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2つのホイールを選べるグラベルロード「RITEWAY SONOMA ADVENTURE」を解説

街乗り用スポーツ自転車で有名なRITEWAYのグラベルロード「SONOMA ADVENTURE」。2019年モデルはがらっと変わったので解説する。 ライトウェイのスポーツサイクルは、街乗りやサイクリングを中心に楽しむ人向けの自転車。グラベルロードのSONOMA ADVENTUREもスマートフォンホルダーやセンタースタンド、マシュマロサドルが付いており、他のグラベルロードよりも、街乗りやサイクリングに適した自転車となっている。 ただ、従来のSONOMA ADENTUREとの違いは、近年流行しているグラベルロードのデザインを採用していること。クロモリ製のフレームには13か所、クロモリ製フロントフォークには6か所のボトルケージマウント用ネジ穴を装備している。 そのためボトルケージなら最大7個を取り付け可能とのこと。流行のボトルケージ台座に装着するタイプのキャリアを装着して、ボトルケージが装着できなくなる問題は無いだろう。 650Bホイールと700Cホイールの2種類を選ぶことができるSONOMA ADENTURE SONOMA ADVENTUREの一番の特徴は、650Bホイールと700Cホイールの2種類を選ぶことができること。 650Bホイール仕様は、一般的なクロスバイクよりもタイヤが太く安定性やダートや段差に強いグラベルロード向けタイヤ(KENDA・FLINTRIDGE 650B×45C)を装備。700Cホイール仕様は、シティサイクルと同じくらいのタイヤ幅で舗装路用のスリックタイヤ(RITEWAY アーバンフルスリックタイヤ 700×35C)が付いてくる。 多くのグラベルロードバイクでは700Cホイールと650Bホイールの2つのホイールに対応しているモデルが増えているが、SONOMA ADVENTUREのように700Cホイールと650Bホイールから選べるのは珍しい。 買う時は650B仕様か700C仕様のどちらを買うか迷うだろう。筆者の考えは、スピードよりも道を気にしないで走りたい人には650B仕様。舗装路を快適に走りたいのなら700C仕様を選ぶだろう。 因みに650Bホイール、700Cホイールともオプションで購入できる。また、ハブの規格は汎用性が高いクイック仕様を採用しているため、ホイール交換も容易なので、気軽に特徴を変えることができる。 欠点は車体重量が13kgと重く、車体サイズが2種類と少ないこと。しかし、価格が89,800円(税抜)なのを考えると、ドロップハンドルタイプのツーリング用自転車と考えると悪くないと思う。 RITEWAY 10万円以下のロードバイク/グラベルロードまとめ https://t.co/reLoMX74mq #自転車 @CycloriderJapanさんから — CycloRider (@CycloriderJapan) December 12, 2019

自転車は自分に合っていることが一番の理由とは?初心者は何を選べばいいか?

自転車を選ぶ時、車体の素材や部品のグレードなどカタログスペックに注目するのが一般的だ。しかし、筆者は部品のグレードや車体の素材よりも自分に合っていることが一番重要だと考えている。 かつて、筆者は四国の自転車ビルダー「ウメザワ」のランドナーを所有していた。ほぼ新品で貰った自転車で、クラシックパーツがついたランドナーだった。そのようなランドナーを持つ事は、人によっては羨ましいと思う人もいるが、筆者の場合、最終的にはレンタサイクルとして提供する事になった。 手放した理由はいくつかある。本格的にメインマシンにするには部品換装が大掛かりになる等の問題があった。しかし、一番の理由は車体サイズが合っていないこと。最初のオーナーと筆者では身長10cmほどの差があり、部品交換だけでポジションを出すことができなかった。つまり合っていなかったのだ。 合っていないのは自転車だけでなく部品に対しても言える。ウメザワ・ランドナーを提供した時、シビエのライトや、ブルックス・プロフェッショナル(革サドル)、3Tのハンドル、シマノ600のチェーンリング等の予備部品なども提供した。このようなクラシックパーツをネットオークションで転売する人もいると思うが、筆者はそんなことは考えていなく、むしろ収まるべき所に収まって良かったと思っている。部品を提供したのは、自分のライフスタイルに合っていなかったのもある。高価な自転車や、希少な部品が付いた自転車でも、乗り手に合っていなければ意味が無いのだ。 自分に合った自転車を探すのが一番難しい理由 自転車で選びで重要なのは、部品グレードでも車体の素材でも無く、自分に合っている自転車なのは分かるだろう。自分に合っていない自転車に乗るのは苦痛で、長時間走りたくない。 しかし、自分に合っている自転車を探すのが一番難しい。その理由は、自分に合っている自転車というのは、抽象的で知識と経験が無いとわからないからだ。 一番簡単なのは、実際に自転車を購入や試乗を行うこと。特に試乗は出来るだけ行ったほうが良い。実際に体験しないとわからない事が多いのだ。また、試乗する自転車は、出来るだけ車種を広げたほうが新しい知識や発見を得ることが出来る。興味が無い自転車でも時間が許す限り乗った方が良い。 しかし、実際に試乗した自転車を購入しても、乗っていくにつれて合わない所が出てくる。そんな時は知識と経験、理論を駆使してPDCAサイクルを回して、部品交換を行うのがベストだ。 初心者が自分に合った自転車を見つける方法とは? これから自転車趣味を始める初心者が自分に合った自転車を探すのは難しい。実際に運転するとイメージも違うことは多くあるからだ。 一番良いのは試乗会で、様々なスポーツ自転車に乗ってみること。できれば公道での使用した試乗会で実際に乗って試すのが一番だ。試乗会が無い場合は、レンタサイクルで乗るのも良いだろう。 一番難しいのはメディアからの情報だけで選ぶこと。これは情報の取捨選択と正誤判断が難しいためだ。 一番良い例が70年代の第1次バイクブーム。筆者はオートバイの免許は持っていないが、第1次バイクブームの当事者から話を聞き、国会図書館からオートバイ雑誌の中古車広告から個人売買欄、サーキット族問題を書いた教育関連の雑誌記事をコピーして調べて書いた。 https://www.cyclorider.com/archives/10266 調べていて感じたのは、殆どのオートバイメディアは第一次バイクブームを理解していないこと。これは現在のメディア側の発信者の殆どの世代が第二次バイクブーム世代というのもある。第一次バイクブームのように親が子供に大型オートバイを買い与え、大型オートバイで通学した世代を理解できないため、想像するのが難しいのもあるだろう。これに関しては、試乗した感覚とメディアの情報を比較するのが良い。 初心者がスポーツ自転車を行う場合、筆者なら2つの案を出す。 1つ目は、汎用性が高いモデルを選ぶこと。上の写真のグラベルロードのように、ママチャリよりも太いタイヤを履くことができ砂利道もこなせる自転車が流行している。利点は荷台などを付けて様々な事を試せることができ、自転車趣味が変わってもある程度潰しが効く。グラベルロードやクロスバイクなど汎用性が高い自転車は、汎用性を犠牲にしたレース用自転車と比較すると、レースなど特化した場面では不利だ。しかし、サイクリングなど非競技的な使い方なら汎用性が高い自転車のほうが良い。 汎用性が高い自転車の特徴は、太いタイヤが履け、荷台や泥除けが装着でき、軽いギアがあることだ。 2つ目は複数台持てる環境や、合わなかったら乗り換えるのを前提として買うこと。 競技用自転車など、1つの機能に特化した自転車の場合は、いくら部品換装しても設計の問題に当たってしまう。例えば、競技用自転車は荷物を積むのは想定していない。 https://www.cyclorider.com/archives/18276 そのため、競技用自転車に荷台やバッグを取り付けても、本来の使い方から外れるので使いにくい。このような場合、無理に改造するよりも、新たに自転車を購入したほうがベストだ。 この二つの例は掛け合わせても良い。例えば、汎用性が高いクロスバイクを買い、その後にロードバイクを増車したり、競技用ロードバイクを買ったが、普段乗りにクロスバイクや折りたたみ自転車を買うのもアリだ。

コンパクトでタイヤに空気を自動で充填できる電動ポンプ BERKUT SPECIALIST

自転車旅行で必要な物の1つに携帯ポンプがある。万が一パンクした時に空気を入れるために必要だが、入れるのに時間がかかり力が必要だ。この欠点を解消するには3つの方法がある。1つは、ブリヂストン・フレームポンプのように大型の携帯ポンプを使うこと。2つ目はCO2ボンベを使う方法がある。どちらも欠点はあり、大型携帯ポンプは通常の携帯ポンプよりも大きくCO2ボンベよりも空気が入れにくい、CO2ボンベはボンベの再充填ができない問題がある。 https://www.youtube.com/watch?v=abJC9mXdGy4 携帯ポンプより楽に入れ、CO2ボンベみたいに使い捨てするのに躊躇う人向けの商品がBERKUT SPECIALISTという電動ポンプ。この電動ポンプの特徴は、自転車に取付できるほどコンパクトながら、 8bar/120psiまで空気を入れることができるため、ロードバイク等の高圧タイヤでも安心して空気を入れられること。参考に1回の充電で空気を充填できるタイヤ本数は以下の通りだ。 ママチャリ・ロード・クロスバイク:約8本 マウンテンバイク・ファット系バイク:約5〜6本 スクーター:約4〜5本 スポーツオートバイ:約2本 オフロードオートバイ:約3本 今までも、自転車に使える電動ポンプはあったが、サイズが大きくてロードバイクに使うには高圧まで空気が入らない欠点があった。しかしBERKUT SPECIALISTはこの2つの欠点を解消している。多くの人が注目しているらしく、クラウドファンディングプロジェクト「Makuake」で公開してから初日に目標金額の100%を突破したとのこと。2018年8月には一般販売を行うとのことだ。 スペック 内蔵バッテリー:リチウム電池12.8V / 2,000mAh バッテリー充電時間:約2時間(充電完了) マックス圧力:8Bar(kg / cm 2) 120psi 連続可動時間:8分 マックス空気流量:毎分10リットル 対応バルブ:米国・仏式バルブ (アタッチメント式:両側で切替) 懐中電灯機能 :LEDライト内蔵 http://www.uniqstyle.co.jp/products/BERKUT/BERKUT.html ロシアブランド BERKUT SPECIALIST (ベルクート・スペシャリスト) 電動空気入れ 自転車/オートバイ兼用  

