおかげで、飛ばしていないのに平地で軽々と時速30km/hを出していた。 これが時速28km/hだと”遅い”という感覚になり、ついついペダルを踏んで速度を上げていた。 ロードバイクは舗装路を高速走行を行うのを目的としているため、ロードバイクの走行条件にあった走り方をすると、楽しいためついついスピードを出したくなるのではないかと思う。 低速走行はひたすら苦痛になるロードバイク ロードバイクでの高速走行は楽しいが、一方で低速走行はひたすら苦痛だ。 ロードバイクで低速走行を行うのが苦痛なのは様々な理由があると思うが、一番の理由は直進安定性が低いことだろう。 ホイールベースが短い、フォーク角が立っているなどの理由で、一般的にロードバイクは、低速時の直進安定性が低い。 直進安定性が低いと低速でも真っ直ぐに進みにくい。そのため無意識に自転車を直進させようと修正を行うようになる。 これはロードバイクとクロスバイクを乗り換えて、低速でのんびり走ろうとするとわかること。一般的なロードバイクは、低速走行の場合、クロスバイクよりも、車体を真っ直ぐに走らせるために余分に体を動かしている。元気なときならまだ良いが、疲れているときはイライラが増幅してしまう。 低速走行では前傾姿勢も問題になる。一般的に低速走行を行う場面では、視野を広げて景色を見る場面が多いが、前傾姿勢ではまったく意味をなさない。 よくクロスバイクにドロップハンドルをつけてロードバイクにするという話を見るが、ロードバイクとクロスバイクは車体設計が違うため、ドロップハンドルをつけてもロードバイクにならない。 これは逆もしかりで、ロードバイクにフラットハンドルをつけてもクロスバイクにはならない。 低速走行は楽しい一方、高速走行は苦痛になる自転車も存在する ロードバイクだと時速30km/h以下だと遅い感覚に陥るが、逆に時速15km/hで満足する自転車も存在する。 それはTartaruga Type-Fだ。Tartaruga Type-Fもサイクルハーバー青梅で借りたが、この自転車は時速10km/hで十分、時速20km/h以上で走ると非常にかったるいという、ロードバイクとは真逆の自転車だ。正直な話、下手なロードバイクよりも使いにくい自転車だが、乗る価値はあるだろう。 ロードバイクで高速走行するのに違和感を持ったなら、別の自転車に目を向けてみるのも一つだ。自転車の楽しみはスピードだけではないからだ。

スズキ・クロスビーを6輪生活の目線から解説してみる

スズキから新たに登場したコンパクトクロスオーバー車「クロスビー」は人気の軽自動車「ハスラー」のワイド版と思えるコンパクトクロスオーバー車だが、かつての軽自動車の拡大版にあった軽自動車の派生車種の感覚は無いだろう。車体デザインは人気の軽自動車「ハスラー」を意識しているが、単なるハスラーの拡大版とならないために各部パーツを立体的にすることによって車体形状にボリューム感を出して高級感を出そうとしている。また、サイドのCピラーにはハスラーにはない窓を装着するなどのデザインを行うことによって、箱っぽさを少なくして乗用車らしいデザインになっている。 内装デザインも軽自動車のハスラーと似たようなデザインだが、カラフルでポップな内装のハスラーからメッキ加飾を増やしハスラーよりもポップさを抑えて落ち着きと高級感を出している。車体が大きくなったことにより5人乗りを実現した。フロントシートはハスラーのようなやや平板なシートから、シートサイズが大きめでサイドサポートを厚めにしたシートを採用しコーナーでの運転の安定感も高いと思われる。シート表皮も、このようなクロスオーバーSUV車では定番となっている撥水加工を一部グレードにのみ採用している。 動力機構は、加速をアシストするマイルドハイブリッドに1.5L自然吸気エンジン並みの高出力・高トルクを実現したを売りにした1.0L直噴ターボエンジンK10C型ブースタージェットエンジンを採用。変速機は6速オートマチックトランスミッション。日本では主流となっている無段変速機(CVT)ではない。