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2020年モデル最新「Corratec」ブランドのEバイクをピックアップ【E-Bikeブランド辞典】
1990年、南ドイツのローブリングで誕生した自転車ブランドの「Corratec」。日本では、一部のロードバイク「R.T.CARBON」「DOROMITI」「A-ROAD」は、日本の自転車産業を支えてきた大阪府堺市の専門工房「株式会社ワコー」で精度の高い組み立てが行われている事で知られている。
https://www.youtube.com/watch?v=qIUD_L7_XAw
日本市場のCorattec製E-Bikeは、全モデルBosch製ユニット「Active Line Plus」か「Performance Line CX」ユニットを搭載しているE-Bikeをラインナップ。
スムーズで静かなアシストを行う「Active Line Plus」搭載E-BikeはE-クロスバイクの「E-POWER SHAPE PT500」「E-POWER SHAPE」、E-ミニベロの「E-POWER LS」、E-MTBの「E-POWER X VERT 650B」の4モデルを用意。パワフルなアシストを行う「Performance Line CX」搭載E-Bikeは「Corratec E-POWER X VERT CX」1モデル。Corratec E-POWER X VERT CXには、ライダーの踏み込み力に応じた最適なアシスト力が瞬時に提供される「eMTBモード」を搭載している。
https://www.cyclorider.com/archives/41352
CorratecのクロスバイクタイプのE-Bike一覧
E-POWER SHAPE PT500
「Corratec E-POWER SHAPE PT500」は、ロングライドが楽しめるE-クロスバイク。前傾姿勢を和らげるために設計された車体は、すっきりした見た目を採用するために、内蔵型バッテリーを採用している。内蔵されているバッテリーは500Whの大容量バッテリー「Bosch PowerTube 500」を搭載することで、長距離サイクリングにも対応した。価格は298,000円(税抜)。
フレーム: E-POWER SHADOW TUBE アルミ、BOSCH ACTIVE LINE PLUS
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春のグラベルキング限定タイヤで行く狭山湖サイクリング【インプレッション】
軽くて乗り心地が良く、舗装路を軽快に走行できるスポーツライド用タイヤや、頑丈さを重視したコミューター用タイヤ等は沢山あるが、両方の要件を両立したタイヤは少ない。パナレーサー「グラベルキング」は、スポーツライド用タイヤながら耐サイドカット等の耐久性を重視した数少ないタイヤの1つだ。
2020年3月には、数量限定の新色「グラベルキング・リミテッドカラーエディション」が登場した。カラーはパープル、マスタード、オリーブの3色に、ブラックサイドかブラウンサイドが選択できる。「グラベルキング」は、700×32C、35C、38Cを用意。セミノブ仕様の「グラベルキングSK」は、700×32C、35C、38C、43C、26×2.1を用意している。
今回、グラベルロードバイク「Specialized Diverge E5」にグラベルキング700×32C、オリーブカラー/ブラウンサイドを装着し、狭山湖、多摩湖をサイクリングを実施した。
「オンロードとグラベルサイクリングを両立する性能を持っている」グラベルキング 700×32C
狭山湖(正式名称:山口貯水池)は、埼玉県所沢市・入間市にある人造湖で、周辺には未舗装路の砂利道があることで知られており、自転車で散策するには丁度いいエリアだ。
今回装着したグラベルキング 700×32Cの特性を一言で表すと「メインはオンロードだが、グラベルも通過できる性能を持っている」。太いタイヤのように強力なグリップでカーブを楽しむより、安心して散策サイクリングを楽しむタイヤだろう。700×28C(グラベルキング リミテッドカラーエディションにはラインナップに無い)になると、グラベルで滑らないように慎重な運転になるため、グラベルをサイクリングするのなら最低限のタイヤ幅と言える。
また、グラベルキングだと、写真のように路面がゴツゴツした場面でも安心して通過できる。一般的な舗装路スポーツサイクリング用32ミリタイヤの場合、タイヤサイドの耐久性が低いため、荒れた道を走行すると、タイヤサイドを切ってパンクしてしまう事が多い。その点、グラベルキングはタイヤサイドが頑丈なため、安心して走る事が可能だ。
もし、32C相当の細めのタイヤでもグラベルのグリップを重視するのならセミノブ仕様の「グラベルキングSK」がお勧めだ。セミノブのお陰で細めのタイヤでもグラベルでグリップしてくれる。クロスバイクは、700×32~35Cまでの幅しか履けないモデルもあるため、貴重なタイヤだろう。
舗装路の多摩湖では軽快にサイクリングを楽しむ事ができる。砂利道もこなせながらタイヤの重量が軽いのもある。また、コミューター用タイヤよりもしなやかで乗り心地が良いためロングライドも可能だ。そして、グラベルキングはチューブレスレディに対応しているので、チューブレスレディ化で転がり抵抗の削減や乗り心地の向上もできる。
グラベルサイクリングが似合うオリーブカラー
今回、チョイスしたグラベルキング・リミテッドカラーエディション オリーブカラー/ブラウンサイドは、カラータイヤの中では珍しいオリーブ色を採用している。カラータイヤでは珍しく、自然の中に溶け込みやすく、自転車を組み合わせた風景写真を撮っても違和感がない。
また、このカラータイヤは、走らせたほうが良い色合いになるという特徴を持っている。一般的なカラータイヤは、走行させない状態が一番良い物が多く、実際に走らせるとくすんでしまい、カッコ悪いタイヤが多い。しかし、今回試したグラベルキング リミテッドカラーエディションは、実際に走らせて”エイジング”させたほうが似合うと感じた。今回装着したオリーブ/ブラウンサイドの場合、グラベルを走るとくすんで良い色合いになる。
グラベルロードなどグラベルバイク用タイヤでは貴重なカラータイヤを採用したグラベルキング・リミテッドカラーエディション。各色各サイズ100本の限定のため、気になったら早めに購入したほうが良いだろう。
「GRAVEL KING」リミテッドカラーエディション一覧
ブラウンサイド仕様
ブラックサイド仕様
サイズ/重量:700×32C(290g)、35C(310g)、38C(330g)
カラー:パープル/ブラック・ブラウンサイド、マスタード/ブラック・ブラウンサイド、オリーブ/ブラック・ブラウンサイド
タイプ:TUBELESS COMPATIBLE (チューブレスコンパーチブル)
テクノロジー:「ZSG Natural Compound」(ゼットエスジー ナチュラル コンパウンド)、「AX-α Cord」(エーエックス アルファ コード)、「Anti-Flat Casing」(アンチフラット ケーシング)
価格:5,191円(税抜)
「GRAVEL KING SK」リミテッドカラーエディション
ブラウンサイド仕様
ブラックサイド仕様
サイズ/重量:700×32C(330g)、35C(380g)、38C(420g)、43C(510g)、26×2.1(620g)
カラー:パープル/ブラック・ブラウンサイド、マスタード/ブラック・ブラウンサイド、オリーブ/ブラック・ブラウンサイド
タイプ:TUBELESS COMPATIBLE (チューブレスコンパーチブル)
テクノロジー:「ZSG Natural Compound」(ゼットエスジー ナチュラル コンパウンド)、・AX-α Cord」(エーエックス アルファ...