BESVから電動アシストロード「JR1」と電動アシストクロス「JF1」が登場

スタイリッシュなデザインを売りにした電動アシスト自転車ブランド「BESV」が、電動アシストロードバイクの「JR1」と電動アシストクロスバイクの「JF1」が登場した。 JR1はBESV初の電動アシストロードバイク。前後油圧ディスクブレーキや後輪インホイールモーターを採用している。各試乗会でJR1が試乗車として乗ることができた。今回、市販車では新たにフルカラー液晶ディスプレイを搭載した。また、スイッチはドロップハンドルを握った状態でも操作ができるデュアルアシストコントロールスイッチを採用した。ヤマハ・YPJ-RやYPJ-ERは、一旦フラット部のハンドルを握り操作する必要があるのを考えると、このスイッチはよく考えている。BESV JR1は様々な試乗会で試乗したことがあるが、市販車を試乗してから再評価するつもりだ。 BESV JR1:メーカー希望小売価格:298,080円(税込) サイズバリエーション:XS480 / M530 フレーム:アルミニウム 重量:15.7kg (XS) / 16kg (M) ギア:Shimano 105 11s ブレーキ:Shimano 105 hydraulic タイヤ:700x25C(仏式) 全長:1665mm (XS) / 1680mm (M) バッテリー:36V/7.0Ah リチウムイオンバッテリー 充電時間:約3.5時間 最大走行可能距離:138km / 64km カラー:Gross White / Matte Black JF1は、クロスバイクタイプの電動アシスト自転車。JR1に似たデザインだが、よりアップライトに乗車できる設計となっている。JF1は機械式ディスクブレーキやフロントシングルギアなどを採用し、JR1よりも低価格化を実現した。JR1と同じくフルカラー液晶ディスプレイを搭載した。 BESV JF1:メーカー希望小売価格:248,400円(税込) サイズバリエーション:XS410 / M455 フレーム:アルミニウム 重量:16.1kg (XS) / 16.2kg (M) ギア:Shimano Deore 10s ブレーキ:PROMAX mechanical disc brake タイヤ:700x35C(仏式) 全長:1745mm (XS) / 1755mm...

電動アシストロードバイク「ヤマハ・YPJ-R」を解説【E-Bike】

2015年、自転車業界で話題になっている自転車と言えば恐らくYPJ-Rだ。ヤマハのWebサイトでは前からサイクルモード2015で試乗できると書いてあり。筆者はサイクルモード2015でYPJ-Rに試乗した。今回は2015年にシクロアシストで公開していた記事を転載する。 取り回しの良さは恐らく電動アシスト自転車の中でトップか コンセプトがロードバイクのためフレームや部品が軽く、電動アシストユニットやバッテリー容量も軽さを売りにしている。車体重量は15.4kgと電動アシスト自転車の世界では軽量となっている。電動アシストユニットやバッテリーを車体中心部に置いてあるため押し歩きを行うのも苦ではない。 アシストは自然で自転車感がある YPJ-Rのアシストは、アシストのオンとオフが非常にわかりにくい滑らかなで自然なアシストとなっている。ただ、滑らかなアシストでも前輪駆動方式のBSデュアルドライブの様な発進の悪さは無い。アシスト力自体は従来のヤマハ・PASに採用されているチェーン合力方式が勝っているらしく、自分の体感でもアシスト力自体は強烈に強いとは思わない。しかし、アシストのオンとオフが非常にわかりにくいのに、確実に力を出す滑らかなアシストのおかげで、従来の電動アシスト自転車にあるアシストオフ時やアシスト力が下がるときに感じる、いきなりやって来る漕ぎの重さが無いため、非常に漕ぎやすい。 アシストは平地でも常にアシストしているわけではない? YPJ-Rには多機能メーターが標準装備されていて、アシスト力を見ることができるモードがある。今回、アシスト力を適時見ながら走っていたが、常にアシストをかけて走っているわけでは無いようだ。試しに軽いギアで発進し、メーターを見たらアシストしていなかった。電動アシスト自転車といえば常にアシストがかかっているような感じがするが、ヤマハ・YPJ-Rは必要な時に応じてアシストをかけている気がする。本当はじっくり乗りながらメーターを見ながら走って観察したいほどだ。 ここで気になるのが航続距離。YPJ-Rの航続距離(標準パターン)は、バッテリー新品、常温15~25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)65kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・前2、後11」15km/h、上り坂「変速機・前1、後9」10km/h、下り坂「変速機・前2、後11」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止を行ったときのテストデータとなっているが、この条件で走行している例はあまりないと思う。実際の航続距離はどのようになるかは自分はわからない。 非電動時の走りは電動アシスト自転車として見ると良いレベル 電動アシスト自転車は非電動時の走行は重いのが殆どだが、YPJ-Rは非電動時の走りは電動アシスト自転車として見ると良いレベルで、車体が重いクロスバイクといったところか。 非競技的なコンセプトなのに競技的な考えが残っている車体設計 従来の電動アシストスポーツ車と比べると性能は非常に高く、性能面は非常に良い。しかしコンセプトと車体設計が合っていない。YPJ-Rのコンセプトはカジュアルに使う人のために向けた電動アシストロードバイクなのに対し、荷台が付かない、太いタイヤは履けない、前傾姿勢になりやすいなど競技的な考えが残っている車体設計となっている。非競技的コンセプトの電動アシストロードバイクで行くのなら、De Rosa Milanino E-Roadのようにグラベルロードタイプのほうが、想定ユーザーに合っていると思う。グラベルロードなら荷台は装着可能でもOKで、タイヤは幅を細くしてスピード重視で良いし、タイヤを太くして安定性重視に変えて初心者でも安心して走行できることも可能。非競技的な使い方なら前傾姿勢じゃないほうが良く、ディスクブレーキは安定した制動力もあるし、メカニカルなカッコよさもある。電動アシストの良さを追及するのならロードバイクよりも、グラベルロードやマウンテンバイク、トレッキングバイクやクロスバイクこそ電動アシストをつけるべきだと思う。 ヤマハ・YPJ-Rは、従来型の電動アシスト自転車を知っているほど、日本の電動アシスト自転車の新たな時代を実感する電動アシスト自転車だが、非競技的なコンセプトなのに競技的な考えが残っている車体設計が足かせとなっている。もう一度書くが、電動アシストの良さを追及するのならロードバイクよりも、グラベルロードやマウンテンバイク、トレッキングバイクやクロスバイクこそ電動アシストをつけるべきだ。 注:2018年に、大容量バッテリーを搭載したトレッキングバイク(YPJ-TC)、クロスバイク(YPJ-EC)、グラベルロード(YPJ-ER)、電動アシストマウンテンバイク(YPJ-XC)が登場した。YPJ-Rは大きな変更はなく2018年現在も販売中。 https://www.cyclorider.com/archives/33696 YPJ-Rの動画まとめ https://www.youtube.com/watch?v=MSnJza4YaR0&t=39s https://www.youtube.com/watch?v=xqQVHF9rMfE https://www.youtube.com/watch?v=Y7JV47BEBbs https://www.youtube.com/watch?v=LnzWbgDRikI ヤマハ・YPJ-Rがレンタルできるレンタサイクル一覧 ル・サイク土浦店   ル・サイク土浦店 | サイクルスポット/ル・サイク-東京を中心に展開する自転車販売店【東京:神奈川:千葉:埼玉:静岡に102店舗】 場所:茨城県土浦市有明町1-30PLAYatre1階 料金:1日¥3,500 うみかぜサイクル 京急三浦海岸駅から歩いてすぐの所にあるレンタサイクルショップ。 。 ActivilityJapanで詳細を見る AsoViewで詳細を見る じゃらんで詳細を見る https://www.miura-umikaze.jp/ 場所:三浦市南下浦町上宮田3316-4 料金:1日 ¥3,000 はままつペダル https://www.hamamatsupedal.com/ 場所:浜松市中区旭町37 料金:1日¥3,500 Karuizawa RideTown:E-Bike 軽井沢エリア、中軽井沢エリアなら宅配レンタル対応(有料)。 じゃらんで詳細を見る AsoViewで詳細を見る http://karuizawa.ridetown.jp/ 場所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東246 料金:8時間¥5,000 サイクルショップ川﨑商会 じゃらんで詳細を見る http://jitensya.kawacle.jp/rentacycle 場所:岡山県備前市日生町日生889-7サイクルショップ川﨑商会 料金:1日¥2,000  

