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ロードバイクでキャンプは無理?ロードバイクの積載重量を覚えておきたい理由

https://www.youtube.com/watch?v=nftlHO2YDxc 舗装路を高速で走行できるロードバイクは、レースだけでなくサイクリングでも使う人がいる。ロードバイクでサイクリングを行う時に問題になるのが、荷台が装着できないため、沢山の荷物が積めないことだ。しかし、近年は、ロードバイクに大型のバッグを車体に直接装着する自転車ツーリングスタイル「バイクパッキング」で長距離サイクリングを行う人もいる。 荷台を装着しなくても荷物を積むことができるバイクパッキングをロードバイクで行う人たちもいる。ここで注意したいのが積載重量。自動車やオートバイには積載重量が書いてあることが多いが、ロードバイクにも積載重量がある。 例えば、スペシャライズドの英語版の取扱説明書には、それぞれの自転車ごとに使用条件や積載重量が書いてある。 参考:スペシャライズドの英語版取扱説明書(PDF) 取扱説明書によるとAllezなどのハイパフォーマンスロードバイクは、フレームに荷台が装着できる場合の積載重量は25kg。荷台が装着できず非カーボンフレームの場合の積載重量は14kgとなる。 出典:スペシャライズドの英語版取扱説明書(PDF) 一番気になるカーボンフレームの場合の積載重量だが、なんと2.3kg。これはコンディション2相当のカーボンフレームの自転車(クロスバイクなど)でも同じだ。因みにハイパフォーマンスロードバイクはフロントの積載については項目すらない。またコンディション2相当の自転車でもフロントフォークに荷台装着用の台座が無い場合の積載量は0kgとなる。 出典:スペシャライズドの英語版取扱説明書(PDF)   ロードバイクにはどのくらいの荷物が積めるのか? Specializedはフレームによって、耐荷重が違う。ラックマウント付いている場合は25kg、非カーボンフレーム車は14kg、カーボンフレーム車:2.3kgとなる。 Cannondale、Jamis、Feltはハイパフォーマンスロードバイクには4.5kgの荷物を積むことができるとのこと。荷物を積む場合、ハンドルにバッグを装着するかシートポストバッグの装着のみとなっていて、荷台を装着することはできないようだ。Canyonに関しては、ロードバイクは荷台の装着不可。荷物を運ぶ場合は専用のサイクリング用リュックサックを使うのが唯一の方法となる。 GIANTの場合、ハイパフォーマンスロードバイクはフレーム素材に関わらず1.5kgの荷物しか積めない。 日本ブランドに目を向けると、ブリヂストンサイクルの場合、CYLVA D等のロードスポーツ車の取扱説明書では10kgまで。前は3kgまで。パナソニック・オーダーシステムは、車種にもよるが、ロードバイクやシクロクロス車は荷台の装着は想定していないのか、荷台の装着はできないと書いてある。 非競技ユーザーのロードバイクだと、ある程度の荷物は積めるようだ。Surlyの場合、ASTM規格では砂利道や多少の段差を走行しても大丈夫なカテゴリー2を採用している「Pacer」は、説明書では14kgの荷物を積むことができる。Midnight Specialに関しては、詳しい記述がなく乗員体重と荷物を合わせて136kgと定めている。 Cannondale:http://www.cannondale.com/en/USA/Support/OwnerManuals/Road FELT:http://www.feltbicycles.com/USA/Single-Nav/Inside-Felt/Manuals/Road.aspx JAMIS:http://www.jamisbikes.com/usa/support.html Specialized:スペシャライズドの英語版取扱説明書(PDF) Canyon:https://www.canyon.com/ja/service/downloads/ GIANT:https://www.giant-bicycles.com/us/owners-manuals ブリヂストンサイクル:http://www.bscycle.co.jp/support/pdf/ Panasonic:http://cycle.panasonic.jp/manual/ http://ja.surlybikes.com/bikes/pacer https://ja.surlybikes.com/bikes/midnight_special https://www.cyclorider.com/archives/20408 競技用ロードバイクでバイクパッキングや長距離ツーリングは不可能か? F1カーが荷物を積んで走るのを想定していないのと同じように、競技用ロードバイクで重い荷物を積むことはできないと思ったほうが良いだろう。バイクパッキングなどで重い荷物を積む場合、自転車が壊れても仕方ないのを承知で行うしかないようだ。最近は競技用ロードバイクでキャンプツーリングを薦めるメディアもあるが、自転車にキャンプ道具を載せる一般的なキャンプツーリングは難しい。モンベルの1人用テント「ムーンライトテント1型」の重量が2.1kgなのを考えると、競技用ロードバイクでのキャンプツーリングは絶望的だと思ったほうが良い。 仮にロードバイクでキャンプツーリングしたいのなら、レンタル用品が豊富なキャンプ場でキャンプを楽しむ、グラベルロードやクロスバイク等重い荷物が積める自転車を新たに購入する、車体が壊れるのを覚悟で重い荷物を積んで走るしかない。

Pep Cyclesからグラベルスタイルのシングルスピード「NS-S1」が登場

2018年4月に登場した新興自転車ブランドのPep Cycles。最初に登場した「NS-D1」は、650Bホイールとドロップハンドルを採用したシングルスピードのグラベルロードで、カスタマイズを楽しめる自転車として有名だ。そんなNS-D1も完売し、新たにNS-S1が登場した。   この投稿をInstagramで見る   新しくなったNS-S1、値段は高くなってしまいましたが…改良とグレードアップで乗りやすく、拡張性も広がりました! そして5月中旬にはフレーム&カーボンフォークが発売されます。 気になる方は取扱店までお問い合わせ下さいね。 https://pepcycles.com/dealer-list/ #pepcycles #ns-s1 Pep cyclesさん(@pepcycles)がシェアした投稿 - 2019年 5月月7日午後6時44分PDT NS-S1の一番の特徴といえばハンドルバーだ。NS-D1ではドロップバーが採用されていたが、NS-S1ではグラベルバイクにも使われているスワローバーを採用。このようなハンドルをドロップハンドル用フレームに装着すると、長時間乗ると窮屈な乗車姿勢になりやすい。 https://www.cyclorider.com/archives/19603 しかしNS-S1では街乗りがメインなのを考えると悪くないチョイスだろう。気になるのは、ハンドルバーのライズ、バックスイープの数字が書いていないこと。別のスワローバーやトレッキングハンドルに交換する場合の参考になるからだ。 ブレーキ本体はマウンテンバイク用のシマノ・M375から、ロードバイク用のシマノ・R317に変更された。これによりドロップハンドル化も容易に行うことが可能となった。チェーンリングも42Tのナローワイドチェーンリングに変更し、チェーン落ち対策も行っている。フレームもエンド部分やトップチューブの肉厚が少し薄くなる等変更があるようだ。価格は105,000円(税抜き) https://pepcycles.com

