マンスリーアーカイブ 5月, 2019

真夏でも涼しく走れるサンダルサイクリングのススメ SPDサンダルも紹介

  暑い真夏でサイクリングを行う時に重要なのが暑さ対策。暑さ対策には様々な方法があるが、足元を涼しくしたい時にお薦めなのがサンダルを履くことだ。サンダルでサイクリングと言うと違和感を持つ人もいるかもしれないが、暑い所を走行しても蒸れず、雨が降っても大丈夫なので、意外と使える。 ただし、サンダルでサイクリングを行う場合、どんなサンダルでも良いわけではない。例えばビーチサンダルで見る鼻緒型は指の付け根に食い込んで痛くなる。ストラップ型のサンダルはかかとが浮きやすいので走りにくい。クロックス型はベルトを倒して踵に引っかかるようにすれば一応走れるが、あくまでちょい乗り用だ。 筆者がお薦めするのが、ホールド型のスポーツサンダルタイプ。スポーツサンダルの中でも、つま先が保護されていて、かかとがきちんとあり、靴底が硬めなのが理想だ。このようなスポーツサンダルはスニーカーに近いモデルもあり、買い物からアウトドア、サイクリングまで幅広い用途で使える。 スポーツサンダルとはどういう物か? 筆者がサンダルサイクリングで使っているのがモンベル・キャニオンサンダル。このサンダルはスポーツサンダルと呼ばれるタイプで、屋外レジャー用の丈夫なサンダルだ。キャニオンサンダルはクロックス風のデザインで、かかとがあるためきちんと履けるサンダルだ。底は柔らかいスニーカーより固く、きちんとしたゴムでできていて、日常利用や自転車での利用もできる。足の甲にはストラップがあり、縛ると通常の靴みたいに密着性が上がる。また、裏面にはラバーソールがあり、踵部分は厚みがあるため疲れにくい。 モンベル・キャニオンサンダルのように、ゴムタイプの物は少しラフすぎると思うのなら、KEEN等から売られているトレッキングシューズに似たデザインのサンダルを履くのも1つだ。   サンダルサイクリングにお薦めのペダルは? サンダルサイクリングを行う時は、ペダルを選んだほうが良いだろう。一般的な靴よりも底がヤワなサンダルはペダルによって踏み心地が変わってしまう。例えば、枠をネジ止めしたケージタイプの場合、ケージ付近に違和感がある踏み心地になる。また、マウンテンバイク用のフラットペダルの場合、ピンが点のように刺さり、嫌な踏み心地になるだけでなく、靴底を痛めてしまう。 サンダルサイクリングでは、ペダルが大きめで突起がないものが望ましい。 筆者がおすすめするのが三ヶ島・ラムダだ。蝶形デザインのこのペダルは、吸盤状の突起がついている。これは、滑りにくいだけでなく靴底を傷めないので、普通の靴でも乗れることができる。また、ペダル中心部は突起がないため、ちょうど母子球で踏むと凸凹感が無い踏み心地を実現している。 一般的なサンダルサイクリングなら三ヶ島・ラムダで十分だが、グラベルなど荒れた道を走る場合、ラムダでは滑りやすいと思う人もいるかもしれない。そんな人にはラムダをブラッシュアップし、スパイクピンがついた「三ヶ島・ガンマ」を選ぶのも1つだ。 ビンディングペダルも使うことができるSPDサンダル レースユーザーを中心に使われているビンディングペダル。一般的にビンディングペダルと言えば、レース用のシューズをイメージするが、トレッキングシューズを意識した物なども売られている。サンダルにもビンディングペダル用があり、有名なのはシマノ(SD5)だろう。 シマノのSPDサンダルは、スポーツサンダルの中でも指が出ているタイプだ。シマノ以外でもSPDサンダルが売られておりExustarが有名だ。このSPDサンダルは、つま先は覆われているため安心感は高いようだ。  