ステアリングホイールにはパドルシフトが装備されており、手動でシフトアップ・ダウンを行うことが可能で、上り坂や峠道等でシフトを行いたい時は便利だろう。 4輪駆動モデルには、4つのモードを装備した4WDシステムを採用している。パワフルでスポーティーな走りを実現するスポーツ、エンジントルクを抑制し雪道やアイスバーンでスムーズに発進することができるスノー、スリップした車輪のブレーキ制御を行いぬかるみや滑りやすい道を発信しやすくするためのグリップコントロール、ブレーキ操作をしなくても低速で走行し急な下り坂でも安心して走ることができるヒルディセントコントロールの4モードを採用している。 スズキ・クロスビーに自転車を積むことはできるのか? 自転車を趣味にする人にとって、自動車に自転車が積めるか積めないかは非常に重要になる。軽自動車のハスラーでもシクロクロスバイクの前後輪を外して2台車載できるのを見るとクロスビーでもスポーツサイクルなら前後輪を外せば積むことができると思われる。 HUSTLER × BICYCLE CX(シクロクロス)なふたりがSUZUKI HUSTLERを検証!! | HUSTLER LIFE | HUSTLER FUN | スズキ クロスビーが有利な所はハスラーよりも車体サイズが大きいため、荷室にゆとりがあるところだ。荷室にゆとりがあると、きちんと整理して自転車を積まなくてもある程度積める場合がある。また自転車積載時に、自転車以外の物を積む場合、荷室スペースが少ないと手に届く場やドアに近い場所等に荷物が置きにくい場合があり、荷物の置き場所に難儀する場合がある。そのようなことを考えるとクロスビーはハスラーよりも自転車を積むのは有利だと思う。 クロスビーのプラットフォームは同じスズキのコンパクトカー「イグニス」にも採用されている。イグニスはクロスビーよりも車体価格が安く、クロスビーに採用されているクリップコントロールやヒルディセントコントロールも4WD車に採用しているが、イグニスはクロスビーよりも車体が小さく、スポーティさを重視したハッチバック車のデザインのため、スポーツ自転車を積むのは難しい。 ハスラーのようなデザインながら、パドルシフト付き6速オートマチックトランスミッションや、4WDにはスポーツモードがつくなど、ワゴンとSUVを足し、スポーティーさをエッセンスに加えたクロスビー。基本的に自動車の世界では下位モデルは上位モデルの意匠を意識したデザインにする慣例を破り、軽自動車のハスラーの意匠を元にしたクロスビーが何処まで売れるか注目だろう。 クロスビー | スズキ

プロムナードハンドル・トレッキングハンドルのススメ 利点と欠点・お薦めハンドルを紹介

自転車で長距離を走る時重要なのは変速機のグレードよりもハンドルの形状が遥かに重要だ。自分はフラットハンドル・ドロップハンドル・ブルホーンバー・マスタッシュバーなど様々なハンドルを購入し、最終的に長距離を走るメインマシンは、ドロップハンドルでもなくブルホーンハンドルでもなく、フラットハンドルでもなく、ヨーロッパのトレッキングバイクに装着されているプロムナードハンドル・トレッキングハンドルを採用している。 東京→直江津300kmを走行後、能登半島を走っている時の写真。このときはまだポジションに苦心している時期。 ヨーロッパではツーリングハンドルとして紹介されている事例がある。KOGAのセミオーダーブランド「KOGA SIGNATURE」では、絞りが少ないKOGA THE BIRDはスポーティツーリングハンドルバー。絞りが大きいKOGA TOURINGはCLASSIC TOURING BARと書いてある。日本でもBLUE LUGなどが、このようなハンドルを販売している。 プロムナードハンドル・トレッキングハンドルを装着できる自転車、装着できない自転車 プロムナードハンドル・トレッキングハンドルを装着する場合、装着可能な自転車・装着不可の自転車の2種類がある。 装着不可(できるだけやめたほうがいい)の自転車は、ドロップハンドルを装着したロードバイクタイプの自転車・車体サイズが小さい自転車だ。 