サイクルベースあさひのロードバイクの選び方をまとめてみた

かつて、低価格で購入できるロードバイクはネット通販でしか買えなかった。しかし、今ではサイクルベースあさひやイオンバイク、NESTO等、様々なブランドが提供している。サイクルベースあさひの場合、デザイン重視で低価格で購入できるレユニオンコーレル、ロードバイクライフのエントリーモデルといえるプレシジョンRと女性向けのプレシジョンディエナR、軽量でレーサースタイルを採用するプレシジョンRSの3種類がラインナップされている。今回はそれぞれのロードバイクの特徴を紹介しようと思う。 レユニオンコーレル:49,980円(税込) サイクルベースあさひで見る フレーム:スチール フロントフォーク:スチール 重量:12.5kg ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ ギア(前/後):50-34T/CS-HG20-7 12-28T タイヤ/ホイールサイズ:700X25C 街乗り用スポーツサイクル「レユニオンシリーズ」唯一のロードバイクがレユニオンコーレル。サイクルベースあさひのロードバイクの中では一番安く5万円以下で購入できる。安い理由は車体の素材に安価なスチール素材を採用したため。車体重量は一般的なロードバイクよりも重い12.5kg。部品のグレードはシマノ・Tourneyという、街乗り向けのグレード。リア7段変速はお金をかけないでギアを軽くするのは難しい。街乗りでも安心してブレーキをかけることができるように補助ブレーキレバーを装備したのは良いと思う。 レユニオンコーレルは街乗りや普通のサイクリングがメインで、スタイリッシュなロードバイクスタイルの自転車で楽しみたい人に向いている。激しいアップダウンがある道を長距離で走る場合、自分好みに合った部品を交換する必要がある。この時、ブルホーンハンドルやマスタッシュハンドル等、自分好みに合ったハンドルに交換したり、長時間走行してもバテないようにするために軽いギアに交換する場合がある。このような場合、変速レバーやギア関連に多額のお金をかける必要がある。 プレシジョンR:69,980円(税込み) サイクルベースあさひで見る フレーム:アルミ フロントフォーク:アルミ 重量:10.9kg ブレーキ:TEKTRO R312 デュアルピボットキャリパーブレーキ ギア(前/後):50-34T/CS-HG50-8 12-28T タイヤ/ホイールサイズ:700X25C プレシジョンシリーズの中でもエントリー向けのロードバイクなのがプレシジョンR。シャープなロゴやスポーク数が少ないホイールを採用し、レーシーな雰囲気を出していながら、ロードバイクに乗ってみたい初心者でも扱いやすいよう設計を採用している。競技用ロードバイクより前傾姿勢を緩くし、街乗りでも安心してブレーキをかけることができる補助ブレーキレバーを装備している。7万円を切った価格も魅力だ。 プレシジョンRは、ロードバイクライフを入門したい人向けのロードバイク。街乗り・軽いサイクリング用と割り切ったレユニオンコーレルとの違いは、車体重量は10kg台と舗装路を走るスポーツサイクルとしては一般的な軽さだ。自分好みに合ったハンドルに交換したり、長時間走行してもバテないようにするために軽いギアに交換する場合があっても安心なシマノ・クラリスグレードを採用した。もし筆者が、このページの中から長距離走行できるロードバイクの最低グレードを選べと言われたら、プレシジョンR/プレシジョンディエナRを最低グレードと位置づけるだろう。 プレシジョンディエナR:69,980円(税込み) サイクルベースあさひで見る フレーム:アルミ フロントフォーク:アルミ 重量:9.7kg ブレーキ:TEKTRO R312 デュアルピボットキャリパーブレーキ ギア(前/後):46-34T/CS-HG50-8 12-28T タイヤ/ホイールサイズ:700X25C エントリーロードバイクのプレシジョンRの女性版がプレシジョンディエナR。女性用クロスバイクのプレシジョンディエナと同じように、またぎやすく小柄な人でも乗れる女性専用設計のフレームを採用した。ギアはプレシジョンRよりも軽いギアを採用することで、脚力が無い人でも扱いやすくなっている。 プレシジョンRS:89,980円(税込み) サイクルベースあさひで見る フレーム:アルミ フロントフォーク:アルミコラム・カーボンフォーク 重量:9.6kg ブレーキ:シマノ BR-R3000 デュアルピボットキャリパーブレーキ ギア(前/後):CS-HG50-8 11-25T タイヤ/ホイールサイズ:700X23C プレシジョンRSは、プレシジョンシリーズの中で一番高価なフラグシップモデル。また、サイクルベースあさひブランドのロードバイクの中でも一番高価だ。プレシジョンRよりも軽い(車体重量9.6kg)だけでなく、前傾姿勢で乗るスポーツ性能を求めたモデル。フロントフォークはカーボン製を採用し、振動吸収性が高いのを売りにしている。コンポはシマノ・ソラ。レユニオンコーレル・プレシジョンR・プレシジョンディエナRは、ブレーキや回転部分といった見えにくい部分に他社製の部品を採用しコスト削減しているが、プレシジョンRSはブレーキや回転部分にもシマノ・ソラグレードの部品を採用し、お金をかけている。 プレシジョンRSは、10万円以下と低価格でも本格的なロードバイクを求めたい人に向いている。プレシジョンRは扱いやすさやコストを重視しているため、高価なロードバイクと比較すると細かいスタイルが違い、所有欲よりも手軽に購入できるのを重視している。一方、プレシジョンRSは、高価格ロードバイクに似たデザインを採用し所有欲もあるエントリーロードバイク。部品のデザインだけでなく、車体デザインも高価格のロードバイクに似たレーシーなデザインとなっている。

雨が降っても自転車が無くても安心!初心者にお薦めのサイクリングコースまとめ

サイクリングの魅力は、自分の力で遠くに行くことができ、狭い道でも迷惑にならずに走れ、他の公共交通機関とリンクすることで、移動効率が上がり幅広い楽しみ方ができることだ。レースをしない一般ユーザーでも、街中でのポタリングからサイクリングコース、林道のグラベルライド、三国峠を越えて行く1日300kmロングライドまで様々な楽しみ方がある。 しかし、これから自転車を初める場合、どんな走り方が合うのかわからない。また、高額な自転車や自転車用品を買うのは躊躇するだろう。 今回は、雨が降っても自転車が無くても安心して楽しめる初心者にお薦めのサイクリングコースをまとめてみた。基準はスポーツサイクルや電動アシスト自転車のレンタサイクルが豊富で、雨が降りサイクリングを中止しても観光できる場所をピックアップした。 長野・飯山エリア 北陸新幹線飯山駅には信越自然郷アクティビティセンターがある。ここではロードバイク、マウンテンバイクのレンタサイクルが豊富でサイクリングツアーも行われている。自転車だけでなくSUPやカヤック、ハイキングツアーなど様々なアクティビティツアーもあり、レインウェアやトレッキングシューズやバッグパック、テント、スノーシューなどもレンタル可能。 飯山エリアは豪雪地帯のため、冬になると自転車は走れないと思うかもしれないが、冬季限定でファットバイクで街中を走るツアーや、スキー場をファットバイクで下るツアーがあり、春夏秋冬楽しめる。雨が降った場合は、高橋まゆみ人形館や飯山市美術館など巡るのが良いだろう。 信州いいやま観光局 伊豆大島エリア 東京23区から気軽に観光できる島として有名なのが伊豆大島。東京・浜松町にある竹芝桟橋から最短1時間45分で行くことが可能だ。レンタサイクルはママチャリと低価格のマウンテンバイクの2種類が主流だが、大島1週するのならマウンテンバイクを選ぶのがベスト。自転車を持っていくのなら三原山ヒルクライムも良いだろう。 雨が降った場合、川端康成の「伊豆の踊子」で有名な波浮港や、火山の歴史がわかる伊豆大島火山博物館、入園料金無料の都立大島公園 動物園がベスト。公共交通機関は路線バスしかないが、路線バスは本数が少なくシーズンにより運休する路線があるため注意。レンタカーや観光タクシーを選ぶのが良いだろう。 伊豆大島ナビ 三島エリア 静岡県にある伊豆ゲートウェイ函南は、飲食施設だけでなく観光案内やジオガイドツアーが行われている。サイクリングに関してはスポーツサイクルや電動アシストスポーツサイクルのレンタサイクルがある。伊豆半島エリアはサイクリングコースだけでなく、グルメ、史跡など雨が降っても楽しめる観光場所が豊富だ。 伊豆ゲートウェイ函南 浜名湖エリア 静岡県にある浜名湖は1週65kmと手頃に走れるサイクリングコース。レンタサイクルは浜名湖から少し離れている浜松駅近くにある「はままつペダル」が良い。ロードバイク、クロスバイク、折り畳み自転車がレンタルできるからだ。浜名湖・浜松周辺には浜名湖ガーデンパーク、うなぎパイファクトリーやスズキ資料館などの観光地が豊富で、雨が降っても困らない。 浜名湖1週 ハマイチWeb 浜松だいすきネット 琵琶湖エリア 日本最大の面積と貯水量を持つ琵琶湖は有名なサイクリングコースの1つだ。1週160kmと長く、観光スポットも彦根城、琵琶湖博物館や旧跡を中心に沢山あり、1日で1週するのは惜しいコースだ。レンタサイクルはJR米原駅にびわ湖1週レンタサイクルがあり、その他の場所でもレンタサイクルサービスが行われている。サイクリングコースに関しては湖西エリアは交通量が多く裏道が少ない。一方、湖東エリアはサイクリングコースが整備されており走りやすい。また、宿泊施設なども豊富で、短い時間で観光を楽しみたいのなら湖東エリアのみを楽しむのが良いだろう。 輪の国びわ湖 びわ湖1週 京都エリア 昔ながらの街並みが残っている京都。レンタサイクルは膨大にあり選ぶのが大変になるほどだ。観光地や公共交通機関は非常に豊富で雨が降っても問題にはならない。一部の観光地は非常に人が多く、駐輪禁止場所や難しい場所も多いので、公共交通機関を多用する旅も良いだろう。 京都よくばり自転車観光ナビ 淡路島エリア 大阪・兵庫エリアから近い淡路島。1週150kmと長く獲得標高1200mとアップダウンが多いため、初心者が楽しむのなら1泊2日で楽しむのが良い。本格的なスポーツサイクルが借りることができるショップが多数ある。「古事記」「日本書紀」の舞台となった神話ゆかりの名所や景勝地などが豊富にあり、雨が降っても大丈夫。1週160kmと距離があるため公共交通機関よりレンタカーを使うのがベストだろう。 あわじロードバイクサポーターズ 淡路島観光ナビ しまなみ海道エリア 世界7大サイクリングロードの1つとして知られているしまなみ海道。本州(尾道)から、向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島、四国(今治)と橋でつないだサイクリングコースは、サイクリングに興味がない人でも人生で1度は行くべき道だ。各島には、それぞれ特徴があり因島ははっさく大福、大三島は大三島神社や伯方の塩工場などがある。レンタサイクルは各島にあり、尾道(本州)と今治(四国)にはGIANTストアでレンタサイクルが提供している。 歴史やグルメ、景勝地といった観光地が地域ごとにあり、それぞれ特色を持っているので、雨が降っても観光には困らない。ただし、自動車を使用して島巡りを行うと、有料道路を使わないといけないため注意が必要だ。 SHIMAP しまなみ海道観光マップ https://www.cyclorider.com/archives/20504    

量販店向け自転車と専門店向け自転車の大きな違いとは?