神奈川県でロードバイクやクロスバイクがレンタルできるレンタサイクル一覧

横浜、鎌倉、三浦海岸と様々なサイクリングコースがある神奈川県。レンタサイクルを行っている所も少なくない。今回は、神奈川県内で展開しているレンタサイクルをまとめてみた。レンタサイクルは、会社によって表示している情報は多かったり少なかったりする場合がありマチマチ(殆どは情報が少なすぎる)で、レンタサイクル会社の都合によって情報が変わる可能性が非常に強いため、ご自身の責任において利用してください。 横浜サイクルージング:横浜市(URL切れ) 山下公園近くにある自転車店「Green Cycle Station」内にあるレンタサイクル。貸し出しできる自転車は小径車で街乗り系小径車の雰囲気がある。買い物カゴ、メッセンジャーバッグ、鍵、ライトの貸出が可能。 http://cycruising.greater.jp/ 場所: グリーンサイクルステーション店舗 時間:11時~19時 車種:小径車 料金:終日¥2,300 サイクルトラベレーション:横浜市 横浜駅近くにあるレンタサイクルショップ。クロスバイクからロードバイク、E-Bikeを借りることが可能だ。レンタサイクルだけでなく横浜観光や鎌倉観光などのサイクリングツアーも行っている。 http://cycletravelation.com/ 場所:神奈川県横浜市西区岡野1-11-8 2F 時間:9時~18時 車種:クロスバイク、アルミフレームロードバイク、カーボンフレームロードバイク、E-Bike(ヤマハ・YPJ-C) 料金:1日¥2,000(クロスバイク)から リンケージサイクリング:藤沢市 ポタリングからスポーツサイクリングまで、幅広いサイクリングプログラムを提供しているリンケージサイクリング。クロスバイク、ロードバイクのレンタサイクルも行っている。ロードバイクはロードバイクに乗車経験がある方のみ利用可能とのこと。 http://linkagecycling.com 場所:神奈川県藤沢市片瀬4-14-4 時間:9時~18時 (不定休) 車種:クロスバイク、アルミフレームロードバイク 料金:1日¥4,320(クロスバイク)から コギー藤沢店:藤沢市朝日町 自転車専門店のコギーでは一部店舗でレンタサイクルを行っている。コギー藤沢店ではクロスバイクと小径車のレンタルが可能。クロスバイクはTREK FX、小径車は街乗り用小径車のLouis garneau MV1をラインナップ。 http://www.coggey.com/rental/fujisawa.html 場所:神奈川県藤沢市朝日町11-2大道東ビル1F 時間:11時~18時 車種:クロスバイク、小径車 料金:1日¥2,000(街乗り用自転車)から コギー辻堂駅前店:藤沢市辻堂 コギー辻堂駅前店でレンタル可能な自転車は、街乗り用小径車のLouis Ganeau MV-1、クロスバイクのLouis Garneau LGS-CHASSE等をラインナップ。コギー藤沢店よりもレンタル可能な自転車が多い。 http://www.coggey.com/rental/tsujido.html 場所:神奈川県藤沢市辻堂1-2-2リストレジデンス辻堂タワー1F 時間:11時~18時30分 車種:クロスバイク、小径車 料金:1日¥2,000(街乗り用自転車)から MERIDA ADVISORY SHOP「湘南ベルマーレ サイクルステーション 茅ヶ崎」:茅ヶ崎市 ベルマーレとSBCが提携し展開するサイクルショップ「湘南ベルマーレ サイクルステーション 茅ヶ崎」では、メリダブランドのロードバイク、グラベルロードがレンタル可能。 http://www.sbcbicycle.com/shop-bellmarecycle.html https://www.merida.jp/advisory/ 場所:神奈川県茅ヶ崎市柳島1300番地 ...

BMWやNinjaも!? 自動車・オートバイブランドの電動アシスト自転車まとめ

電動アシスト自転車は自動車やオートバイと比較すると比較的参入しやすい。そのため、自動車やオートバイブランドが付いたE-Bike/電動アシスト自転車も見かける。日本国外でも自動車やオートバイブランドの名前を付けたE-Bikeが登場しつつある。今回はそのようなブランドをまとめてみた。 ヤマハ 自動車/オートバイブランドが付いた電動アシスト自転車/E-Bikeの中では、他のブランドと違うのがヤマハだ。世界初の量産電動アシスト自転車を製造・発売したヤマハは、電動アシスト自転車/E-bike業界のリーディングカンパニーとして君臨している。日本では街乗り用の電動アシスト自転車から、子供乗せ電動アシスト自転車、スポーツタイプのE-Bikeまで幅広いモデルをラインナップしている。その中でも、ヤマハ・YPJシリーズのフラグシップモデルである「YPJ-XC」は、ヤマハ・YZF-R1MやMT-10等フラグシップモデルを連想させるカラーリングを採用している。 https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/index.html ヨーロッパではドライブユニットのみの提供だが、アメリカではPower Assist BicyclesというジャンルでE-Bikeを販売している。日本で販売されているE-クロスバイクやE-MTBだけでなく、日本未発売のE-グラベルロードもラインナップ。 https://www.yamahabicycles.com/ スズキ 出典:SUZUKI 軽自動車やオートバイで有名なスズキは、電動アシスト自転車「ラブ」も用意している。パナソニック・サイクルテックのOEMモデルで、ママチャリタイプの電動アシスト自転車のみだ。 http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/sna2426l9/top ホンダ(撤退) 今は製造していないが、ホンダも電動アシスト自転車事業に参入していた。車種は、ママチャリタイプのラクーンだけでなく、マウンテンバイク風の「ラクーンCX」や折りたたみ電動アシスト自転車「ラクーンコンポ」「ステップコンポ」も製造していた。特にステップコンポはホンダ製ミニバン「ステップコンポ」に積載でき、車に載せたまま充電可能なのをアピールしていた。 Honda StepCompo FACT BOOK:https://www.honda.co.jp/factbook/motor/stepcompo/200104/ カワサキ(日本未発売海外モデル) https://www.youtube.com/watch?v=Nu0BtlfiBpI https://www.youtube.com/watch?v=Q9WmjmQ7G50 グリーンカラーで有名なオートバイ「カワサキ」。ドイツやイタリア等、ヨーロッパの一部の国でE-Bikeを展開している。シマノ・STEPSを搭載したフルサスE-MTBに、Fauzaユニットを搭載したE-ROADをラインナップ。E-ROADに関しては、カワサキのオンロードオートバイの名前である「Ninja」の名前が付けられている。 https://kawasakiebikes.com/ ベネリ かつては、ホンダ・CB500FOURのエンジン設計を流用した6気筒オートバイ(Benelli Sei)で有名なのがベネリ。現在もオートバイを製造しているが、日本では2019年現在、E-MTBや電動アシスト折りたたみ自転車のみ販売している。他のE-Bikeよりも手頃な価格で購入できるのが特徴だ。 https://www.cyclorider.com/archives/26951 BMW(日本未発売海外モデル) https://www.youtube.com/watch?v=Rfjb-yfMkG4&t=44s BMWはアパレルなどのグッズも展開しており、その中の1つにE-Bikeがある。E-BikeはクロスバイクタイプのCruise E-BikeとSpecializedのE-MTBのコラボレーションモデルがラインナップ。 https://shop.bmw.de/bmw-de/de_DE/bmw-lifestyle/sport/bikes/page1.html ドゥカティ(日本未発売海外モデル) https://www.youtube.com/watch?v=ef031l4MmKw 日本未発売のドゥカティのE-MTBはThok Ebikesとのコラボレーションモデル。シマノ・STEPS E8000ドライブユニットに504Whバッテリーに加え、シマノXTコンポーネントを採用。前29インチ、後27.5インチの異型ホイールを採用した。 https://www.ducati.com/ww/en/mig-rr Ford(シェアリング用自転車) 出典:https://www.fordgobike.com/how-it-works/meet-the-bike アメリカの自動車会社「Ford」はアメリカの一部都市でシェアサイクルのサービスを行っている。車種は一般的な自転車だけでなく、電動アシスト自転車もある。デザインは海外でよくある、車体の殆どをカバーしたタイプだ。 https://www.fordgobike.com/