ドロップハンドルを装着したロードバイクは、ドロップハンドルの関係上、トップチューブ長が短くなる。フラットハンドルのクロスバイクの場合は フレームのトップチューブ長+ステム長 で辻褄が合う設計なのに対し、ロードバイクの場合は フレームのトップチューブ長+ステム長+ハンドルのリーチ長 で辻褄が合う設計となっている。プロムナードハンドル・トレッキングハンドルはハンドルが手前に来るため フレームのトップチューブ長+ステム長-ハンドルのバックスイープ長 となるため、ハンドルのリーチが必要なドロップハンドルのロードバイクフレームでは窮屈すぎて乗りにくくなる問題がある。ツーリングモデル「SALSA MARRAKESH」にはフラットハンドルとドロップハンドルモデルの2種類があるのは、ハンドル設計の違いがあるのだと思う。 車体サイズが身長のわりに小さい場合も同じで、このような場合はプロムナードバーやトレッキングバーを装着するよりも、ブルホーンバーを装着したほうがいいだろう。 写真のTern Link N8は自分にとってはトップチューブが不足ぎみだったので、ブルホーンバーをチョイス。 プロムナードハンドル・トレッキングハンドルの利点と欠点   バックスイープが大きいハンドルは、ハンドルを握る位置が幅広いという大きな利点がある。写真を見ればわかると思うが、ハンドルの握る前後位置がステムから見て0mmから-100mm近くまで無段階にあり、ブレーキを容易に握れる位置で姿勢を可変することができる。また、ハンドルがハの字になっているので、乗車姿勢がアップライトになればなるほど肩が広がる。そのためハンドル幅が広がりハンドルの抑えが効く。この利点を活かして、体が温まっていない発進時は手前を握りアップライトな姿勢にして、徐々に慣れてきたら握る位置を奥にすることが可能だ。また、ハンドルがハの字になっているため手首が自然な位置で握ることができ、長時間の乗車でも非常に疲れにくい。 欠点は前傾姿勢を取ってスピードを追求するハンドルではないことだろう。このようなハンドルでスピードを出したいと思う場合、ハンドルを強く握る(やってみればわかるが、これだけでも脚に力が入る)か、体を少し伏せてドロップハンドルのロードバイクみたいに少し前傾姿勢にする必要があるが、あくまでもツーリングハンドルだ。 乗車姿勢は極端にアップライトな乗車姿勢にしてもパワーが出ないため、少し前傾姿勢の乗車姿勢となる。写真のEscape RX3はハンドルとサドルの落差は無いように見えるが、実際はサドルよりもハンドルが少し低い状態となっている。 スポーツサイクル用プロムナードハンドル・トレッキングハンドルでお薦めのハンドルは? プロムナードハンドル・トレッキングハンドルは様々な物があるが、この手のハンドルはスポーツサイクル用とアップハンドル車(ロードスターやBenno Balloner・Revendell Clem Smith Jr等)専用の物がある。アップハンドル車専用の物は、ハンドルのバックスイープ角度がきつく、ハンドルを握る位置が大きく手前になる物が殆どでスポーツサイクルには不向きだ。 https://www.cyclorider.com/archives/16307 スポーツサイクルにプロムナードハンドル・トレッキングハンドルを取り敢えず試してみたい場合、おすすめするのがGIZA PRODUCTSのプロムナードローライズ(NR-AL217BT)。バックスイープ角が比較的緩く、ハンドルポジションが後ろすぎず、ハンドルの幅が広いためハンドリングがある程度安定し、ネット通販価格では2,000円以下と安い。写真のGIANT Escape RX3に装着しているハンドルで、スポーツサイクル用プロムナードハンドル・トレッキングハンドルの叩き台としてお薦めだ。 GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ)NR-AL217BT プロムナードバー ロ-ライズ シルバー 590x32 HBR13300 posted with カエレバ 楽天市場で調べる Amazonで調べる Yahooショッピングで調べる