省スペース・スタイリッシュな自転車保管ラック「ステディラック」が登場 クラウドファンディングで先行販売を実施
アドベンチャーエイドは3月28日、2020年9月発売開始予定のSTEADYCORP PTY LTD(オーストラリア)の「Steady Rack(ステディラック)」の先行販売キャンペーンを、クラウドファンディングサイト「Makuake」で開始した。
https://youtu.be/qtb5-Aiwl8A
Steady Rackは縦置きタイプの自転車保管ラック。自転車をラックに取り付けする場合、車体を持ち上げる必要がなく、縦向きにしてから押すだけでラックへの保管ができ、女性や、高齢の方でも簡単に扱える。また、ラックの軸が左右180度に回転できるため保管方法の幅が広がり、狭い場所での保管や複数台の省スペースでの保管が可能だ。
https://youtu.be/c_OcniNwVvY
Steady Rackを壁に穴を開けずに取り付けるには、ラブリコを使用し2X4材を天井へ突っ張り、そこへSteady Rackを取り付けることで実現できる。この場合、自転車の最大重量は16キロまで、取り付け高さ寸法 2750mm以下、2X4材は必ず壁に沿って取り付ける必要がある。
ラインナップは、タイヤ幅2.4インチまでの「クラシックラック」、泥除けがついているママチャリなどの自転車用、タイヤ幅2.4インチまで対応した「フェンダーラック」、タイヤ幅5インチまでの「FATラック」の3種類を用意。ロードバイクからクロスバイク、マウンテンバイク、ファットバイク、ママチャリまで20~29インチ、700Cのすべての自転車に対応している。
スペックは以下の通り
重量:約3キロ
素材:スチール、プラスチック
最大重量:35キロ(本体自体の積載強度、実際の積載重量は壁の強度に依存します)
※強力ラブリコご使用時の最大重量は16キロになります。
付属品:後輪受け、取り付け用ボルト
※石膏ボードへのお取り付けは推奨されず保証対象外となります。コンクリート壁、木材、金属ラックなどへのお取り付けを推奨します
先行販売キャンペーンでは先着順で最大30%OFF割引が適用になる。キャンペーン期間は2020年3月28日から4月28日まで。一般販売予定金額は9,878円、強力ラブリコが2,178円(いずれも税込)。
リンク: Steady Rack先行販売キャンペーン(Makuake)
公式サイト:アドベンチャーエイド
宅配レンタサイクル「CycleTrip BASE」が期間限定で最大2,000円割引の応援プランを実施
ZuttoRide Sharingは3月26日、浅草に拠点を構えるスポーツバイク(E-Bike・ロードバイク・MTB)の宅配レンタルサービス「CycleTrip BASE」で、自転車通勤・通学を始める人や、Uber Eatsを行っている人に向けて、通常より割安な料金でスポーツバイクレンタルを行うと発表した。
CycleTrip BASEは浅草に拠点を持つ宅配レンタサイクル。本格的なカーボンロードバイクから、エントリーモデルのアルミロードバイクに、クロスバイクやMTBといったスポーツ自転車に加え、近年注目されているE-Bikeもレンタルできる。また、上野、浅草、東京駅周辺なら、配達料を無料で届ける事が可能だ。その他の地域でも、東京23区内であれば希望の場所まで宅配を行う。
今回、コロナウイルス問題で電車に乗ることを見直したいなど、自転車を利用する人に向けた特別応援プラン。料金は月額料金(最初の1ヵ月間)、ロードバイク、MTB、クロスバイクは1,000円割引、E-Bikeは2,000円の割引を実施する。
本プランの申込する場合は、必ず申込サイトのメッセージ欄に、「特別応援プラン希望」と記載し、本プラン利用の内容をレンタル開始日より1週間以内にSNSにアップロードを行うのが条件となる。
公式サイト:CycleTrip BASE
スムーズなアシストに多彩な種類が特徴 Bosch Active Line Plus搭載E-Bikeを紹介
ドイツを本拠にする「Bosch」は、電動アシストスポーツサイクル「E-Bike」用ドライブユニットの製造を行っており、ヨーロッパ市場で支持されている事で有名だ。日本市場では、街乗り、サイクリング向けの「Active Line Plus」と、スポーティなサイクリングやオフロードライドを楽しむ「Performance Line CX」の2種類を用意している。
今回紹介するActive Line Plusは、街乗りや気軽なサイクリングを楽しむためのE-Bike用ユニット。Performance Line CXが、大トルクとオフロード走行向けの「eMTBモード」を搭載(E-MTB車のみ)することで、スポーティな楽しみ方を楽しむE-Bike用ドライブユニットなのに対して、Active Line Plusは、スムーズで静かなアシストを採用したドライブユニットと、コンセプトが異なる。
国際的なプロダクトデザイン賞であるレッドドット・デザイン賞を受賞した形状のドライブユニットは、最大トルクは50Nmと街乗りやサイクリングでは必要十分のトルクを持っている。また、ドライブユニットには、踏力を検出するトルクセンサー、ペダルの回転数を検知するケイデンスセンサー、自転車のスピードを検出するスピードセンサーを統合した「インテリジェント・トリプルセンサー」 が1秒間に1,000回以上のデータ測定を行い、最適なアシストと外部条件に合った駆動力を提供する。
また、Bosch Active Line Plusの特徴は様々なE-Bikeに採用されている事だろう。日本市場では、TREK Verve2+のようなクロスバイクタイプから、カーゴバイクタイプのTern HSD、折りたたみ自転車タイプのTern Vektron等様々なE-Bikeに装着されており、選ぶ楽しみがある。
Bosch Active Line Plus搭載車一覧
Bianchi Lecco E
日本ではBianchiブランド唯一のE-Bike。街乗りスポーツミニベロ「Lecco」のE-Bikeバージョンだ。ホイールはビアンキ独特のチェレステカラーを採用している。価格は278,000円(税抜)。
フレーム:Alloy
フロントフォーク:Alloy 1.1/8"
重量:-
ブレーキ:Shimano Tourney TX 160mm
ギア(前):Lasco 44T 170mm
ギア(後):SHIMANO 11-30T 8段変速
フロントホイール:Formula CL-1420+Stars J19DB...