都市部のコンビニ配達用自転車「シナネンサイクル・デリバリー」を解説

トラックの路上駐車が難しい都市部では、電動アシスト自転車を業務用に採用する所が増えている。特に配送に関しては普及が進んでおり、大手自転車会社から販売されている業務用電動アシストを使うか、それらの自転車にリヤカーを装着するのが一般的だ。 しかし、多様化する配送事情では、従来型の電動アシスト自転車では足りないことが場合がある。そのため、事業者と自転車会社が連携して、独自の業務用電動アシスト自転車が登場している。 今回紹介するのは「シナネンサイクル・デリバリー」という業務用電動アシスト自転車。この自転車が登場した理由は、現在のコンビニ事情が関わっている。セブンイレブンには様々なコンビニがあるが、一部のオフィスでは自動販売機タイプの「セブン自販機」を行っている。これは通常の店舗同様、おにぎり・パンなど最大73アイテムを販売する自動販売機だ。 セブン自販機:https://www.sej.co.jp/sej_case/jihanki/index.html ここで問題になるのが、自動販売機に補給するための移動手段。一般的な業務用電動アシスト自転車では運べない量だが、大都市はトラックの駐車が禁止されているので配送できない。また、クルマやオートバイだと免許が無い人が運転できない問題がある。そのような問題を解決するために、この自転車は誕生した。 「シナネンサイクル・デリバリー」では、豊田トライクに使われてるシンクロシステムを使用している。シンクロシステムとは2つの車輪が連動して動き、段差での衝撃吸収や斜面での安定性を重視した機構で有名だ。今回の自転車はシナネンサイクルとセブンイレブンの共同開発車とのことだ。 デリバリーは2輪+2輪の4輪タイプ。シンクロシステムは補助輪のような装着位置だが、荷物を搭載する場合は油圧で固定できる。後ろの荷台のサイズは配達を行うときに使うコンテナのサイズに合わせたサイズを採用。ドライブユニットはBAFANGの前輪駆動方式を採用している。 シナネンサイクル:http://www.sinanen-cycle.jp/

E-Bikeや電動アシスト自転車が月極レンタルできる「帝都産業」を紹介

レンタサイクルと言えば、観光地で借りて短期間で楽しむ物というイメージがある。しかし、観光地の利用だけでなく月極で幅広い使い方を行っているレンタサイクル業者も存在する。 東京都に本社がある「帝都産業」は、ビジネス向け電動アシスト自転車や、一般的な電動アシスト自転車、E-Bikeの月極レンタルを行っている。業務用・一般用電動アシスト自転車のレンタサイクルは、業務用の宅配ボックスの貸出のオプションもある。E-Bikeの月極レンタルはヤマハ・YPJシリーズ(YPJ-XC・YPJ-R・YPJ-C)がレンタルできるようだ。 帝都産業のレンタサイクルサービスは、1ヶ月1台から借りることができる。借りる場合、納車手数料が1台につき5,000円必要(配送エリアによっては追加料金が必要な場合もある)。3ヶ月分以上のレンタルに3ヶ月分を一括支払いを行うと納車手数料が無料になるとのことだ。申し込み、納車、回収まで来社せずに借りることができる通販タイプの申し込みシステムとなっている。 自転車は完全フルメンテナンスで、基本故障修理や部品交換は無料。また、修理が困難な場合は整備済みリフレッシュ車両との交換も行うとのことだ。(但し、故意による破損やユーザーの加湿による修理代金は有償となる。) この電動アシスト自転車のレンタルサービスは、シェアサイクルの採用テストや観光客向けレンタサイクルだけでなく、飲食業向けの宅配サービス「UBER EATS」でのレンタサイクルとしても使うことができるようだ。 車両レンタルのご案内 - 東京 -(UBER EATS):https://www.uber.com/ja-JP/drive/tokyo/resources/vehicle-rental-tokyo/ また、個人ユーザーのレンタルもできるとのこと。購入するまでには至らないが、数ヶ月だけ借りて乗ってみたい人には合っているだろう。 帝都産業でレンタル可能なE-Bikeはヤマハ・YPJ-XC、YPJ-R、YPJ-Cの3車種。YPJ-XCはWebサイトにはないが、2019年のカタログにはレンタル可能な新車種として表示されている。価格は月額23,000円。YPJ-R、YPJ-Cもレンタルでき、こちらは月額13,000円となっている。筆者としては、トレッキングバイクタイプのYPJ-TCなどもレンタルできれば面白いと思う。 電動アシスト自転車やE-Bikeを実感したい時は、試乗会に行くか観光地に行ってレンタルするかの2つの方法しかなかった。しかし、もっとじっくり乗って確かめたい人にとって、帝都産業のレンタサイクルサービスは役に立つだろう。 http://www.teito-co.com