ブリヂストン・パナソニック・ヤマハ等の国産電動アシスト自転車ブランドを紹介

モーターの力で人力を補助する電動アシスト自転車は、日本では多くの会社が参入している。その中でもブリヂストン・パナソニック・ヤマハの3社は長年に渡り、電動アシスト自転車を製造しており、トップ3とも言える存在だ。 今回は、日本の電動アシスト自転車トップ3ブランドの紹介する。それだけでなく日本国内の注目の電動アシスト自転車ブランドを紹介する。 ブリヂストンサイクル 一般車からレース用自転車まで様々な自転車を製造しているブリヂストンサイクル。電動アシスト自転車は長年にわたりヤマハ発動機と蜜月関係だったが、現在はヤマハ製ユニットを搭載したモデルだけでなく、自社ユニットを搭載したモデルなど、様々な電動アシスト自転車をラインナップした。 https://www.youtube.com/watch?v=wxQ0iwUaf-E 自社ユニット「ブリヂストン・BSデュアルドライブ」が他社と違うのは前輪駆動という所。ヤマハ・パナソニックは車体中心部に装着したミッドドライブユニットを採用し、チェーンに脚力とモーターの力が合わさって進む。それに対しBSデュアルドライブは前輪にモーターを搭載することで、モーターの力と脚力が分散されて進むタイプだ。また、このタイプは走行中にペダルを止めたり、下り坂でブレーキをかけると充電を行うのも特徴だ。 電動アシストスポーツ自転車(E-Bike)に関しては、トップ3の電動アシスト自転車会社の中で、唯一参入していない。 パナソニック 1979年に国内第1号の電気自転車「Electric Cycle」を開発したパナソニック。その後、1996年にナショナル自転車工業株式会社(現パナソニック サイクルテック株式会社)初の、パナソニック製モーターユニット搭載電動アシスト自転車「陽のあたる坂道」が誕生した。2019年3月に国内完成車累計出荷台数が300万台を突破し、パナソニックの自転車ラインナップの中心とも言える存在となっている。 電動アシスト自転車は10万円以下の低価格帯から、15万円を超える子供乗せ自転車まで多種多様な電動アシスト自転車をラインナップ。カバンの中からキーを出さずに、電源ONと同時に後輪サークル錠が自動で開錠する「ラクイック」を採用するなど、他にはない機能を採用しているのもある。 電動アシストスポーツ自転車にも力を入れている。E-Bike登場前に登場した「ハリヤ」は、貴重なスポーティタイプとして多くの人が買い、マウンテンバイク風にカスタムされたモデルもあった。また、E-Bikeに関しては本格E-MTB「XM1」や、フルサスペンションE-MTB「XM-D2」を発売し、力を入れている。 ヤマハ 1993年に世界初の量産電動アシスト自転車を発売したヤマハ。電動アシスト自転車のリーディングカンパニーとして、一般車からE-Bikeまで幅広いモデルをラインナップしている。かつてはブリヂストンサイクルと関係が強かったため、ブリヂストンサイクルと似たモデルが多数あったが、2019年現在はヤマハオリジナルのデザインの電動アシスト自転車をラインナップしている。 E-Bikeに関しては、E-Bike前史の時代のPAS Brace、E-bike初期のYPJ-R/YPJ-Cから取り組んでいる。YPJ-R/YPJ-Cは小型バッテリーと脚力重視の低アシストで評価が2分されたが、その後に登場したYPJ-XC/YPJ-EC/YPJ-TC/YPJ-ECでリーディングカンパニーの矜持を見せた。 その他 注目の国産電動アシスト自転車ブランド ミヤタサイクル かつては他社からドライブユニットを供給して電動アシスト自転車の製造を行っていたが、現在は終了。2019年現在、スポーツタイプのE-Bikeに照準をあわせて展開している。シマノ・STEPSユニットを搭載したE-クロスバイク「CRUISE」と、E-MTB「リッジランナー」を展開している。 ミズタニ自転車 ブロンプトンなどの海外ブランドの自転車の輸入代理店を行っているミズタニ自転車。E-Bikeに関してはシマノ・STPESを搭載したE-Bike「Seraph E-01S」を製造している。グラベルロードの設計を採用したため、前傾姿勢気味のスポーティなポジションで、E-グラベルバイクともいえる1台だ。 深谷産業 自転車部品の輸入代理店がメインの深谷産業はE-Bike「DAVOS E-600」の製造も行っている。Seraph E-01Sと同じく、グラベルロードの設計を採用したE-グラベルバイクの1つで、クロモリフレームと大容量バッテリーが特徴だ。 デイトナポタリングバイク 出典:https://www.potteringbike.jp 後輪インホイールモーター+小型バッテリーをレザーバッグに隠すことで、電動アシスト自転車に見えないのが特徴だ。高機能よりも低価格とシンプルを売りにしている。ラインナップは折りたたみ自転車タイプのDE01シリーズ、フラットバーロードタイプのDE02シリーズ、ミニベロタイプのDE03シリーズをラインナップ。 今後注目の電動アシスト自転車 豊田トライク 2輪車のように軽やかに曲がることができ、安定性が高い次世代の電動アシストモビリティ。佐川急便と共同開発したカーゴモデルなど多種多様なモデルを展開予定のようだ。 https://www.cyclorider.com/archives/24167   エンビジョン 日本国内の普通自転車(全長1,900mm、全幅600mm)を満たし、日本の道路事情でも運転しやすい電動アシストカーゴバイク。2019年4月現在開発中。 https://www.cyclorider.com/archives/23678

コストパフォーマンス抜群のディスクロードバイク NESTO ALTERNA DISCインプレ

ロードバイクのトレンドの1つと言えばディスクブレーキだろう。自動車やオートバイ、マウンテンバイクのようにブレーキローターで制動し、ハイエンドロードバイクやグラベルロードバイクを中心に普及している。 その一方で、手頃な価格で購入できるエントリーグレードのロードバイクに、ディスクブレーキが搭載されている例は少ない。仮にディスクブレーキが搭載されている場合でも、ほとんどがグラベルロードバイクなのが実情だ。 しかし、そんな状況でも手頃な価格で購入できるディスクロードバイクはある。特に、今回紹介するNESTO ALTERNA DISCは、国内販売中の19万円未満ディスクロードバイクにおいて最軽量(9.0kg)で、シマノ105を搭載し、車体価格が139,000円と、他社では見られない低価格を実現している。 ALTERNA DISCとは、どんなロードバイクか ALTERNA DISCは、NESTOのロードバイク「ALTERNA」のディスクブレーキバージョン。しかし、ALTERNAにディスクブレーキを装着しただけでなく、フレーム、フロントフォーク等の設計を全面的に変えているため、全く別の自転車となっている。 NESTO ALTERNA(税抜き¥89,000) フレームはALTERNAよりもシャープなデザインになっているだけでなく、BBの中心から前輪車軸までを一直線で結んだ線の長さを表すフロントセンターや、BBの中心から後輪車軸までを一直線で結んだ線の長さを表すリアセンターを短くした。レースレプリカ風味ながら安定性を重視したALTERNAとは違い、俊敏性を重視している。 フロントフォークはフルカーボンフォークを採用。ラフな取扱はできない一方で、軽量なのが特徴だ。 ブレーキはSHIMANO BR-RS305。片押しタイプのワイヤー式ディスクブレーキだ。低価格モデルで使われているTEKTRO Mira(搭載車:Specialized Diverge E5)と比べると制動力に不満はなく、ブレーキをかけた時も価格を考えると軽い力で引くことができる。あとは長期間使用した時のブレーキパッドの片減りだろう。 コンポーネントはシマノ・105。レースユーザーやスポーツライドを行うユーザー向けのグレードだ。クランクなど細かい部分にも105を採用している。フロントのギア(クランク)はSHIMANO FC-R7000 50X34T、リアのギア(スプロケット)はSHIMANO CS-R7000 11S 11-32T。 ホイールはNOVATEC製ハブに流行のワイドリムを装備。ディスクロードで主流の前後12ミリスルーアクスル規格(前12×100mm、後12×142mm)を搭載しているため、ホイールのアップグレードも容易だ。 今回、定例の試乗コースでALTERNA DISCに試乗した感想を一言で表すと、ケチをつける所が無いという事。重いギアを踏んでも良く走り、ブレーキもよく効く。乗り心地に関しては、微振動があるビリビリとした硬さではなく、サスペンションが硬い車のような硬さだ。ディスクブレーキを搭載し、車軸付近の剛性を上げているのと、スルーアクスルの太い中空シャフトで剛性があるため硬い。ただ、グラベルロードのSpecialized Diverge E5(12ミリスルーアクスル、フルカーボンフォーク、タイヤは複数種類仕様)の硬すぎてどうしようもないというわけではない。 15万円以下で購入できる貴重なレースタイプのディスクロードバイク 2019年現在、手頃な価格で買えるディスクロードは種類が少ない。仮にあったとしても、レースレプリカ以外のディスクロードが主流で、グラベルロードが多い。ロードバイクでも、低速での直進安定性を重視したエンデュランスロードのKhodaa-Bloom FARNA700 Discや、アップライトな乗車姿勢のエンデュランスロードバイクのFELT VRぐらいだ。 15万円以下で購入できるレースレプリカタイプのディスクロードと言えば、MERIDA SCULTURA DISC 200ぐらいだろう。こちらはサイズが5種類と多いが、Shimano Soraを採用しているため、コンポーネントのグレードは落ちる。 NESTO ALTERNA DISCは、手頃な価格でスポーツライドを行いたい人に向いている。現在のディスクロードバイクの主流である規格を採用し、ディスクブレーキは制動力も高く、油圧ディスクブレーキにアップグレードも可能だ。もし15万円以下でお薦めのロードバイクを挙げるのなら、ALTERNA DISCはその中の1台に挙げるだろう。

BAFANGユニット搭載のE-Bikeブランド「EVOL」とは?