安売りスーパーに行くと、ペヨングソースやきそばというカップ焼きそばを見るだろう。ペヤングソースやきそばよりも安いのでコピー商品に見えるが、ペヤング・ペヨング両方とも製造元はまるか食品だ。ペヤングソースやきそばを製造するまるか食品が、低価格のペヨングを製造する狙いは、ペヤングソース焼きそばの安売りを防止して、ブランドイメージを落とさず、最終的にはペヤングの購入につなげていく戦略とのことだ。 売り切れ続出…ペヤングの「偽物風」ペヨング販売、密かな狙いは?「共食い」の危険も(Business Journal) 自転車の場合はどうなのか? 自転車には量販店向け自転車と専門店向け自転車の2種類がある。基本的に量販店向け自転車は価格を抑えるために、細部の部品の品質を落としている。有名なのがブリヂストン・アルベルトライトという量販店向け自転車。通常のアルベルトよりも部品の品質を落としており、多くの自転車店から批判されている。 https://www.cyclorider.com/archives/11934 量販店や安売り店のスポーツサイクルは、ルック車とも言われている。ルック車とはスポーツサイクル風のデザインを採用した1~2万円台の激安自転車だ。この手のルック車の問題は重い・進まない・直すのが大変なこと。舗装路しか走れないクロスバイクなのに重量13~15kg(オフロード走行できる6万円クラスのマウンテンバイクは13~14Kg)と重く、加速は5万円の折り畳み自転車にも負ける。直すにしても、価格を抑えるためにグリス(潤滑油)が少なかったり、変な部品を採用しているため、整備に時間がかかる。 https://www.cyclorider.com/archives/18451 https://www.cyclorider.com/archives/11270 専門店向け自転車を量販店に卸さない理由 電動アシスト自転車では、量販店にも卸しているブランドでも自転車専門店向けの特別仕様がある。パナソニックサイクルテックは、自転車専門店向け電動アシスト自転車「ビビPX」がある。これは、カタログに載っていない知る人ぞ知るお買い得モデルだ。 セオサイクルのブログ(2017年) スポーツサイクルの場合、本格的なモデルを製造するブランドの殆どは、自転車専門店にしか卸さない。これは技術面とブランド面の両方が考えられる。とある自転車ブランドは、量販店向けと専門店向けにラインナップを分けており、専門店向けのモデルはコストパフォーマンスが高いため、量販店向けでも専門店向けモデルを卸してほしいとの要望がある。しかし、専門店向けモデルを卸す場合はレース用自転車や部品を整備できる能力が必要で、さらに誓約書が必要だと語っていた。 ブランド面に関しては、安売り防止によるブランドイメージ向上が考えられる。近年、スポーツサイクルの世界では販売店を絞り、安売り防止を行ってブランドイメージを重視する動きがある。これは、自転車専門店向けの自転車の欠点とも言える部分で、身近な店舗で購入できなくなりつつある。      

電動アシストスポーツバイク(E-Bike)で峠を上れ! ミヤタ・クルーズで行く十国峠

電動アシストスポーツ自転車(E-Bike)は航続距離が長いの車種が多い。アシストが弱いモードだと航続距離100km以上の物は当たり前だ。ヤマハ・YPJ-ECなど、一部車種では最長航続距離222km(プラスエコモード)と非常に長い車種もある。 電動アシストスポーツ自転車の航続距離で注意すべき所は、航続距離の計算は業界統一テストの基準で計測されていること。ヤマハYPJのカタログでは、このような文が載っている。 一充電あたりの走行距離は、2010年3月改正の自転車協会電動アシスト自転車安全基準に規定された「標準パターン」を バッテリー満充電からアシスト停止まで走行したときの走行距離の当社測定値。 「標準パターン」の測定条件:バッテリー新品、常温15~25°C、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)65kg、 平滑乾燥路面、無風、無点灯状態で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)、平坦路(1km)、 勾配4度の下り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機※A」15km/h、上り坂「変速機※B」10km/h、 下り坂「変速機※C」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止。 ヤマハ YPJカタログより 自動車ではカタログ燃費よりも実燃費のほうが悪い例が多い。しかし、電動アシスト自転車の場合は、カタログ値よりも実際の数値のほうが距離が伸びる場合が多い。例を挙げると筆者は、ヤマハの電動アシストクロスバイク「YPJ-C」(最大航続距離約40km)で浜名湖1週100kmを行ったことがある。ここまで航続距離が伸びたのはサイクリングコースの殆どが平地で、アシストの作動が少ないため実現出来たのだ。 https://www.cyclorider.com/archives/20982 一方、坂道だけを上る場合、航続距離はカタログ値よりも少なくなる。ヤマハ・PASのカタログには標準パターンによる航続距離と4度登坂連続パターンの違いを紹介したページがある。標準パターンでは70キロ以上アシスト可能な電動アシスト自転車でも、4度登坂連続パターンでは20キロ程度しかアシストしない、 そこで気になるのが、電動アシストスポーツサイクルは峠を上れるかということ。今回、道の駅伊豆ゲートウェイ函南で電動アシストスポーツ自転車「ミヤタクルーズ」をレンタルし、峠に行ってきた。ミヤタ・クルーズはシマノ製ロードバイク用ホイールや油圧ディスクブレーキを搭載した電動アシストクロスバイク。リング錠も装備し走行性能だけでなく実用性も意識している。 今回行く峠は十国峠。峠の名は伊豆・相模・駿河・遠江・甲斐・信濃・武蔵・安房・上総・下総の 10国を展望できるから名付けられたようだ。道の駅伊豆ゲートウェイ函南から十国峠までの距離は約16kmで獲得標高約650mとのこと。 こちらは道の駅伊豆ゲートウェイ函南のスタート時の写真。ディスプレイに表示されている航続距離はカタログ値と同じだ。早速十国峠に行こうとするが、見知らぬ街のため迷うことに。 30分後、ふとディスプレイを見ると、なんと航続距離が増えていた。最初はバグが発生したかと思ったが、どうやらバグではなく、走行条件に合わせてディスプレイに表示される航続距離が変化するようだ。この場合は、平地しか走行していないため通常よりもアシストがかからないので、航続距離が増えたらしい。 十国峠に近づくにつれて坂が多くなってきた。このような場所は一般的なクロスバイクだと12km/h程度で上るが、ミヤタ・クルーズは時速15~17km/hで上っていく。脚力もそれほど使わないで上っていく。クルマが多くて早く抜けたい坂道を走るのなら電動アシストスポーツサイクルは有効だろう。 欠点は坂ではアシストが常時作動するため航続距離が減ってしまうこと。スタートから僅か1時間もたっていないのに航続距離はエコモードで70km台にまで下がってしまった。 坂道をどんどん上れば上るほど、航続距離は下がっていく。しかし、アシスト側が上り坂が続いているのを判断したのか、航続距離の落ち方が遅くなった。 伊豆はアップダウンは多いが自然豊かで走るのは楽しい。特にE-bikeだと楽に走れるので道を間違えても安心して走れる。ただ、今回乗ったE-Bike「ミヤタ・クルーズ」は、アシストがかかるとターボのような高音が聞ける。平地を走るのならアシストは発進時しかかからないので良い。しかし、上り坂ではずっとアシストがかかるため、2時間も聞くと非常に耳障りに感じるのだ。 スマートフォンの地図アプリで、残り距離を確認すると、目的地まであと少しだとわかった。そこでアシストモードをハイモードに変更して一気に上ることにした。ミヤタ・クルーズに搭載されているアシストユニット「シマノ・STEPS E8080」はトルクよりも回転重視でアシストするが、アシストが一番強いハイモードでは、パワフルにアシストがかかる。 ハイモードにしたおかげで、十国峠に到着した。 メーターを見ると航続距離の数字はハイモード:26km、ノーマルモード:36km、エコモード:39km。上り坂では航続距離はカタログ値よりも短いが、まだまだ上れそうだ。 この後、観光地を周りながら道の駅伊豆ゲートウェイ函南に戻った。十国峠を上った後は下るだけでアシストは発生しないので航続距離はどんどん増えていき、ゴールの道の駅・伊豆ゲートウェイでは最長航続距離68kmとなった。筆者としては、ミヤタ・クルーズの航続距離の限界を見ることができなかったので、乗鞍スカイラインや湯田中~渋峠など長い峠道を電動アシストスポーツサイクルで上って航続距離の限界を見たいものだ。 MIYATA E-Bike

