マンスリーアーカイブ 6月, 2017

ルノーウルトラライト7のフレームは低価格版と同じグレードという驚愕の事実

実売価格5万円クラスで重量7.4kgと軽量な14インチ折りたたみ自転車として知られるルノーウルトラライト7。個人的に興味があり横浜のインポートバイシクルファクトリーで、低価格版のライト8と見比べたり、店員と軽く話をした。 RENAULT(ルノー) ULTRA LIGHT 7 ホワイト AL-FDB140 【ウルトラ7 超軽量7.4kg 超小型 14インチ折りたたみ自転車 最軽量クラスモデル登場】 前後Vブレーキシステム搭載 大型クランク採用 高さ調整機能ステム搭載 フロントクイックレリーズハブ 11260-1299 posted with カエレバ RENAULT(ルノー) Amazonで調べる 楽天市場で調べる Yahooショッピングで調べる RENAULT【ルノー】 LIGHT 8【ライト8】 14インチ 折り畳み自転車 (ホワイト) posted with カエレバ GIC(ジック) Amazonで調べる 楽天市場で調べる Yahooショッピングで調べる ウルトラライト7の重量は7.4kgなのに対し、ライト8の重量は8.3kgと約1kgの差がある。折りたたんだ状態で実際に持ち上げてみると、ウルトラライト7は軽いと思うのに対してライト8は重いと感じてしまう。店員の話によると、ウルトラライト7はライト8よりも軽い部品を採用して1kg近くの軽量化を行っているが、フレームは基本的には同じと言っていたので驚いた。(折り畳みサイズはライト8のほうが若干長いが基本的には同じとのこと) ルノー・ウルトラライト7は、公式Webサイトで車体を分解し部品ごとの重量を公開している。 http://www.gic-bike.com/information/2016/ultra_light7_parts.html 公式によれば、ウルトラライト7のアルミ製フレームの重量は1765g。かつて売られていたFIAT AL-FDB140(恐らくDAHON OEMモデル?)のフレーム重量が1730gとのことなので、フレームに関しては、前モデルと比較してそれほど軽量化を行っているわけではないみたいだ。 https://blogs.yahoo.co.jp/potaling/archive/2013/02/19 因みにトレンクルとFIAT AL-FDB140のフレームセットを比較したブログを読むと、フロントフォーク、純正ヘッドパーツと純正折りたたみ金具がセットになった状態では、ハイテンフォークのトレンクル7500と72g差、カーボンフォークのトレンクル6500と比較して308gの差とのことなので、ポテンシャルは高いようだ。 https://blogs.yahoo.co.jp/potaling/63465817.html ルノー・ウルトラライト7とライト8を比較する時は、実際に車体を持ち上げて1kgの差を確認するべきだ。この手の折り畳み自転車は持ち運びを日頃から行うための自転車なので、1kgの差は非常に大きい。重量をあまり気にしない自分さえ、重量1kgの差は大きく感じた。もし自分がウルトラライト7かライト8のどちらかを買うのなら、多少高価でもウルトラライト7を買うだろう。