コンセプトは「坂を駆け上がる楽しみ」 Bosch Performance Line CX搭載E-Bikeを紹介
ドイツを本拠にする「Bosch」は、自動車部品や電動工具等を製造するメガサプライヤーとして知られている。そして自転車に関しては電動アシストスポーツサイクル「E-Bike」用ドライブユニットの製造を行っており、ヨーロッパ市場で支持されている。
日本市場では、街乗り、サイクリング向けの「Active Line Plus」と、スポーティなサイクリングやオフロードライドを楽しむ「Performance Line CX」の2種類を用意している。今回紹介するPeroformance Line CXは、BoschのE-Bikeユニットの中でも、E-MTB等で使われているドライブユニットで、2019年にフルモデルチェンジを行い世界同時発売。また、日本市場初のPeroformance Line CXとなる。
「Uphill flow(坂を駆け上がる楽しみ)」がコンセプトのPerformance Line CXは、ドライブユニットにマグネシウム材を採用し、内部機構の新設計を行うことで25%の軽量化、48%の小型化を実現。ドライブユニットをコンパクトにしたことにより、自由度が高い自転車フレームの設計が可能になった。
アシスト時の最大トルクは75Nm。アシスト時のフィーリングはシャープで瞬時に力強くアシストを行う。そして、Performace Line CXを搭載した電動アシストマウンテンバイク(E-MTB)には、E-MTB用途に特化したアシストモード「eMTBモード」が搭載されている。eMTBモードではライダーの踏み込み力に応じた最適なアシスト力が瞬時に提供し、狭い箇所でのターンや滑りやすい斜面を駆け上るといったハードな場面で、一般的なE-MTBで生じやすいライダーの予期せぬアシストの挙動を排除。人工筋肉のように意のままに操る新世代のライディング体験「Uphill flow」を実現した。
Bosch Performance Line CX搭載クロスバイク(E-クロスバイク)一覧
TREK Allant+ 8/Allant+ 8 Stagger
Allant+ 8
Allant+ 8 Stagger
Performance Line CX搭載したE-クロスバイクがTREK Allant+ 8シリーズ。パワフルなPerformance Line CXユニットに長距離サイクリングやヒルクライムにも対応する500Whバッテリーを採用しロングライドを実現した。前後ライトや泥除け、リアサイドバックを装着するラックも装備しており、サイクリングだけでなく通勤等にも対応している。車体デザインは一般的なダイアモンドフレームのAllant+ 8と、またぎやすいデザインを採用したAllant+ 8 Staggerを用意。価格は430,000円(税抜)。
フレーム:Alpha Platinum Aluminum, Removable Integrated...
ミニベロタイプのE-Bikeまとめ BESV、Tern等のE-Bikeを紹介
数あるE-Bikeの中でも、E-MTBやE-クロスバイクよりも、自由なのが特徴のミニベロタイプのE-Bike(E-ミニベロ)だ。従来の人力タイプのミニベロは、車輪が小さいため段差が怖い、スピードが落ちやすい等の問題があるため、マイナーなジャンルだった。
しかし、モーターを装着したE-ミニベロの登場により、ミニベロ特有の問題が解決しつつある。段差が怖い問題は、タイヤをマウンテンバイク並みに太くしサスペンションを装着することで解決。スピードが落ちやすい問題もモーターのパワーのお陰で問題にならなくなった。この2つの問題を解決した事により、車輪が小さいため自由な設計が可能という利点を活かしたE-ミニベロが登場している。
https://www.youtube.com/watch?v=UevnEf2Qqwg
E-Bikeとミニベロの組み合わせで成功したのがBESV PS1/PSA1だ。ファッショナブルなデザインのPS1/PSA1は、前後サスペンションを装着した事でミニベロの欠点だった乗り心地も向上。サスペンションのパワーロスもモーターの力で解消でき、E-Bikeだからこそできる価値観を実現した。
https://www.youtube.com/watch?v=bmwDbjar8ac&list=PLmKOA_pQZWtBvpFYZxIanyyjXlHX7Aaxa
BESV PS1/PSA1以外で注目なのがTern HSD。車体後部を長くすることで、沢山の荷物を運べるカーゴバイクタイプのE-Bike「E-カーゴバイク」だ。しかし、他のE-カーゴバイクと違うのは、車輪を小さくすることで、車体サイズを一般的な自転車と同じサイズにして取り回しを良くしただけでなく、折りたたみ式ハンドルポストを採用。クルマに載せたり、部屋の中に入れることができるため、マルチに楽しめるE-カーゴバイクとなった。ここでは、日本で販売されているE-ミニベロを紹介する。
Bianchi Lecco E
チェレステカラーで有名なイタリアブランドのBianchi。日本ではBianchiブランド唯一のE-Bikeで、街乗りスポーツミニベロ「Lecco」のE-Bikeバージョンとなる。ドライブユニットはBosch Active Line Plusで定格出力250W、最大トルク50Nm。バッテリーはBosch PowerPack300 300Wh 36V 8.2Ahで最大航続距離100km。
フレーム:Alloy
フロントフォーク:Alloy 1.1/8"
重量:-
ブレーキ:Shimano Tourney TX 160mm
ギア(前):Lasco 44T 170mm
ギア(後):SHIMANO 11-30T 8段変速
フロントホイール:Formula CL-1420+Stars J19DB 32H
リアホイール:Formula CL-1422+Stars J19DB 32H
タイヤ:Kenda K-1029 20x1.75
ドライブユニット:Bosch Active...