気軽に楽しめるストリートサイクル サイクルベースあさひ レユニオンシリーズを解説

サイクルベースあさひのスポーツサイクルで、お洒落なストリートスタイルの雰囲気を持つのがレユニオンシリーズ。レユニオンシリーズには、フラットバーロードスタイルのレユニオンリール、マウンテンバイクスタイルのレユニオンオーラ、ミニベロスタイルのレユニオンニール、ロードバイクスタイルのレユニオンコーレルがラインナップ。どのモデルも一般的なスポーツサイクルと比較して、シンプルなデザインを採用しており、普段着にも合うスタイルとなっている。今回はレユニオンシリーズの特徴をまとめてみた。 レユニオンリル:¥39,980(税込) サイクルベースあさひで見る フレーム:スチール フロントフォーク:スチール 重量:12.5kg ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ ギア(前/後):44T/8段変速 タイヤ/ホイールサイズ:700×25C シンプルなスチールフレームに、カラーリムなどのアルマイトカラーのパーツをアクセントに採用したフラットバーロードバイク。ロードバイクと同じぐらい細い25ミリ幅のタイヤに、前傾姿勢ぎみの乗車姿勢は、街乗りでもスポーティに走りたい人に向いている。 レユニオンオーラ:¥39,980(税込)   楽天で見る フレーム:6061アルミフレーム フロントフォーク: SR SUNTOUR M3030サスペンションフォーク 重量:20.0kg ブレーキ:vブレーキ ギア(前/後):38T/8段変速 タイヤ/ホイールサイズ:26×1.95インチ アルミフレームに街乗り用のフロントサスペンション「SR SUNTOUR M3030」を装備した、マウンテンバイクスタイルの自転車がレユニオンオーラ。アップライトな姿勢や凸凹が少ない舗装路用の幅が広い26インチタイヤは街乗りでも役にたつだろう。スピードよりも耐パンク性能や段差にも強い街乗りスポーツサイクルが欲しい人に向いている。 レユニオンニール:¥39,980(税込) サイクルベースあさひで見る フレーム:スチール フロントフォーク:スチール 重量:11.5kg ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ ギア(前/後):52T/8段変速 タイヤ/ホイールサイズ:20×1-1/8 レユニオンシリーズ唯一のミニベロがレユニオンニール。舗装路を軽快に走れるように、ロードバイク風の細いタイヤを採用した。レユニオンリルの小径車バージョンと考えれば良い。自転車を室内置きしたい人やミニベロ独特のキュートなデザインが欲しい人に向いている。 レユニオンコーレル:¥49,980(税込) サイクルベースあさひで見る フレーム:スチール フロントフォーク:スチール 重量:12.5kg ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ ギア(前/後):50-34T/CS-HG20-7 12-28T タイヤ/ホイールサイズ:700X25C レユニオンシリーズ唯一のロードバイクがレユニオンコーレル。レユニオンシリーズの中では比較的シックなデザインを採用している。スチールフレームを採用したため重量は12キロと重いが、ハイトが低いブラックカラーのホイールや、街乗りでもブレーキがかけやすい補助ブレーキレバーを装備。性能を重視するのではなく、気軽にファッションとして楽しみたい人向けのロードバイクだろう。

瞬時に折り畳める超小径折りたたみ自転車 OX Bikes Pecoのすべて

高性能車椅子や折り畳み自転車で有名なオーエックスエンジニアリング。OX Bikesブランドで販売されている「Peco」シリーズは、超小径折り畳み自転車の中では高性能ながら、ワンタッチで折りたためる事ができる。 Pecoシリーズは2018年1月にモデルチェンジした。12インチモデル・14インチモデル・12インチファットタイヤモデルにそれぞれ1グレードになり、ハンドルはかつてのホンダ・モンキーを連想させる分割式折り畳みハンドルとなった。分割タイプの折り畳みハンドルを採用した理由は、折り畳みサイズを小さくするためとのこと。折りたたみサイズは70cm×101.5~102.7cm(Peco:101.5cm,Peco Buccho:101.8cm,Peco Pocchi:102.7cm)×26.7cmだ。 Pecoシリーズのインプレ・グレードの違いについても紹介 この自転車の特徴は、12・14インチといった超小径折り畳み自転車としては乗りやすい事だ。身長180cmを越える筆者でも、極端な前傾姿勢にならない違和感が少ない乗車姿勢を採用した車体設計に、段差のショックを吸収する前後サスペンションのおかげで、超小径自転車の中では安定して走ることができる。ブレーキは機械式ディスクブレーキを採用。ブレーキローターは電動スクーター用をチョイスしたとのこと。ブレーキ性能は高く効きすぎるほどだ。 Pecoシリーズは超小径車では安定性は高いが、車輪が小さいため一般的な自転車よりもラフな運転を行うのは厳禁。このシリーズ全車に言えることだが、車輪サイズが車体設計に負けている超小径自転車だ。乗車した感覚は16インチクラスに肉薄する走行性能だが、車輪が小さいので段差など荒れた道を走る場合は気をつけたほうが良い。あまりにも車輪が小さいのが足かせとなっているので、車輪径を16インチや20インチに大径化したいと思うほど、車体設計が勝っている。ヨコハマサイクルフェスタで大径仕様について聞いた所、大径化するとフロントサスペンションフォークが干渉するため、16インチ化は考えていないと語っていた。 Pecoは12インチ内装4段変速のPeco、14インチ外装9段変速のPeco Pocchi、12インチファットタイヤ内装4段変速仕様のPeco Bucchoの3モデルがある。ヨコハマサイクルフェスタ2018で、全車乗車することができたので特徴をまとめてみた。 Peco:12インチ・スターメーアーチャー製内装4段変速(¥168,000) 12インチと小さいタイヤを採用したPeco。変速機は停車時でも変速可能なスターメーアーチャー製内装4段変速を採用し、街乗り重視のスタンダードモデルだ。Pecoの車輪は一番小さい12インチだが、タイヤが太いため試乗コースを走行した限りでは超小径車クラスでは良いだろう。今回、オプションのハードサスペンションを装着したモデルに乗ったが、14インチモデル(Peco pocci)よりも安定感はあり、乗り心地も悪くないと感じた。 Peco Pocchi:14インチ外装9段変速(¥178,000) 14インチと外装9段変速機を採用したPeco Pocchiは、シリーズの中で一番スポーティなモデル。車輪径は一番大きいが少し細いタイヤを採用することで、Pecoシリーズでは一番ヒラヒラと軽快にカーブを曲がることができる。外装9段変速を採用し超小径車の中ではスポーティなライディングを楽しめるが、車輪サイズが小さいので、ラフな運転は注意。 Peco Buccho:12インチファットタイヤ・スターメーアーチャー製内装4段変速 12インチホイールにファットタイヤを採用したPeco Buccho。変速機はスターメーアーチャー製内装4段変速を採用した、超小径折り畳みファットバイクという独特の自転車だ。12インチながらファットタイヤを採用することで、Pecoシリーズでは乗り心地や段差通過の安定性は一番高く街乗りに一番向いているモデルだ。12インチファットタイヤという非常に特殊なタイヤを採用しているため、タイヤの料金やどのようなタイヤが選ぶことができるかが気になる所だ。 https://www.cyclorider.com/archives/17020 OX Pecoの折りたたみ方法(旧モデル) http://www.youtube.com/watch?v=1naDvJV3ueg Pecoシリーズのオプション・アクセサリーパーツは? アクセサリーパーツに関しては以下の通り ペコート:¥7,800 折りたたみ時に使うフルカバータイプの輪行袋。肩掛け・下を折り返して押し歩きが可能 フェンダー(前後セット):¥6,900 オプションパーツはハードサスペンション用のパーツがある。価格はフロントが¥500。リアが¥600 また、車体を購入する際、カスタムペイントも受けることができる。70色から選ぶことが可能で販売店でお問い合わせとのことだ。 OX Pecoシリーズのライバルは? Pecoシリーズの直接的なライバルと言える自転車は無い。一般的に超小径車は、歩くよりも楽に移動できる短距離限定の自転車だが、Pecoシリーズは車輪が小さいだけの折り畳み自転車だ。超小径折り畳み自転車で真っ先に思い浮かぶのが、DAHON DOVEやルノー・ウルトラライト7等のBYA412系統だろう。 https://www.cyclorider.com/archives/18891 低価格で買いやすい入門用超小径折り畳み自転車で有名だが、基本的に短距離用で持ち運び重視の折り畳み自転車だ。乗り心地は固く、乗車姿勢は筆者のように身長が高いと窮屈な前傾姿勢になる。この手の折り畳み自転車はライバルではなく全く違う考えで作られた折り畳み自転車だ。 Pecoシリーズのライバルと言えるのは、筆者が知る限りでは16インチ縦折れ式折り畳み自転車の5Links2だろう。5Links2の折りたたみサイズ:40cm×102cm×34cmと、Pecoシリーズ(70cm×101.5~102.7cm×26.7cm)と比較すると縦幅はほぼ同じで横幅は短い。しかし奥行きはPecoシリーズが短く有利だ。また、5Links2はシティコミューターをコンセプトにしており、乗車姿勢は一般車のようにアップライトだ。一方、OX Pecoシリーズはクロスバイク等のスポーツサイクルのポジションに近い。安定性は車輪径が大きい5Links2のほうが有利だが、デザインの面白さはPecoシリーズのほうが上手いだろう。 https://www.cyclorider.com/archives/16546

