自転車短評 2013・2014年モデル GIANT Rockシリーズ/Snap

 

昔はGIANTのMTBは豊富にあったが、クロス・ロードバイクブームによって、一気にラインナップを高価なモデルに縮小した。今回は旧Rockシリーズの末裔のSnapと、現行Rockシリーズをピックアップ。

・Snap

旧Rockシリーズをスリックタイヤにしたモデル。スリックタイヤのMTBは、ロードやクロスバイクには舗装路の走りは負けるが、タイヤが太いので、スリックタイヤでも荒れた舗装路やじゃり道などをオールマイティに走れるのが特徴だ。

2009年式のグレートジャーニー3・2と同じフレームのSnapは、フレーム・フロントサスペンションにディスクブレーキ取付台座が無いので、簡単にディスクブレーキをつけることはできない。前3段、後ろ7段変速で、後輪ハブはみたところカセットハブを採用している。構造的にオフロードなどをハードに走る自転車はカセットハブのほうが良いらしく、旧式のボスフリーだとハードに走るとシャフトが折れやすい。

外装変速で、後ろ8段以上だと、カセットハブになっているので特に問題はないが、7段変速の場合はカセットハブとボスフリーの両方があるのでややこしい。

昔は(2006年頃)安いスポーツ自転車を手に入れるのならMTBしかなかったが、今は安いスポーツ自転車は沢山あるので、スリックタイヤのMTBが欲しい人が買えばいい。シティサイクルで使われている英式バルブを採用していてスタンドは標準装備でVブレーキのロックを防止するパワーモジュレーターもついている。

・Rock

フレームの質感はかつてのRockシリーズよりも上がり、フレームにもディスクブレー台座がついた(昔のRockはディスクブレーキ仕様しかついていなかった)が、その一方でフロントサスペンションには、ブレーキ台座がついていない。後ろの変速機、変速レバーはSRAM X3。少し前にSRAMの変速機やシフトレバーはシマノに比べたら微妙に高いような気がしたが今はどうだろうか。もし壊したらシマノに変えるのも考えておこう。こちらも後ろは7段変速だがカセットスプロケットなので、ある程度安心だ。

RockもSnapみたいに、シティサイクルで使われている英式バルブを採用していて、スタンドは標準装備。Vブレーキのロックを防止するパワーモジュレーターもついている。

・Rock 29ER

Rock 29ERはRockの車輪が大きくなった29インチバージョンだが、ブレーキがワイヤー式ディスクブレーキだったり、後ろが8段変速になっていたりしてグレードアップしている。スタンドはついているが、SnapやRockよりも低価格でアップグレードして、ある程度の山にいけるレベルまで持っていけると思う。ただ、TektroNovelaのディスクブレーキパッドの値段はどのくらいするのだろうか。ちなみにRock29ERは仏式バルブみたいだ。

個人的な意見としては

Snapは未舗装路向けのアップグレードが難しいが、万が一の砂利道に遭遇しても難なく走ることができるので基本は舗装路の街乗り、長距離ツーリングの人向け。

Rockは近くにじゃり道があるが、今はそこまでMTBにお金をかけられない人で、いろんな意味で迷っている向け。

Rock 29ERはオフロードを中心に走るが、今はそんなにお金はない人向けだと思う。ただオフロードをそれなりに走ると、Rock29ERでも今の性能に満足できない場面に遭遇すると思われるので、フロントサスペンションやタイヤ、ブレーキなどは、経験を積むための半分オマケみたいな部品だと考えればいいと思う。

 2013年9月9日追記

2014年モデルのRockシリーズ・Snapは2013年モデルと同じなため、題名を変更しました。

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