Panasonic、Yamahaといった日本ブランドから、GIANT、MERIDA等の有名スポーツ自転車ブランド、BESVといった新興ブランドまで、数多くの企業がE-Bike(電動アシストスポーツ自転車)市場に参戦している。今回紹介するのは、2019年に登場予定のアサヒサイクルのE-Bikeブランド「EVOL」だ。 アサヒサイクルはサイクルモード2018で「Rize」ブランドで出典していたが、発売するにあたり「EVOL」と名前を変えたようだ。 https://www.cyclorider.com/archives/25364 ラインナップはRizeで出典していた時と変わっていない。注目のモデルはクロスバイクタイプのEvol C700とグラベルロードタイプのEvol D700だろう。 Evol C700は「BAFANG M400」ドライブユニットを搭載したクロスバイクタイプのE-Bike。198,000円(税別)と低価格ながら大容量バッテリー搭載を搭載し、最大航続距離約103Kmを実現。20万円を切るE-Bikeは小型バッテリーを搭載したヤマハ・YPJ-Cしかないため、気軽に流行の大容量バッテリーを搭載したE-Bikeに乗れる。 グラベルロードタイプのEVOL D700は、コンパクトなグラベルロード用ドライブユニット「BAFANG M800」を搭載。車体重量は17.5kgと比較的軽量だ。 Evolシリーズで気になるのがアシストの”味付け”。E-Bikeはカタログスペックだけではわからない事が多い。特にBAFANG社のドライブユニットは、アシストの”味付け”を自由に設定できるとの話がある。市販モデルに試乗してみたい所だ。 Evol 公式サイト:https://evol-bikes.com

大阪府でロードバイク・クロスバイク等に乗れるレンタサイクル一覧

西日本の行政・経済・文化・交通の中心都市として有名な大阪。サイクリングコースに関しては、琵琶湖や京都がある。公共交通機関も豊富で、新幹線を使えば、しまなみ海道の玄関口である尾道まで約1時間40分で行け、四国、九州行きフェリーもある。サイクリングに関しては東京エリアよりもコースが豊富だろう。 今回は、大阪エリアでロードバイク・クロスバイク等のスポーツ自転車に乗れるレンタサイクルを紹介する。レンタサイクルは、会社によって表示している情報は多かったり少なかったりする場合があり、レンタサイクル会社の都合によって情報が変わる可能性が非常に強いため、ご自身の責任において利用してください。 グローバルウィールズ Cannondale、GIANT等のロードバイクをメインだが、クロスバイクも借りることができる。自転車だけでなく自転車用バッグやGPSナビなどもレンタル可能だ。長期間レンタルを行う場合、有料で配達も行う。 https://globalwheels-japan.com/ 場所:大阪府大阪市都島区中野町5丁目2-5 営業時間:受け取りは午前8時から午前10時まで/返却は午後6時まで。午後6時半から午後7時までは1000円、午後7時から午後8時までは2000円の追加料金が発生する。 車種:ロードバイク(GIANT、Louis Garneau、Cannondale等)、シクロクロス(TREK)、クロスバイク(TREK)、シティサイクル 料金:ロードバイク:1日5,000円 クロスバイク:1日4,000円 アバンギャルド泉南熊取店 和歌山と大阪にあるサイクルショップ。車種は不明だがクロスバイク、マウンテンバイク、アルミフレームロードバイク、カーボンフレームロードバイクがレンタルできる。返却する場合は、事前に返却場所を指定する必要があるが、大阪泉南熊取店か和歌山店のどちらかで返却可能だ。 http://agbike.jp/rental.html 場所:熊取町野田2丁目9−1, 2丁目-9 野田 泉南郡, 大阪府 車種:アルミ/カーボンフレームロードバイク。クロスバイク 料金:アルミフレームロードバイク:1日3,500円 カーボンフレームロードバイク:1日5,000円 クロスバイク:1日2,500円。(どれも日帰り)1泊2日のプランもある。 クロスビープランニング Cannondaleブランドのスポーツ自転車がメインのレンタサイクルショップ。レンタサイクルだけでなくアウトドア用品のレンタルやライドイベントも行っている。 場所:大阪府大阪市住之江区新北島1-5-13 車種:アルミフレームロードバイク(Cannondale、Scott)グラベルロード(Cannondale)、クロスバイク/マウンテンバイク(Cannondale)、キッズ用スポーツバイク(Cannondale) 料金:ロードバイク(エントリーモデル):1日6,000円 ロードバイク(ミドルグレード):1日7,500円 クロスバイク/マウンテンバイク:1日4,500円。(どれも1日プラン)4時間プランもある。 KURASHI CYCLE クロスバイクがメインのレンタサイクル店。ヘルメット、カギ、ライトは無料でレンタル可能だ。 http://www.kurashicycle.jp/rentdecycle/ 場所:大阪府茨木市末広町2-14 ユートピア末広1F 車種:アルミフレームロードバイク(GIANT、FELT)、クロスバイク(GIANT、Raleigh) 料金:ロードバイク:1日3,200円 クロスバイク:1日2,700円。(どれも1日プラン) Velo屋 一般自転車だけでなくクロスバイクのレンタサイクルも行っている。料金にはヘルメットもついている。 http://veloya.hp4u.jp/rental 場所:大阪府茨木市末広町2-14 ユートピア末広1F 車種:アルミフレームロードバイク(GIANT、FELT)、クロスバイク(GIANT、Raleigh) 料金:クロスバイク:1日2,500円。その他にも4時間プランや、24時間プランなどもあり。 https://www.cyclorider.com/archives/9817

