デイリーアーカイブ 1月 6, 2017

車体重量6kg台の折りたたみ自転車 ルノー PLATINUM LIGHT6

RENAULT・ULTRALIGHT 7で有名なGicから、新たに「RENAULT PLATINUM LIGHT6」が登場した。 http://www.gic-bike.com/renault/lineup/platinum_light6.html PLATINUM LIGHT 6の一番の特徴は、RENAULTの14インチ折りたたみ自転車の中で一番軽量だということだろう。RENAULTの14インチ折りたたみ自転車は、LIGHT8(8.3kg)、ULTRALIGHT 7(7.4kg)、ULTRALIGHT7 LE(7.8kg)、MAGNESIUM 6(7.0kg)、BLACK TITAN6(6.9kg)よりも軽い6.8kgとなっている。RENAULT MAGNESIUM 6が登場時、6.7kgだったのが仕様変更のため7.0kgに重量が増加して、チタンフレームのBLACK TITAN 6(6.9kg)がルノーの14インチ折りたたみ自転車の中で一番軽い折りたたみ自転車だったが、アルミフレームのPLATINIUM LIGHT 6の登場により最軽量モデルとなった。 http://www.gic-bike.com/renault/lineup/mg6-mg8_shiyouhenkou.html ライバルは恐らくDAHON DOVE PLUS。DOVE PLUSは車体重量6.97kgとPLATINUM LIGHT 6とあまり変わらない重量だ。DOVE PLUSの利点は既に販売されていて詳しいスペックが書いてあり、W62×H56×D30cmとPLATINIUM LIGHT 6よりもコンパクトに折りたたむことができる。(PLATINIUM LIGHT 6はW65×H55×D36cm) PLATINIUM LIGHT6の利点は車体価格がDOVE PLUSよりも安く(PLATINIUM LIGHT6:65,000円、DOVE PLUS:78,000円)ハンドル高が調節可能なことだろう。横から見た限りではDOVE PLUSよりも横長に見えるため、DOVE PLUSよりも身長が高い人が乗るにはあっているかもしれないが未確認だ。 https://www.cyclorider.com/archives/18614 65,000円でMAGNESIUM 6やBLACK TITAN6よりも軽くて、リーズナブルに購入できるので、14インチ折りたたみ自転車の世界で注目される存在となるだろう。

自転車の軽さは走行中よりも押している時が重要になる

自転車を選ぶ時、重要な項目の1つに車体の軽さを言う人が多い。一般的に車体は軽いほうが加速が良くて楽に走れるため軽い自転車が好まれるが、公道サイクリングでは加速が良いだけではなく、楽に押していくことができる利点もある。 車体が軽いと楽に押すことができるのを実感したのは、自分ではなくEscape RXWを所有している某Y氏。将来的に山越えだけの日本縦断自転車を作っていて、テストで写真のように荷物を装備して走った時、自転車を押す場面で車体が重くて苦労したとのことだ。 自転車に乗って上るのがツライくらいの坂を自転車押しながら歩くとなると、当然その速度は激的に下がる まして自転車に重い荷物を積んでいる場合はなおさらだ キャンプ装備の自転車を延々何kmも押して上って峠超えするなんてつらすぎる そんなことしてたら自転車ツーリングを楽しもうという気持ちすら失せてしまう 出力1人力から     自転車に荷物を積んで走るライフスタイルを行う人は、軽いギアを装着する必要がある。逆にルノー・ウルトラライト7のように、ギアが1枚しかない自転車でも上れない坂は押せば良いという考えで行けば、移動距離を伸ばすことはできるのではないかと思う。 また、カーボンフレームの軽量ロードバイクも車体が軽いため、上れない坂は押していくのも1つだろう。但しロードバイク用のビンディングペダルは歩行が難しい物が多いので注意が必要だ。 サイクリング用自転車で車体を軽くする簡単な方法は、軽量な部品を装着するのではなく、車体に装着している荷物を外すのが効果的だ。もっともサイクリングで単に荷物を外した場合はにっちもさっちも行かなくなるので、荷物の選択はよく考えて行ったほうがいいだろう。

パナソニックの電動アシストマウンテンバイク「XM1」を発表 価格はお買い得か?