モンベルの自転車ブランド「シャイデック」から電動アシストMTB「MT-E」が登場【E-Bike】
アウトドア用品を製造している事で知られている「モンベル」から、自転車ブランド「SCHEIDEGG(シャイデック)」の、電動アシストマウンテンバイク(E-MTB)「MT-E」が登場した。
「シャイデック」は、アウトドアスポーツを通じて広大な自然を楽しむ「SEA TO SUMMIT」などの活動から得た経験を元に、日本のフィールドを快適に走るために誕生した自転車シリーズ。フレーム設計からパーツの選定に至るまでフィールドテストを繰り返し、日本人の体格や起伏に富んだ日本の地形にベストフィットする自転車を特徴としている。シャイデックにはロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク、折りたたみ自転車をラインナップしている。今回登場したシャイデック MT-Eはシャイデックシリーズ初のE-Bikeだ。
シャイデックMT-Eは、シャイデック MT-Aのトレイルの走破性はそのままに、電動アシストユニットを搭載した電動アシストマウンテンバイク「E-MTB」。剛性に優れた異形断面チューブや高性能フロントフォークを採用した車体には、「SHIMANO STEPS E8080」ドライブユニットを搭載した。人力では厳しい勾配の激坂でも力強いトルクを発揮し、ロングライドではスムーズに加速をサポートを行う。電動アシスト機能のパワーと高い走破性で、MTBライドから、トレイルまでのアクセスも楽しめるE-MTB。価格は37万円(税抜)。
シャイデック MT-Eのスペック
フレーム:アルミ
フロントフォーク:SR SUNTOUR ZERON35 BOOST LO-R 、R15QLC32 27.5CTS 130mm
重量:21.8kg
ブレーキ:SHIMANO DEORE(前180mm/後160mm)
ギア(前):SHIMANO E8000 34T 165mm
ギア(後):SHIMANO SLX 11-46T 11スピード
フロントホイール:WTB STPi40 TCSリム+SHIMANO DEOREハブ(110mm)
リアホイール:WTB STPi40 TCSリム+SHIMANO DEOREハブ(148mm)
タイヤ:MAXXIS REKON+ 650B×2.8
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岡山県初のジャイアントストア「ジャイアントストア岡山」がオープン E-Bikeの試乗車も用意
スポーツサイクルブランド「GIANT」「Liv」で有名なジャイアントは、2020年3月19日、岡山県岡山市に「ジャイアントストア岡山」をオープンする。
ジャイアントストアは、「GIANT」「Liv」ブランドのスポーツサイクルを取り扱っているコンセプトショップ。「ジャイアントストア岡山」は、ジャイアントストアとしては全国で40店舗目、岡山県では初めての出店となる。場所は、JR山陽本線「北長瀬」駅から徒歩11分、車の場合岡山の中心部から10分ほど、「大野辻」交差点そばに位置する。
約60坪の店舗には、約50台のスポーツサイクルを展示。クロスバイクからロードバイク、マウンテンバイク、女性専用ブランドのLivまで、幅広くラインナップしている。流行の電動アシストクロスバイク(E-Bike)「ESCAPE RX-E+」は店頭試乗車を用意している。スポーツサイクルを楽しむには欠かせないアクセサリーやパーツ類も取り揃え、スポーツサイクルを初めて購入する人を主体に、適切な自転車選びからご購入後のメンテナンス、楽しみ方のご提案まで、男女問わずすべての人をサポートする。
【ジャイアントストア岡山】住所 : 岡山県岡山市北区今3丁目26-18電話番号 : 086-259-5125アクセス :JR山陽本線「北長瀬」駅から徒歩11分営業時間 : 11:00~20:00定休日 : 火曜日店舗面積 : 約60坪URL : https://giant-store.jp/okayama/
GIANTストアで「Eバイク 乗りくらべ&飲みくらべキャンペーン」を実施 アンケートでオリジナルドリップバッグコーヒーをプレゼント
ジャイアントストアは3月11日、ジャイアントストアでE-Bike(電動アシストスポーツ自転車)とクロスバイクを乗り比べるキャンペーン「Eバイク 乗りくらべ&飲みくらべキャンペーン」を実施する。期間は3/14(土)~5/10(日)まで。
GIANTはクロスバイクタイプのE-Bike(E-クロスバイク)の「GIANT Escape RX-E+」や、フルサスペンションE-MTBの「TRANCE-E+」、ハードテールE-MTB「FATHOM E+」、女性専用ブランド「Liv」のE-クロスバイク「ESCAPE RX W-E+」で知られている。ジャイアントストアはGIANT、Livブランドの自転車のみを取り扱うコンセプトショップ。「Eバイク 乗りくらべ&飲みくらべキャンペーン」では、GIANT製のE-Bike(電動アシストスポーツ自転車)とクロスバイクを乗り比べる事が可能なキャンペーン。
試乗後、アンケートに答えた人に、2種類の飲みくらべが楽しめるGIANT&Liv オリジナルドリップバッグコーヒーをプレゼントする。キャンペーンはEバイク試乗車取り扱い店舗のみの実施となる。「試乗車リスト」にて、「ブランドを選択(GIANTかLiv) >> 車種を選択(E-BIKE)」で対象店舗を簡単に検索することが可能だ。
リンク:Eバイク 乗りくらべ&飲みくらべキャンペーン、ジャイアントストア・試乗車リスト
革命のE-ロードバイク「Specialized Turbo Creo SL」をショートインプレ【E-Bike】
電動アシストスポーツ自転車「E-Bike」の中でも、難しいジャンルがロードバイクタイプのE-Bike「E-ロードバイク」と言われている。モーターとバッテリーを搭載したE-Bikeは、車体重量が重くなるため、アシスト外の走行性能が人力自転車よりも落ちてしまうからだ。そのため、E-Bikeと言えば、クロスバイクタイプの「E-クロスバイク」やマウンテンバイクタイプの「E-MTB」が主流だ。
そんな中、Specializedから電動アシストロードバイク「TURBO CREO SL」が登場した。TURBO Creo SLはドライブユニットからフレームまで軽量化することで、最軽量モデルは12.2kgを達成したE-ロードバイクだ。今回、 埼玉県入間郡越生町の「オーパークおごせ ビオリゾートホテル&スパ」で行われた、TURBO Creo SLの試乗会「TEST THE TURBO in 関東(埼玉) 」で、Turbo Creo SL COMP CARBONに試乗した。
https://youtu.be/7dQtSOr51EQ
リンク:MISSION CONTROL、MISSION CONTROLに関するFAQ(Specialized)
今回の記事を読む前に注意してほしいのは、TURBO Creo SLに搭載されている「MISSION CONTROL」の調整を行っていない事。MISSION CONTROLは、スマートフォンで、TURBO Creo SLのアシストレベルや最大パワーなど、モーターの特性をカスタムできるだけでなく、走りたい距離や時間を設定し、モーターの出力とバッテリーの使用量を調整できるアプリ。本格的なインプレッションを行う場合、MISSION CONTROLを完全に理解して行う必要がある。今回、MISSION CONTROLアプリは使用できなかったため、大まかな内容だと踏まえて読んでいただきたい。
E-Bikeとは思えない自転車らしい軽量な車体重量と前後バランス
TURBO Creo SLに乗った最初の印象は、E-Bikeに乗っていると感じなかった事だ。押した時の感覚や持ち上げた感覚、実際に乗車してカーブを曲がった時の感覚は、重いバッテリーが搭載していると感じず、まるで人力ロードバイクに乗っている感覚だった。これは、ドライブユニット等、様々な部品を軽量にしただけでない。バッテリーを搭載していない感覚は車体重量だけでなく、前後重量バランスも良いのだろう。そのため、これだけ細いタイヤ(700×28C)を装着しても、前輪荷重の過大による不安定さが無い。
バッテリーを搭載していない感覚で真っ先に思い浮かぶのがヤマハ・YPJ-Rだ。しかし、TURBO Creo SLのバッテリー容量は320WhとYPJ-R(60Wh)よりも、5倍以上の大容量のバッテリーを搭載している。Bosch PowerPack300(300Wh)よりも大容量のバッテリーを搭載していても、バッテリーの重さを感じないのは、バッテリーを薄くして重心を下げているのもあるだろう。
バッテリーの着脱はドライブユニットを外す必要があり、充電は車体にケーブルを指す方法を採用しているため、充電場所が限られる。このあたりは、軽量化とバランスを追求したことで犠牲になった所だ。
グラベルロードの設計を採用したTURBO Creo SL
TURBO Creo SLシリーズのフレーム設計は、Open Roadジオメトリーを採用している。これは、グラベルロードバイク「DIVERGE」シリーズに採用されている設計で、機敏な走りとハイスピードでの安定した操作性や安心感を両立し、オンロードからグラベルまで幅広い用途に対応している。タイヤクリアランスは、700Cで最大で42mmのタイヤが装着可能。また、フェンダーを使用した場合は、最大で38mmのタイヤに対応している。650Bホイールの使用もでき、その場合、最大で47mmのタイヤを履くことが可能。フロントフォークはFuture Shock...