自転車盗難防止システム「AlterLock」をインプレッション

自転車生活を送るうえで大きな問題なのが盗難だ。高性能なスポーツ自転車や電動アシスト自転車は快適に長距離走行できるが、高価で盗まれやすいため、気軽にサイクリングを楽しめない。盗難防止を行う場合、最初に思い浮かべるのが頑丈な鍵を装着する方法だろう。頑丈で破壊しにくい鍵を装着するのは、盗難防止を行う上で基本でもある。しかし、このような鍵は重くて、持ち運びにくい欠点がある。 そこで近年は、IoT技術を活用し、鍵と併用することで盗難防止効果を狙った物が登場している。その中でも、注目されているのがAlterlockだ。Alterlockは振動検知アラーム+GPS+通信機能を搭載したスポーツ自転車向けの盗難防止サービス。Alterlockで振動を検知して、アラーム音を鳴らし、GPSで取得した位置情報を「Sigfox通信」でスマートフォンに送信する自転車盗難抑止システムだ。 現在、Alterlock以外に、盗難防止用ブザーやBluetoothトラッカーがあるが、Alterlockの一番の特徴は、自転車に特化した所だろう。 例えば、デバイスの装着は多くのスポーツ自転車に採用されているボトルケージ台座を使用する。工具を使わないと簡単に取り外せないため防犯性は高い。また、AlterLock取扱店では盗難防止用の特殊ボルトによる取付け・取外しサービスも行っている。デバイスは厚さ8mmと非常に薄く設計されているため、ボトルケージをそのまま使うことが可能。デバイスの装着が想定されている場所はシートチューブだが、ダウンチューブの装着でも使用可能とのことだ。 因みに、グラベルロードバイク等一部のスポーツ自転車には、フロントフォークやダウンチューブ下側にもボトルケージ台座が装備されている車体もある。しかし、フロントフォークの場合は、転倒などで本体に接触し破損する危険がある。また、ダウンチューブ下の場合は大きな段差や岩での接触による破損の危険性があるため、筆者はオススメしない。 車両協力:サイクルハーバー青梅 デバイスのデザインは、ドライブサイドから見たときに目立たない形状になっている。デバイス重量は60gと小型で、空気抵抗を考慮した形状でレース志向のユーザーにも使える形状を採用したとのこと。また、ズボンのすそもひっかからない形状で、気軽にサイクリングを楽しむ一般ユーザーにも向いている。これだけ小さいながら、1回の充電でおよそ1カ月間使用可能だ。 AlterLockを使うには、専用アプリ(Android/iOS対応)を入れ、サービスの申し込みを行う。サービス利用料は月額390円、もしくは年額3,900円の2つから選ぶことが可能だ。サービス料金が低価格なのは、Sigfox通信という規格を採用したのもあるようだ。 サービス登録時の特徴としては、Alterlockを装着している自転車データ(写真、メーカー、名前、車体番号、防犯登録等)の情報を登録する必要がある。これにより、万が一盗難された場合、自転車の情報をすぐに思い出すことが可能だ。 Alterlockに使われている通信規格 AlterlockにはBluetooth、Sigfox、GPSの3つの通信規格を使用している。今回は、その3つの規格について紹介する。 Bluetooth接続 デジタル機器用の近距離無線通信規格の1つで多くのガジェットで使われている。スマートフォンとAlterlockの接続や設定を行う時に使われており、Bluetoothの接続範囲内でAlterlockの接続を行う必要がある。オートモードの場合、Bluetooth接続が切れると 自動的にガードモードに入る。 Sigfox通信 フランスSigfoxが開発した通信規格。日本では 京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)が、インフラ構築およびネットワークサービスの提供を行っている。非常に低価格かつ、低消費電力、長距離通信を特徴とした規格で、Alterlockだけでなく、ガスや水道のスマートメーターや設備管理、農業、児童や高齢者の見守りなど、多くのIoT製品に使われている注目の規格だ。日本のSigfox通信人口カバー率は既に94%以上(2019年2月時点)となっており、自転車盗難の多い主要都市は既に大部分がサービス提供エリアに含まれている。(2020年3月全国カバー予定)世界的に幅広く使われている規格なので、広い範囲で普及するだろう。 GPS 今では殆どの人が知っている現在位置を伝える衛星測位システム。AlterlockにもGPSは使われているが、GPSロガーとは違う。GPSロガーは常にトラッキングを行うため電力消費が大きい欠点がある。一方、AlterLockは盗難防止に特化しているため、盗難を検知してから位置情報の取得を行う。また、盗難を検知して以降も数分のインターバルを挟んで振動を検知する度に再度位置情報の取得を行う。GPSロガーのように常時トラッキングは行っていないため、電池消費が少なく、長い間充電しなくても動かすことが可能となった。位置情報の誤差については、建物に囲まれているような環境だと大きくなることを確認した。 Alterlockの設定 Alterlockはスマートフォン上で設定を行うことができる。汎用的なBluetoothトラッカーでは行えない細かい設定が可能だ。ここではAlterlockの設定を解説する。 オートガード:オン/オフ オートガードはAlterlockと接続したスマートフォンが離れると、自動でガード状態になる仕組み。オートガードをオフにすると手動でガードモードの動作や解除が行える。 振動検知感度:低/中/高 Alterlockに振動が加わった場合、スマートフォンに通知するようになっている。この時の振動検知の感度を変更することができる。 「高」は風やちょっとした振動でも反応するほど、小さな振動で作動する。「中」は、自転車を少し持ち上げて地面に降ろす程度の振動で検知する。「低」はバイクラックから自然に降ろすような衝撃で検知する。バイクラックで軽くぶつかって揺れる程度では検知しないとのこと。 アラーム:オン/オフ ガード状態で振動検知した場合に鳴るアラーム音の設定を行う。オンにすると、振動を検知した時に約80dBのアラームが鳴る。オフにするとアラームが鳴らず、ステルスで盗難探知が可能だ。 アラームの長さ:5~120秒 アラーム音が鳴る時間の長さを設定する。最短では5秒で、最長では120秒のアラーム音を鳴らすことができる。5秒毎で調整が可能。 電波強度:5段階 Bluetoothの電波強度を5段階で設定できる。1が一番弱く、5が一番強い。強ければ長い距離、弱ければ短い距離でスマートフォンと通信できる。 システム音:オン/オフ オンにした場合、オートガードのオン/オフ時に音がなる。 シクロライダー流Alterlock設定方法を紹介 Alterlockは、アラームのON/OFFやオートガード等を細かく設定できるため、一般的な盗難防止ブザーやBluetoothトラッカーとは違い、場面に合わせた使い方が可能だ。今回、1ヶ月以上Alterlockを使い、街乗りから長距離サイクリングに輪行まで、様々な場面で使った中で筆者なりの設定方法を紹介する。 街乗り/サイクリング時 オートガード:オン 振動検知感度:中、もしくは高 アラーム:オン アラームの長さ:60~120秒(長めの方向) 電波強度:1~3の中で、その時の状況に応じて弱めに設定 システム音:オン 街乗りやサイクリングでコンビニや飲食店に立ち寄る場合、いちいちスマートフォンで設定せず使えるようにオートガードは稼働状態とする。そして、振動検知感度は「中」もしくは「高」と高めにし、長めのアラーム音を出すことにより、盗難抑止効果を高めておく。コンビニや飲食店に入る場合、Alterlockとスマートフォンとの距離が離れていない場合がある。この時は、電波強度は弱めで設定すると、短い距離でオートガードが作動する。 鉄道輪行の場合 オートガード:オン 振動検知感度:中 アラーム:基本はオフ(構内移動時は場合によってはオンを使用) アラームの長さ:5秒など短時間 電波強度:3~5と強めに設定 システム音,:オン 鉄道輪行を行う時もAlterlockは役に立つ。特急/新幹線輪行では、車両端部やデッキに自転車を置いて目を離す場合がある。置き引き等の不安があるこのようなシチュエーションでも、Alterlockは役に立つ。振動検知に関しては、乗り心地が粗い車両だと感度を「高」にした場合、反応する場合があるため、最初は中に設定したほうがいいだろう。駅ナカで買い物などを行う時は、置き引き防止も兼ねてアラーム音を鳴らすのも一つだ。 飛行機/フェリー/高速バス輪行時 オートガード:オフ(ライドモード) 輪行状態の自転車を、そのまま荷物室に入れる飛行機輪行や高速バス輪行などでは、盗まれる心配が殆ど無いので、オートガードをオフにし、ライドモード(解除)にするのがお薦めだ。 Alterlockの設定に関しては、あくまでも参考として考えて、好みの使い方を試してほしい。 万が一盗難された場合は? Alterlockを装着した自転車が盗難された場合、スマートフォンに盗難検知の情報が出る。振動検知アラームの感度が高いなど、誤検知だった場合は左の「誤検知です」のボタンを押せばいい。 しかし、本当に盗難された場合は「位置情報を確認」ボタンを押すと、盗難された自転車の位置情報を見ることが可能だ。それだけでなく、SNS投稿を行うための例文や、最新の位置情報をSNSで公開することができるURLが表示できるため、万が一の盗難にも頼れる盗難防止サービスだ。 Alterlockを1ヶ月ほど使用した感想は、自転車での外出時の安心感が高くなった事だ。コンビニや飲食店、観光スポット等に入る時、自転車から離れないといけないため、どうしても不安になるが、Alterlockを装着すると自分の自転車を見張る事に近い安心感があった。物理的な鍵と併用することで、サイクリングの安心感が高まるだろう。   View this post on Instagram   三色団子ちゃん ロードの盗難対策 #コミック #コミックエッセイ #コミック #コミックエッセイ #illustrations #roadbike #cyclocross #cycling #イラスト #イラスト #自転車 #自転車女子 #自転車漫画 #自転車 #自転車 #自転車女子 #自転車置き場 #自転車🚲...