ドロップハンドルよりも扱いやすいブルホーンハンドルを解説

ロードバイクやクロスバイク、ランドナーの特徴の1つであるドロップハンドル。力が入れやすく競技だけでなくスポーツ走行でも使われているが、欠点もある。それは、構造的にブレーキが効きにくいことだ。 てこの原理では、支点から大きな作用点を生み出すには、支点から力点までの距離をできるだけ長くすればいいと言われている。多くの自転車に使われているフラットハンドル用のブレーキレバーは、支点から力点までの距離が長いため、比較的軽い力でブレーキをかけることが可能だ。 しかし、ドロップハンドルのブレーキレバーは、フラットハンドルタイプみたいに、支点から力点までの距離が長い所を握る場合は下ハンドルを握るしか無い。この部分は一般公道では殆ど使わず、握った場合、前方視界が極端に悪くなり場所によっては危ない。 通常の公道を走る場合は、ブレーキレバーの上を握るブラケット部分を握ることになる。しかし、この部分は支点から力点までの距離が短いので、ブレーキをかける時、通常のフラットハンドル用ブレーキレバーよりもブレーキの効きが悪い。一般的なキャリパーブレーキやカンチブレーキの場合、握力が弱い人はヒヤッとする場合が多いだろう。 ドロップハンドルは嫌だが、フラットハンドルも手首がねじれるので乗りたくない人にオススメなのがブルホーンハンドル。ブルホーンハンドルはブレーキをかける支点から力点までの距離が、通常のフラットハンドル用のブレーキレバー並に長い。そのため、ブレーキの効きはドロップハンドルのブラケット部分でのブレーキよりも効きが良く、手が小さい人でも握りやすい。またステムの長さが同じなら、ドロップハンドルよりもハンドル位置が手前に来るため、アップライトな姿勢にもなる。ドロップハンドルの下部分を握らないユーザーにとってはお薦めのハンドルだ。 ブルホーンハンドルを採用したスポーツ自転車一覧 公道では扱いやすいブルホーンハンドルだが、完成車に採用されている自転車は少ない。これはロードレースではドロップハンドルの使用が規定されており、クロスバイクや折りたたみ自転車等、一般的な自転車にはフラットハンドルを使用するため、完成車にブルホーンハンドルが使われるのは少ない。 https://www.youtube.com/watch?v=PYBzMj2kfRM 競技用自転車でブルホーンハンドルを採用している自転車と言えば、トライアスロンバイクやタイムトライアルバイクが有名だ。これは、ドロップハンドルのドロップ部がないので前面投影面積を下げる目的があると言われている。 また、ブルホーンハンドルを採用した自転車ブランドで有名なのがKHS。P-20RAC、P-20RC、P-20R等のスポーツタイプのミニベロから、F-20RC、F-20R、F-20RSといったスポーツタイプの折りたたみ自転車に採用されている。 ブルホーンハンドルの種類 一言で「ブルホーンハンドル」と言っても、様々なブルホーンハンドルが用意されている。 一般的なブルホーンハンドルは、ドロップハンドル用のブレーキレバーやトライアスロンバイク用のエアロブレーキレバーを使うのが一般的だ。ロード用のコンポーネントを組み合わせて使うことが多い。 マウンテンバイクやクロスバイク、フラットバーロードバイク用のブレーキレバーでブルホーン化を行う方法もある。これは所謂「エビホーン」呼ばれる方法。ハンドル径が22.2mmのフラットバー用のブレーキレバーが装着できるブルホーンハンドルを使用するか、一般的なブルホーンハンドルにDropFireを装着して、シフト・ブレーキ一体レバーを装着する方法がある。 利点は、ロードバイク用ブレーキレバーと互換性が無いブレーキ(Vブレーキなど)を装着した自転車でも、簡単にブルホーンハンドルにできる事。欠点はワイヤー類の取り回しに注意する必要がある事だ。 それ以外に、フラットバー用のブルホーンハンドルを使う方法もある。ハンドル径が22.2mm日東B263AAなどのショートタイプのブルホーンハンドルを使う方法もある。この場合、ブレーキレバーはフラット部に装着することが多い。