2020年度最新版 TREKのEバイクまとめ【E-Bikeブランド辞典】
1976年に創業したアメリカの自転車ブランド「TREK」。90年代前半、カーボン製法「OCLV」を採用したカーボンフレームのロードバイクやMTBを作ることで有名になり、現在もエアロフレームのロードバイク「Madone」やハードテールの効率と、フルサスペンションの走破性の高さの兼ね備えた「Supercaliber」などで知られている。
TREKは一般的な人力スポーツサイクルだけでなくE-Bikeも用意されている。日本市場では、クロスバイクのVerve2+やDual Sports+だけでなく、E-MTBも用意している。アルミフレームのハードテールE-MTB「Powerfly5」や、カーボンフレームのフルサスペンションE-MTB「Rail9.7」と、本格的なE-MTBを用意している。
https://www.youtube.com/watch?v=I7l7ffGRny4
脚力をアシストするドライブユニットは、日本市場ではBOSCH製ドライブユニット「ActiveLine Plus」「Performance Line CX」を搭載。また、一部のE-Bikeには、Removable Integrated Battery(RIB、着脱式一体型バッテリー)システムを搭載している。これは、車体からバッテリーが飛び出ていないので見た目がすっきりしているだけでなく、簡単に着脱できバッテリーに折りたたみ式ハンドルが装備されているので取り扱いが容易だ。
TREKの電動アシストクロスバイク(E-クロスバイク)一覧
Verve+(2019年モデル)
通勤からサイクリングまで楽しめる電動アシストクロスバイク。フレーム埋め込み型フロントライトに、リアフェンダーにはテールライトを装備。フェンダーやキックスタンドなどのアクセサリーを搭載しているので、幅広い楽しみ方が可能だ。ドライブユニットはBosch Active Line Plus。値段は231,000円(税抜)。
フレーム:Alpha Gold Aluminum, custom designed for Bosch Active Line system, rack mounts, internal cable routing
フロントフォーク:Verve+ alloy
重量:20.5kg
ブレーキ:Shimano MT200 hydraulic disc
ギア(前):Miranda Delta, for Bosch Active Line, 38T...
困ったときに駆け付ける「自転車ロードサービス」 au損保が最新の利用実態を公表
au損害保険(以下、au損保)は、自転車向け保険に付帯する「自転車ロードサービス」の利用実態を調査した。
au損保が提供する「自転車向け保険」は、パンク等で自走できなくなった際、50km以内の希望の場所まで自転車を無料搬送する「自転車ロードサービス」が付いている。「一番利用されている時間帯は?」「どんな故障で呼ぶの?」などが分かる、最新の利用実態を公表した。
【調査概要】※au損保調べ
・n=母集団のデータの数
・本調査の構成比は小数点第2位以下を四捨五入しています。
■本調査
・調査対象:2018年10月1日~2019年9月30日にau損保の自転車ロードサービスを要請された方
・有効サンプル数:2,195件
最も要請の多い車種は?
サービスを要請した車種は「ロードバイク」が59.9%で過半数を占め、次いで「シティサイクル(電動アシスト付自転車含む)」が21.5%、「マウンテンバイク・クロスバイク」が12.5%、「小径車(ミニベロ・折り畳み自転車等)」が2.2%となった(以下全て「シティサイクル」は電動アシスト付自転車を、「小径車」はミニベロ・折り畳み自転車等を含む)。
土日の要請が約42% ロードバイクの週末要請は21.7%増加
要請があった曜日は、最も多いのが「土日」で42.1%。車種別では「ロードバイク」の土日平均は72.3%、平日平均の50.5%を21.8ポイント上回りまった。「シティサイクル」の土日平均は13.3%と、平日平均の27.7%の半分以下に減少した。土日は長距離ライドをする「ロードバイク」利用者から、平日は「シティサイクル」利用者からの要請が多いことが分かる。
搬送は「1~20km」で66.3% 、「シティサイクル」は短い距離での利用が多い
トラブル場所から搬送場所までの搬送距離は、「1~10km」が39.2%で最も多くなった。「11~20km」を含めると66.3%と、過半数を超えた。車種別に搬送距離を見てみると、「ロードバイク」における「1~10km」での要請は38.0%だが、「21~30km」では、81.3%と43.3ポイント増加している。一方「シティサイクル」での「1~10km」での要請は39.2%だが、「21~30km」では8.4%と4分の1以下に減少している。「ロードバイク」は長い距離での要請、「シティサイクル」は短い距離での要請が多いことが分かる。
時間帯に関しては「早朝・深夜」の要請が17.2%
要請があった時間帯別は、昼間が24.9%と最も多い。次いで夕方が21.9%、午前中が19.6%となりった。しかし、早朝と深夜を合わせると17.2%と、早朝や深夜に、事故や故障等のトラブルで本サービスを要請する方も一定数いることが分かった。
土日(深夜平均)は7.4%となり、平日(深夜平均)の11.1%を3.7ポイント下回り、一方で土日(昼間平均)は28.2%、平日(昼間平均)の22.5%を5.7ポイント上回った。
※早朝(5:00~9:00)、午前中(9:00~12:00)、昼間(12:00~15:00)、夕方(15:00~18:00)、夜間(18:00~21:00)、深夜(21:00~5:00)とします。
au損保は、「自転車ロードサービス」の利用実態をさらに具体的に調べるため、追加で質問したところ、103名の方から以下の回答を得た。
要請の原因は故障が80.6% 故障個所は「後輪のパンク」が最多
本サービスを要請した原因は、故障が80.6%、事故が19.4%となった。故障と答えた方に内訳は(複数回答可)、後輪のパンクが55.4%で最多となった。パンクの故障と答えた人に、「自分で直すことはできなかったか」と尋ねたところ、「修理する道具を持っていなかった」という回答が55.1%と最も多く、次いで「直し方が分からなかった」が13.0%、「直すことはできたが、ロードサービスを呼んだ」が8.7%となった。
要請は「余暇でのサイクリング中」が68.0% 「自分ひとり」の時が大半