なぜ、マウンテンバイクルック車は選んではいけないのか解説する

スポーツ自転車の世界では「ルック車」と呼ばれる物がある。これは見た目は高価なスポーツ自転車に見えるが、値段が安く、実際に走らせると走りが重く機能がない自転車の事を指している。2019年現在、ロードバイクやクロスバイクもルック車があるが、ロードバイクブーム前は、ルック車と言えばマウンテンバイクルック車の事を指すのが一般的だった。 ルック車に関しては、日本国外のほうが多種多様な物がある。例えば、アメリカのウォルマートでは、399ドルでカーボンフレームのマウンテンバイクルック車が買えるようだ。高価なレース用自転車に使われているカーボンフレームを採用しているが、部品の形状が安っぽく、剛性が必要なフロントフォークブレースが溶接なのを見れば、ルック車だとわかるだろう。 https://www.youtube.com/watch?v=m5KX8EVuYs8 そんなマウンテンバイクルック車だが、どのくらいの性能があるか気になる人もいるだろう。殆どのマウンテンバイクルック車はオフロード走行はできないと書いてあるが、本当にオフロード走行できないのだろうか。 海外では、マウンテンバイクルック車でトレイルを走ってみた動画をあげる人がいる。 https://www.youtube.com/watch?v=5S78kVm7RtY https://www.youtube.com/watch?v=1A6bKUCcDW0 マウンテンバイクルック車でトレイルを走行した動画を見ると、無事に走行できたルック車は少なく、以下のトラブルをよく見る。 衝撃に耐えられずハンドルステムがずれて曲がる。 ブレーキをかけた状態で、ハンドルを左右に振るとフロントフォークが捻れる。 ブレーキが効かない。 フロントサスペンションが壊れる。 どれも、有名ブランドのエントリーマウンテンバイクどころか、グラベルロードでも発生しないだろう。 マウンテンバイクルック車は買わないほうが良い理由 オフロード走行できないマウンテンバイクルック車は、ホームセンター等を中心に売られているが買わないほうが無難だ。例えば、マウンテンバイクルック車は改造しようと考えても、時代に取り残された部品規格を使っているので、改造できない。写真のブリヂストン・Ordina M3(現クロスファイアー)みたいなのは例外で、改造するのは大変だ。 仮に無理やり改造しても割に合わない。オフロード走行の衝撃に耐えられずハンドルステムがずれて曲がったり、ブレーキをかけた状態で、ハンドルを左右に振るとフロントフォークが捻れる等、一般的な公道走行すら対応していないような作りだけでなく、見てくれだけを重視した物が多い。 (参考サイト) 2年間乗ったFINISS MTBをいじってみた:https://mystaranbike.hatenablog.jp/entries/2016/12/03 FINISS/SHINEWOOD MTB修理完了:https://mystaranbike.hatenablog.jp/entry/20161225/p1 オフロード走行ができないマウンテンバイクルック車を購入するのなら、クロスバイクルック車を買ったほうが良い。同じルック車でもクロスバイクルック車のほうが車体が軽く、細いタイヤが装備されているので軽快に走行できる。または、もう少しお金を出して本物のマウンテンバイクやクロスバイクを買うべきだろう。  

ディレイラーハンガーを壊さない対策・直し方まとめ

スポーツサイクルに多く使われている外装変速機の欠点の1つに、転倒などにより後変速機の取付部分「ディレイラーハンガー」が曲がると、変速できなくなる等様々なトラブルが発生する。ここではディレイラーハンガーを壊さない対策や、直し方をまとめてみた。 ディレイラーハンガーが壊れる理由 後変速機の取付部分「ディレイラーハンガー」が曲がる理由は主に2つある。 転倒等によるディレイラーハンガーの変形 1つ目が転倒等による変形。多くの場合、走行時の転倒で壊れるのを思い浮かべるが、駐輪で倒れたり、輪行での失敗など様々な要因で変形することがある。眼視でわからない場合、頻繁に調整しても変速機がうまく変速しない事が多い。 ディレイラーハンガーの変形なら、リプレーサルエンド(分離可能なリアエンド。殆どのスポーツ自転車に使われている。)の場合は、交換で直ると言われている。 ディレイラーハンガー交換の説明(Amazon) ディレイラーハンガーはフレームによって違うため、自転車会社や販売店に訪ねて買うのが良い。しかし、近くに自転車販売店が無い、海外通販で購入したため尋ねる所が無い人もいるだろう。この場合、社外品のディレイラーハンガーを探し出して買う方法もある。有名なのがWheels Manufacturingで、様々なディレイラーハンガーを取り扱っている。 Wheels Manufacturingのディレイラーハンガー(Amazon) 一部の自転車ではディレイラーハンガーが一体式となった物もある。曲げ直しが可能なスチール製フレームの自転車なら工具を使い修正を行う。曲げ直し不可能な素材(アルミフレーム等)は、破損覚悟で工具修正か廃棄するしかない。 リアディレイラーが車輪に巻き込んで壊す 2つ目が軽いギアに変速する時、リアディレイラーが車輪に巻き込んで壊す場合。これはリアディレイラー(後変速機)の調整の失敗だけでなく、上記のディレイラーハンガーの変形で車輪に巻き込んで破損する例もある。この場合、スポーク破損≒後輪破損、変速機破壊と最悪の事態が発生する。 ディレイラーハンガー破損の対策方法 ディレイラーハンガーの破損を防ぐ一番の方法はディレイラーガードの装着だろう。一般的なスポーツ自転車よりも荒く使われる通勤・通学自転車にはよく見るが、軽さを重視するスポーツ自転車にはあまり使われない。 GrungeやTNIからスポーツ自転車用のディレイラーガードも販売されている。人によってはハブライトホルダーをディレイラーガード代わりにする人もいる。 緊急用リアエンド「エマージェンシーディレーラーハンガー」とは リアエンドを破損してしまい、走行不能になった人に向けて、エマージェンシーディレーラーハンガーが販売している。ホイールと共にクイックで固定する方式のため常時使用はできない。 スルーアクスルフレームの場合対策できない? 近年のマウンテンバイク、ディスクブレーキロードバイク、グラベルロードで増えつつあるスルーアクスル規格の場合、従来のクイックリリース用品が使えないため、ディレイラーガードやエマージェンシーディレーラーハンガーが使えない。2019年現在、スルーアクスル規格は街乗りなどコミューター的使い方は不向きだと考えたほうが良い。 参考サイト 国民生活センター スポーツ用自転車の取扱いに注意-構造と使用方法をよく理解しましょう-(動画)-高解像度版:http://www.kokusen.go.jp/douga/20150618_1_news/n-20150618_1_high.html ライトウェイ ディレーラーハンガー(ディレイラーハンガー)折れの原因とは?:https://www.riteway-jp.com/itemblog/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%83%BC-20256/2018/10/_kamata