http://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/07/jn170704-1/jn170704-1.html 電動アシスト自転車大手のパナソニックが本格電動アシストマウンテンバイクXM1が発表された。日本の電動アシストマウンテンバイクXM1が凄いのは、電動アシストスポーツ市場の規模が小さい日本で、本格的な電動アシストマウンテンバイクを出したことだろう。 アシストユニットはパナソニックの電動アシストユニットの中で日本初のスポーツタイプのアシストユニットを採用している。ママチャリタイプのアシストユニットよりも、高ケイデンスでアシストがかかるタイプとのこと。写真を見る限りでは、海外向けユニットの中でも新しいユニットに見えるがわからない。 https://eu.industrial.panasonic.com/products/e-bike-systems/center-unit-system フロントギアはシングル。センターユニットで、前多段変速を実現しているのは自分が知る限りでは、ヤマハ・PW/PW-Xぐらいで、電動アシストスポーツ自転車ではフロントシングルが一般的だ。 バッテリーはセミインテーグレッド。ヨーロッパの電動アシストスポーツ自転車では、高価な電動アシストスポーツ自転車では、フレームとバッテリーユニットが一体になったデザインが多い。バッテリー装着方法はBROSEユニットを搭載しているSpecialized Turbo Levoのような下出し方式ではなく、ダウンチューブ上部からバッテリーを装着する上出し方式となっている。 https://www.specialized.com/us/en/bikes/mountain/turbo-levo 引用:Turbo Levo pod lupou Turbo Levoのような下出し方式で気になるのは、フレームとバッテリーが一体になったデザインを採用できた一方、3kgもあるバッテリーを脱着するのが面倒なのではないかということ。写真を見るとTurbo Levoシリーズはバッテリーを充電する時はアシストユニットにある充電口から充電できるとのこと。因みにElecticBikeReviewを見ると充電器はケーブルタイプで、脱着を想定していないように思えるため、これでは日本で使うには非常に不便だろう。 https://electricbikereview.com/specialized/turbo-levo-fsr-comp-6fattie/ パナソニックのバッテリーデザインは、自然さを重視している。バッテリーデザインは、似たような考えでも会社によって違うようで、Boschは最新型のPerformance CXでセミインテグレーテッドバッテリータイプを採用可能となっている。しかし、Boschの場合はCenturion E-Fireなどのスタッカードフレームなど、トップチューブが低いフレームにも使えるようにしないといけないのか、バッテリーが入っていることが分かる形状になってしまう。 TREK Super Commuter+ 8S https://www.trekbikes.com/us/en_US/bikes/hybrid-bikes/electric-bikes/super-commuter/super-commuter-8s/p/1367000-2017/?colorCode=red https://www.centurion.de/de-de/bikefinder/find/bikes?category=33 Panasonicの場合、バッテリーを少し見せることでダウンチューブを太すぎないようにして自然なデザインになるようにしている。 コンポーネントはシマノSLXと、本格的なマウンテンバイクに使われる部品を採用している。サスペンションもSR SUNTOUR RAIDON リモートロックアウト機構付きとクロスカントリー用マウンテンバイクのサスペンションを採用している。本格的マウンテンバイクだが、オプションでスタンドもあるため街乗りも行うことができる。 本格的電動アシストマウンテンバイクが税抜き価格33万円はお買い得か? https://youtu.be/UaMUBAM7Wx8 本格的電動アシストマウンテンバイクのXM1の価格は税抜き33万円。日本の電動アシスト自転車では非常に高価だが、ヨーロッパ圏の電動アシスト自転車では、有名ブランドの電動アシスト自転車は30万円台の物はエントリーモデルなのが多い。 https://www.r-m.de Riese and Mullerは電動アシスト自転車と折りたたみ自転車がメインのドイツの自転車会社。電動アシスト自転車を見ると、40~50万円、70~80万円クラスがあるのがわかると思う。 XM1の33万円という価格は日本で売るには限界の価格なのではないかと思う。XM1よりもハイスペックの電動アシストマウンテンバイクか欲しいのなら、市場を育てるかXM1を買ってカスタムを行うのが良いだろう。