サイクルハーバー青梅さんが選ぶオススメサイクリングコースまとめ【東京・青梅】

東京・青梅ににあるスポーツバイクの発着基地「サイクルハーバー青梅」は、サイクリングやハイキングなどのアウトドアアクティビティを行う人を中心に作られた施設。ロッカーやシャワー、喫茶がメインだが、ミュージシャンのライブイベントなどを行っており型にはまらないのが特徴。 レンタサイクルは一般車からマウンテンバイク・クロスバイク・ロードバイクなどがある。安価で乗れる一般車から、コルナゴ・マスターやSCOTT CR1 TEAM ISSUEといったあまり目にすることがないロードバイクから、ブロンプトンやタルタルーガタイプFといった折りたたみ自転車、筆者がかつて所有していたウメザワ・ランドナーやTREK・Y-11など、珍しい自転車のレンタルが可能だ。 今回は、サイクルハーバー青梅がおすすめしているサイクリングコースを紹介。(コース地図に関しては現在作成中で店舗にあります) 青梅七福神巡り 青梅にある七福神を巡るポタリングコース。サイクルハーバー青梅発着で、なるべく車通りの多い道を避けた裏道を選んだ周回コースとのこと。 基本はポタリングだが、急な登りもほんの少しあるとのこと。青梅七福神に関しては公式サイトがあり、七福神の巡り方から周辺スポットまで書いてあるので、気になる人は下記参考URLもどうぞ。 参考URL:http://ome7.tokyo/ 吹上しょうぶ公園 貴重な谷戸地を保全するために作られた吹上しょうぶ公園は、ハナショウブを主体としているとのこと。5月下旬~6月下旬には青梅市吹上花しょうぶまつりが開催。サイクルハーバー青梅から比較的近いので、ポタリングで行くのにお薦めのコースの1つだ。 参考:https://www.city.ome.tokyo.jp/koen/shobu_koen.html 【ゆるチャリ】青梅橋めぐりコース サイクルハーバー青梅→下奥多摩大橋→調布橋→万年橋→和田橋→神代橋→奥多摩橋→軍畑大橋→御嶽橋→御嶽駅という、青梅~御嶽にある橋8本を巡るサイクリングコース。下流から上流に行くサイクリングコースで、橋を堪能できる。御嶽駅からの帰りはお好みのコースでどうぞ。 【ゆるチャリ】青梅裏街道コース サイクルハーバー青梅→七兵衛通りから御嶽駅まで裏道を通るコース。交通量が多い国道411号線をほとんど通らず御嶽駅まで行くことが可能。国道よりも道は狭くアップダウンは多いが、趣がある風景と交通量の少なさは初心者にお薦めだろう。 【ゆるチャリ】埼玉・有間ダム(名栗湖)コース サイクルハーバー青梅→成木街道→吹上トンネル→成木市民センター→小沢峠→有間ダム→小沢峠→松ノ木トンネル→吹上トンネル→七兵衛さんお参り→サイクルハーバー青梅というコース。有間峠に行くルートの中でもトンネルやワインディングが多いルート。体力がある人なら名栗湖から先の有間峠に行くのも一つだろう。 【ゆるチャリ】青梅二ツ塚峠エスケープ街道~羽村の堰コース サイクルハーバー青梅→二ツ塚峠→小作の堰→いこいの里(チューリップ畑)→羽村の堰→ライオン餃子(寄り道)→東青梅→サイクルハーバーに戻るコース。普通に羽村の堰に行くのではなく、二ツ塚峠方面に行くのがポイント。ライオン餃子とは小作にある店でジャンボ餃子のテイクアウトが有名とのことだ。 【ゆるチャリ】青梅裏庭コース サイクルハーバー青梅→(A:青梅鉄道公園/B:勝沼裏道)→厚沢通り→(A:花木園/B:川鍋養鶏場)→岩蔵温泉→岩井道観音→成木市民センター→(A:小沢峠下/B:ショートカット)→旧吹上トンネル→七兵衛地蔵→サイクルハーバー青梅というコース。日頃からこのエリアを走っている人でもあまり見たことがない裏道を走行するため探索気分が味わえる。気分によってコースを選ぶことが可能だ。 【ゆるチャリ】青梅坂バカコース サイクルハーバー青梅→青梅鉄道公園→吹上トンネル→成木ステージヒルクライムコース→引き返して松の木トンネル→榎峠→軍畑駅→七兵衛地蔵→サイクルハーバー青梅という、ヒルクライムづくしのサイクリングコース。距離だけみるとそこまで長くないが、ヒルクライムが多いのでボリュームは多めか。 【ゆるチャリ】峠越え 日の出大仏見学コース サイクルハーバー青梅→(Aコースは、日向和田駅方面→和田橋→梅ヶ谷峠/Bコースは、調布橋→二ツ塚峠)→日の出町役場→鹿野大仏→秋川街道→(吉野街道/友田~長渕~二ツ塚峠裏道)→サイクルハーバー青梅というコース。鎌倉の大仏よりも大きいと言われる鹿野大仏に行くコース。こちらも好みによってコースが別れている。 おまけ:青梅街中散策 サイクルハーバー青梅の店内には、青梅周辺のお薦め店舗を紹介している。様々な店があるので歩いて行くと面白いだろう。自転車はサイクルハーバー青梅で駐輪可能(有料) サイクルハーバー青梅について 場所:東京都青梅市本町134番地 時間:カレンダー|サイクルハーバー青梅を参照 最寄り駅:JR青梅駅 車種: ロードバイク(GIANT DEFY/Specialized Allez/Colnago Master等) クロスバイク(Louis Garneau Chasse/Specialized Expedition SPORT A1等) ランドナー(丸石 Emperor/Umezawa Randnnuer) マウンテンバイク(Specialized FSR/TREK Y-11) 折りたたみ自転車(Tartaruga Type-F/Brompton) BMX(Haro Junior) 料金:レンタルスポーツバイク|サイクルハーバー青梅を参照 サイクルハーバー青梅

中国の電動アシストユニット会社「Bafang(バーファン)」を解説

電動アシスト自転車に搭載されるアシストユニットは様々な会社が参入している。日本では大手のパナソニック・ヤマハが多く、これらの会社はアシストユニットだけでなく自社製の電動アシスト自転車も販売している。アシストユニット単体の提供では、日本のシマノとドイツのボッシュが大手で、様々なブランドに供給している。そのような状況で、中国のBAFANG(バーファン)が日本市場に参入するようだ。 日本では馴染みがないBAFANG。特徴は様々なアシストユニットを製造していることだ。カタログを見ると、マウンテンバイク・クロスバイク・トレッキングバイク・キックボード用など様々なアシストユニットを製造している。日本ではBenelliが採用していることで知られており、このブランドにはM400というスポーツタイプのユニットが搭載されている。 BICYCLE CITY EXPOでは、ブースが出展されていて様々なアシストユニットが展示されていた。その中でも注目のユニットはM500とM800だろう。 M500は、E-MTB用のミッドドライブタイプのアシストユニット。M400よりもコンパクトで最大トルクも大きいようだ。電動アシストユニットを搭載しても、普通の自転車に近づけたデザインを採用している。大手のヤマハ(PW-X)やシマノ(STEPS E8080)、ボッシュ(Performance Line CX)はすでにコンパクトなデザインのアシストユニットを市場に投入しており、Bafangが流れに追従したとも言えるだろう。 M800はグラベルロードやロードバイク向けのミッドドライブタイプの電動アシストユニットだ。カタログではパワー・トルクはM500やM400よりも低いが、コンパクトで軽量なユニット(重量2.3kg)を売りにしている。(M800は2018年6月4日現在公式Webサイトに掲載されていない。)また両方の自転車はバッテリーを車体に埋め込むことでスマートなデザインとなった。高性能化が進んでいる電動アシスト自転車業界で、Bafangはどのように進んでいくのか注目したい。 http://www.bafang-e.com/jp.html 2018年11月17日現在、BAFANG製ドライブユニットを搭載したE-Bike Benelli https://youtu.be/r6_s2xflEIU 日本市場ではE-MTBで有名なBenelli。2019年モデルからは電動アシスト折りたたみ自転車にも参入する。E-MTB(電動アシストマウンテンバイク)、電動アシスト折りたたみ自転車両方ともBafang製ドライブユニットを搭載。サイクルモード2018でメーカーに聞いた所ではBafangから許可を貰って独自のマッピングをしているとのことだ。 Bafangユニット搭載モデル:全車種   Evol アサヒサイクルが2019年春に登場するE-Bikeブランドが「Rize」。ヤマハやパナソニックなど大手E-Bikeブランドよりも低価格で購入できるのを売りにしている。現在ではブランド名をEvolに変えて販売中 https://www.cyclorider.com/archives/29970 イオンバイク カゴ付きのコミューター電動アシスト自転車「アレグレス e」に搭載している。

通勤向け街乗り自転車 サイクルベース あさひ オフィスプレスシリーズまとめ

サイクルベースあさひのオフィスプレスは、通勤や街乗りをメインで使う人に向けた自転車だ。この自転車はカゴや泥除けがついた街乗り用自転車で、スポーツ自転車のイメージは欲しいが実用性も求めたい人に向いている。 出展:6/1(金)10時からクーポン利用で最大1200円OFFオフィスプレストレッキングBAA-J2 クロスバイク 通勤・通学にイチオシのクロスバイク オフィスプレスシリーズには、低価格で街乗り向けのオフィスプレストレッキングと軽量でスポーティなオフィスプレススポーツの2種類がある。(折りたたみ自転車のオフィスプレスモバブルは、2018年6月2日現在サイクルベースあさひネットショップに表示なし。)ここでは、オフィスプレストレッキングとオフィスプレススポーツを紹介する。 オフィスプレストレッキング:税込み29,980円 フレーム:スチール フロントフォーク:スチール 重量:20.0kg ブレーキ(前/後ろ):デュアルピボットキャリパーブレーキ/ローラーブレーキ ギア(前/後):42T/シマノ MF-TZ21 7S 14-28T タイヤ/ホイールサイズ:700×32C その他特記事項:カゴ・泥除け・スタンド・リング錠・LEDブロックダイナモライト(リモコンレバー仕様)を標準装備。後輪は13番の太いスポークを採用。現行モデルはBAA対応。 サイクルベースあさひの自転車の中でも街中でよく見る通勤自転車がオフィスプレス。スポーツサイクル風のダイアモンドフレームを採用しているが、スポーツサイクルではない街乗り用自転車として見るのが良い。スポーツサイクルのように軽快に走れる自転車が欲しいのなら、ウイークエンドバイクスやプレシジョンシリーズをえらぶのがいいだろう。 https://www.cyclorider.com/archives/21401 https://www.cyclorider.com/archives/22035 この自転車の利点は、スポーツサイクル風のデザインを持ちつつ、一般的な軽快車の使い勝手の良さを継承していること。ブリーフケースが入るワイドバスケット、LEDダイナモライト、服が汚れない前後泥除け、簡単に鍵をかけることができ盗難されにくい頑丈なリング錠を装備している。 ブレーキは前は一般車用のデュアルピボットキャリパーブレーキ。後ろはローラーブレーキを採用している。どちらもブレーキをかけた時のキーキーとした音鳴りがしにくい物として知られており、街乗り程度なら不満は無いと思う。フレームは鉄フレームを採用して重量は20kgとスポーツサイクルとして見てはいけない。 オフィスプレストレッキングは車体サイズが3種類ある。一般車では窮屈に感じる大柄なひとにとっては、サイズが豊富なのは有り難い。スポークも荷重がかかりやすい後輪に13番という太めのスポークを装着している。現行モデルはLEDダイナモライトにリモコンレバーが付き運転中にライトの点灯が可能になり、BAAにも対応した。 オフィスプレススポーツ:税込み44,980円 フレーム:アルミ フロントフォーク:スチール 重量:16.6kg ブレーキ(前/後ろ):Vブレーキ/Vブレーキ ギア(前/後):48-38-28T/シマノ MF-TZ21 7S 14-28T タイヤ/ホイールサイズ:700×35C その他特記事項:カゴ・泥除け・スタンド・リング錠・LEDオートライトを標準装備。 オフィスプレススポーツはオフィスプレストレッキングの上級モデルだが実際に比較すると全てが違う自転車。オフィスプレストレッキングがスポーツ自転車風の一般車なのに対し、オフィスプレススポーツはスポーツサイクルに通勤用装備を付けた自転車で、より軽快に走る通勤自転車が欲しい人に向いている。 フレーム素材は軽量なアルミ素材を採用し、車体重量は16キロ台と一気に軽量化。ギアも前3段・後ろ7段と増えて軽快に走ることができるだろう。オフィスプレスで標準装備のカゴ、リング錠、ライトもあり、ライトについては暗くなると自動で点灯するオートライトが標準装備。車体サイズは1種類しかないのが欠点だ。