【全国版】クロスバイクがレンタルできるレンタサイクル店一覧

  かつて、レンタサイクルと言えば短距離用のママチャリしか乗れないところが殆どだった。しかし、自転車ブームにより全国的にスポーツサイクルのレンタサイクルが増加している。近年では初心者でも乗りやすいクロスバイクに乗れるレンタサイクルも登場している。今回は、北は北海道から東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄と日本全国でクロスバイクに乗ることができるレンタサイクルをまとめてみた。 レンタサイクルは、レンタサイクル会社の都合によって情報が変わる可能性が非常に強いです。ご自身の責任において利用してください。 関連記事 https://www.cyclorider.com/archives/31406 https://www.cyclorider.com/archives/23019 北海道 利尻ぐりーんひる inn(利尻島) http://rishiri-greenhill.net/jp/rental_bike.html 場所:北海道利尻郡利尻富士町鴛泊 鴛泊字富士野35-3 車種:GIANT Escape。この他にもMTBもある 料金:1日¥1,300 知床 サイクリングサポート ウトロ地区内は配送料無料。一部エリアは有料で配送可能。営業期間は夏季4月下旬~11月上旬、冬季2月上旬~3月下旬のため注意。 http://www.shiretokocycling.com/ja/ 場所: 北海道斜里郡斜里町ウトロ東96 車種:Specialized この他にもロードバイク、マウンテンバイク、ジュニアMTBもレンタル可能。 料金: 一日(日没まで) :¥3,000 2時間、半日(6時間)プラン、レンタル日時追加プランもあり。 サイクルショップナカムラ 事前予約を行うと1週間以上の長期利用で割引を受けられる。 http://www.csnakasp.com/rental/ 場所:北海道札幌市中央区南4条西1丁目1-2 第87松井ビル1F 車種:GIANT Escape R3/Escape RX その他にもロードバイクもレンタルできる。 料金:1日¥3,240 サイクルガレージPAZ http://rentacycle.cg-paz.com/ 場所:北海道釧路市中島町1-2ロジェ中島2号1F 車種:GIANT Escape RX/Escape R3やCannondale Quick5 その他にもロードバイクやE-Bikeがレンタルできる。 料金:1日(4時間以上):¥3,500 一部地域でレンタル配送・乗捨ても可能(有料) サイクルフロンティア北海道 http://hokkaido-cycling.jp/rental-cycle 場所:北海道札幌市北区あいの里2条8丁目2-2(JRあいの里公園駅前) 車種:GIANT Escape、Liv Freeda その他にロードバイクもレンタルできる。 料金:1日:¥3,000 札幌都心は配送可能(¥2,000) 青森県 津軽鉄道(株) https://aomori-cycling.com/travel-guide/rent-a-cycle-station/ http://tsutetsu.com/rental_cycle_station.html 場所: 青森県五所川原市字大町39番地 車種:Rikulau・GIANT・Liv その他にもロードバイク、ジュニア自転車もある。 料金:1日:¥3,000 下北半島レンタサイクル 無料でレンタル可能。 http://shimokita-cycle.com/index.php?%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6 場所:...

どんな風に自転車に乗っているのか?みんなの自転車まとめ

自転車を知る上で重要な物の1つが、ユーザーの情報だろう。ここでは、ユーザーから許可を得て紹介した自転車記事をまとめましgた。 BOMBTRACK ARISE2 https://www.cyclorider.com/archives/25674 日本ではややマニアックな自転車ブランド「BOMBTRACK」のグラベルロード「ARISE2」の記事。他では見られないシフトレバーの装着にも注目。 GIRAFFE ワールドツアラー https://www.cyclorider.com/archives/26385 ライブドアブログ奨学生第一期受給対象に選ばれ、WebMoney enjoy.Award 2009ではゴールド賞、WebMoney enjoy.Award 2010ではダイアモンド賞を受賞し、様々な人に注目されていた事で知られる、染谷翔さんの世界1周用自転車「GIRAFFE ワールドツアラー」を紹介。 Cannondale R300 https://www.cyclorider.com/archives/26575 キャノンデールのレース用ロードバイク「R300」を街乗り向けにカスタムした自転車を紹介。      

車輪と同じ大きさに折り畳める自転車「シルク・ウルトラ・コンパクト・キャンピング」

車体を小さく折りたたむことで行動範囲が広がる折りたたみ自転車は、大まかに2種類に分けることが可能だ。 1つ目は、折りたたみ時に部品が分解しないタイプ。Brompton、Dahonなど一般的な折りたたみ自転車に使われている方法だ。折りたたんでも部品がバラバラにならないため、多くの折りたたみ自転車が採用している。 2つ目は、折りたたみ時に部品を取り外せるタイプ。Tartaruga Type-S、Bikefriday New World Touristなどに使われてるこの方法は、展開に時間がかかる一方、折りたたみ時はコンパクトになるため、スポーツタイプの折りたたみ自転車によく使われている。今回紹介する絹自転車製作所 シルク・テンションUltra Compact Campingは後者に入るだろう。 出典:http://www.silkcycle.com/ 独創的な自転車で知られている絹自転車製作所。公式サイトは現在工事中だが、シルク・テンションUltraCompactCampingという自転車の分解動画が公開されている。 https://youtu.be/sYmHIBwqRkY https://youtu.be/0GfIA6RcOu4 この自転車の特徴は、縦折れ式フレームに、脱着式フロントフォークなどを装備することで、車輪サイズまで小さく折りたためる輪行式自転車。 動画や写真を見るとわかるとおもうが、フレームのダウンチューブには2本のワイヤーが使われている。この方式はSlingshotやDahonのDeltechテクノロジーで使われており、突飛ではない。しかし、折りたたみ時にコンパクトにするために採用した事例は珍しいだろう。 Silk CyclesのFacebookでは、グラベルロードやランドナー並みに荷物を積んだ状態のテンションUltraCompactCampingや、20インチミニベロタイプのUltra Compact Mini 20(406)を見ることができる。価格などは不明だが要チェックだ。 https://www.cyclorider.com/archives/33928

Specializedがフューチャーショック仕様車のリコールを発表

スペシャライズド・ジャパン合同会社から、ロードバイクのRoubaixとRuby、グラベルロードのDiverge、クロスバイクのSirrusのフューチャーショック仕様のリコールを発表した。 リコール内容は、装着されているステアラーチューブカラーの応力腐食割れの影響を受けやすく、破損した場合、突然ハンドル制御を失う可能性があるとのこと。対象車は、2016~2018年に販売されたRoubaix,、Ruby、Diverge、Sirrusのフューチャーショック仕様モデル。下記の表のXマークと、2019 SIRRUS X COMP CARBONが対象モデルとなる。 対策として、不具合があるステアラーチューブカラーを、改善された新しいカラーに無償にて交換を行う。改善された新しいカラーは応力腐食割れに耐性のある素材に変更されているとのことだ。問い合わせは以下の通り。 お問い合わせフリーダイヤル 0800-123-2453 (月~金 10:00-12:00 13:00-17:00 土日祝除く) メールアドレス: info.japan@specialized.com 出典:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/t/t1180/

セミファットバイク+キャリアで生まれたパパチャリ「Marin DONKY SE」

マウンテンバイクで街乗りを楽しむと言えば、細いスリックタイヤを装着し、オートバイで言う「スーパーモタード」風のスタイルを求めるか、700C用ホイールを装着してクロスバイク風スタイルにするのが主流だ。しかし、自転車のタイヤが太くなるにつれて、ファットスタイルで街乗りマウンテンバイクを作る所が出てきた。Marin Donky SEもその1つだろう。 ダブルバテッドパイプを採用したクロモリフレームは、27.5+に対応。タイヤは27.5×3.0インチと一般的なマウンテンバイクよりも太いセミファットタイヤを装備している。写真を見るとタイヤはスリックタイヤで3インチ仕様のスリックタイヤは珍しいだろう。Donky SEは通勤・通学・ツーリングをメインにした自転車のため、フロントキャリア・リアキャリア・スタンドを標準装備している。荷台のデザインも流行の形状を採用しており見栄えも良い。   Marinには似た雰囲気を持つNicasio SEがあるが、こちらは舗装路やフラットな砂利道を軽快に走るグラベルロードの派生型で、マウンテンバイクがベースのDonky SEとはまったく違うモデルだ。Donky SEは街乗り用に仕立てているが、フロントシングルの1×9速仕様や剛性を高くするためにブースト規格のハブを採用し、タイヤを交換してトレイルライドも楽しめるとのことだ。 ・スペック Frame:Series 2 Double Butted CrMo, 27.5+ Wheels, Boost 141x9mm Open Dropout Fork:CrMo, Suspension Corrected, Boost 110mm Spacing, QR Lever, Taper Steerer Rim:Marin Aluminum Double Wall, Disc Specific Hub Rear:Forged Aluminum Alloy, 32H Hub Front:Forged Aluminum Alloy, 28H Spokes...