本サービスを要請した際のシチュエーションを尋ねたところ、「余暇でのサイクリング中」が68.0%、次いで「通勤・通学中」が23.3%となった。また、その際に「誰かと一緒にいたか」を尋ねたところ、「自分ひとり」が83.5%と大半を占め、次いで「友人」が10.7%、「家族」が4.9%となった。他に頼ることができる人のいない、自分ひとりだけの状況で故障や事故を経験している方が多いことがわかった。
トラブル時、98.1%が自転車ロードサービスを「すぐに思い出した」
自転車のトラブルが起きた際、自転車ロードサービス付きの保険に加入していることをすぐに思い出したかを尋ねたところ、98.1%の方が「すぐに思い出した」ことが分かった。理由を尋ねると(複数回答可)、「自転車ロードサービスに魅力を感じ、保険に加入したから」が85.4%で1位に、次いで「スマートフォンアプリ『自転車の日』をインストールしていたから」が22.3%、「以前にも利用したことがあるから」が14.6%となった。
公式サイト:au損保
もはや人力MTBを越えた!? ボッシュ製ユニット搭載のE-MTB(電動アシストMTB)の実力を検証する
2月28日、神奈川県横浜市にある「トレイルアドベンチャー・よこはま」のプレス向け体験会で、トレイルアドベンチャーよこはま所有のE-MTB(海外向けE-MTB)と、Bosch Performance Line CXを搭載したE-MTB(電動アシストMTB)に乗ることができた。今回はBosch Performance Line CX搭載したE-MTBに乗り、MTBコースでのPerformance Line CXの性能を確かめてみた。
Bosch Performance Line CXは欧州でeMTBという新しいカテゴリーを生み出し、爆発的なブームをリードし続けるドライブユニット。開発コンセプトは「Uphill flow(坂を駆け上がる楽しみ)」で、これを実現する為に専用開発されたドライブユニットは、マグネシウム材の使用と内部機構の新設計により25%の軽量化、48%の小型化を達成。最大トルクは75Nmで、前モデルよりもコンパクトなドライブユニットになったことで、フレームの設計自由度が広がり、最新のMTB用フレームのトレンドである「短いチェーンステイ長(ペダル軸からリアホイール軸間距離)」を達成した。
今回乗ったBosch Performance Line CX搭載E-MTBは、カーボンフレームのフルサスペンション29インチE-MTB「TREK Rail9.7」、アルミフレームの27.5インチハードテールE-MTB「Corratec E-POWER XVERT CX」、アルミフレームの29インチハードテールE-MTB「TREK Powerfly5」の3台に試乗した。
E-Bikeに新たな扉を開いた「eMTBモード」
Bosch Performance Line CXを搭載したE-MTBには、eMTB用途に特化したアシストモード「eMTBモード」を搭載している。eMTBモードではライダーの踏み込み力に応じた最適なアシスト力が瞬時に提供される機能で、狭い箇所でのターンや滑りやすい斜面を駆け上る等の技量を要する場面で、E-MTBで生じやすいライダーの予期せぬモーターアシスト挙動が排除されたモード。これにより、溢れるモーターパワーを意のままに操る異次元のライディング体験「Uphill flow」を提供するとのことだ。
このeMTBモードは、写真のような曲がりくねったタイトな道を走る時に役に立つ。例えば、外に膨らまずコーナーを走る場合、力強いアシストを行うPOWERモードで下手に漕ぐと外に膨らんでしまう。アシストが弱いTOURモードに変更すると、アシスト力が落ちてかったるい。外に膨らむのを怖がりつつPOWERモードで走ろうとすると、脚を止めないといけない場合があり人力MTBのほうが面白い事が多い。
これがeMTBモードだと、コーナーを曲がる時、外に膨らむと感じ脚にかかる力を無意識に落とすと、モーターが乗り手の思考を察知してくれるかのようにアシスト力を自然に下げてくれる。アシストの強弱も滑らかに行うため「人工筋肉」や「パワードスーツ」と言えるほどだ。このeMTBモードは、タイヤが滑ったらスリップを防止するトラクションコントロールとは違い、人間の微妙な漕ぎ方を判断してアシストを行うのだ。そのため、今回のトレイルアドベンチャーよこはまでの試乗会では、殆どeMTBモードのみで走行していた。
クルマやオートバイでは、電子制御があるとつまらないという風潮がある。しかし、E-Bikeに関しては逆で、Bosch Performance Line CXのeMTBモードのように、高度な電子制御が入っていないとE-Bikeは面白くならない。eMTBモードのように高度な電子制御を搭載するのは他の会社も追従するだろう。
驚いたのが、eMTBモードは特殊な機構やセンサーを採用しておらず”作り込み”で作られた機能で、広報担当者は「その気になれば他社メーカーでもできる」と語っていた。機械よりも遥かに繊細な力を出す人間の脚と、人間の力を察知して適切にアシストするモーターやセンサーの技術力に驚くしかなかった。
残念な事にPerformance Line CXのeMTBモードはE-MTB(電動アシストMTB)車にしか搭載されない。Performance Line CX搭載のE-クロスバイク(電動アシストクロスバイク)等の場合、eMTBモードの代わりにSPORTモードが追加されるため注意が必要だ。
E-MTBは舗装路からダート、上り坂、下り坂のすべてを楽しめる究極の公道用マウンテンバイク
今回Bosch Performance Line CXを搭載したE-MTBは、今までの人力自転車では不可能だった究極の公道用MTBが実現したと感じた。その理由は3つある。
1つ目が「eMTBモード」の搭載により、滑りやすい道や曲がりくねった道での運転がしやすくなった事。2つ目がバッテリー内蔵化により、重心位置が下がりコーナリングが自然になった事だ。少し前のE-Bikeと言えば、バッテリーを外付けしたタイプが一般的だった。このタイプはバッテリーが飛び出ているため見栄えが悪いだけでなく、重いバッテリーを高い位置に載せたため重心が高くなり、オフロードコースを楽しむレベルの筆者でも、車体が上手く倒れずねじ伏せながら曲がるような感覚だった。
今回試乗した、カーボンフレームのフルサスペンション29インチE-MTB「TREK Rail9.7」、アルミフレームの27.5インチハードテールE-MTB「Corratec E-POWER XVERT CX」、アルミフレームの29インチハードテールE-MTB「TREK...