コインロッカーに入れることができる折りたたみ自転車一覧

自転車を長時間駐輪すると盗難の危険がある。特に自転車が役立つ都会になればなるほど盗難の危険性が上がる。そのような盗難を防止する方法の1つとして、コンパクトに折りたためる折りたたみ自転車を手に入れて、コインロッカーに入れておく方法がある。折りたたみ自転車をコインロッカーに入れるのは、盗難対策や雨風を凌げ、旅行時に折りたたみ自転車を持ち運びたくない場合に役に立つ。 注意する部分は、コインロッカーといっても様々なサイズがあるということ。コインロッカーには様々なサイズがあり、価格も場所によって違う。JR東日本のサイトを見ると以下のようになっているようだ。 中サイズのロッカー(400円~):H550×W340×D570 大サイズのロッカー(500円~):H840×W340×D570 特大サイズのコインロッカー(800円~):H1030×W340×D570 https://www.jreast.co.jp/estation/stations/img/pdf/info_coinlocker.pdf スーツケースを入れることができるコインロッカーは、基本的には大サイズのコインロッカーだと思えばいい。コインロッカーのサイズは会社によって微妙に違うとのことなので、あくまで参考として見てほしい。 AL-FDB140シリーズ(14インチ):中サイズのコインロッカー コインロッカーに入る折りたたみ自転車の中では貴重な中サイズのコインロッカーに入れることができる折りたたみ自転車がAL-FDB140シリーズ。14インチシングルスピードの折りたたみ自転車は日本ではAL-FDB140という型番の自転車で知られている。FDB140系統の元祖はDAHON・DOVEという折りたたみ自転車だが、日本ではDAHONが販売する前から自動車ブランドの自転車で有名なGicからFIATブランドで販売しマニアから支持を受け、今はRENAULTなど色々なブランドで売られているRENAULTのLIGHT8やULTRA LIGHT7、DAHONのDOVEが有名だろう。 RENAULT ULTRA LIGHT7は、公式でシートポストを外せば中型サイズのコインロッカーに入るのを売りにしているらしく、NV350キャラバンのキャンピングカー「ボギー」の床下収納に入れる人もいるようだ。 http://ameblo.jp/syunahi/entry-12175011125.html RENAULT AL-FDB140で中型サイズのコインロッカーに入れる場合、シートポストを引き抜き、上下逆さにしてフレームの後ろあたりに向けて差し込むことで、コインロッカーに入れることができるようだ。 http://fdb140.blog74.fc2.com/blog-entry-30.html Panasonic トレンクル(14インチ):中サイズのコインロッカー コインロッカーに入る折りたたみ自転車としては元祖とも言えるのがトレンクル。JR東日本との共同企画で作られたモデルで中型コインロッカーに入る。チタンフレームを採用し価格が高価だったが、多くのユーザーがカスタムを行っていたことでも知られている。チタン材の高騰により登場時の価格の17万円(高級モデル)から27万円と高価になり、容易に購入できなくなったのが欠点。 http://www.sports-eirin-marutamachi.com/blog/96846.html http://www.jreast.co.jp/press/1998_1/19980901/index.html A-Bike(6インチ):中サイズのコインロッカー 新幹線の網棚の上に乗せることができる超小径折りたたみ自転車。中サイズのコインロッカーに余裕で入れることができる。6インチの特殊小径自転車のため購入には注意が必要。 http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/442802/430581/13903236 Brompton(16インチ):大サイズのコインロッカーは余裕。中サイズのコインロッカーはギリギリ 16インチの折りたたみ自転車「Brompton」は、コンパクトに折りたためるのと、大柄な人でも快適に乗車できるポジションを両立した折りたたみ自転車。大サイズのコインロッカーは余裕で入れることができるようだが、中型サイズのコインロッカーに入れるには、ブロンプトンに装着しているキャスターがはみ出て扉が閉まらない場合や、折りたたみ時にサドル位置が高い(BromptonはDAHON等のようにシートポストが容易に抜ける構造ではない)場合があり、コインロッカーを製造している会社の作りの違いによって入らない場合があるので注意。Bromptonの利点は、内装変速機なので変速機の出っ張りがなくコインロッカーに無理やり入れてぶつけて変速機やディレイラーハンガーを壊す問題が無いということだろう。 http://www.gcs-yokohama.com/entry/32746/ http://ameblo.jp/igaclassic/entry-10301767520.html http://haradr.com/brompton/brompton_16.html DAHON EEZZ(16インチ):工夫すれば中サイズのコインロッカーに入ることができる。 DAHONの16インチ折りたたみ自転車「EEZZ」は外装3段変速を採用した折りたたみ自転車DAHONには16インチの折りたたみ自転車「Curve」が存在するが、Curveは通常の横折れ式折りたたみ方法(DFS=Dahon Folding System) のため、大型サイズのコインロッカーしか入らない。 EEZZは縦折れ式の折りたたみと、コンパクトな車体のためかうまくすれば中型コインロッカーに入れることができるようだ。カルマックスタジマのブログでは、どのように工夫すれば中サイズのコインロッカーに入れることができるのかユーザーレポートで解説している。気になるのは外装3段変速のため、出し入れのときに乱暴にすると変速機にぶつけてダメージができる可能性があるということだろう。 http://calmax.exblog.jp/25032222/ Pacific Cycles Carry-me(8インチ):大サイズのコインロッカー 縦型折りたたみ自転車のPacific Carry-meは、小径タイヤと縦折れ機構を採用しているおかげで、折りたたみ時の床面積が小さいが、縦方向が長いため中型サイズのコインロッカーに入れることはできず、スーツケースが入ることができる大型コインロッカー以上のサイズが必要だ。 http://www.gcs-yokohama.com/entry/32571/ https://www.cyclorider.com/archives/16548 Dahon Curve D7(16インチ):大サイズのコインロッカー 16インチの折りたたみ自転車のCurveは、横折れ式折りたたみ自転車のためか折りたたみサイズがあまり小さくないため、Bromptonのように小さく折りたたむことは難しいようだ。 http://dahondego.com/2015/06/30/dahon-curve-d7-can-be-stored-in-a-locker/ Tech1 Caracle-S(20インチ/406規格):大サイズのコインロッカー Bromptonよりもコンパクトに折りたためるのを売りにしているが、縦方向の折りたたみサイズがBromptonよりも大きいため、中型コインロッカーには入らず、大型コインロッカーに入れることになる。折りたたみ時に変速機部分が折りたたみ内側になるように設計されているため、乱暴に入れたとしても変速機部分のダメージが少ないのは良いと思う。 http://www.caracle.co.jp/products/cs2017 Patto Bike 451シリーズ(20インチ/451規格):コインロッカーのサイズ不明 恐らくコインロッカーに入れることができる折りたたみ自転車の中では、最大サイズの車輪・多段変速を装備し、ドロップハンドルを標準装備したグレードが存在する折りたたみ自転車。折りたたみサイズはH720×W580×D290のため、特大サイズのコインロッカーか?ただ、DAHON ROUTEが大サイズのコインロッカーにいれることができたらしいので、大サイズのコインロッカーのサイズの可能性あり。メーカーはもう一度きちんとコインロッカーに入れて、コインロッカーのサイズを確認すべきだろう。 https://www.facebook.com/pattobike/posts/1585757735041675 DAHON Route(20インチ/406規格):大サイズのコインロッカー 一般的な横折れ式折りたたみ方法を採用したDAHON Route。このような折りたたみ自転車では比較的サイズが大きいため、コインロッカーに入れることはできないと思っていたが、コインロッカーに入れる人を発見。Dahon Routeを折り畳み、シートポストを外したら大サイズのコインロッカーに入ったようだ。 https://blogs.yahoo.co.jp/hecc55/52221322.html