アドベンチャーロードE-BIKE「DAVOS E-600」はどんな自転車か?

E-Bike(電動アシストスポーツサイクル)には色々なタイプがある。オフロードを走るE-MTBやElectra Townie GO!などのビーチクルーザータイプなど様々なタイプがある。これはクロスバイクタイプのE-Bikeでも同じだ。クロスバイクタイプのE-Bikeは様々な物がある。ミヤタ・クルーズは一般的なクロスバイクタイプ、ミズタニ自転車のSeraph E-01Sは前傾姿勢気味でフラットバーを装備しているが、全体的な設計はグラベルロード風味だ。 そして今回紹介する「DAVOS E-600」はアドベンチャーロードバイクスタイルのE-Bikeと言える。この自転車の特徴はコンセプト。現在流行しているアドベンチャーロード(砂利道や荷物を積んで走行するのを想定したロードバイク)のスタイルを採用している。例えば、フレームに沢山装着してあるボトルケージや荷台装着用のダボ穴、クロモリフレームが挙げられる。設計もクロスバイクより前傾姿勢気味でハンドル~サドル間の距離も短いドロップハンドルの装着を想定した設計だ。 https://www.youtube.com/watch?v=Jd104rFXLJY 部品に関しては、シマノ製のロードバイク用油圧式ディスクブレーキ(BR-RS405)やシマノ製シクロクロス用ホイール(WH-RX31 12mmスルーアクスル)を採用し、アドベンチャーロードバイクを意識した部品構成だ。ドライブユニットはShimano STEPS E8080。バッテリーは504Whの大容量バッテリーを採用し、ノーマルモード時で航続距離130kmを達成した。価格は430,000円(税別) E-600のドロップハンドルバージョンも登場するのか? DAVOS E-600は、DAVOSブースだけでなくサイクルモード2018のシマノブースにも展示されていた。シマノブースで展示されていたE-600はドロップハンドルを装着されていたコンセプトモデルだった。 E-600ドロップハンドルバージョンのハンドルを見ると、アシストの切り替えスイッチが無い。その件に関して聞いた所、アシストスイッチは電動変速機「Di2」仕様のデュアルコントロールレバーを装備して、スイッチとして使うようだ。一般的なロードバイクと同じ感覚で使えるのは大きな利点だろう。    

Bafangユニットを搭載したアサヒサイクルの低価格E-Bike「Rize」とは?

世界中で流行しているE-Bike(電動アシストスポーツサイクル)。ヤマハ、ミヤタ等日本で売られている多くのE-Bikeは、50CC原付き以上の高価格な物が殆どだ。そんな中、アサヒサイクル(サイクルベースあさひとは関係ない)から「Rize」というE-Bikeが登場するようだ。 サイクルモード2018のBAFANGブースで、Rizeブランドの電動アシストロードバイク「Rize-D700」、電動アシストクロスバイク「Rize-C700」、電動アシストマウンテンバイク「Rize-M27.5」に試乗することができた。スペックに関しては試乗車に表記されていたのを引用。また、2018年11月16日現在、現時点では開発中のため改善される可能性もあるのでご了承頂きたい。 Rize-D700 Rize-D700は日本では珍しい電動アシストロードバイク。ドライブユニットはBAFANG製グラベルロード用ユニット「BAFANG M800」を搭載している。M800は一般的なE-Bike用ユニットと比較すると、パワーは少ないがドライブユニットの形状がコンパクトで軽量なのが特徴だ。バッテリーは43V/5.0Ahと一般的なE-Bikeの中では電圧が高い。バッテリー重量は2kgと比較的軽い。 試乗した感想は出来の悪いヤマハ・YPJ-R。ヤマハ・YPJ-Rはヤマハ・PWドライブを搭載した電動アシストロードバイクだ。PWユニットを搭載したYPJ-Rは、アシストの力は補助で使う設計で有名だ。Rize-D700も同じくアシストは補助程度のタイプだが、アシストにはタイムラグがあり違和感を感じた。逆にYPJ-Rよりも良いと思ったのはディスプレイとハンドルに装着したアシストスイッチだ。 Rize-D700の予定価格は25万円台を予定。航続距離が長いのでYPJ-Rよりも楽に長距離を走れるが、タイムラグが有るアシストは改善の余地がある。 スペック フレーム:アルミニウム素材 重量:約17.5kg ドライブユニット:BAFANG M800 200w バッテリー:43V/5.0Ah 航続距離 1/3/5:90/70/45km 充電時間:約3.5時間 メインコンポーネント:シマノ・105 2×11速 ブレーキ:TEKTRO機械式ディスクブレーキ   Rise-C700 Rize-C700はクロスバイクタイプのE-Bike。ドライブユニットはBAFANG M400というE-Bike用ユニットだ。日本ではBenelliが既に搭載していることで知られている。コントロールパネルはメーター類を統一したタイプ。必要十分の機能は持っている。 試乗した感覚はアシストのラグは感じるがRize-D700よりは良い。24km/hを超えた時、アシストのカットが急で、ペダルを漕ぐのが重く感じる時がある。BAFANGユニットは会社によって独自のマッピングを行っているらしい。例えばBenelliのE-MTB(TAGETE27.5)はRize-C700と同じドライブユニットを搭載しているが、アシストのタイムラグは無く、アシストカットを曖昧にしているおかげで24km/hを超えた状態でも楽に走行できる。それと比べるとRize-C700のアシストはワンランク落ちる。 Rize-C700の予定価格は18万円台とのこと。大容量バッテリーでYPJ-Cよりもパワーがあるドライブユニットを採用しているので、現時点の状態でも割り切って買う人はいるだろう。しかし、アシストの味付けをBenelliに近づければ評価は高まるだろう。 スペック フレーム:アルミニウム素材 重量:約21.3kg ドライブユニット:BAFANG M400 250w バッテリー:36V/10.6Ah 航続距離 1/3/5:103/52/42km 充電時間:約5時間 メインコンポーネント:シマノ・Acera 1×9速 ブレーキ:TEKTRO機械式ディスクブレーキ   Rise-M27.5 Rizeシリーズの中でE-MTBに入るのがRize-M27.5。E-MTBには様々なタイプがあるが、Rize-M27.5は本格的なオフロード走行よりは街乗りやサイクリング、林道などを走るタイプに入るだろう。 ドライブユニットはRize-C700と同じくBAFANG M400。日本ではBenelliのE-MTB「TAGETE」などに搭載している。Rize-C700と同じくコントロールパネルはメーター類を統一したタイプで必要十分の機能は持っている。 Rize-M27.5は20万円台前半を予定しているらしい。しかし、同じドライブユニットを搭載したE-MTB「Benelli TAGETE」が238,000円(税抜き)で購入できるため、競争力が無い。Benelli TAGETEはワンクラス上のサスペンション(SR SUNTOUR XCR)に、油圧ディスクブレーキ、Benelli専用マッピングを搭載したドライブユニットを搭載している。Rize-M27.5は油圧ディスクブレーキよりも効きがそれなりの機械式ディスクブレーキ、Benelliと比べるとツメが甘いアシストマッピングを搭載している。この状態なら20万円以下でないと競争力は無いだろう。 スペック フレーム:アルミニウム素材 フロントサスペンション:SR SUNTOUR XCM 重量:約23.6kg ドライブユニット:BAFANG M400...