淡路島にレンタサイクル&総合サイクリングショップ Cyclism AWAJIが誕生
兵庫県南部にある瀬戸内海で最大の島「淡路島」に、レンタサイクル&総合サイクリングショップ「Cyclism AWAJI(シクリズム アワジ)」が2020年2月22日(土)にオープンする。
シクリズムアワジは淡路市東浦バスターミナル内にあるレンタサイクルショップ。レンタルできる自転車はTREKブランドのクロスバイク、ロードバイク、E-Bike、キッズバイク。ロードバイクのレンタサイクルに関しては、タイヤが太くて初心者でも運転しやすいグラベルロードバイクや、カーボンフレームのレーシングタイプのロードバイクがレンタルできる。レンタルプランは、4時間、1日、1泊2日、2泊3日を用意。レンタルサイクルには、ヘルメット、鍵、パンク修理セット、ドリンクホルダー、ライト、スタンド(一部車種のみ)が付属し、希望者にはズボン裾バンド、簡易マッドガード(ドロよけ)も無料でレンタルできる。
また、事前予約を行えば有料で淡路市、洲本市、南あわじ市の配送も可能。上記以外の場所や、宿泊施設でのレンタルや乗り捨ても、できる限り対応するとのことだ。公式サイトではシクリズムアワジからスタート&ゴールのおすすめサイクリングルートの紹介や、サイクリングイベントスケジュール、おすすめグルメ&宿情報も公開している。
Cyclism AWAJI シクリズムアワジ
TEL 090-6662-3196
LINE ID cyclism-awaji
Mail info@cyclism-awaji.com
address 〒656-2305 兵庫県淡路市浦648 東浦バスターミナル内
営業時間
平日 8:00〜18:00
土日祝 7:30〜18:00
定休日 水曜日(事前にレンタル予約があれば営業します)
*定休日以外に臨時でお休みする場合があります
シクリズムアワジ公式サイト:https://www.cyclism-awaji.com
リーディングカンパニーが作るE-Bike「ヤマハ・YPJシリーズ」【E-Bikeブランド辞典】
世界初の量産電動アシスト自転車を作ったヤマハ発動機。E-Bike(電動アシストスポーツ自転車)に関しては、欧州ではE-Bike用ドライブユニット「PWシリーズ」の提供を行っている。日本では、2020年2月20日現在、自社ブランドでE-ロードバイク、E-グラベルロードバイク、E-クロスバイク、E-MTB等をラインナップする「YPJシリーズ」を製造している。PWユニットを搭載した、YPJ-RとYPJ-Cは、小型バッテリーを採用し、航続距離よりも取り回しと軽さを重視したE-Bike。PW-SEユニットと大容量バッテリーを搭載し、長距離ライドが楽しめるYPJ-EC、YPJ-TC、YPJ-ERに、ハイパワーなPW-Xユニットを搭載したE-MTBのYPJ-XCをラインナップしている。
ヤマハ YPJシリーズのラインナップ一覧
YPJ-R
YPJシリーズ第1段がロードバイクタイプの「YPJ-R」。2015年のE-Bikeブーム前に登場し、注目された事で知られている。メインコンポーネントはシマノ・105を採用し、フロントギアもE-Bikeでは珍しい2段仕様となっている。ドライブユニットはヤマハ・PW。小型バッテリーにより必要十分のアシストを行い、現代の大容量バッテリーを搭載したE-Bikeとは走りの味付けが違う。バッテリーは25.2V 2.4Ahと小さいため航続距離は短いが、コーナリングや取り回しが良い。価格は230,000円(税抜)。
フレーム:アルミ
フロントフォーク:アルミ
重量:15.4kg(Mサイズ)
ブレーキ:SHIMANO 105 キャリパーブレーキ
ギア(前):50/34T
ギア(後):11-25T 11段変速
フロントホイール:700C クイックリリースレバー
リアホイール:700C クイックリリースレバー
タイヤ:700×25c
ドライブユニット:ヤマハ PW(定格出力240W、最大トルク-Nm)
アシスト方式:ミッドドライブ
バッテリー:25.2V 2.4Ah 60.48Wh
充電時間:約1時間
アシストモード:3段階(ECO/STD/HIGH)
航続距離:(48km/22km/14km)
電動アシストロードバイク「ヤマハ・YPJ-R」を解説【E-Bike】 https://t.co/i1wEmd5lcj #自転車 @CycloriderJapanさんから
— CycloRider (@CycloriderJapan) January 16, 2020
YPJ-C
E-ロードバイクタイプの「YPJ-R」をフラットハンドルバージョンがYPJ-C。メインコンポーネントはシマノ・SORAを採用し、YPJ-Rと同じくフロントギアもE-Bikeでは珍しい2段仕様となっている。フレームデザインはフラットハンドル化により、トップチューブ長が長くなり、YPJ-Rよりも少しだけ太いタイヤが装着できるようになっている。ドライブユニットはYPJ-Rと同じくヤマハ・PW。小型バッテリーにより必要十分のアシストを行い、現代の大容量バッテリーを搭載したE-Bikeとは走りの味付けが違う。バッテリーは25.2V 2.4Ahと小さいため航続距離は短いが、コーナリングや取り回しが良い。価格は185,000円(税抜)。
フレーム:アルミ
フロントフォーク:アルミ
重量:16.1kg(Mサイズ)
ブレーキ:SHIMANO 105 キャリパーブレーキ
ギア(前):46/34T
...
トレッキングバイクタイプのE-Bikeは日本で流行するか? 実用性と趣味性を両立したE-Bikeの可能性
https://www.youtube.com/watch?v=iFBXgeG2v3A
ドイツを中心に多くの支持を得ているトレッキングバイク。これは、タイヤが太いクロスバイクに、泥除けや荷台、スタンドを装着した自転車で 日常利用からサイクリングまで多用途に使える自転車だ。日本では地味なルックスに車体重量が重く、輪行が難しい問題があるため普及していない。
海外では、様々な自転車ブランドからE-トレッキングバイクがラインナップされており、日本もMERIDA等の自転車ブランドからトレッキングバイクタイプのE-Bike「E-トレッキングバイク」が登場している。今回は海外のE-トレッキングバイク等を紹介しつつ、日本でE-トレッキングバイクが流行するか考えてみたい。
マウンテンバイク化しつつあるE-トレッキングバイク
海外のE-トレッキングバイクは、E-クロスバイクに荷台や泥除け、スタンド等を装着したモデルだけでなく、マウンテンバイク用の太いタイヤを装備したモデルが登場している。
一例を挙げるとするならば「MERIDA eSPRESSO CC 900 EQ」(海外モデル)。またぎやすいフレームに荷台や泥除け等を装着したE-トレッキングバイクだが、フロントフォークはSR SUNTOUR製のエアサスペンションフォーク「MOBIE」に、グラベルにも対応したタイヤやサドル高を簡単に調整できるドロッパーシートポストを装備。ドライブユニットはE-MTB向けユニット「Shimano STEPS E8000」を搭載。街乗りやサイクリングだけでなく、グラベルも安心して走行できるE-トレッキングバイクとなっている。
E-MTBに荷台やスタンドを装着してE-トレッキングバイク化
MERIDA eSPRESSO CC 900 EQのように、MTB風味を加えたE-トレッキングバイクが登場している。それとは逆に、E-MTBに泥除けや荷台、スタンドを装着し「E-トレッキングバイク化」したE-MTBも登場している。
