マンスリーアーカイブ 10月, 2017

カーボンフレームの14インチ折りたたみ自転車 RENAULT Carbon6

14インチ折りたたみ自転車に異様なほど情熱を注いでいるGic。Gicが取扱をしているルノーブランドの自転車には数々の14インチの折りたたみ自転車があるが、とうとうカーボンフレームバージョンの14インチ折りたたみ自転車が登場した。 http://www.gic-bike.com/renault/lineup/carbon6.html カーボンフレームを採用したCarbon6の車体重量は6.7kg。PLATINUM LIGHT6の車体重量が6.8kgなのを考えると、あまり軽くないように感じる。 https://www.cyclorider.com/archives/19465 車体重量が意外と軽くない理由を考えると、使用している部品がアルミ製・折りたたみ自転車なので、強度確保をしないといけないので極端に軽く作ることができないのもあるのかもしれない。GicはCYCLE MODE international 2017に出展とのリリースがあり、当日発表 kg/究極の折りたたみカーボンフレームバイクモデルと書いてある。Carbon6の重量が意外と重いが、Carbon6の特別モデルが登場するのだろうか。

某Y氏のセカンドマシンGIANT Escape RX3(465mm)がやってきた

自転車は乗り物という靴に近い乗り物で、本格的に自転車を趣味にすると1台だけでは物足りなくなる。大抵は2台所有が普通になり、それ以上増やす場合も少なくない。 今回のEscape RX3は、某Y氏が所有しているメインマシン「Escape RXW」のサブマシンとしてやってきた。部品もたくさんあるため最初は中古フレームを購入する予定だったが良い物が見つからなく、最終的にジャンクレベルのEscape RX3をヤフーオークションで購入となった。 Escape RXWのサブマシンの予定だが、どうやらRXWとは違う方向性で作るとのこと。今はとりあえず組み上がっているが、Progressive RRX-110の復活を優先させているため、Escape RX3は後回しとのことだ。  

折りたたみ高48cmと脅威の低さを実現した折りたたみ自転車 「iruka」

「君、小さいね!」 「君こそ!」 「驚いたなあ。僕より車輪が大きくてそんなに小さくなる自転車は初めて見たよ」 「僕まだ作られたばかりでよくわからないんだ」 「そうなんだ。ねえ、僕たち友達にならない?」 「本当?うれしいな!僕はiruka」 「僕はブロンプトン。よろしくiruka」 pic.twitter.com/EZUnR9LPhh — iruka (@irukabike) 2017年9月28日 コンパクトに折りたたむことができる折りたたみ自転車には様々な物がある。コストと折りたたみ性能のバランスが良いDAHON・Tern、スーツケースに入れることができるTech one Caracle-s・Patto Bike451シリーズ、60cm四方に収まり、弄りようがないほど完成されているBrompton。14インチホイールのリスクはあるが中型コインロッカーに収まるパナソニックトレンクル・BYA412系列の折りたたみ自転車など、様々な折りたたみ自転車が世の中に存在する。 今回注目する折りたたみ自転車はIrukaという18インチの小径ホイールの折りたたみ自転車。フレームに折りたたみヒンジはなくリアスイングアームとフロントフォークが折りたたむことで小さくなる折りたたみ自転車。ギアはシマノAlfine8段変速を採用し、オプションで独創的な3種類のキャリアアタッチメントを登場させるようだ(2017年10月20日現在、ティザーサイトには公開されていない) 折りたたみサイズはW79cm x H48cm x D35cm。注目する部分は折りたたみ高で48cmと50cmを切っていること。14インチ折りたたみ自転車「ルノーウルトラライト7」の折りたたみ高さが59cmなのを考えると、18インチの折りたたみ自転車で、折りたたみ高48cmは驚異的といえるだろう。 https://www.cyclorider.com/archives/18891 これほど折りたたみ高が短いのは、創業者がDAHON Helios(20インチ横俺式折りたたみ自転車)に乗っていた時、オフィスの机の下に入らない、新幹線の席の間に置けない欠点があったので、折りたたみ高を限界まで追求したのでは無いかと思う。 以前も書きましたが、前職では職場のビルに駐輪場がなかったので、自転車通勤の際はDAHONヘリオスを折りたたんでオフィスに持ち込んでいました。 当初はオフィスにポツポツと空きスペースがあったので置き場所には困りませんでしたが、年に2倍のペースで人が増え続けていたので、スペースが足りなくなったらまずいなあと、結構気をもんでいました。 まあ最悪、自分の机の下に突っこめばいいだろう、そう思ってある日試してみたら、何と入りません。 机の高さは70cm、DAHONヘリオスの折りたたみ時の高さは65cm。ぱっと見は入りそうでしたが、机の天板と引出の厚みがある分だけ足りないのです。 というわけで、irukaは最初から一般的な事務机の下に入る折りたたみ形状・サイズにしようと考えていました。 高さ60cmを切ることを目標に設計を考え始めましたが、そのうち、どうせなら50cmを切りたいと思うようになりました。 というのも、新幹線は前の座席との間(座面前端から前席の背もたれまでの距離)が50cm強なので、折りたたみ時の高さが50cmを切り、厚みが30-40cm程度で縦置きが可能な形状であれば、足の間に置けるのです。 DAHONは車両の最後尾の席の裏にしか置くことができず、輪行のときはいつもホームで列車を待ちながら、自分が乗る車両の最後尾スペースを確保できるか、やきもきしていたものでした。 irukaの絵日記: iruka T6レビュー 〜スリープモード編から引用   気になるのは泥除けの装着の有無。折りたたみ自転車をスポーツサイクルではなく、コミューターとして使うのなら、車体や人間が汚れないための泥除けの装着は必要だろう。DAHONやTernなら汎用品でOKで、Caracle-Sは純正オプションで存在し、Bromptonは標準装備、Patto Bikeはフレームにダボ穴がある。Irukaには汎用品を装着するためのダボ穴は無いように見える。また、折りたたみ時転がして移動できるが、折りたたみ時もホイールで転がし移動するため、Iruka専用の泥除けが必要なのではないかと思う。 販売時期は2018年。価格は20万円台を予定しているとのこと。試乗してみたい折りたたみ自転車だ。 https://www.cyclorider.com/archives/25166 https://www.cyclorider.com/archives/29992 http://www.iruka.tokyo/