電動アシストスポーツ自転車は観光資源になると思う理由

電動アシスト自転車の世界では、電動アシストスポーツサイクルがブームになっており、様々な会社から電動アシストスポーツサイクルが登場している。このような電動アシストスポーツサイクルは、製造や販売で注目されているだけでなく、観光でも注目の的となっている。 道の駅 伊豆ゲートウェイ函南では、メリダブランドのロードバイクのレンタルだけでなく、ミヤタブランドの電動アシストスポーツ自転車をレンタルすることができる。レンタルできる車種は電動アシストクロスバイクのミヤタ・クルーズと、電動アシストマウンテンバイクのミヤタ・リッジランナーの2種類をレンタルすることができる。 参考:伊豆ゲートウェイ函南 伊豆半島では、電動アシストスポーツ自転車を観光資源にした取り組みを行っているようだ。2018年5月26日の伊豆経済新聞では、伊豆半島内に電動アシストスポーツ自転車の充電ネットワークを作る予定を打ち立てており、電動アシストスポーツ自転車を観光資源にしようとしているようだ。 ここで気になるのが、電動アシストスポーツ自転車は観光資源になるのかどうか。2018年5月25日に伊豆ゲートウェイ函南でミヤタ・クルーズをレンタルし、十国峠に行った限りでは「電動アシストスポーツ自転車は観光資源になる」と思うのが自分の考えで、その理由は以下の通りだ。 電動アシストスポーツ自転車は観光資源になると思う理由 電動アシストスポーツ自転車が観光資源になると思う理由は3つある。 1つ目の脚力があまり無い人でも楽しく走ることができる。電動アシストスポーツ自転車は、モーターとバッテリーを装備し人力を補助するスポーツ自転車だ。電動アシストスポーツ自転車は、一般的なスポーツ自転車よりも車体は重いが楽に漕ぐことができ、通常の電動アシスト自転車よりもスポーティな走りが可能なので、長距離を走っても辛くなりにくい利点がある。特に脚力があまりない普通の人でも坂道が上れるので、行動範囲が大きく増えるだろう。 レンタサイクルの観光で欠点になるのが、途中で疲れてしまい休憩が増えたり、道を間違えてしまいタイムロスが発生してしまう問題がある。特にレンタサイクルで観光を行う場合、土地勘が無く道を間違えるタイムロスがある場合が殆どだろう。最初にトラブルが発生してタイムロスが発生するのなら、いくつかの観光地点を外して回ればいいが、疲れた後にタイムロスが発生するとリカバリーが難しくなったり、時間配分が読みにくくなることがある。 これが電動アシストスポーツ自転車だと、途中で疲れてしまってもモーターアシストがあるおかげで、ある程度のスピードを出すことができるため、時間配分が読みやすい。レンタサイクルの殆どは時間貸しを行っているのが一般的なので、時間配分が読めるのは非常に重要で、安心して観光することができる。 人によっては、通常の電動アシスト自転車でも良いと思うかもしれないが、通常の電動アシスト自転車は発進時のトルクが強い一方、時速20km/hを超えてアシストが切れると足が一気に重くなりスピードが出にくくなるという問題があるが、電動アシストスポーツ自転車はスピードを出してアシストが切れても、足が重くならないため快適に走ることができ、楽しく観光することができる。 2つ目は運動になる。運動になるのは意外と思うかもしれない。しかし、実際にミヤタ・クルーズで十国峠を上った限りでは、電動アシストスポーツ自転車はある程度運動になると思う。モーターがあっても、人力を補助するアシストのためある程度は運動になるのだ。特に伊豆半島のように上り坂が多い場所では、アシストがあっても運動になるだろう。 3つ目は気軽に移動できる。電動アシストスポーツ自転車は、駐輪場所が小さくても良く、エンジン付きの原動機付自転車のように大きな音は出さず、排気ガスも出ない。そのため小さな路地を走っても迷惑になりにくいため、自動車やオートバイよりも気軽に移動できる。 自分は電動アシストスポーツ自転車は持っていなく、試乗やレンタルをして電動アシストスポーツ自転車を体験しているが、観光目的のレンタサイクルなら電動アシストスポーツ自転車を選びたい。伊豆半島ではE-Bikeプロジェクトを行っており電動アシストスポーツ自転車を観光資源にする動きがあるが、個人的には成功して各地に広まってほしい。 シクロライダーの電動アシストスポーツ自転車の記事を見る

【長野・小布施】スポーツ自転車レンタル&カフェ Maaruさんが選ぶサイクリングコースまとめ

長野県はレンタサイクルやサイクリングツアーのを行っている会社が多く、地域によって特色があるサイクリングコースやサイクリングツアーを行っている所が多い。一例を挙げると、飯山の信越自然郷アクティビティセンターや茅野の八ヶ岳サイクリングでは冬季限定でファットバイクライドを行っている。 参考 八ヶ岳サイクリングでファットバイクに乗り雪道を走ってきた | シクロライダー スノーゲレンデダウンヒルを楽しめる雪ちゃりナイター・エキサイティングダウンヒルツアーを体験した感想をまとめてみる | シクロライダー 今回は、長野県小布施でスポーツサイクル(ロードバイク・クロスバイク)のレンタサイクルやカフェを行っている、スポーツ自転車レンタル&カフェ maaruさんが紹介している長野の小布施や飯山のお薦めサイクリングコースをまとめてみた。 (写真:https://maaru-obuse.com/cycling-route-index/iiyama-tarudaki-cycling/) 飯山出発、木島平村樽滝サイクリング。戸狩スキー場や北竜湖をまわる(半日コース) 「飯山出発、木島平村樽滝サイクリング。戸狩スキー場や北竜湖をまわる半日コース」は飯山から出発し、北竜湖や菜の花公園、樽滝、観光交流センターと回る40キロのサイクリングコース。このサイクリングコースで注目したいのは木島平村の「樽滝」で、Wikipediaによると毎年5月8日と10月の第3日曜日に姿を現す幻の滝があるとのこと。スポーツ自転車レンタル&カフェ maaruは、長野の小布施にあり、スタート地点の飯山から少し離れている。maaruから飯山まで車で行く場合は、30~40分ぐらいかかるようだ。 https://maaru-obuse.com/cycling-route-index/iiyama-tarudaki-cycling/ 飯山スイーツ菜の花サイクリング (半日コース) 小布施のmaaruから飯山駅を経由し、道の駅やスイーツ店「パティスリーヒラノ」、高社見晴らし街道を巡るサイクリングコース。半日から一日で回ることができるサイクリングコースとのこと。因みにパティスリーヒラノは飯山では有名な洋菓子屋として知られており、一般的なケーキからヒラノロールと名付けられたロールケーキにパフェと様々な洋菓子が売られていて、店舗にはカフェが併設されていて購入した洋菓子を食べることもできる。 https://maaru-obuse.com/cycling-route-index/iiyama-sweets-nanohana-cycling/ 小布施岩松院、浄光寺、せせらぎ緑道サイクリング(1-2時間コース) 小布施岩松院、浄光寺、せせらぎ緑道サイクリングは、maaruの近所をサイクリングするコース。上記2つのサイクリングコースよりも緩く、距離は僅か4.6キロと短いが、葛飾北斎の天井画「八方睨みの鳳凰図」がある岩松院や、北信五岳ビューポイント、小布施町6次産業センターなど、観光スポットが豊富なサイクリングコースとなっている。 https://maaru-obuse.com/cycling-route-index/cycling-route-time/obuse-ganshouin-cycling-1/ 小布施千曲川沿いのサイクリングロード maaruの説明では、桜並木、山の景色が美しく、小布施で自転車に乗るには一番のオススメコースとのこと。千曲川沿いの歩行者自転車専用道路のサイクリングコースで車は基本来ないらしい。距離は往復18キロと短く、2時間あれば回れると書いてある。 https://maaru-obuse.com/cycling-route-index/obuse-cyclingroad/ 須坂へサイクリング ぶどう畑を抜ければタイムスリップ?大正昭和な街並みと臥竜公園 https://maaru-obuse.com/cycling-route-index/suzaka-cycling-2or3hours/ maaruがある小布施の隣町の須坂は、桜や蔵の街並み、博物館が多くあるのが見どころのようだ。臥竜公園は春になると桜が綺麗で桜の名所100選にも選ばれており、公園内にある真っ黒おでんや団子が有名らしい。小布施から須坂中心部まで自転車で走るのなら、りんごやブドウ畑の中を通る道が車の量が少なくてお薦めとのこと。 信州中野一本木公園バラ鑑賞とスイーツサイクリング(ちょこっと中野観光付き) 小布施の隣にある中野市の一本木公園ではバラが綺麗に咲くことで有名とのこと。maaruから一本木公園まで40分ほどと近く、5月下旬から6月中旬にはきれいなバラが咲くようだ。maaruのサイトでは、一本木公園だけでなく、人形の絵付け体験ができる日本土人形資料館や中野陣屋にも訪れるなど、バラの鑑賞以外も楽しむことができる。 https://maaru-obuse.com/cycling-route-index/nakano-ippongi-rose-sweets/   maaru 長野小布施スポーツ自転車レンタル&カフェについて ・住所:長野県 上高井郡大字小布施618-7 ・営業時間/日時:8:00-17:00 早朝出発したい場合は6:00開店対応可能 ・貸出可能な自転車:クロスバイク(TREK FX3)、ロードバイク(TREK エモンダALR4) ・料金:クロスバイク 1日4000円 短時間レンタルあり ロードバイク 1日4500円 短時間レンタルあり ・貸出可能な物/サービス:ヘルメット、前後ライト、輪行袋、サドルバック、パンク修理セット ・保険:1日500円(任意) ・延長:1時間1000円、1日クロスバイク2500円、ロード3000円 最大5日まで貸出可能 ・他場所での返却:不可 ・保証金:なし maaru 長野小布施スポーツ自転車レンタル&カフェ  maaru 長野小布施スポーツ自転車レンタル&カフェのFacebook   国内&海外の格安ホテル検索『トリバゴ』