「SCOTT AXIS eRIDE EVO」(日本未発売)は、フルサスE-MTBをベースに、荷台や泥除け等を装着したE-トレッキングバイク。人力自転車でのフルサストレッキングバイクは、重い車体重量にサスペンションロスの欠点がある。しかし、E-Bike化により、それらの問題を無視する事ができるようになった。
E-トレッキングバイクは日本で普及するか
https://www.youtube.com/watch?v=EKPUFTC7Zps
地味なルックスに車体重量が重く、輪行が難しい人力タイプのトレッキングバイクは日本で普及しなかった。しかし、E-トレッキングバイクは日本市場で流行する可能性が残っている。まずE-Bikeの殆どは車体重量が重くて輪行が難しいため、トレッキングバイクの欠点である輪行が難しいので問題になりにくい。
https://www.cyclorider.com/archives/30289
そして、人力自転車で問題になる車体重量はモーターの力により楽に漕ぐことができる。大抵のE-Bikeなら上り坂でも18km/hぐらいの速度が出てしまうので、競技用自転車みたいに、日常性能を犠牲にした設計よりも日常的に使える汎用性が高い設計のほうが支持されるだろう。
筆者としては、E-トレッキングバイクよりも、E-トレッキングバイク化が可能なE-MTBが売れると予想する。普段は荷台と泥除け、スタンドを装着して「E-トレッキングバイク」で使い、本格的なオフロード走行では、スタンドや荷台を外して「E-MTB」で楽しめるからだ。日本ではBESV TRS2 XCが、オプションで泥除け、荷台、スタンドを用意しており「E-MTB」と「E-トレッキングバイク」の両方を楽しむことができる。
https://www.youtube.com/watch?v=MVDon13fUD0
https://www.youtube.com/watch?v=ZjwZiq4xijc
競技用自転車が持て囃されている日本で、このような公道用の中途半端なE-Bikeが売れるか疑問に思うかもしれない。しかし、エンジン付きの乗り物では、中途半端なジャンルの乗り物が人気になっている。それは、アドベンチャータイプのオートバイやSUVだ。これらのジャンルは、競技用モデルのような本格的なオフロード走行は難しく、舗装路用車両と比べると安定感は劣る中途半端なジャンルだ。しかし、現実世界の公道は、綺麗な舗装路だけの道や、道無き道だけを走るような事は殆どない。舗装路が荒れていたり、偶に砂利道が登場したり、荷物を運ぶことだってよくあり、全てが中途半端な世界なのだ。
全てが中途半端な世界ではアドベンチャーオートバイやSUVといった、「中途半端」なジャンルが支持を集めるのは当然と言える。モーターの力で、トレッキングバイクの欠点を潰したE-トレッキングバイクは成功する可能性はあるだろう。
B.B.BASEがE-Bikeの乗車を歓迎! B.B.BASEにE-Bikeを載せてサイクリングを楽しもう!
両国から銚子等、房総半島に行くサイクルトレイン「B.B.BASE」。車内には自転車を立てかけるサイクルラックが用意されており、ロードバイクやクロスバイク、一部小径車の積載が可能で簡単に自転車を停められる事が可能な事で知られている。
その一方、サイクルラックに積載できない自転車も存在する。特に、欧州を中心に注目されているE-Bikeは、ほとんどの車種が、バッテリーとモーターの関係で、車体重量が重くB.B.BASEのサイクルラックに積載できない。
だが、実は、B.B.BASEでは、E-Bikeを含めたサイクルラックに搭載できない自転車(規格外自転車)の乗車も可能なことをご承知だろうか。今回は、シクロライダーがE-BikeとB.B.BASEで楽しむサイクリングについて、写真を交えてお伝えする。
B.B.BASEとE-Bikeの組み合わせは、どれだけ面白い?
B.B.BASEが発車する両国駅。普段使われていない3番線から出発。階段がなくスムーズに3番線へ入場できるため、E-Bikeでも安心だ。
B.B.BASEは6両編成で99人の乗員と99台の自転車を載せる事ができる。1両あたり19~20人の座席(4号車はフリースペースで定員0人)のため、ボックスシートながらゆったりとした座席となっている。通常の特急列車が1両あたり50人ほどの乗員が乗るため、B.B.BASEが、どれだけゆったりしているかわかるだろう。
B.B.BASEの車内には、自転車を立て掛けるためのラックが用意されているが、多くのE-Bikeは車体重量の関係で積載できない。そこで、E-Bikeはラックに積載するのではなく、車両端にある空きスペースに置く方法で積載する。この方式はラックに積載するよりは少し時間がかかるが、車種に固定されないので、様々なE-Bikeを載せることが可能だ。当日はB.B.BASEクルーに相談し、スムーズに乗車することができた。
今回、乗車したB.B.BASE佐原は、水郷の町として有名な香取市の「佐原駅」に止まる。ここは利根川サイクリングロードに近く、平地が多いエリアだ。平地でも向かい風などの問題があるが、E-Bikeは従来のクロスバイクよりも楽に走ることができるため、気軽に観光地を巡りたい人にオススメだ。
佐原エリアで有名なのが「香取神宮」。全国に約400社ほどある香取神社の総本山で、勝運・交通・災難除けなどのご利益があると言われている。地震を鎮めるとされる霊石「要石(かなめいし)」があり、関東屈指のパワースポットとも呼ばれている。お参りを終えたら降りて甘味処で休憩したり、お土産を買うこともできる。佐原駅から歩いて約50分近くと遠いため、観光で回るにはE-Bikeがオススメだ。
香取神宮:https://katori-jingu.or.jp/
“北総の小江戸”や”水郷の町”と称された「佐原の町並み」も注目だ。歴史的建造物が今でも残っているだけでなく、昔からの家業を引き継ぎ、今も営業を続けている商家が多いのも特徴。江戸時代に、日本を測量し、初めて実測による日本地図を完成させた「伊能忠敬」がかつて住んでいた事もあり、「伊能忠敬旧宅」や「伊能忠敬記念館」など、自転車で散策するのも良いだろう。
香取市役所 佐原の町並み:https://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/machinami/index.html
E-Bikeで房総半島はもっと面白くなる
誰でも気軽にサイクリングが楽しめるE-Bike。そのE-BikeにB.B.BASEを組み合わせる事で、誰でも気軽に房総半島のサイクリングが楽しめるという新しい魅力が生まれた。今回は、佐原エリアでE-Bikeサイクリングを行ったが、佐原エリアだけでなく、銚子エリアや内房エリア、外房エリアでもE-Bikeを持ち込んでのサイクリングが可能。シクロライダーでもE-BikeとB.B.BASEを組み合わせた特集を行う予定だ。
B.B.BASE:https://www.jreast.co.jp/chiba/bbbase/
東日本旅客鉃道株式会社千葉支社:https://www.jreast.co.jp/chiba
※規格外自転車の持ち込みについては、当日クルーにご相談ください。
【E-Bike提供】
CycleTrip:https://cycletrip.jp/ja/
ZuttoRide Sharing株式会社:https://zuttoridesharing.jp/
文:松本健多朗