サイクルベースあさひの街乗り自転車 ウィークエンドバイクスについて解説

サイクルベースあさひでメインで売られているウイークエンドバイクスは、3万円で購入できる街乗りクロスバイク・ミニベロとして知られている。ウイークエンドバイクスはサイクルベースあさひのクロスバイクの中では、気軽に街乗りを楽しくするクロスバイクという位置づけだ。近年のクロスバイクブームでインターネットやホームセンターでは、三万円以下で購入できる激安クロスバイクが売られているが、個人的にはこれらの激安クロスバイクを選ぶのなら、店舗でも購入でき、三万円ながら細かい所に拘っているウイークエンドバイクスやイオンバイクのAuroraを選んだほうが後々の安心感は高いと思う。 出典:サイクルベースあさひ ウイークエンドバイクスは、長距離サイクリングなど本格的なスポーツサイクルライフを送るのには難しい。車輪は外すのに工具が必要で、安価な一般車に使われる車軸を採用しており、長距離走行するには物足りない部品構成だ。しかし、街乗り向けの低価格クロスバイクと思って購入すれば、そんなに悪くはないモデルだと思う。もし本格的なスポーツサイクルライフを送りたいのであれば、サイクルベースあさひのクロスバイク「プレシジョンスポーツ」を選ぶのが良いだろう。 ウィークエンドバイクスは3万円のクロスバイク・ミニベロでも、できるだけ本物に見えるように拘って作っている。フレームはアルミ素材で重量11kg台と3万円クロスバイク・ミニベロとしては比較的軽い重量を達成している。派手なグラフィックは抑えてシンプルなデザインにし、シマノ製レボシフトよりも本格的に見えるマイクロシフト製のレバーシフターや、スポーティでやや薄いスポーツサイクル用サドルを採用することで、本物感を出している。 この手の格安クロスバイクはインターネット通販限定のモデルが多く、実店舗で購入するのが難しい自転車が多いが、ウイークエンドバイクスは、サイクルベースあさひやヤサカのブリーズサイクルで売られており、不安な無名ブランドの激安クロスバイクを買わなくて良い大きな利点がある。 ウィークエンドバイクスの車種一覧 ウイークエンドバイクスのラインナップは、700Cホイールを採用したウイークエンドバイクス。700Cよりも小柄な人にも乗れるように設計した26インチモデルのウイークエンドバイクス26。20インチの街乗り用ミニベロのウイークエンドバイクス20の3種類がラインナップされている。全モデル、価格は同じで車体の性格も変わらないため、気に入ったものを選ぶのがベストだろう。因みに全車スタンドは標準装備している。 ウイークエンドバイクス 700Cホイールを採用したウイークエンドバイクスは、比較的街中でよく見るモデルだろう。ウイークエンドバイクスはスポーツサイクルでは一般的な700Cホイールを採用している。タイヤ幅は32ミリ相当とママチャリよりはやや細めのタイヤを採用しており、普通の人が舗装路をスポーティで走るに向いているタイヤ幅となっている。フレームサイズは2種類あり、460mmは155cm~、510mmは165cm~。 ウイークエンドバイクスHD-K ウィークエンドバイクスのオートライト仕様がウィークエンドバイクスHD。ハンドルにパナソニック製のハブダイナモライトを採用、また後輪にはウィークエンドバイクスよりも耐久性が高いシマノ製のハブを使っている。 ウイークエンドバイクス26 通常のウイークエンドバイクスでは、車体サイズが大きい人に向けたクロスバイク。通常のウイークエンドバイクスに採用されている700Cよりも小さい26インチ車輪を採用することで、小柄な人でも乗車することができるできるようになった。タイヤ幅は1.25インチとママチャリ等の一般車と同じタイヤ幅を採用しており、ウイークエンドバイクスよりも安定性が高めのタイヤ幅となっている。適応身長は150cm~。 ウイークエンドバイクス20   ウイークエンドバイクス唯一の小径車なのが、ウイークエンドバイクス20。20インチの小径ホイールを採用することで小回りが利き、駐輪時も場所を取らない利点がある。小径車輪は大径車輪と比較して安定性と乗り心地が悪い。700Cのウイークエンドバイクスや26インチのウイークエンドバイクスと比較して購入する場合、走行性能を取るのならウイークエンドバイクスやウイークエンドバイクス26を、小回りや駐輪時のコンパクトさを取るのならウイークエンドバイクス20を選ぶのがベストだろう。

NESTOのスピードクロス LIMITシリーズを解説 ライバル車との違いも紹介

ホダカのスポーツサイクルブランド「NESTO」の中でも、売れ線のクロスバイクと言えるのがLIMITシリーズだ。クロスバイクの中でも舗装路の走行性能を重視したスピードクロスと呼ばれるジャンルの自転車だ。車体設計からカラーリングまでベストセラーのスピードクロス「GIANT Escape R3」を意識しているNESTO LIMITだが、どのようなクロスバイクなのか解説する。 NESTO LIMITってどういう自転車? NESTO LIMITシリーズは、一言で言うとEscape Rシリーズのようなスピードクロスだ。フレームは舗装路走行を重視し、ロードバイクよりもややアップライトな乗車姿勢のスピードクロスとしては定番の設計だと思う。フレーム・フロントフォークはアルミ素材を採用しており、5万円以下のスピードクロスでは車体重量9.9kg(フレームサイズ480mm、スタンド等は外した状態で計測)と軽量だ。 LIMITシリーズの中で一番安いエントリーモデルのLIMIT2は、税抜き価格48,000円と安価ながら、1本4,000円クラスのMAXXIS・Detonatorケブラービードタイヤや、シマノ製Vブレーキ(BR-T4000)、ライト・スタンド等を標準装備しており、どうすればそこまで安くなるのかが不思議なほどのバーゲンプライスとなっている。 今回は神宮外苑のサイクリングコースでの試乗に加えワイズロード東大和の試乗会で試乗したが、一言で言うとGIANT 旧Escape Rの正常進化版と言えるスピードクロスだと思った。NESTOのセールスマン曰く、LIMITシリーズは旧Escape Rシリーズを意識したクロスバイクとのことで、旧Escape RX、現行型Escape R3と比較して、スポーティとコンフォートのバランスが取れていてお買い得なクロスバイクだろう。 自分が所有しているGIANT 旧Escape RXとNESTO LIMIT2を比較すると、感覚的に旧Escape RXのほうがよく進むが、一方でビリビリとした振動が良く伝わり、たまに乗り心地が硬くて嫌になる時もある。実際に梅ノ木峠→風張林道→大ダワを走った時、大ダワの檜原方面下りで振動が大きくて嫌になった。写真のEscape RX3にはツーリング用バネ付き革サドルのBrooks Conquestに、乗り心地と耐パンク性能を両立したパナレーサー・グラベルキング28C、手首が痛くなりにくいGIZA ノースロードバー(NR-AL217BT)を装着しているが、乗り心地はNESTO LIMIT2のほうが良く、自分に合わせたEscape RX3のほうが硬い。(2016年モデルから登場した現行型Escape RXシリーズは未試乗) 2015年にモデルチェンジした現行のGIANT Escape R3とNESTO LIMIT2を比較すると、NESTO LIMIT2のほうがEscape R3よりもスポーティだ。なぜかというと現行のGIANT Escape R3は乗り心地が柔らかくてコンフォートなスピードクロスに変わっているからだ。Escape R3には乗り心地が硬いタイヤとして知られているKENDA K193タイヤが装着されているが、K193を装着しているのに乗り心地が柔らかく、今まで試乗したスピードクロスの中でもこれだけ乗り心地が柔らかいスピードクロスは初めてだろう。土浦の無人レンタサイクルを借りて、霞ヶ浦ショートコース(約90km)を走った時、歩道の段差や荒れた舗装路を走ったが、どうすればここまで乗り心地が良いスピードクロスが作れるのかと思ったほど。NESTO LIMIT2も乗り心地は良いが、LIMIT2の場合は、48,000円の自転車では通常は装備されない1本4,000円クラスのタイヤ(Maxxis デトネイターフォルダブル)を装備しているのもある。LIMIT2の場合、1本2,000円程度の低価格タイヤを装備したら、乗り心地が悪くなる可能性があるので、タイヤ交換を行う場合は最低でも1本4,000円クラスのタイヤを装着しないといけないだろう。 現行のEscape R3は乗り心地が良い一方、漕いだ時にダイレクトに前に進む感覚は落ちている。これは旧GIANT Escape RX、旧GIANT Escape Rシリーズ、NESTO LIMIT2と比較すると明確にわかるほどだ。NESTO...